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2022-06-15 22:20

第284回 栗栖義臣氏(株式会社はてな代表取締役社長)【後編】

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はてなブログ・はてなブックマークなどを展開し、東証グロース市場に上場をする企業の社長様です。

さらに、ポッドキャスト「Ossan.Fm」のパーソナリティとしてもご活躍をされています。
学生時代にHPなどで日常生活を発信することに魅了され、IT業界に飛び込まれた栗栖氏。挑戦を恐れず突き進まれてきたエピソードから、経営のヒントが得られます。ぜひ、インタビューをお聞きください。


なお、過去にこの番組で配信した内容は、経営者インタビューメディア「経営ノート」にも掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。

■経営者インタビューメディア「経営ノート」
https://keiei-note.com/




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社長に聞く＀in WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
その後、ご出世なさって社長へという流れでよろしかったでしょうか。
そうですね、出世という言葉をあまり自分では感じたことはないですけど、多分世の中的にはそういうことになるんだと思います。
何か、これだけの会社さんでご出世された理由と言いますか、というのをご自身では何かお感じになっていらっしゃいますでしょうか。
そうですね、一つは、もともとエンジニアとしてこの会社に入社はしたんですけども、エンジニアのレベルというか技術者のレベルとしては、そこまで高くなかったんじゃないかと自分では思うんですよね。
一方で、前の会社で経験をしたプロジェクト開発の進行とか、大規模なシステム開発ですとか、人をまとめていくチームを作っていくっていうところのノウハウとかですね、そのやり方とかをすごく鍛えられましたので、その辺りの能力を買っていただいたのかなというふうには思っております。
なるほど。ご出世し社長になったと上場企業になっていらっしゃるわけですが、上場は最初から狙っている途中で社長にご主任ってそんな感じですか。
そうですね、流れとしては、創業者の近藤ジュニアというものがおりまして、もともと近藤はすごく現場で最前線で、昔はプログラミングをしてましたし、当時はディレクターとしてサービス開発の人頭式というか、先頭に立って旗を振ってたんですけども、当然その上場となると社長は社長業しかできなくなっていくという中で、
どうやってその創業からサービス開発を牽引してきた近藤の仕事を現場が引き取っていくかと、うまくそこのちょっとずつ近藤の仕事を社長にだけにしていくみたいな流れがあったので、その一環で私もちょっとずつ役割が変わっていったと。
なので、私が社長になった後で上場するぞと決めたわけじゃなくて、その上場準備の一環で私が少しずつ社内立場が変わっていったというのが実際のところかなと思っております。
社長になれた後、2年ぐらいで上場されているわけですが、上場に関してのご苦労とかはあられませんでしたか。
そうですね、実は私に関してで言うとそこまでなくてですね、実際その準備自体は前から始まっていたので、多分最初の頃はすごく当時の経営人はすごく苦労が多かったかなと思っておりまして、
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インターネット企業で社内の決済の方法ですとか、情報共有のあり方が多分一般の会社と違ってですね、すごく社内に限ってで言うと情報のオープン性がすごく高くてですね、
割といろんな仕組みが生前説に基づいていて、割といわゆる大きな会社で言うちょっと面倒くさいステップみたいなものがあまりなかったというか、かなりスムーズに仕事が進められるような形になっていたので、
それをいかに上場審査に耐える形に落とし込んでいくのかっていうのが、多分当時難しかったことかなと思っておりますが、私がなった時には大体そのあたりの整備が終わっていたタイミングだったので、難しさで言うとそこまでこれは大変だなと思ったことはないですかね、
あえて言うとすると私自身がそもそもその社長になるぞというつもりで入っているわけじゃないので、それをその上場に当たりまして会社のことを社外の人に説明していくとかですね、いわゆるその社長業みたいなところをちゃんとこうやっていくぞっていうところが割と大変だったかなというふうには思っています。
社長になられるのになりたくないみたいなそんなお気持ちはあまりなかったので。
なりたくないというよりかはできるのかなっていうのは正直なところですかね、やっぱりこのはてなという会社当時は特にその近藤淳也っていうのが社長としていて、
社長の顔イコールサービスの顔、会社の顔であるっていうのを感じて私も入社していますので、そこが変わって大丈夫だろうかとか、そこを自分が勤められるだろうかはものすごく悩みました。
やりたくないよというよりかはできるだろうか、自分にその期待されていることがちゃんと果たせるだろうかっていう不安の方がちょっと大きかったかもしれません。
社長になられてからの社長としてのご苦労みたいなのがございました。
社長としての苦労はそうですね、そこまでこう大変だなと思ったことは実はそんなにはなくて、割とこう皆さんに助け、スタッフ含め経営陣含めですね、あの助けてもらいながらやってますので、ただまあ。
やはり組織が大きくなって会社の規模がだんだんと大きくなっていくに従って、自分の決断判断が与える影響範囲がより大きなものになっていくっていうところはプレッシャーを感じているところではありますかね。
なるほどありがとうございます。そうしました宣伝がてらの御社の事業内容をぜひご説明いただけたらなと思っております。
はい、当社はですね、創業からの今までUGCサービスと言われるですね、2C向けの個人ユーザー向けのウェブサービスをずっと提供しておりまして。
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最近で特にハテナブログとハテナブックマークというブログサービスとソーシャルブックマークサービスというものを提供していますと、これは個人ユーザー向けに提供してるんですけども。
これをこのリソースをうまく使ってですね、法人様向けにですね、コンテンツマーケティング、企業のコンテンツマーケティング活動をお手伝いするサービスを提供しております。
なのでこのポッドキャストを聞かれている方は多分、社長の方が多いと聞いてますので、どちらかというとどちらの方が多分ご興味ご関心あるかもしれませんけども。
会社のPRですとか、やっている事業内容を外に発信していくにあたって、直近ではオウンドメディアを持ってですね、そこに読みに来てもらって会社のことを知ってもらうという活動をする会社さんが増えているんですけども、
当社がやってますハテナブログというブログサービスのシステム基盤を法人の方にも使っていただきながら、弊社がやっているハテナブックマークでですね、たくさんの方が見に来る、いわゆるニュースサイト的なものがあるんですけども、そこに作ったコンテンツを広告枠として出稿していただいて、読みに来てもらう口を作ると。
あとはメディアは作ったんだけど、どういうことを書いていいかわからないというお客様に対して、当社が記事作りのお手伝いをさせていただくというビジネスもやってまして、そういう法人向けのコンテンツマーケティング活動を支援する活動をやらせていただいているというのがコンテンツマーケティング領域の活動になっております。
これが、いわゆる個人ユーザー向けのサービスと法人向けのサービスを、コンテンツプラットフォーム、コンテンツマーケティングサービスとしてやってまして、これはまた全然違う切り口で、漫画サービスですかね、出版社の方に漫画ビューアーをですね、提供させていただきまして、
いろんな出版社の方が自分たちで漫画サービスをやってみたいというときに当社のサービスを使っていただくと、簡単に漫画サービスを立ち上げられますといったものをやったりとか、割といろんなことをやらせていただいております。
ありがとうございます。社長の皆さまが是非、はてなさんにコンテンツマーケティングとご相談されてもいいかもしれません。
はい、ぜひともよろしくお願いします。
はい。ちょっと全く違う質問もさせていただければと存じますが、事前に好きなもの、好きなことで、これいっぱいお答えいただいて、ちょっと全部すみません。
どういうことを答えていいかわからなかったんですけど、すみません。
映画、特にマーベルシネマティック、小説、東の刑郎、伊坂幸太郎、音楽はビーズと、お笑いはオードリーなどと、あとアウトプット、ブログとかポッドキャスト、これポッドキャストなんですよ、動画とかいうことで、多趣味でらっしゃいますね。
そうですね、民派なんだと思いますね、特に。
特に好きなものの映画、小説、音楽とかであげてる方は、本当にベストセラー作家や、大きなビッグバンドの有名なバンド、アーティストの方の名前分けさせてもらってますけども、はい。
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何でしょう、はてなものというか、皆さんが好きなものが好きという感じになってますね。
はい、なるほど。で、アウトプットも好きだ、ブログ、ポッドキャスト、動画って書かれると、はてなさんの授業そのままというか、そっちがすごい近い側にあるので、お仕事好きなのかなともお見受けしたんですけども。
仕事はそうですね、別に嫌いでは全然なくて、むしろ現場にいるとき、社長になる前も、あまりこう仕事とプライベートが気持ち的に分かれたことはあまりなくてですね。
実際好きなのかなというふうには思っております。で、ブログはもちろん自社のサービスのブログをずっと書いてますし、社長になる前から本当に、実は転職する前からブログは書いてたんですけども、
転職してきてからは、はてなのプラットフォームの上でずっとブログ書いておりまして、最近はポッドキャストも自分で元はてなのスタッフの方と一緒に番組立ち上げて、週一で配信してますし、動画もこの1年半ぐらい週末に、
何でしょう、この動画を撮影して、2、3分のVLOGと言われているものを作って、YouTubeにアップしたりしてますね。
なるほど、面白いですよ。これポッドキャストですよ。ポッドキャストはどんなタイトルでやってらっしゃるか宣伝していただければ。
すいません、全然仕事と関係ないんですけども、おっさんFMっていう番組名でやってまして、アップルポッドキャストでも何でもおっさんFM、アルファベットでおっさんFMで検索すると出てきますね。
おっさんFM、皆さん、私どものこのポッドキャストと一緒ですので、ちょっと探してみていただけたらと思います。
材料のメモをお聞きしまして、迷ったら積極的な方を選べということで、こちらを選ばれた理由は何かございますでしょうか。
はい、これは実はですね、最初の会社の入社式で当時の専務の方が、我々当時の新入社員に向けて送っていただいた言葉なんですね。
私はその専務の方もですね、すごく名物専務というか、すごく社内外で人気の方でして、すごく人柄も良くてですね、すごく好きな方なんですけど、迷ったら積極的な方を選べっていうのが、すごく当時の私に響きまして、やっぱり社会人になってですね、自分で選んでいかなきゃいけないことがどんどん増えていくと。
その社会人になったと結婚もしまして、自分の選択が自分だけじゃなくて、本当に家族に対しても影響が出てくるという中で、どういう基準で選んでいくべきかなと思ったときに、やっぱり積極的って思った方を選んだ方が、例えばそれが失敗したとしても、自分にとってはプラスになるよねっていうことを当時の専務の方がおっしゃっていて、なるほどと思ってですね。
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割とその通りに、迷うことがあれば積極的な方を選んできて、それこそ派手ないの転職も割とこの座右の面に従って決めたというところではありますかね。
ありがとうございます。
そういう意味では社長主任も積極的に選んだ。
そうですね、まさしくその通りでして、実は当時の近藤からお話をいただいたときは、最初はちょっと考えさせてくれていることで、1日家に持ち帰ってですね、本当にどうしたものかなと思ったんですけども、この言葉を思い出しまして、せっかく目の前にボールが転がってきたんだから、これは切らなきゃいけないだろうみたいな、そういう気持ちで。
じゃないと積極的では言えないだろうなと思ったというのがありますね。
ありがとうございます。大変素晴らしいお話でございます。
最後のご質問なんですが、この番組経営者向け、全国の社長様向け、もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、もしよろしけば社長の成功の秘訣を教えていただけたらと存じます。
はい、実は私自身、成功したかどうかは、正直言えばあまり実感がなくてですね、まだまだ挑戦の途中かなと思ってはいるんですけども、そこで大事にしていることとしては、全ての自分が選んだ全てのことは、どこかで、人生のどこかで必ず役に立つと思っているというところかなと思っています。
それこそ、最初の方に話しました、中学高校時代にバスケットやったり演劇をやったりって言ったことも、すらも私は実は役に立ってまして、演劇をやってですね、私も結構滑舌がそんなに良くないんですけども、演劇をやって、発声の練習とか、人前に出て話をしていて、お芝居をしてたっていうことが、社長になった時に、あまり人前に出て喋ったりするときに、そんなに苦痛じゃないというか、特に生きてきたなと思いますし、
いろんなことがいろんなところに繋がってくるなと、お仕事をしていく中で、これは昔あった、これが繋がってくるなっていうことが年、年を重ねれば重ねるほど多くなってくるなと思いますし、アウトプットしておけばしておくほど、それがこう巡り巡って自分のものになると思ってまして、
いろんな取り組みとか、無駄なことはないと思ってやると、いいんだろうなというのが、成功の秘訣というか、私が成功に向けて思っていることという感じになりますかね。
おだしょー ありがとうございます。大変素晴らしいお話をどうもありがとうございます。リスナーの皆さま、本日はお忙しい中、お聞きいただきまして誠にありがとうございました。ぜひ皆さんをご参考にしていただければと存じます。クリス社長さん、本日は素晴らしいお話、どうもありがとうございました。
おだしょー ありがとうございました。
15:00
本日の社長に行くインウィズリスは、クリス社長様、株式会社ハテナの上場企業の社長様でいらっしゃいました。大変素晴らしいお話で、共感を持っている方もいっぱいあり、積極的な方が選ぶなんて本当に素晴らしいお話でしたね。
かつ、いわゆるサラリーマンからそのまま出世して、社長になり、そして上場しというので、これは本当に素晴らしい事例で、私も当初は一部上場企業で上部まで出世して社長になれなかった人間ですが、自分で創業しちゃったんですけども、このパターンもあるなと思いますし、よくよく考えますと、逆にそのパターンは綺麗だし、いいパターンだなと。
かつ、クリス社長のように積極的な方を選んでいくと、確かに受け入れるものを全部受け入れていくと、上場企業の社長になれるかもしれないなと思わせてくださって、クリス社長様は半代手ですから、大学院まで出ていらっしゃるので、理系ですから、頭もよろしいんだとは思うんですけども、そんな勇気の持てるお話でございました。
ぜひ、リスターの皆さん方も、こういうパターンもあるなと思っていただいて、成功者になっていただければと思っております。本日の社長日、ウィズビズがここまで。また来週。
3分コンサルティング。ウィズビズが社長の悩みを解決。
本日の3分コンサルティングは、ケイ様。通販業だそうです。こんにちは。通販事業委員長のケイと申します。
ここ数ヶ月、新たに投下した新商品が爆売れし、素晴らしいですね。順調に売上げを伸ばしていたものの、支払いに必要な資金が即死、倒産寸前となってしまいました。
独立したばかりで対象もわからず、悩んでおります。何とかこの売れ行きの流れを維持し、キャッシュフローを整えていきたいと思います。アドバイスいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
これはもうよくあることですね。私の後輩の社長をやっている人間が、年賞多分100億以上になっていると思うんですが、
ある商品が爆発的に売れたところが、JRの駅中とか駅ビルとかショッピングセンターとか百貨店とかそういうところで売っていますと、
百貨店もショッピングセンターもJRもみんな売上げ全部持っていくんですよね。早いと2ヶ月後、遅いと3ヶ月後か4ヶ月後に荒利分を戻してくださる。
こんな感じの仕組みなんですね。そうするとその間お金が枯渇するんですね。
彼のところなんか1店舗すごいと1億円ぐらい玄関で売れますので、1億×3ヶ月分ぐらいの3億円ぐらいのお金が足りなくなる。
でも原材料は仕入れないと作れないし、仕入れないと売上が立たない。そこが一番の問題点で、創業当初からそこの資金繰りが一番大変だったとおっしゃってらっしゃいました。
18:09
そういう意味でそこの企業様はいわゆる銀行さん信用金庫さんあたりから上手く調達をし、結構長くの金額を調達し何とかやってらっしゃいます。
ですので、K様もぜひ銀行など信用金庫などから融資を受けていただくのがいいんじゃないかなと思います。
ちょっと事業規模がわかりませんので、銀行を最低5個、できれば10個ぐらい回って、3個ぐらいから500万ずつ3個で1500万とか、
1億ずつ3個で3億とか、5億ずつ3個で15億とか調達してキャッシュをまずは一旦整えるというのをされるのが最優先なんではないかなと思います。
そのうちぐるっと回るようになってきて利益がきちっと残ってくれば、借金の返済も着実に進んでいけばバランスシートもある程度整ってきますので、
ここが堪え時ですので、ぜひうまく調達して耐えていただきたいなと思います。
またすごく新商品が売れているのでしたら上場も狙えるんじゃないかなと思います。
上場を狙うということは、出資、増資で資金調達することができますので、どなたかVCとかに出資いただくのもいいかもしれません。
その際、社長がちゃんと権利を握るために株価はそれなりに高くして、70%、66.7%の株式比率を保有するようにしてうまく調達されたらいいんじゃないでしょうか。
私、この前若い方、20代の方をお会いしたら、自分が出した金額を6倍から60倍に評価して、出資を受けて66.7%をキープするみたいなことをされた方のお話を聞きました。
ですから、株価をちょっと高めにして、VC、ベンチャーキャピタルなどを調達して資金をうまく回すということをしてもいいかもしれません。
その際には上場戦略をちゃんと練ってからVCからお金を入れていただくのがいいんじゃないかなと思います。
ちょっと事業規模は分かりませんので、もしよろしければ私の方で無料で経営相談に乗らせていただきますので、何々とご相談いただければと思います。
お聞きになっているリストランの皆さん方も何かご相談がございましたら、最近は無料経営相談というのを30分か40分ぐらいでしょうか、Zoom等でオンラインでやっておりますので、
お聞きの方でご相談ごとがあるという方は乗らせていただきたいと思いますので、ぜひWithWizの方にお問い合わせいただければというふうに思います。
本日の3分コンサルティングはここまで。また来週。
本日も社長に聞くinWizWizをお聞きくださり誠にありがとうございました。この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
21:15
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもWizWizが運営するウェブサイト、経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、皆さんの会社経営に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、経営ノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。
本日の社長肉インウィズではここまで。また来週。
22:20

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