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23、23時に帰るっていうのも俺の中でやっぱり、かなりフテクされるんだよね。
だろうね。
うん。で、まあ前も言ったけどさ、やっぱ金曜のこの時間帯、手繋いでるんだよ。
いや、今は別にいいんじゃないですか。
いい歳した大人がさ、手繋いでるんだよ。
うん。
なんだよって思ってさ、で、近くの店に、会社の近くの店に、壁にさ、なんかアーティスティックな文字で文字書いてあるんだよ。
愛し合ってる会って書いてるんだよ。
今野清志郎じゃないですか。
いや、清志郎かーって思ってさ、で、右下にちっちゃく署名が書いてあって、清志郎じゃないんだよ。
愛し合ってる会って、今野清志郎の先輩特許じゃないんだ。
でも、まあ、俺たちは今野清志郎だって思うじゃん。
もうね。
うん。だからなんか、これを乗っ取れるってすごいなと思って。
うん。右下に署名書いてあるんだよ。で、ちょっと調べたら、アーティストの人でバンドやってるのかなんかで、あれは自分のものにできるんだっていうのが、結構びっくり。
いや、まあ、もう。
だってそれって、元気ですかー?みたいなのを、俺の持ちネタだけどって言ってるようなもんでしょ。
いや、できるんじゃない?
愛し合ってる会。まあ、商標登録はされてないと思うからね。
だって、俺の中で、ラブ&ピースって叫んでるのはサンボマスターのイメージなんだよ。
あー。
うん。けど、あんなん言い方悪いけど、誰でも言えるわけで。
で、愛し合ってる会も、まあ、行ってしまうと、今野清志郎が強いけど、受け継いでいくみたいなさ。
ラブ&ピースは、そりゃ、いろんなとこで擦られてる言葉じゃん。
あの、愛し合ってる会を擦ってこうなのかもしれないし。
そうそうそうそう。
そういう意味では、今野清志郎の意思を受け継いでいこうみたいな、絶対マズとは違う方向でね、受け継いでいこうっていう思いの音を使ってるかもしれない。
でもそうすると、パクってるって話じゃないじゃん。
じゃあ、その署名、署名いる?
うん。まあ、必要かどうかは知らないけど。
だって、愛し合ってる会ってさ、店の壁にさ、飲食店の壁に、愛し合ってる会ってデカデカ書いてたら、
ああ、ここのマスターは今野清志郎好きなんだ。
BGMでかかってるのかな?RCサクセーションとかがかかってるのかな?とか思うじゃん。
でも、その署名があることでさ、絶対うん?ってなるよね。
何だろう、この署名。わが者にしたの?俗人的なもんなの?やる?って。
しかもアーティストであるんなら、お前の言葉ないの?って思っちゃうじゃん。
まあ、わからん。あの、わからんっていうか、言わんとしてることはわかるんだけど、
あの、そのアーティストのことをまあ、僕は知らない。
知らないし、まあ、僕も知らないんだけど、あんまりね。
勝手にだけど、継承していきたいって思ってる。
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ああ、二代目みたいな感じなの?
そうそうそう。別に、それを逆に全面的にダンと出して、行くべきじゃん。継承したいって。
そうそう、継承してる人だったらね。
してるというか、したい人か、生活。
したい人でもいいよ。
ね、店の壁に書くまでの経緯が、そうすると、何なんだろうね。
店のオーナーは発注してるわけじゃん。
発注なの?いわゆるなんか、有名人が来店した時に壁に落書きしていく的なやつじゃないんだ。
めちゃめちゃでかい。
あの、入口の横に、入口と同じぐらいのサイズで書いてある。めちゃめちゃでかい。
だからあれは、どっちかというと、その看板みたいなもんで、ちゃんとお願いしてるもんだと思うんだよ。書いてくれって。
愛し合ってるかいってオーナーが頼んだのか、書いてくれってね。
お店側から愛し合ってるかいって書いてくれって言ったのか、頼んだら、もう自由に書いていいよって言われて、愛し合ってるかいを選んだのか。
あれ、後者だと思うけどな。
二代目、今野清代が愛し合ってるかいって書いてるなら、まあいいけど。
関係ない人が書く言葉にしては、今野清代に寄りすぎてる言葉じゃん。
この言葉を店長となりオーナーが書いてくれって言うのは、署名… 座右の銘なんだよ。
俺、署名できないもん。 署名できないよね。なんで俺の名前でこれを書かなきゃいけないんだって。断ると思うよね。
逆に、だからそこは、後輩君の言うところの後者の書いて、なんか、まあ仲がいい、たぶん仲いいんだろうね、そのアーティストの誰かと。
たぶんそうだと思うよ。
で、なんか店出したから、君らの、まあなんか書いていいよっていう話で行ったときに、
まあそのバンドの人たちがね、俺らが今野清代の意思を継いでやってくんだっていう意味を込めて、
愛し合ってるかいっていうのを書いたっていうのだったらまあ納得できるんじゃない?
え、あの、その時の書いてもらった店長の気持ちどうだったんだろうね。
お前の署名でこれ書いちゃうとか思わなかったかね。
ああ、思わないんじゃない?そういうふうに頼んだらそう書くだろうなっていくとこまで、たぶん店長が分かってるから。
ああ、そこまで分かった上で。
全ては了承の上で。
何者なんだろうな。エセ、エセタイマーズなのかな。
っていう、まあ一応納得できるストーリーは作れるなってだけかな。
実際本当にそうかどうかは知らない。
知らないよ、どうかわからないし、あの、この人は今野清代のことなんか1ミリも知らない可能性もあるよね。
まあでもたぶんパッと見でバーッと見たときに、僕は抱く感想は、「ああ、いったいなあ。」と思ってしまった。
2代目だったら応援したい。文化だなと思う。頑張ってっつって。売れずに。
まあ真相が矢部の中だから、あの、なんとも言えないけど、まあたぶんパッと見たときに僕は、「ああ、いったいな。」って思ってしまった。
なんでだよ。
今語ったことすべてをわかった上で、でもやっぱり全面に出して……。
ものになったときにはすごいなって思うけど、それがね。
ものになってないタイミングのところだと、僕は、「ああ、いったいな。」としか思えない。
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熱い思いでやってて、実はその界隈ではもう認められてる人たちだっていうふうなことかもしれないけど、
まあ僕に届いてない時点で僕は見たときに、「ああ、いったいな。」と。
署名なければよかった。署名がなければ、「ああ、今野清志郎好きな店なんだな。」で済んだよ、俺の中でも。
まあ、言葉として悪い言葉じゃないし。
ああ、そうそうそう。
うん、まあ、でも、ほら、今野清志郎さんが亡くなられたときにね、出館のときなのかなんなのかな、よくわかんない、あれワイドショーで流れてたけど、
大竹忍さんがね、もう感情的にさ、「愛し合ってるかーい!」って叫んでるときに、やっぱちょっとゾワッときたよね。
ああ、そう。あのね、感覚はわかる。俺はその感覚を必死に押し殺した人だから。
その感情を抑え込んだ人だから、俺は。
この場では思っちゃいけないかな、みたいな。
疑えようとしてたのを辞聴したから。
だからこそ、ちょっとそういう精神の葛藤もあったから、はっきり覚えてるんだけど、そのシーンはね。
もうね、ごめん、だからそういう意味だと俺はもうこれは口に出してはいけないことだと思ってるから。
ヤボだって思って。
ヤボだ、そこを言っちゃうのはもう、ガキだ、みたいな。
まあね、ただ…
いや、言いたいなら言っていいよ。
その気持ちがある分、やっぱりこの誰かわからん人が書いて愛し合ってる回に対して、やっぱりたけし君も思わず蓋が緩んだっていうところだね。
関係性が見えないからね。
うん。
あの、おたけしの王さんの場合には信仰があってっていう背景があるから。
なんか、言うべき人が言ってるっていうところあるよね。
言っていい人が、言っていい人って言うとちょっと偉そうだけど、
言っていい人が言ってるっていう風に、やっぱあるから、その感情を持つのはヤボだっていう、押し殺しの心が出るんだけど。
いい大人が何をやってるんだろうっていうね、冷めた目で見ちゃうっていうことね。
さっきの小江君じゃないけど、お前の言葉はないのかっていう話になってたんだけど、
ああいうふうに飛びつくなよ、キラフレーズにって思っちゃうけど。
何?自分の店持ったら何て書きたい?
いや、まず何の店を持ちたいかわからんな。
えっと、じゃあ、はるおと同じ、はるおのコーヒー屋の隣に同じコーヒー屋を作るとして。
なんでそんなさ、まずやらないことを想定したきゃいけない。
あいつがね、一年復帰してようやくね、運転資金を得て、万を持して作ったコーヒー屋の隣に、おたけしもコーヒー屋を作ると。
はるお君のところよりちょっと安いんでしょ?同じようなメニューに。
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50円ぐらい安くて、パンもちょっと大きい。ちょっとおいしい。
はるお君のところより全部ちょっと上。
何もいいところがなくなってしまうんだけどね、そしたら。
はるお君のお店のいいところが何も見えてこないことになるんだけど。
それはもうはるお君を潰しにかかってるよね、俺。
いや、でもマスターがすごい、マスターがいいじゃん、はるお君はね。チョッキーとか似合うじゃん。
それに対抗してたけし君が隣に作りました。じゃあ壁に何て書く?
え、喫茶店でしょ?だから。
喫茶店、喫茶店のなんか、じゃあアーティストに頼んでもいいよ。
いやごめん、喫茶店だったら俺メッセージとか書かないよ。
隠れができる雰囲気にしたいんだったらなおそらだよね。
居酒屋とかさ、バーとかだったら何かしら書くかもしれないけど、
あんま書いてもらうとかっていうのをするかもしれないけどね、雰囲気づく。
じゃあその、はるお君が立てたようやくオープンした。
だからさ、なんで隣にはるお君。
隠れができない静かにコーヒーが楽しめるお店の雰囲気をもうぶち壊しにする超うるせえ居酒屋を隣に作ったと。
あのさ、もうさ。
ノーマスクで来てくださいみたいな居酒屋を作ったと。
俺それやりたくないんだけど。
そもそもね。想定としてもやりたくないんだけど。
いや、なんでさ、あの、いやいいんだけど、なんではるお君が出てくる必要があるのか一切わかんないんだよね。
君が居酒屋をやるとしたらとかって言ってくれればまだ考えるけどさ。
店を出すモチベーションなんてはるおのね、営業妨害以外ないわけじゃん。
いやもうそもそもないから。
あ、ないの?
ないから、はるお君が店出したとしても分が余ってるくらいで終わるよ。
近ければ行くかもしんないけどさ。
逆に聞くけど、こうへい君がじゃあ店、まあ居酒屋。
あー悩むなー。
居酒屋を経営するとして、あ、経営というか、店を出すとして、
なんかちょっと壁が真っ白は寂しいから、なんかこうメッセージを入れたいなと。
うん、そうだね。
でっかくラブ。
いや、ちょっと待ってくれよ。
何にも思いつかない。
L.O.V.E.ね、ラブ。
無理だな、思いつかねえな。
うん、ちょっとね厳しいでしょ。
中島みゆきにしようか、これは。
中島みゆきから撮ろうかな。
いや、まあ、コア、コンセプトを考えようよ、店の。
だから誰かの名言。
あー店、うん、そうだね。
ザックバランな感じかな。
いろんな人が来ていいんじゃない?
やんちゃな人、静かに飲みたい人、いろんな人が来ていいと思う。
そういうお店にしたい。
一番潰れるタイプのパターンだね。
客を絞れてない。
ターゲットを絞れてないから、どこにも触らさわない。
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潰れるパターンのお店だよ。
なんて書こうかな、オンリーユーとかね。
センスがないな。
ちょっと考えたけど。
ちょっと無理だね、向いてないな。
あの変な名前のパン屋みたいなやつは、いっぱい考えられるんだけどね。
転がる苔に石は生えないとかさ。
え、本当に転がる苔に石は生えないっていう店の名前なの?
いや、俺がパン屋出すならね。
苔は生えないじゃなくて。
それが普通じゃん、それが普通じゃん。
それを逆にすることで、なんだってなるっていうのが、ああいうパン屋のギョッとさせる手腕じゃん。
高級食パン。
まあ、今もう下火らしいけどね。
もう下火でね、どんどん閉じてるらしいけど。
かっこいい、自分にとってのかっこいい座右の、あれか、面白き、こともなきを面白く。
それだね。
個室に、各個室に一個ずつ貼っていく。
うん、一番ダサいと言われてる座右の名ね。
人に見てほしい座右の名ってやっぱり難しいね。
