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ワインのガッコウ新入生、声優の松本サラです。
ソムリエのコクボタケルです。
この番組は、日本ソムリエ協会認定ソムリエで、14万部越えのベストセラー、ワイン1年生の著者でもあるコクボタケルさんに、
初心者でもわかりやすく、ワインの選び方や味の違いを教えてもらう、聞くとワインが飲みたくなる番組です。
コクボさん、ワイン1年生、14万部越え、おめでとうございます。
ありがとうございます。これはね、ワインのガッコウさんのおかげで。
これからもどんどんね、部数を伸ばしていけたらいいですね。
はい、頑張ります。
頑張りにしております。
ちなみにですね、今週からワインのガッコウリモート収録になっております。
それでは、今週はこんなテーマでやっていきます。
スパークリングワインの基礎知識
ワインのガッコウの初回で、松本さんがスパークリングワインをシャンパンと言ってしまってから、はや4ヶ月。
ぼこぼこに怒られた回ですね。
ぼこぼこに怒ってはないんですけど、いいタイミングで間違えてくれたなっていうのもあったんで。
でもね、あれからちゃんとスパークリングワインについて語る回を作ってなかったので。
そうですね。
今回はスパークリングワインについて授業していきたいと思います。
はい、お願いいたします。
まずはスパークリングワインの基礎知識からいきます。
フランスではスパークリングワイン全般のことをバンムスーって言います。
バンムスー、はい。
バンがワインでムスーが泡ですね。
シャンパンニュ地方で瓶内二次発酵で作られるワインをシャンパンと言うんですね。
瓶内二次発酵っていうのは。
瓶内二次発酵っていうのはワインをシュワシュワさせる方法のうちの、いくつかある方法のうちの一つで。
ワインを瓶に詰めて、瓶の中でもう一回発酵させて、でシュワシュワさせると。
その発酵させていくと自然と炭酸が生まれるっていう。
そうですね。発酵するときに二酸化炭素が出るので。
密封しておくとシュワシュワしてくるよねっていう感じですね。
それが瓶内二次発酵。
シャンパンニュ地方で昔ながらの作り方でして、トラディション方式とかシャンパン方式とか呼ばれたりしますね。
このシャンパンニュ地方以外でも瓶内二次発酵でスパークリングワインで作られてて。
シャンパンニュ地方以外のものをクレマンって言います。
シャンパンニュ地方以外で作られる瓶内二次発酵のスパークリングワインをクレマン。
クレマンです。
そのシャンパンよりもお手軽な価格で買えますよと。
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でもちゃんとそのトラディショナル方式、シャンパン方式で作ってるんで本格的な味わいも味わえますよっていう。
なるほど。
シャンパンニュ地方以外のところでも作られたスパークリングワインも含めて全部バムスっていう。
バムスです。
そういう作り方とかを細かくするともうちょっと細分化していくよってことですね。
大丈夫でしょうか。
大丈夫です。
イタリア行きましょうか次。
イタリア。
イタリアだとスパークリングワイン全般をスプマンテって言います。
スプマンテ。
これ一番最初に飲んだアスティスプマンテですね。
そうですよね。付いてましたねスプマンテ。
あれはシャンパンじゃなくてスプマンテだったんですね。
スパークリングワインだったってことですね。
そうですね。
大変失礼いたしました。
イタリアでも瓶内二次発酵で作られるスパークリングワインがあって。
それはメトーロクラシコって呼ばれてる作り方でが瓶内二次発酵になります。
一番有名なのがフランチャコルタっていうスパークリングワインで。
フランスのシャンパン的な存在ですねイタリアの。一番高級な感じもするしっていう。
作り方も瓶内二次発酵だしっていう。
あとエミリアロマーニャ州の赤のスパークリングワインも結構有名でランブルスコっていう。
あと次スペイン。スペインではスパークリングワイン全般をエスプモーソって言います。
スペインのスパークリングワインといえばっていう感じでカバーですね。
カバー。間にカバーって付いてるやつありましたよね。
ワインの名前のところに間にカバーって入ってるやつ。
カバーってスペインのスパークリングワインの名前カバーなんで。
こないだイハラさんが持ってきてくれた。
話してくださったやつの中にカバーが入ってましたね。
瓶内二次発酵で。
スペインのものなんですね。
スペインの瓶内二次発酵のスパークリングワインでお手軽な価格で買えますよと。
結構おすすめですね。
改めてシャンパンとスパークリングワインの違いっていうのを言っていきたいんですけども。
やっぱりフランスのシャンパンニュー地方で瓶内二次発酵で作られてるスパークリングワインなんですけれども。
シャンパンっていうのは。
それ以外にもいろいろ決まりが法律で決まっていて品種だったりとか熟成期間だったり炭酸の強さとかも法律で決まってるんで。
この基準を満たしてないとシャンパンって欠けないんですね。
なので質の悪いシャンパンはこの世に存在しないと言ってもいいかなと思います。
めちゃめちゃ厳しい状況下で作られてるんですねシャンパンって。
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そうですね。
なのでこのシャンパンおいしくないとかあんまりないと思うんですよね。
確かに。
これじゃあその炭酸の強さとかも、例えば微炭酸のものとかは微炭酸の強さがもう規定で決まってるってことですか?
そうですね。
この軟気圧から軟気圧まではペティアンって呼びますとかそういう微発泡のものもまた別で名前がついてたりとか。
すごい細かく分かれてるんですねそこも。
決まっています。
なるほど。
それでは次はスパークリングワイン向けのグラスについてお話ししていきたいと思うんですけども。
グラス。はい。
一番よく見かけるのは細長いフルート型って言うんですけど。
いわゆるそういうものを飲む時のグラスをイメージしておけばいいですかね。
そうですね。シャンパンといえばの細長いグラスですね。
細長いグラス。はい。
あれは泡が綺麗に見えたりするんですね。長いので。高さがあるのでね。グラスに。
あと口が細いので炭酸が抜けにくかったりするそうです。
なるほど。
それでよく使われてるらしいですね。
確かに。あれは液体の色とか見るのも綺麗だなっていつも思いますね。
そうですね。あとクープタイプっていうグラスもありまして浅いカクテルグラス的なグラスがあって。
シャンパンタワーでおなじみっていう。
出ました。シャンパンタワー。
はい。感じですね。
あれ重ねるためにああいう形じゃないと思うんですね。
そうですよね。あれはたまたまそういう形だから重なってっただけですよね。
重ねても大丈夫だねって話だったと思うんですけど。
浅いのであんまり傾けずに飲めると。グラスを。
なのでお話ししながらとか相手の顔を見ながらとか飲める。
なのでパーティー向けというかね。
上品に見えるっていうのもありますね。あんまりごくごく首を上げて飲むよりもちょろっとグラスを傾けるだけで飲めるので。
顔あんまりグッと上に向けなくてもずっと飲めますもんね。最後の方まで。
クープタイプ。
はい。クープタイプですね。
なるほど。
この2つがフルートタイプとクープタイプの2つがメジャーなスパークリングワインを飲む時のグラスだと思うんですけど。
味わいとか香りを楽しむことを重視するなら普通のワイングラスが一番いいと僕は思っています。
そうなんですね。
はい。やっぱり香りが取れるのは飲んだ時に鼻が隠れるというかグラスの中に鼻が入っていくような口の大きなグラスで。
ボールの部分がちょっと大きめのものの方がやっぱり香りは楽しめますし、空気も触れやすいので香りの変化も楽しめますしっていうことですね。
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スパークリングワインとかもそういう例えば普通のワイングラスに入れた時に回すっていうのはありなんですか?
全然ありです。
回したらやっぱり香りの変化もありますし。
いいスパークリングワインほど炭酸抜けても美味しい白ワインになっていくので。
なるほど。そういうことなんですね。
全部揃ってないと美味しくないのかと思いきや炭酸が抜けても美味しい。
そうですね。美味しいスパークリングワインとかシャンパンは炭酸抜けても美味しいので。
なるほど。さすが法律で決まってるだけのことはありません。
作り方が。
どんどん法律で縛っていきましょうって感じですかね。
作り手をどんどん縛っていきましょうと。
僕も作り手なんであんまり厳しくされて困っちゃうんですけど。
最後にワイン初心者の方におすすめなスパークリングワインをご紹介します。
はい。お願いします。
今回の1本はランブルスコですね。
ランブルスコ。
少し甘みのあるものが多い赤のスパークリングなんですね。
なので甘みがあるんで初心者さんでも飲みやすいかなっていうのもありますし。
価格も1000円ぐらいで1000円ちょっととかで買えるので。
おすすめですって感じですね。
なるほど。赤のスパークリング。
ちなみにこちら何かお料理と合わせるならこれがおすすめとかありますか。
そうですね。いろいろ合わせられると思うんですけど。
僕的にはクリスマスおすすめなんですよね。全然時期違いますけど。
クリスマスってカモとかローストビーフとか七面鳥とか。
割とお肉料理も出てきますし。
あとシトーレンとかブシドノエルとかのスイーツも出てくると思うんで。
出ました。シトーレン。
シトーレンね。シトーレン大好き。
シトーレン。私の家族が毎年必ずバカでかいシトーレンを買って、
クリスマスに向けて一切れずつ食べていくっていうのが恒例になってまして。
シトーレンそうか。
そういうものとかと前菜からスイーツまで全部合わせられるぐらいランブルスコで。
ランブルスコ。
ちょっと今年は家族にランブルスコをお勧めしようと思います。
そうですよね。やっぱりスパークリングワインなんで華やかさもあるので。
クリスマスにぴったりかなと思います。
ブシドノエルってでも結構ちゃんとしたケーキですよね。
あれでも合うんですね。
チョコレートコーヒーっぽい感じでしたっけ?
そうです。チョコレートの丸太のケーキですね。
ブシドノエル。
巻き方って言われるやつですね。
そういうのともいいと思います。
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相性がいいんですね。
ということで、今回国母先生にお勧めしていただいたランブルスコ。
収録の関係上、今回こちらは事前におのおの飲ませていただいたんですが、
スパークリングワインってさっきのフルートタイプのグラスがあって説明をしていただいたときも、
私が中に入っている液体を想像していたときって白のスパークリングワインだったんですけど、
赤のスパークリングもあるんだなと思って、初めて飲みました。
やっぱり白とかロゼよりは全然種類は少ないですけど、しっかりありますね。
すごい、しかも美味しかったです。飲みやすかったですね。
そうですね。微発泡なんでね、そんなに炭酸が強すぎずで、程よい甘みとかもありますしね。
これは飲むとき、例えばちょっと冷たい状態で飲みたいって思ったときって、
普通のワイングラスをいつもみたいに冷やすのか、グラスを冷やしておいた、
ワインのボトルを冷やしておいたほうがいいのか、ワイングラスを冷やしておいたほうがいいのかとかってありますか?
もうボトルごと冷やしちゃって、本当にキンキンが良ければグラスも冷やしておくといいですよ。
本当にキンキンが良ければグラスも冷やしておくとね、温度も変わらないんでいいと思います。
なるほど。すごく爽やかな酸味があって美味しかったので、ぜひ皆さま。
そうですね。甘ったるすぎないというかね。
そうですね。
ガブガブ飲めちゃう感じですね。
ぜひランブルスコをお試しください。
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続いてはコクボさんからの告知です。お願いします。
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船橋コックワイナリーのワインはネットでも買えますし、
船橋市のふるさと納税の返礼品にもなっていますのでぜひお手に取ってみてください。
あと図解ワイン1年生2時間目チーズの授業も発売中ですのでこちらもよろしくお願いします。
はい。のびろ発行ブースということで。
20万部。
20万部、30万部、40万部。
お願いします。
どんどん行きましょう。
来週も木曜日18時に更新されます。次回もお楽しみに。お相手は…
ソムリエの国母タケルと
ワインの学校新入生、声優の松本サラでした。