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社長に聞くin WizBiz
WizBizの新谷です。先週の通知をお聞きください。
創業独立して、上場までは順調でいらっしゃったんですか?
とんでもないですね。当社は、いわゆる法人営業、B2Bマーケティングのエリアをサポートする会社でございまして、創業以来このエリアをずっと行っているんですが、
初めに立ち上げた事業が、アウトバウンドテレマーケティング。
お客様に代わって新規のアポ取りを行うと。
これが一番人数が多いときには、150人から200人ぐらいのコールセンター事業を福岡や高崎で行っておりましたが、
実は上場前に、これは全部上等をしておりまして、
もう一つ立ち上げたリスティング広告、いわゆるGoogle、Yahooの検索エンジン広告の代理店事業。
これもお客様が150社ぐらい超えるぐらいまでになったんですが、これも上場前に売却をしておりまして、
最初に立ち上げた2つのメインの事業がなくなるという形ですから、決して順調だった会社とは言えないと思っています。
上場できたということは、最初から上場を狙っていらっしゃったということですかね。
最初から上場できるような会社にしたいとは思っていたんですが、
上場できるモデルでないといけないですし、後はいつどのぐらいの規模でするということもなかったので、
どちらかというと、初めから狙ったというよりも、意識しながら会社を成長させてきたというふうに申し上げた方がいいと思います。
イノベーションさんの設立当時の戦略と言いますか、方向性は、やっぱりコールセンターの事業から始まっているということは、
コールセンター部門がこれからはいけるんじゃないかという狙いが当初あったということですかね。
コールセンター事業をやりたかったわけではなくて、いわゆる法人営業には非常に非効率が多いという思いがありまして、
私のリクルートのキャリアでは、新規事業の新規開拓を行っていたものですから、
いかに新しいお客様を見つけるのは大変かということを実感しておりまして、
リストを作ってテレアポする、当時はインターネット広告というのがなかったものですから、
ダイレクトメールを打って問い合わせ顧客を獲得すると大変でございまして、
コストもかかりますし、テレアポを朝から晩までやるというのはなかなか続かないですし、
何とかならないものかと、この法人営業の非効率は事業になるんじゃないかという思いで始めておりますので、
テレマーケティングというのはその解決策の一つ、電話をかけるのが皆さん大変であれば、
我々がある一定のレベルで新規開拓しますという商品でしかないので、
コールセンター事業をやりたかったというわけではなかったです。
なるほど、じゃあ法人向けの営業そのもの、もしくは営業周辺を支援する事業をやるというイメージですかね。
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そうです。
なるほど、それが今の事業のオンラインメディア事業やセールスクラウド事業にだんだん移ってきたという感じでいらっしゃいますでしょうか。
オンラインメディア事業、セールスクラウド事業というふうに御社で言っている事業というのは具体的にはどんな事業でいらっしゃいますか。
オンラインメディア事業は、いわゆる法人営業の見込み客を獲得するという最初のフェーズの部分をサポートするサービスでございます。
次の見込み客を獲得した後で見込み客育成、これは営業活動、これを支援するのがセールスクラウド事業でございまして、
我々としては、いわゆる法人営業の最初の見込み客を獲得するというところと見込み客を育成する、これは営業活動する、これを支援するという形のこの2つの事業を持っています。
具体的に言いますと、オンラインメディア事業は、ITトレンドとビズトレンドというIT製品や総務人事で使われる会社で使われるサービス、アウトソーシングなどの非核資料請求サイトでございます。
そういう事業をやっている会社さんでライバルというのはどちらになられるんですか。
オンラインメディア事業につきましては、特にIT業界でいきますと、ITメディアさん、あとは当社にご出資いただいているのですが日経BPさんなど、いくつかウェブを使った見込み客を獲得する業界に特化をして見込み客を獲得するという会社はあります。
なるほど。割とでも珍しい会社様でらっしゃいますよね。
当社は、まずメインのサービスでありますITトレンドのご説明をさせていただきますが、一般的ないわゆる広告というのは月いくらとか、1クリックいくらというものが多かったのですが、当時は10年前に立ち上げたのですが、その頃は資料請求1件につきいくらというサイト、メディアがこの業界になくて、
お客様からすると、広告主からすると、リスクなく広告を出せるものですから、比較的順調に立ち上げることができまして、今では主力商品になってきたという経緯でございます。
なるほど。上場を果たされたのは昨年の12月ということですが、上場までのご苦労というのは何かございましたか。
やはり成長性、あとは利益の額、あとは競合優位性、内部統制など、いくつかクリアしなければいけない壁があったのですが、やはり我々、先ほど申し上げたように、創業以来のテレマーケティングの事業とリスティング広告の代理店事業、この2つを整理するというところはかなり時間もかかりました。
あと、その未上場から上場に行くというところで、いわゆる社内の管理体制ですとか、経営企画体制というのがほとんどできなかったものですから、ここを整備するのにかなり苦労しました。
なるほど。そのご苦労をうまく成果に耐えられて上場されたわけですが、上場後と上場前との景色の違いなんて、社長様から見てあられますか。
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正直、やっている事業は大きく変わっているわけではありませんし、お客様自体も大きく変わっているわけではありませんので、がらりと景色が変わったということはないのですが、何点か違いがあると思っていまして、1つは責務ですね。
やはり公開企業として株主さんがいらっしゃって、我々は開示する義務があるわけですから、この期待感というのはかなり感じています。
もう1つはですね、信用ができたからか採用は非常に良くなっておりまして、今まで採用できなかったような方、ご経歴の方が来ていただける、これはすごく良くなったことだと思っています。
全く違う質問をさせていただけたと思うんですが、事前にお聞きしたことで、好きなもの好きなことでお聞きさせていただきましたら、食べ歩き、努力すること、健康オタク、この3つをお答えいただきまして、大変変わったお答えだったんですが、健康オタクということで何か今マイブームとかは現れるんですか。
ルーチンでやっていることはですね、毎朝の気候、気候というのは深く息を吸ってゆっくり吐くという、こういう軽いヨガのような運動なんですけれども、これが1つと、あと瞑想ですね。
これは朝30分間必ず行っています。これは健康もそうなんですが、やはりメンタル面を落ち着かせたいというか、常にずっといろんなこと朝から晩まで考えていますので、寝るのではなくて朝一番リラックスする場所を作るということで、これはもう1年半、2年ぐらいやっています。
松下康之介も瞑想室があったというふうにお聞きしていましたが、松下康之介と一緒ですね。
本当に心を整えるというのはすごく大事かなと思っていまして、会社は長く続きますし、精神的にも安定した状態でいたいという思いもあるものですから、これはすごくいいなと思っています。
あとはスポーツジムには定期的に通っておりまして、いわゆる体重と体脂肪というのは結構測ったりしまして、やはり健康的な体でいる、姿勢を良くするというのは長い間働くポイントかなと思っておりまして、ここもかなり気をつけています。
あとは食事と睡眠ですね。適度な食事と十分な睡眠というところはかなり意識をしています。
もう富田社長様の人生そのものが社長を成功させるための人生みたいな感じで言語多くもお話しされているので、大変私が恥ずかしくなっているくらいなんですけれども。
座右の銘は自ら機械を作り出し、機械に乗って自らを変えようという、またこれも奥深い座右の銘を選ばれていらっしゃいますが、この選ばれた理由というのは何かあられるでしょうか。
これは先ほどお話ししたリクルートの創業者、泉広松さんが当時まだ社長をされていた頃に社員に配ったプレートがありまして、そこに書いてあった文字でして、リクルートの帯、ちょっと古い方はこのワードが好きな方が非常に多いと思います。
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やはりその機械ですね、オポチュニティの機械というのは黙っていてもやってこないので、自分からその機械を作り出してそこに行くことで自分を変えていこうという非常に前向きでアグレッシブな言葉かなと思っていまして、ややもすると機械をなるべく避けてなるべく安定していきたいと思う、そういう弱い部分も私もあるので、
このワードを常に意識しながら、大きな機械、できるだけ努力できたりとか、大きなフィールドに行こうというようなことを思い出すべく、このワードを常に心の中に秘めたまま生活をしています。
ありがとう。リクルートご出身の方々、成功社長様が非常に多くて、この言葉からもそうなのかなというふうに感じさせていただくが素晴らしいお話でございまして、ありがとうございます。
最後のご質問になるんですが、この番組、経営者向け、全国の社長様向け、もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、できますれば起業する方、社長様の成功の秘訣といいますか、または上場の成功の秘訣といいますか、社長の成功の秘訣みたいなものを教えていただけたらなというふうに思っているんですけれども。
成立ではございますが、成功をまだ私はしているとは思っていないんですけれども、3点ほどあります。
1つは成功するまでやめない、そうすると成功するしかないと思います。
2つ目は誠実に生きることかなと思っていまして、ややもするとごまかしたり嘘をついたり、なかったことにしようと思うこともあるんですが、ここはやはり全ての出来事を真摯に捉えて誠実に生きるということはすごく大事かなと思っています。
あと3つ目は人を大切にすることかなと思っていまして、社員もお客様もパートナーも、やはり人と人とのコミュニケーションがあって初めて自分が成り立つと思っていまして、感謝の気持ちを持って人を大事にしていると、皆さんに支えてられているという謙虚な気持ちを持つということが大事かなと思っております。
偉そうなことを申し上げましたが、私ができているわけではございませんので、こういったことを守りながら成功したりなるべく日々努力をしている努力中でございます。
ありがとうございます。私が反省しなきゃいけないことばかりなので、ぜひ富田社長様のような社長様になれるべく、私も努力していきたいなと思っています。ありがとうございます。
リスターの皆様、本日はお忙しい中お聞きいただきまして、誠にありがとうございました。ぜひ皆様のご参考にしていただければと存じます。本日はありがとうございました。富田社長様、どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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本日の社長に行くイベント実は、いかがでしたでしょうか。富田社長様、本当に素晴らしい社長様で、私も富田社長様みたいになりたいなと心から本当に思いました。
社長になるべくしてなった社長様、上場企業の社長になるべくしてなった社長様、できる企業化というような感じが、富田社長様でいらっしゃるんじゃないかなと思います。
ぜひ皆さん方、上場を目指す方も目指さない方も、富田社長様みたいになれるように一緒に努力してまいりましょう。
努力することが好きな人はそうですね、私はもっと努力したいかなと反省しております。本日の社長に行くイベント実はここまで。また来週。
私はB2BのITサービスを提供している企業の経営者としています。
創業から3年がたち、やっと利益を安定して出せるようになってきました。さらに飛躍的成長を目指して上場を目指そうと考えていますが、上場を目指す際に気をついて得ておいた方が良いこと、準備することはありますか。
特に資本政策については事前によく考えておかないといけないと聞きますが、どのような点に気をつければよいでしょうか。現在は私と共同経営創業者の取締役は8対2の割合で持っております。
私は上場コンサルタントの橋くれですが、今コンサルティングを何数社やっておりますが、特に気をつけるということはそんなに多くはございません。
一番大変なのは内部統制をしっかりしないといけませんので、社内規定を大体70個とか60個とか80個とか作らないといけません。これは作業ですので、ある程度できるのではないかと思います。
もう一つは内部監査室というのを作り、内部監査室長を作らないといけません。そして内部監査が各部署年間1回は内部監査を受けるという内部統制ができているかということになります。
このときに業務フローとマニュアルを作らないといけませんので、この辺がしっかり今からやっておいたほうがいいのではないかなと。
業務をやっていれば当たり前のことですが、業務フローとマニュアルができていないというのはありえないことなんですけれども、できていない強さも多くございますので、その辺をきちんとやらないといけないのではないかと思います。
内部監査室がしっかりしていくと、内部統制からJSOCという話になっていきますので、上場後2年の猶予はありますけれども、上場後もJSOCは受けなきゃいけませんので、そういう意味でも内部統制というのはしっかりやらないといけません。
かつ、上勤監査役がしっかりいらっしゃって、監査を受けなきゃいけませんし、社外の監査役を上場直前から約1年前か2年前で構いませんが、社外の監査役が2名必要になります。
そして、上場直前になりましたら社外取締役が必要になりますので、その後準備もしなきゃいけないということも覚えておいていただければと思っています。
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何よりも一番重要なのは業績です。業績が上がってこないと証券会社も認めませんし、上場などできませんので、業績が一番重要だということはお忘れないようにしていただきたいなと思っています。
資本政策に関しては今8対2ということで、この割合はぜひできればこのまま保ったまま上場されると一番いいなと思っています。
もしVC、ベンチャーキャピタルや他の投資家を入れるという場合にも、他の投資家が33.3%以下になるように比率をきちっと保って資本政策を組んでいくべきなんじゃないかと思います。
一番大変なのは実は証券会社と監査法人とのやりとりです。
ともすむと監査法人さんがこうすべきといったところに対して社長さんはそうなんだと思って鵜呑みにしてやります。
あまりに監査法人さんの言うことばかり聞いてますと、場合によっては会社が倒産するんじゃないかというときも出てくるんじゃないかと思います。
倒産させては上場を目指している意味は何もありませんので、そういう意味では監査法人さんと戦わなきゃいけないときがございます。
また証券会社さんもこうすべきとは言いませんが、こうした方がいいと言いながら、実際にはこうすべきということを言っていくケースがあります。
私どもの会社もそんな話はよく出ているんですが、証券会社や監査法人が言ってくると専門家風なので聞いてしまいがちですが、100%全部聞く必要性はございません。
そして戦わなきゃいけない部分もあります。私自身監査法人とも戦ったことがありますし、専門家の中では信託銀行もあります。
信託銀行もそうじゃないか、こうじゃないか、こんなはずじゃないかということで、クレームのようなことを言って、私の方が正しかったことが監査法人でも信託銀行も何度もございます。
ですので、社長様がまず上場に関しての知識を相当身につけられるということをお勧めいたします。
もう一つは、それでもちょっと戦っていいのかどうか迷うときがあります。
そういうときは監査法人、証券会社以外の専門家、証券会社、監査法人、信託銀行以外の専門家をバックにつけてアドバイスを受けられる体制を整えた方がいいんじゃないかなと思います。
私もちょうどコンサルティングをやっていますと、監査法人、証券会社、バインというのは顧問税理しか全然わかっていなくてというときもありますが、
プロは上場とはこうなんだというような話で、そこは上場としては義務ではないはずだということを戦うことをアドバイスしたりするケースが多くございます。
そういう点で、知らないだけで損をすることが非常に多い世界ですので、よく知っている専門家をバックにつけられるのがお勧めかなと思っております。
ぜひご一緒に上場の勉強をし、上場を目指して良い経営者、良い企業をつくっていただければと思います。
本日の3分コンサルティングはここまで。また来週。
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最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。本日のポッドキャストはここまでになります。また来週お楽しみに。