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第238回『Season5-ep.27 26歳のバングラデシュ人、ムハンマド君に訪れた悲劇【帰りの飛行機で書く、旅先のストーリー#3】』
2026-07-03 12:02

第238回『Season5-ep.27 26歳のバングラデシュ人、ムハンマド君に訪れた悲劇【帰りの飛行機で書く、旅先のストーリー#3】』

第238回『Season5-ep.27 26歳のバングラデシュ人、ムハンマド君に訪れた悲劇【帰りの飛行機で書く、旅先のストーリー#3】』


海外出張帰りの機内、余韻と熱量そのままに書き上げた旅のショートストーリー。


「帰りの飛行機で書く、旅先のストーリー」は、年間を通じて海外を飛び回るTHE VOICE OF ABROADホスト・田中大一が、出張先や移動中に出会った人々との偶然の交流を、帰国便の中でリアルタイムに綴るサブコンテンツシリーズです。


今回の舞台は、フランス出張帰りの機内。


広州経由で羽田に向かう中国南方航空の機内で、田中の隣の席に座っていたのは、26歳のバングラデシュ人・ムハンマド君でした。


ドリンクサービスの最中、ムハンマド君はCAから受け取ったコーヒーを、パリッとアイロンのかかった真っ白いシャツにこぼしてしまいます。スーツも上下バシッと決めた、まるで何か大事な予定があるかのような服装。


声をかけてみると、彼は今回が初めての来日。これから東京都杉並区の語学学校で日本語を学ぶため、精一杯のおしゃれをして日本にやってきたのでした。


そこから始まる、言葉が通じきらなくても通じ合う、二人の機内交流。ティッシュを渡したり、テザリングでWi-Fiを貸したり——。降りる間際、彼が日本語で伝えてくれた一言とは?


エッセイとして読めるフルテキストは以下noteにも掲載中です!


「26歳のバングラデシュ人、ムハンマド君に訪れた悲劇」

https://note.com/voice_of_abroad/n/n62a5bc78341e


〜番組プロデュース〜

サンキャリア

https://www.srcc-suncareer.com/


~お知らせ~

タナカタイチの THE VOICE OF ABROAD は、人生を変えた海外体験の声を集め、夜の静かな時間に旅の記憶を語る番組です。


たった一度の旅、異国での出会い、ピンチや感動、価値観が揺さぶられた瞬間等々、その記憶は、誰かの未来を照らす道しるべになります。


リスナーさんは聞き手であり、語り手でもあります。あなたの海外体験を、次の世代へ届けてみませんか?


〜海外スタディプログラムとは?〜

タナカタイチが代表を務めるイッポラボ合同会社の自主事業です。2024年度から開始して、これまでにインド、フランス、韓国に、中学生〜大人約50名と一緒に渡航しました。参加人数は増加しており、今後は渡航先も増やしていく予定です。

あなたも私たちと一緒に海外に行きませんか?詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。

https://ippolab.co.jp/studyprogram/


イッポラボ合同会社のHP

https://ippolab.co.jp/


メインパーソナリティー:

田中大一 (イッポラボ合同会社代表)

鳥取県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業後、東京外国語大学大学院に進学し、国際協力専攻を修了。

日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトのマネジメント業務に就き、東南アジア、中央アメリカ、アフリカの国々に小学校などの教育施設を建設する案件を担当した後、インテリア家具の商品開発、大手広告代理店の営業を経て、2018年にイッポラボ合同会社を創業。鳥取県を拠点に、子ども向けオリジナル教材販売や運動スクール運営、海外スタディプログラム運営に取り組む。売上の一部を使い、インドの子どもに筆記用具を無償提供する国際協力活動も2019年から継続中。

現在は鳥取と大阪の二拠点生活で、地方と都市部を満喫中。


インスタグラム

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カバーアート制作:田中大一


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サマリー

フランス出張からの帰国便、隣に座ったバングラデシュ人青年ムハンマド君がコーヒーを白いシャツにこぼす悲劇に見舞われる。初めての来日で日本語学校に通う彼のために、筆者は言葉が通じにくいながらも交流を試み、スマートフォンのテザリングを貸すなど手を差し伸べる。最終的に、ムハンマド君は筆者に感謝の言葉を伝え、筆者は彼が良い日本滞在になることを願う。

旅先のストーリー:機内での出会い
おはようございまして、こんばんは、田中大一です。
今回は、帰りの飛行機で書く、旅先のストーリーシリーズです。 前回、フランスに行った時の帰りの飛行機で書き上げました。
全文はノートにも記載していますので、ぜひご確認ください。 今回のタイトルなんですけれども、
26歳のバングラデ主人、ムハンママ君に訪れた悲劇というタイトルでお話ししていきたいと思います。
これはですね、そんな漫画みたいな話ある?っていう場面に遭遇したっていう話なんですけど、
舞台はフランスプログラムの帰りの飛行機なので、パリから、今回中国南方航空を使ったので、
甲州ですね、までの飛行機の中の話です。 私は通常、飛行機に乗るときは必ず
真ん中のブロックに座るんですよ。 床の
間の際に3列ぐらいですかね、シートがあって、で、真ん中に3列とか4列とかあると思うんですけど、
僕はこの真ん中のブロックが好きで、かつその通路側が好きなんですよ。アルファベットだとD列みたいな感じなんですけど、
僕はそこに座ってました。 端側の通路側じゃダメなんですか?その真ん中のブロックがいいんですか?
真ん中のブロックがいいんですよ。理由もあるんです、ちゃんと。 なぜかというと、例えば横に座ってる人が、
トイレ行きたいとかってなるじゃないですか、僕の例えば横に座ってる2人とか3人とかが、
もし友達同士だったら、絶対向こう側から行くんですよね、トイレに。 あー、はいはい、なるほど。
だから僕は極力邪魔されないんですよ、可能性的に。 なるほど。
そう、だから僕の中では真ん中ブロックの通路側が一番快適に過ごせるっていう、
最適解を見つけまして、それで、その場所を座ってたんですよ。
隣の席の乗客:ムハンマド君
今回僕の右隣に座っていたのが、今回の主人公のムハンマド君。バングラデ主人です。ムハンマド君でした。
飛行機はですね、こう、
リリックして飛んで行きますよね。 そうすると間もなくしてドリンクサービスが始まるんです。
飛行機乗った方ならもちろんわかると思うんですけど、CAさんがカートを押してドリンクサービス始まるんですけど、
僕は普段はだいたいコーヒーを注文するんですが、この時は結構もうフライトに疲れてたので、紅茶を注文したんですよ。
で、僕のバンが来て紅茶を注文して、今度はムハンマド君に何にされますかって質問されて、
彼はコーヒーお願いしますって答えたんですよね。 そしたらCAさんがはいどうぞってカップを差し出すと思うんですけど、
なんかその受け渡しがうまくできなかったからか、 ムハンマド君の手からカップが滑って、服にビシャーって、本当にビシャーってコーヒーかかったんですよ。
で、僕そのシーン見てて、なぜかというと目の前でやり取りがされてるから。 見てたんですけど、ビシャーっていうシーンまで見てて、
CAさんは本当にもうテンパったわけではないですけど、もうすいませんみたいな。 お絞りめっちゃ出してきて、これで拭いてくださいみたいな感じだったし、
ムハンマド君はムハンマド君で、マジカみたいな。 マジカっていうのが本当にかわいそうだったんですけど、見るからに
クリーニング後のパリッパリの白いシャツ、綺麗なワイシャツを着てたんですよ。
だからきっと大事な予定が日本であったんだろうなって想像できるんですけど、 きっと日本で大事な用事があったからそういう格好なんだろうなっていうのを、
僕は勝手に想像してたんですけど、そのシャツの上に真っ黒のコーヒーがバーって付いたんですよね。
本当もかわいそうすぎて、 CAさんも、
こういう時ってCAさんでどういう対応するんだろうと思ってたんですけど、 意外と対応なくて、これお絞りなんでこれで拭いてくださいみたいな。
あそこトイレあるんで、よかったら水で流しますかみたいな。
いや、もうちょっとなんかあるんじゃない?って思うくらい、
対応が何か淡白だったっていうんですか。
それもあったから、ますますちょっとムハンマド君かわいそうだなぁと思って。
ムハンマド君の来日目的と筆者の思い
ちなみに僕、ムハンマド君って呼んでるんですけど、何名前知ってるかって話なんですよね。
彼が一人でトイレ行って、シャツを一生懸命洗って、
若干残っているコーヒーのシミを残しながら戻ってきた時に、聞いちゃったんですよ。
Are you okay?みたいな。大丈夫ですかって聞いたんです。
そしたら、表情はちょっとニコッとしてくれたんですけど、絶対テンション下がってるんですよね。
絶対そうですよね。
だから、Do you have a party or any importantappointment in Japan?みたいな。
なんか日本で大事なパーティーとか何か用事があるのって聞いたら、
実は今回初めて日本に行くんだって、これから東京都杉並区にある日本語学校で勉強するんだ、みたいなことを教えてくれたんですよ。
空港には友達が迎えに来てくれてるから、すごい楽しみにしてたんだ、みたいなことを教えてくれて。
だから、こういう服もバシッと決めてきたっていうのを聞いた時に、なんかますますかわいそうになって。
それの日、舞台のバングラーからクリーニングしたシャツが見事にコーヒーでコーヒーじゃなかったみたいなことを見て、なんか本当にもうなんかかわいそうだなと思って。
自分の気持ちも高めたかったし、語学学校の人からもしっかりした人が来たんだなっていうのを見せたかったしというか。
いや、そうだと思いますよ。今日は勝負の日、記念日、大事な日っていうもう覚悟がもう服装から見えてましたからね。
ああ、そうですよね。
それくらい綺麗なパリッとしたシャツだったんですけど。
機内での交流とサポート
だからもう僕はちょっとかわいそうすぎて、ずっとそこから話してたんですよ。
日本到着まで2、3時間くらいかなあったんですけど、彼はまだ日本語これから勉強するところだから、片言、片言も片言ですよね。そんなまだわかんないみたいな。
あと言って英語が話せるかって言われたら、そんな得意じゃなかったっぽいんですよ。
だから会話はしてたんですけど、すごくゆっくりなキャッチボールで、もうわかるような単語だけみたいな感じだったんですけど、少しでも気が紛れたらいいなっていう思いで、こうちょっと話をしてました。
その中で名前とかも聞いて、ハンマドって言うんだって教えてくれたんですけど、そんなこんなで東京着きまして、飛行機を降りるときに、空港に友達がもう迎えに来てくれてるけど、スマートフォンがつながんなかったんですよね。
やっぱ、eSIMとかなかったらつながんないと思うんですけど、なんか使えなさそうだったんで、日本に着いた瞬間に僕のスマホをテザリングで使わせてあげて、ハンマド君は友達と連絡が取れたみたいなんですけど、そういうところまでちょっとお世話してあげたら、飛行機を降りるときに、あなたいいねって言ってくれて。
あなたいいねっていう表現は違和感はあると思うんですけど、逆にそれがいいなと思って、知ってる単語を頭の中でフル活用して、あなたいいねって笑顔で言ってくれたんです。
それがなんか、僕も嬉しかったし、ありがとう、どういたしましてっていう丁寧な日本語で返したんで、結局彼とは空港でさよならして、友達も来てましたんで、さよならをして別れたんですけど、なんか彼の災難、コーヒーかかったっていう大事故があったんですけど、
日本に着いた後も優しい日本人に助けてもらって、いい日本滞在になってればいいなと思いましたっていうストーリーですね。
日本人への期待と筆者の願い
しかもシャツを着ることによって、まだ行ったことがない日本でのなんとか乗り切ろうみたいな感じで、ちょっと気合いでたとこがあると思うんですけど、それが染みになっちゃって、頼るとこがないみたいな感じだったと思うんですけど、
田中さんがそうやって日本人でも親切な人いるんだなっていう風にやると、日本に感じれたプレッシャーというか、高いハードルもちょっと和らいなんじゃないですかね。
そう思ってくれたらいいなって思いますね、僕も。
僕は日本人は優しいと思ってるんですけど、どうしても外国人がどんどん増えてきたこの日本社会において、結構外国人との付き合い方って難しくなってきてたりするじゃないですか、事件とか事故とかも起こしてたりするし、
だからなんか、でも本当は日本人って優しいって僕は思ってて、かつ日本をわざわざ選んで、こんなコスパの悪い日本語を選ぼうと思って日本に来てくれてるわけなので、
もちろん大前提、浜野くんもいい人だろうっていう前提で喋ってるんですけど、であれば他の日本人からも助けてもらって、いい日本滞在にしてもらえたらなっていうのは思いますよね。
捨てないで欲しいですね、あのシャツを。捨てないでマングラに帰るときに持っておいて欲しいですね。
いやもう無いかもしんないですよ。めっちゃコーヒーかけられたんだけど、ほんと結構な面積コーヒーでしたからね。下半分正面ぐらい全部コーヒーで。
着替えもなかった?他の着替えっていうか。
着替えとかなさそうでした。
跳ねたから中野まではもうそれで。
でもそれで帰ってたし、ほんと最高の一着に仕上げて来てたはずなんですよ。ほんと綺麗な人だったんですよ。
パリの。で、下はパンツだけだったんですけど、絶対上下スーツですね。綺麗な。
それぐらい気合い入ってたのに、そういうのを目の前、真横で見たんで、ちょっとコーヒーはちゃんと受け取ろうと思いました、僕も。
両手でしっかりと。
両手でしっかりとコーヒーは受け取りましょうっていう話ですね。
学びと結び
でもいろんな人に学びがもらえてよかったですね。田中さんにも学びましたし。
でしたでした。
別に無駄にはならないと思います。
そうですね。今でも羽生くんの滞在がいいものになっていることを願って、ちょっとこのストーリーを締めたいと思います。
はい、ということでありがとうございました。
ありがとうございました。
12:02

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