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社長に聞くin WizBiz
本日の社長に聞くin WizBizは、女性社長お二人のお子様がいらっしゃり、
かつ専業主婦から社長になられた実川社長様でいらっしゃいます。
実川社長様は、IT分野の本も多数出されていらっしゃいます。
本日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
まずは経歴をご紹介いたします。
実川社長様は、1986年、株式会社オービックに入社。
その後、ご結婚なされて退職され、その後お二人のお子様を葬りになり、
そして今、RABBITSCOMPANYという会社の社長様をやっていらっしゃいます。
それでは最初のご質問からなんですが、
オービックに当初おつまみになった理由とか、入社の経緯とか、何か現れましたでしょうか。
はい。入社の経緯なんですが、大学の時、
私は工学部の情報通信工学科におりました。
コンピューター会社に入社しようとちょっと考えていたんですけれども、
実は就職活動を全く真面目にしておりませんで、
会社説明会がたくさん開かれている中、友人たちが全員心配して、
ものすごいイケメンの課長がいる会社があるから、
一回その説明会に行ったほうがいいというふうに言われ、
課長の顔を見たほうがいい、あと声が素晴らしくいいというふうに言われました。
そこで説明会に行こうと思うオービックに電話をしたところ、
まだ男女雇用均等法がちょうど出る前ぐらい、ちょうどその年だったんですけれども、
男子の説明会は今やっているけど、女子の説明会はやっていないと。
ちょうどテストが始まるところだったので、
女子の説明会の日程では私ちょっと行けないので、
じゃあ諦めますと電話で言ったところ、
支部支部専法が、では男子の説明会、女子一人でよければいらっしゃってくださいと言われました。
女性一人で、他は皆同期や男性ということでいらっしゃいますか。
いえ、その説明会ですね。その説明会が全員男性ですけど、いらっしゃいますかというので、
別に説明会なので、では伺わせていただきますと。
そこでですね、決してやってはいけないことをまず私はやったんですが、
15分遅刻して会社に行きました。
会社に行きましたところ、丸くなって全員男性なのでダークスーツを着て、
顧問が真ん中ですごい怖そうな顧問が話しているのを男性陣は聞いているところに、
私は15分遅れで入っていきました。
しかもダークスーツなんで着ていなかったので、明るめのお洋服を着ていたので、
ものすごく目立つことになり、顧問があまりに怖そうなので、
どうすればこの場を怒られずにしのげるか、出ていけと言われずにしのげるかと考えたところ、
ひたすら目を見て笑顔で顧問の話していることを頷くそうですねということしか思いつかず、
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ずっとそれをやりました。
そのころから営業の才能がもう開花されていらっしゃったんですね。
怖かったので、とにかく怒られない方法を考えてひたすら、
しかも15分遅れていますから、追い出されてもしょうがない、
つまみ出されても怒鳴られてもしょうがない状況だったので、
来なきゃよかったなと思いながら、ひたすらお話を聞いているふり、
ひたすらもう頭に入らないんですが、笑顔でうなずいておりました。
それでおうかりになったんですか。
そしたらですね、その日の夜に電話がかかってきまして、
明日来てくれと、もちろんもう怒られるんじゃないかと、
明日も呼び出されて怒られるんじゃないかと思っていたので、
次の日はもう1日明けて、何時まででも入れるようにして伺いました。
そしたらその友人が言っていた、会いたかった、かっこいい、
イケメンですか。
イケメン、声も素晴らしく素敵な人事課長が出てきまして、
今日は来てよかったと。でもニコニコで面接をやったら、
その課長が、今日時間ありますかと。はい、あります。
じゃあちょっと筆記もやらせてください。分かりました。
筆記をやりました。採点してくるから待てますか。
待ちます。ちょっと待っていたら、人事課長が帰ってきて、
いやびっくりしたよ、君意外と点数いいんだねって、
呆れられたように言われまして、はいと。
もうちょっと時間ありますか。はいと。
役員面談もできますか。はい、できます。
というふうに言ったところ、役員面談までその日にすることになり、
役員室のドアをトントンと叩いて、ドアを開けたら、
役員の方がいきなり両手で握手をしてきて、おめでとうございます。
4月から君と一緒にということで、説明会に行った次の日に
就職が決まってしまったという。
なるほど。実家社長様らしく、イケメン課長で選んだということで
いらっしゃいますよね。
選んだというか、就職数はそれしかしていないんです。
本当に今お聞きになっていらっしゃる方は、
ちょっとふつふつと怒りが汲み上げていらっしゃるかもしれませんけれども。
すみません。すみません。
大壁君はお勤めになった後、その後ご結婚されていらっしゃいます。
退職されたのはその後だとお伺いしていますけれども、
退職された理由は何かあられたんですか。
一応、大壁君は社内結婚で、1年間一緒に社内で働いていたんですが、
もともと不良OL的な仕事をしないOLだったもので、
風邪あたりはもともと強く、結婚してやはり居づらいし、
迷惑をかけるのも悪いなというのもありましたし、
あと、うちの父が絶対女は結婚した家庭に入るという主義で育てられていたので、
専業主婦をするのが女の幸せで、それが当たり前と思っていました。
そこで、ちょうど1年ぐらい働いたので、
安易に子どもも生まれるかもしれないし、仕事をこの辺でやめよう、
悪害の専業主婦になって家事をやろうと心に決めて、
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課長とかにいじめられたのもあるんですけれども、
1年で一度退職することを決めました。
なるほど。それが今、社長さんでちょっとびっくりな部分がございますけれども、
専業主婦時代はかなり楽しんでらっしゃった様子をお聞きしていますけれども、
完全にどっぷりでらっしゃったんですか。
専業主婦ってすごく忙しいのかなと思ったら、
昔は忙しかったのかもしれませんが、今は電化製品の発達で、
お米を炊くのも機械ですし、洗濯するのも機械ですし、
ものすごく時間が余ってしまって、どうしていいかわからない毎日を過ごし始めました。
そこで私は実はゲームが好きで、当時ファミリーコンピューター時代だったと思うんですけれども、
お金もそんなになかったので、家の中で遊べるものといえば、
ゲームがバッチリだったので、朝から晩までずっとゲームをしておりました。
完全にどっぷりって感じで、専業主婦らしい専業主婦でいらっしゃったということですね。
ありがとうございます。
その後、お二人ご出産されていらっしゃいます。子育ての方は楽しんでいらっしゃったんですか。
子供はもともと大好きなので、生まれた時から大人として子供を扱っていたような感じだったと思うんですが、
すごく楽しんでいたと思います。
お聞きしていると、お一人目のお子様が出産されてすぐに仕事というか会社を設立しているんですか。
個人授業主でいらっしゃったんですか。
出産した時は個人授業主で、出産する前から専門学校の非常勤講師などをやっていたので、
出産後、授乳をする間3時間空くので、1時間で学校に行って1時間授業をして1時間で帰ってくれば、
授乳時間に間に合うという感覚で、最初は一コマから仕事を復帰させました。
なるほど。生まれてすぐ仕事を始めた感じですか。
3、4ヶ月ですかね。
早いですね。
9月からは行っていたような気がしますね。
その後、そのままお仕事を広げていかれたということですか。
授乳時間の間隔が空いていったので、3時間から4時間、5時間、6時間となれば半日の仕事、3時間仕事ができましたし、
離乳食に移行していくと必要なくなっていくわけですから、それに合わせてぴったりその時間で仕事を増やしていきました。
そうですか。今お聞きになっている女性の方々は、そんなことできるのかという驚きを多分感じていらっしゃるんじゃないかなと思うんですが、
会社をそのとき、1社目を作られたという形に途中からなられるんですか。
最初は派遣会社、1年間ゲームをして疲れて、このままじゃいけないと思って、朝新聞を見たらたまたま派遣会社の募集画面に入って、
派遣会社に登録して、そのまま派遣会社登録で、派遣経由で仕事をいくつかしていました。
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専門学校の先生をやっていたときに、当時はマイクロソフトさんのMOTという、マイクロソフトオフィシャルトレーナーという資格試験がございまして、
この資格試験を受かったら就職できるよと学生たちに言って頑張って、本当は学生が受からない試験なんですけれども、学生たちに試験を受けさせていました。
そのとき、1人の生徒がすごく頑張ってMOTを合格したんですが、私が言っていた就職できるはずのことが就職できないという事実。
すごくいい子だったのに就職できない。専門学校卒というだけでここまで就職できないのかという事に、私がショックを受けまして、
ただあまりにちゃんとした仕事もできそうな子だったので、私は嘘つきになりたくないという理由だけで、実はそのとき会社を作り、その子を雇いました。
それが1個目の有限会社、ラビッツスタッフという会社です。
そうでらっしゃる。面白い経緯ですね。大変、教え子にも愛があるという事をお示しいただきたいと思いますが、
その後、第2子を出産されていらっしゃいますけれども、そのときには一旦会社を畳まれていらっしゃるんですか。
第2子を出産するとき、女性はいい加減だとか、仕事が女性の方が信用できないとかって、まだよく言われている時代だったので、
こんなことで自分が妊娠したとか出産するから仕事をおろそかにするというイメージをみんなに植え付けたくなくて、
実は誰一人にも妊娠したことを告げず、仕事を続けていました。
いや、バレないものなんでしょうか。
打ち合わせに行ったらバレちゃうじゃないですか。なので忙しいので打ち合わせができないという形にして、
講習会はうちの社員たちに行かせて、私は人前に出ないようにして、打ち合わせ全て電話とかさせていただきました。
2回とも7ヶ月くらいまでは前に立っていてもバレませんでした。
ほう、これも女性の方々からすると、そんなこともできるんだという驚きでございますけれども。
そうですね。ただそこで隠したので、誰もいたわってくれなかったため、
出産した次の日から社員は病室に来てもらって、病室でもガンガン仕事をしていたのを覚えております。
すごいですね。出産してすぐ仕事ができるものなんだということを証明していただいていますけれども。
いやいや、いけないと思うんですけれども。
ご出産後、いろいろあられたと思うんですが、その後は一旦またその会社に辞められていらっしゃるんですよね。
そうですね。出産して2年後くらいだったと思うんですけれども、
表向きは下の子が幼稚園、上の子が小学校に入るタイミングで、
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送り迎えの限界と、それから学校行事に行ってあげたいので、
専門学校の講師とかをやっていると、すべて休校にしなくてはいけなくて、
予定が出るのが、自分の子どもの幼稚園学校よりも自分の仕事の予定のほうが早かったため、
すべてキャンセルしていかなくてはいけない。
2人になるとさすがにこれがつらいなという理由で、会社を畳む方向になったというのが、
一応、表向きの話でございます。
最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
本日のポッドキャストはここまでになります。
また来週、お楽しみに。