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2022-06-02 18:15

飲食店オーナーに聞く『失敗しないワインオーダー』

今回は飲食店オーナー10年以上!ソムリエの小久保 尊さんに聞く

『失敗しないワインオーダー』方法をご紹介します!

・失敗しないオーダー方法

・ホストテイスティングって何?

・ソムリエさんに言うと喜ばれる一言

3つのトピックに分けて解説していきます

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00:00
松本さん、今回の配信で番組スタートから2ヶ月経ちましたよ。
もう2ヶ月経ちましたか。早いですね。
2ヶ月間、ワインについて色々学んできて、一番覚えてることとかありますか?
困った時のオレンジワイン。
出ました。麻薬。
麻薬、オレンジワイン。覚えました。
でもいいと思います。
今週は、脱ワイン初心者として、飲食店でのワインのオーダーの仕方を覚えていきましょう。
ワインのガッコウ新入生、声優の松本沙羅です。
ソムリエのコクボタケルです。
この番組は、日本ソムリエ協会認定ソムリエで、13万部越えのベストセラー、ワイン1年生の著者でもあるコクボタケルさんに、
初心者でも分かりやすく、ワインの選び方や味の違いを教えてもらう、聞くとワインが飲みたくなる番組です。
さて、今週はこんなテーマでやっていきます。
飲食店オーナーに聞く、ワインのオーダーの仕方。
毎週ね、エンディングで告知させてもらってるんですけども。
僕は千葉県船橋市で、コックダイナーというお店を経営してます。
それでもう11年目とかなんで、28になる年からやってるんですけども。
長いですね。10年以上。
おかげさまでね、なんとかコロナ禍も耐えしのり、やっております。
よく漫画とかドラマとかで、ちょっと高そうなレストランに主人公と狙ってる女性とかと行ったりして、
ソムリエが出てきて、ワインどうされますか?みたいな質問されて、アタタタするみたいな、あるあるあるじゃないですか。
そうですね、見たことありますね。
そういう描写を。
うちの店はめちゃめちゃカジュアルな店なので、そんなに緊張してる人とかもそんなにいないと思うんですけど、
でも中にはちょっと緊張してる人もいて、返答に困った人が、ワインどうしますか?とか聞いたら、飲みやすいのくださいみたいな人がいらっしゃるんですけど。
これ結構ね、飲みやすいって人によって違うんで。
松本さんみたいにちょっと甘みがあるのが飲みやすいって思う人もいれば、すっきり辛口が飲みやすいって感じる人もいるので。
結構ね、これ幅が広いというか飲みやすいっていう表現は。
ワイン選ぶ側からすると、ちょっともうちょい絞りたいなって感じちゃうんですよね。
じゃあ実際、コクマさんもお店にいらっしゃる時にお客様からこうやって言われることがあるってことですね。
結構多いですよ。飲みやすいのくださいとか。
飲みやすいのくださいはまだ全然いいんですよ。
美味しいやつくださいっていうね。
美味しいやつください。
これこそ人それぞれ。人によるだろうっていう。
美味しいやつくださいは難しいですね。
そうですね。そこから色々質問して、第1回で僕が松本さんにやったみたいに色々質問して選んでいくんですけども。
03:03
今日はこういう状況になった時の覚えておくべきフレーズをご紹介します。
もうこれだけで。オレンジワイン並みの麻薬の。
おや、そんな便利な魔法みたいな言葉があるんですか?
はい。
注文した料理に合うワインをお願いしますと。
はー、なるほど。
これだけでもう大丈夫ですね。
なんでこれがいいかって言うと、ある程度以上のレストランだったらソムリエさんとかもいて、
その料理に合うワインっていうのも準備してたりはするんですよね。やっぱり。
あ、そうですよね。前もって料理を注文していたとすれば、それに合う料理っていう。
だしメニューに載ってる時点で、これにはこれが合うなとか。
だいたい頭の中でもう準備してあると思うので。
はい。
それはもうプロに聞いてあった方がいいと思いますね。
なるほど。
モチはモチやというかね。
料理に合うワインをお願いします。
はい。
料理に合うワインをお願いしますって言ったら、このワインでいかがでしょうかみたいな感じで、
ソムリエさんが持ってきてくれて、このワインはどこどこさんで、この品種は何でとか。
で、この料理とこういうところが合うんですよみたいな説明してくれて、
それが終わったら、じゃあそれでお願いしますみたいな感じで、この流れで全然もう。
いけるってことですね。
いけちゃいますね。
はい。
なるほど、そういうことだったんですね。
よくそれでワインを持ってきてくださって、ソムリエの人が。
で、こちらでよろしいですかっていうその、確認というか。
はい。
テーブルにいる人たちにしてくれるじゃないですか。
はい。
あれは何の意味が。
あれは何なんだっていう。
あれは何なんだっていう。
まあまあ本当にこのワインでよろしいですか、間違いないですかっていう確認ですね。
で、それ終わると、ちょっといいレストランだとホストテイスティングって言って。
あのー、一人だけ香りを。
香りとちょっと飲んだりして。
味を飲んだりってありますね。
はい。
そういうレストラン行ったことあります?
あのー、いや、私は行ったことないですもん。
ドラマとかテレビとか。
漫画とかドラマとかで見たことがあるぐらいあるよね。
ココマさん、一人だけ飲むっていう。
はい。
あれはソムリエの人が、この人だって決めて渡せるってことですか。
そうですね、そのテーブルのホストっぽい。
リーダーっぽい人みたいな。
はい。多分いろんな要素から。
やっぱり男女だったら男性になるかもしれないですし、
まあ、友達同士っぽい人とかだったら、そのワインを注文した人とか、
なんかこうちょっと主導権を持って注文した人とか、
そういうの多分総合的に判断して決めてる部分。
すごい、瞬時に見て、この人にじゃあっていう。
人を見るプロでもありますからね、ソムリエはね。
ワインも知ってるのに人を見れるんですね、ソムリエは。
うちは、うちなんかみたいなカジュラルな店はね、ホストテイスティングなんてやらないですけどね。
06:03
あ、そうなんですね。
はい、全然やらないです。
じゃあもうおすすめのものをこちらでって言ってすぐお出ししちゃう?
はい、そうですね。
へー。
別にホストテイスティングしますか?みたいなこと聞かれることも最近多分多いと思いますので。
あ、そうなんですね。
はい、なんでいらなければ大丈夫ですって言って。
もうそれで良ければそのまま。
ホストテイスティングしなくても大丈夫です。
へー。
で、なんでホストテイスティングするのかっていうのは、これはダメになってないですかっていう。
あー。
ワインこれで大丈夫ですかっていう。
確認というか。
別に好みじゃないで、交換してくればできないですからね。
もう開けちゃってるから。
あー、なるほど。
はい。
そうか、そうですよね。
はい。なので、すごいお金持ちだったら、ちょっと好みじゃないから別の出してって言って、それはもういらないよって。
あー。
当然ね、伝票には乗っかってくる。
そうですよね。
会見には乗っかってくるやつだと思うんですけど。
はい。
やる人も仲にはいいのかも知らないですけど、僕そんな世界でやることないので。
へー。
はい。
まあでも、ダメになってなければ交換はしてもらえないですからね。
で、ダメになってたら、味がおかしいとか香りがおかしいとか。
それは、オフィストテイスティングしたとき素直にちょっとこれ変かもしれませんけど、素直に言っちゃっていいもんね。
言っちゃって大丈夫ですよ。
はい。
あの、そしたら、あ、もうマジでって感じで。
そうですよね。
スムーリエも確認して。
スムーリエも確認して。
それ、いや。
こういうものですっていうパターンもある。
そうですよね。
なので、まあこういうものですかっていうぐらいで聞くのがいいかもしんないですね。
ちょっと香りが独特ですけど、みたいな。
はい。
へー。
そうですね。で、ブショネっていうね。
はい。
状態になってることがありまして。
ブショネ。
はい。
これあの、コルクが原因でなる。
もうそれで、もうワインとコルクがもうカビ臭くなっちゃってるっていう。
あ、えー。
はい。
そんな状態になるんですね。
はい。
ブショネ。
100本に1本ぐらいあるっていう。
えー。
あの、情報が。
はい。
不確かな情報があるんですけど。
はい。
聞いたことあるんですけど。
はい。
まあ、1回嗅いだことある人なら、これブショネだよっつって。
あの、分かるかもしんないですけど。
うん。
古い家の押入れの匂いみたいな。
へー。
本当にカビ臭いみたいな。
うーん。
おばあちゃん家みたいな。
あ、匂いがするんですね。
おばあちゃん。
これは人それぞれですよね。
そうですね。
おばあちゃん家。
おばあちゃん家が全部カビ臭いわけじゃないですからね。
いい匂いだな。
懐かしいなって思う人もきっとね、中にはいらっしゃいますもんね。
はい。
ちょっとだからカビっぽい。
そうですね。
匂い。
はい。
で、結構こう嗅ぐと、なんかおかしいぞってすぐに気づくような香りではあるってことですね。
そうですね。カビ臭いなっていう。
うーん。
はい。
09:00
これ。
結構これコルクに使ってる薬剤みたいなのが、木材に使う薬剤と反応してみたいな。
へー。
なんで、うちのワイナリーとかもできるだけ木のものは使わないように。
あ、使わないように。
使わないように。壁とかもそうですし。
へー。
木材とかもそうですけど。
ちょっと気をつけなきゃいけない。
はい。そうですね。
うちの根の原因になるっていう。
それはこのワインのボトルになってからやっぱり吸ってカビが生えちゃったりするってことなんですかね。
えっと、カビが生えるっていうよりカビ臭くなるだけでそのカビじゃなかったと思いますね。
あ、発生してるわけではないの?
発生してるわけではないの?
はい。カビが発生してるわけではなくてその香りが出ちゃうっていう化学反応みたいなので。はい。
これ、コクボさんは物処名の経験はありますか?
いやもう、ちょこちょこ。
あ、そんなに。
そんなに年に数回、数本店でね。
結構いっぱい開けるじゃないですか。
はい。
だから僕でも年に数回なので。
へー。
やっぱりそんなに大量にあるっていうわけではないですね。
そうですね。やっぱり高いワインだとね、ショックですよね。
いや、そうですよね。自分でちょっとこう、大きいお金出して買ったワインが物処名だったりしたら。
開けてみないとわからないんでね。
だからこれ誰も悪くないんですよ。
作ってる人もワインをね、物処名にしようと思って作ってるわけじゃないですし。
で、それを輸入した輸入業者もどれが物処名かどうかなんてわからないし、
それを販売してる酒屋さんもどれが物処名かどうかなんてわからないし。
本当に開けてみるまでわからないんですね。
これはもう誰が悪いってわけでもない。
いやー。
まあでもね、うちの店なんかだと物処名出たりすると、
あ、これ物処名だよっつって、
常連さんとかにこうちょっとずつあげて、
わ、ほんとだって。
へー。
そうそう、軽くさいでしょ。
やっぱりちょっと、そうだね。
おばあちゃん時の匂いするでしょっつって。
なんでしょうって言って。
それで一回覚えられたらこう、自分で例えば買ったものが物処名になっちゃってても、
あ、この香りはって気づけるかもしれないですね。
知ってるってなるかもしれないですね。
これ物処名でかもって。
そういう意味では、そうですね。
ワイン覚えたいっていう人は一回経験しといても損はないかもしれないですね。
ラッキーってなるかもしれないですね。
うん。
ラッキーと思った方がいいかもしれないです。
逆に当たりかもしれないぐらいの。
これは物処名かもっていうね。
なるほど、物処名覚えておきます。
はい。
最後はですね、
はい。
ソムリエさんとの接し方について知ってもらえればなと思うんですけれども。
ちょっとこれは知りたいです、個人的に。
注文する時とかやっぱりちょっと緊張してたりね、
なんか変なトンチンカンなこと言ってんじゃねえかみたいなあれで、
ちょっと構えてしまってるお客さんとかもいると思うんですけれども、
でも全然そんな構えなくて全然大丈夫ですからね。
大丈夫ですか?
12:00
はい。
ソムリエさんとかはもういろんなお客さんたちをもうすでに相手にしてる人なので、
はい。
何言っても別に。
平気ですか?
平気です平気です。
その変な態度を取らなければ。
はい。
なんかこうないですよね、特別なソムリエの呼び方とかないですよね。
ソムリエの呼び方?
なんかこう言わないとダメとかないですもんね。
ソムリエさんに。
そうですね、ソムリエに来てほしいとかで普通にスインセンとかでいいんですか?
いいと思いますし、たぶんちゃんとしてるところだといいタイミングで来てくれます。
あ!人、さっきの人を見てるってやつですね。
そうですそうです。
うわーかっこいいなソムリエ。
メニュー見終わって決まったなみたいなわかるじゃないですか。
この見終わってちょっと机にメニューを置いたぐらいのタイミングで来てくれたりとか。
ちゃんとしてるところはそうです。
素敵。
そっか、じゃあわざわざ呼ぶまでもないかもしれないということですね。
そうですね、はい。
私も普通にフレンドリーに接してもらって、接してね、いいと思います。失礼のないようにね。
ない程度に。
はい。
ソムリエ側もね、ちょっとやっぱり緊張感持ってね、毎回お客さんと接してると思うので、楽しくね、食事が楽しくなればいいと。
多分ソムリエもお客さん側もみんなが思ってることだね。
思ってる。
共通の目標に向かってね、みんな進んでるんで。
楽しく、優しく。
何笑うとんねん。
いやいや。
真面目なことしか言ってないじゃないですか。
そうですよね、すごく真面目ですよね。
前からちょっとコクバさんのロマンチックな部分が見えてたので。
本当ですか。
今そこに重なりました。
なるほど。
素敵だなと思ってニヤニヤしちゃいました。
すいません。
いやいや、とんでもないです。ありがとうございます。
はい、ということで、いろいろ教えていただきましたけども。
脱ワイン初心者としてワインをオーダーするときは、料理に合うワインをお願いしますと、ぜひ言ってみましょう。
それでそこでね、おすすめされたワインがすごい料理と合ってたりとかね、美味しかったりしたら、そのね感想を一言でも言ってあげるとね、モチベーションにつながりますね、我々も。
ぜひね、お手柔らかにお願いしますって感じですね。
エンディングでございます。
今週のエンディングトークはですね、ツイッターで寄せられた質問に答えていきます。
ピエロギさんからの質問です。ありがとうございます。
こんにちは。ポッドキャストで偶然この番組を見つけて聞き始めました。
最近少し暑くなってきましたね。
私はイワシ、サンマ、アジなどヒカリモノのお魚が大好きで、夏は特に美味しく感じます。
そこでヒカリモノのお刺身に合うようなワインを教えてください。よろしくお願いします。
いいですね。こういう質問が。
嬉しいですね。
15:02
そうですね。ヒカリモノのお刺身ですね。
これに合うやつってなると。
暑くなってきたのでということなので、ビーノベルデというワインをお勧めしたいなと思います。
ビーノベルデっていうのはポルトガルのワインなんですけれども。
ビーノがワインって意味ですね。ポルトガル語で。
ベルデが緑。ベルディーとかあるじゃないですか。
今は違いか。東京ベルディーか。
歳がやばい。読売りじゃない。
緑って意味で。
緑。
完熟してないぶどうを使う。若いって意味にもなるみたいで、ベルデって。
そういうぶどうを使うポルトガルの微発泡ワイン。
微発泡ワイン。
微発泡してないのも実はちょっとあるみたいなんですけど、ほとんどが微発泡してる。
アルコール度数も10%いかないぐらいのやつで、すっきりしていて魚介と合いますよっていう。
これはもちろん白ワイン。
白ワインです。
ポルトガルも海にメインしてるんで結構イワシとかタコとか魚介を食べるんで、
たぶん現地の人もヒカリモノとビーノベルデ合わせてると思いますし。
ちょっといいですね。
ぜひおすすめビーノベルデ。安いんですよビーノベルデ。
そうなんですね。
だいたい1000円前後で売ってる。おいしいの売ってるんで。
今年の夏はじゃあもう。
ビーノベルデで。
ビーノベルデのヒカリモノのお刺身で乗り切りましょう。
乗り切っていただいて夏バテなどせずに。
ビエロギさんありがとうございます。ぜひ試してみてください。
ワインの学校を聞いてのあなたのご感想を番組概要欄のメッセージフォームからご応募できます。
またアップルポッドキャストのレビューやツイッターでハッシュタグワインの学校をつけての投稿もお待ちしています。
表記は番組名と一緒でワイン学校はカタカナ、間にあるのだけひらがなです。
スポーティファイでお聞きの方は番組フォローと星5評価をお願いします。
番組フォローをしていただくと最新話が更新されるたびに通知が届きますのでよろしくお願いします。
そしてワインの学校では番組で紹介したワインを毎月1名のリスナーさんにプレゼントしています。
5月のプレゼントワインは第2話でご紹介したサンキューデラウェアです。
プレゼントの応募にはキーワードが必要です。
今月のキーワードはワインの学校。番組概要欄のリンクから応募できますのでぜひ応募してみてください。
続いてはコクボさんからの告知です。お願いします。
千葉県船橋市でコックダイナー船橋コックワイナリー営業中です。
船橋コックワイナリーのワインはネットでも買えますし、千葉県船橋市のふるさと納税の返礼品にもなっているのでチェックしてみてください。
あと図解ワイン1年生。図解ワイン1年生2時間目チーズの授業がサンクチュアリー出版さんより発売中です。よろしくお願いします。
18:01
来週も木曜日18時に更新されます。次回もお楽しみに。
お相手はソムリエのコクボタケルとワインの学校新入生、声優の松本サラでした。
18:15

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