2021-08-24 19:57

#010 that is why i am back

突然の復帰ですが、なぜ・・? / Max Summer School 2021 / 「生産性の外の学び」 / 近況告知


あまりにお久しぶりです。また、ぼちぼちやっていきますね。



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サマリー

合唱指揮者の柳島さんは、久しぶりの投稿として、電子音楽やモジュラーシンセについて話しています。柳島さんは、合唱指揮者やプロ野球の試合から得られるデータなど、日常生活や興味の対象についてお話ししています。また、柳島さんが主催するコンサートの案内もあります。

音楽の創造とモジュラーシンセ
皆様こんばんは、合唱指揮者のKota Yanagishimaです。
合唱指揮者のPodcastというタイトルで、これまでやってきておりますが、
大変久しぶりの投稿と収録ということになりました。
前回が今年の2021年4月29日でしたので、
今日が8月24日です。もう4ヶ月も経ってしまいました。
今回は10分くらいかなと思いますが、
それだけだと話し切れないこともたくさんありそうなので、
だんだん振り返っていければいいかなと思います。
このPodcastをまずどうしてまたやろうかなという気が向いたのかというと、
理由はいくつかあるんですけど、
一つすごく暴論的な、端っこの論の暴論という話なんですけど、
今後ろで流れているこの何というか、
得体の知れない音楽なんですが、
これをこの前先々週くらいかな、
自分で作ってみまして、こんな感じになって、
これちょっとPodcastのBGMに使えるんじゃないかなというふうな思いつきが発生して、
じゃあPodcastを録音しなきゃみたいな、
割と厳禁な理由でもあります。
今までも結構こういうアンビエントの調整アレンジじゃない、
音楽なのか音楽じゃないのかよくわからないような音を結構後ろに入れてね、
使っていたんですけど、
今回はちょっと自分でそれを作ってみました。
MAXとの出会い
それはそこに至るまではいくつかのご縁というか、
自分のこの今月の過ごし方というのがいくつか関わっていて、
一番大きいのことは、8月の最初の週の1週間なんですけど、
東京芸術大学の千住キャンパス、
いわゆる美術科とか音楽学部じゃなくて、
環境なんたら学部、ちょっとごめんなさい、名前忘れちゃいましたけど、
いわゆるメディアアート系が揃っている北千住のキャンパスで、
MAX SUMMER SCHOOL 2021というのがありまして、
MAXといういわゆる電子音楽だったり、あるいは自動生成作曲だったり、
型やDJとかEDMとかテクノとか、
そういう分野でも扱われるようなソフトウェアがあるんですけど、
あるいはプログラミング言語とも言えるかもしれませんが、
それのセミナーがあって、僕はちょっとそのソフトウェアに前々からとても興味があって、
研究をしていたんだけれども、どうしても深く勉強していくモチベーションがなかなか持てないという中で、
そういうスクールがあるということで、その1週間ですね、
千住大橋の近くに宿をとって、そこに通っておりました。
そこでいろんな可能性に気付けたのと、
あとその時の中級の講座で、
中級の講座の講師がよく最近テレビにも出ている森ロバートソンさんという方なんですけど、
彼がモジュラーシンセサイザーでいろんなものを見せてくれて、
そのモジュラーシンセの魅力にまた、
これはマックスの本論からは少し外れるんですけど、
ものすごい取り憑かれてしまったというか、これはすごいなと思って、
ちょっとやってみたいとめちゃくちゃになって、
千住の授業が中日ぐらいかな、授業が終わって、
そのままですね、
お茶の水の、新お茶の水の宮路楽器のモジュラーシンセを置いてある都内で、
それなりに有名っぽい楽器屋さんがあるんですけど、
店員さんにあれやこれや聞いていろいろ触らせてもらって、
もちろんモジュラーシンセっていうのはね、
自分でいろんな小さい一つ一つのやつを買って、
ユーロラックっていう様式になっているケースに詰めて、
自分でカスタムしていくんですけど、
セミモジュラーシンセっていって、ある程度のパッチング、音作りが可能なものが揃っている、
シンセサイザーを使って、
それでいろいろやってみようかなっていうところから今始まってるんですけど、
それでそういうひょんな流れがあって、
メイクノイズのノーコーストっていうセミモジュラーを買いまして、
それでいろいろ音を作っていて、
あとこれMAXととてもつながってるんですが、
コンピューター上でエイブルトンライブっていう、いわゆるDAWの音楽制作のソフトがあって、
現在の合唱活動の課題
モジュラーで作ったいろんな不思議な音を
マックに取り込んで、そのエイブルトンの上でいくつかまた音を歪ませたり、
すごいシンプルなんですけどね、
音響から一部を切り取って、
今後ろの音、キラキラキラって音がたまに聞こえるんですけど、
こういうのを孵化したりして、リバーブかけてみたいな感じで作ってみたら、
意外とそれっぽくはなるなみたいな感じの経験ができて、
とりあえず自分のポッドキャストのBGMに使うぐらいには、
害はない作品ができたのかなみたいに思ったりもしています。
そんな感じで、この音を作ってみたよっていうことをちょっと欲しくて、
今こんな風に喋っております。
そうですね、そのMAXっていうのに興味を持った
流れはいくつかあるんですけど、
今だから結果的にこのModularに出会って、
このModularから信号を送って、
その信号をまたオーディオインターフェースで通して、
こっちに戻してみたいな感じで、さらに音をいろいろいじって楽しめるみたいな出会いもあったんですけど、
そもそもMAXっていうのはそれそのもので、
MIDIを鳴らしたり、
ソフトウェアシンセサイザーみたいなこともできるし、
中に道具箱みたいになっていて、
その道具をいろんな配線で繋いでいくといろんなツールが作れるという感じで、
シーケンサーっぽいこともできるし、
ネットに上がっているので言うと、
アルボペルトのティンティナブリ様式って合唱の人がよく聞いたことあると思いますけど、
アルボペルトの様式をプログラム化して、
自動でそういう音が出るようなプログラムを作るとか、
そんな感じのすごく面白い遊び方ができるものです。
僕は合唱指揮者なんで、合唱の何に役立つかと言われたら、
現時点では何もないと思います。
一方で僕が何となく思っているのは、
合唱の作品にもちろん限らないんですけど、
今はインタラクティブミュージックという段階にあるという話なんですけれども、
そういう分野で合唱の音楽というのが何でしょうね。
もちろん作曲のアイディアということと、
それを組み上げていくことが当然必要なんですけれども、
同時に例えばそういう音の体験として、
自分の想像を見出すみたいな行為というのがある中で、
合唱というのもそういうあり方と、
何かやってみるチャンスはあるんじゃないのかなと何となく思っていて、
もちろん僕が作曲しようかというと、
全然そういうところにはまだまったく至っていないんですけど、
誰かに頼む上でも自分がある程度、
見えていないと言えないですよね。
指揮者としてオーケー振るときにボーイングの話ができるとか、
そういうのとちょっと似ていると思うので、
プロのように弾けるか弾けないかは別としてですけど、
そういうのもあるかなというふうにマックスというのをもう一度改めて、
ちゃんと勉強してみたいなと思って今回こういうふうにセミナリーに参加しました。
おかげさまでこのモジュラーシンセをいじって遊べるということもそうだけど、
単純にそれそのものの楽しさもすごく味わうことができていますし、
僕は合唱式者というふうに名乗っているので、
その合唱式という活動において生産的なものにつながることも期待はしたいかなと思います。
一方で逆に今って合唱式大変ですぶっちゃけ。
まさにこの収録をしているこの日にまた別の演奏会が中止になり、
そして本当だったら9月は通い合宿みたいな感じで、
6時間7時間の練習を入れていこうというプランが従来はあったんですけど、
それも演奏会中止でなくなって、全部ズームでやりましょう。
単純にそうとは言えないんだけれども、
去年の4月5月の状態に逆戻りしてきているということですよね。
しかも今回のこのデルタ株の広がり方というのは、
収まり方が何かわからない状態になっていますよね。
だから6時間7時間の練習をしながら、
これがしかもどういう状態になって続いていくのかとか、
何を持って復活するのかわからない。
そうするといよいよ僕も去年の4月、
合唱式者、合唱に未来はあるか、まだあるといろんなことをやっていこうみたいなところの中で、
いろいろ試行錯誤して、それによってとてもいろんな経験を得たし、
新しいことができるなというのがあるけど、今は不安ですね。
これまでは不安がなかったわけではないけど、
今のわからなさはちょっとすごいなと思うし、
柳島さんの日常生活と関心事
固くなっていてもいけない。つまり、
いろいろ言ってくるやつがいるけど、これが俺がやるのが正しいんだ、みたいなのもやばそう、
みたいな直感としてね。
そういうわけで、合唱式者という自分のアイデンティティそのものを、
これどうなっていくんだろうということは、
毎日考えるし、
割と冗談じゃない意味で、別の仕事を何か考えないとな、みたいな気持ちにも
やっぱりなってきてなくはないと思うんですよね。
きっと多分音楽家の人で似たようなことを考えている人は少なくないんじゃないかなともちろん思うので、
全然僕だけが大変なんですなんてことを言うつもりは冒頭ないんですけどね。
そんなことがある中で、
なんかだからこのMAX、あるいは
自分が名乗る自分が生産するべきものと
直接的に関係のないものについて捉えて、
学んで、その瞬間に何かアウトプットの可能性がある。
あるいはこのインプットはまだ深いところまで行くかもしれないっていう気がする。
ある種、なんか自分の今まで見てなかった時間軸の
何か地平が見えるみたいな。
そういう行為自体は何か今の僕にとってはすごく心地よいものなのかもしれないとすごく思いました。
同じように今はあとはね、
これは去年頃から細々やっていて、
ハイデッカーの存在と時間という哲学書を読む何人かで。
今はそれだけじゃなくて、
メルロポンティという同じような原子音楽者、フランスの原子音楽者の
また文章を何人かで読書すると。
分かんねえ分かんねえって言って、色々読んだ結果分かんなかったみたいな会話をやってたりするんですけど。
それも何て言うんでしょうね。
すごくある種その生産体制という言い方で考えると無駄なんですよね。きっとね。
そんなこと分かんなくたって、自分の身体がどこからどこなのかとか、
自分の身体の他者との相互性がどうなっているかみたいなことを考えなくても、
ご飯作れるし、四拍子振れるわけですよね。
でもなんかその関係ないこと、あるいは
関係が考えなくなっていくような
一つのそういう世界観みたいなところに
身を置く自分ということを体験してみる。
僕はまだこれをなんか哲学にどっぷり身を置いてますとか言えないので
体験してみるという謎の謙遜言葉がついてしまうんですが、
その状態にあるということも一つなんか
今の生活にとってはとても大切なことのように今感じています。
15分になっちゃった。
コンサートの案内
最後に一番大切なことなんですけど、
今日これで今24日、8月24日の朝か夜中か分からない。
3時過ぎなんですけど、
その翌々日26日に夜7時開演で
府中の森芸術劇場ウインホールというところで
僕と谷川俺さんが主催をしている
Vocal Consortiumというセミプロフェッショナル合唱団のコンサートがあります。
ストラビンスキーの四辺交響曲
そしてブラームスのドイツレクエムという二大
いわゆるクワイヤシンフォニーという風に
向こうでは言うんですけど、ドイツ語だとコアシンフォニーですね。
これの4種ピアノ版ということでお届けする予定です。
ピアニストは渡辺健一郎さん、そして谷本芳樹さんという
僕にとってはとてもおなじみな仲間の二人なんですが、
この二人がピアノの連談でご一緒できるというのは
僕にとっても初めてだし、そして渡辺さん、谷本さんのお二人自身にとっても
この連談で共演するというのは初めてのことだったそうです。
やっぱりこの状況の中での開催ということもあって
やっぱりそれは非常に悩んだし葛藤しているし
どちらが何が正解ということを断言しながら
この演奏会のことをご案内できないことは
ある種心苦しさもあるんですけど
でも上辺の言葉だけではない、できる限りの本当に対策をして
あるいは何かあった時にそれを引き受けるしかないという覚悟みたいなことは
僕たちなりに持ちながら演奏会を臨みます。
幸いしてなのか分かりませんが、やっぱりこの時期ということもありますし
あと土真ん中の平日の夜ということもあって
しかも郊外ですのでコンサートの会場はまだかなり空いております。
都です。東京の都内の街中よりも都です。
なのでもしこの府中の森芸術劇場まで
無事においでいただける方々がいらっしゃいましたら
そしてこの演奏会にもし興味を持ってくださいましたら
ぜひ足を運んでいただければなと思います。
TwitterでVCINITIUM
Vocal Consortium
これで検索していただければ予約サイトのURLなどなど出てくると思います。
もう一つこのコンサートは配信も実はやっております。
今年は助成金が出ていますので
インターネット生配信でお送りすることになっています。
そちらのチケットも今好評販売中です。
そちらはおかげさまで視聴者さんもたくさんいるんですけれども
なのでその当日そこにまで行くのはちょっとあるいは
そもそもものすごく遠くに住んでいるのでとか
あと時間が合わないのでアーカイブで見たいんですという方にとっても
アーカイブも残しますからしばらく2週間だったかな
残しますのでぜひそちらの条件で
インターネット上でご来場いただくということも可能です。
まずはそこかななんかちょっと重々しい感じですけど
そこにとにかく注力してで来週も1個コンサートまであるんですけど
この2つをやったらまたすごくいろんな思いが変わっているかもしれません。
またちょっと息が詰まったらお話しさせていただければなと思います。
皆さんどうぞ健康に。
今回はここまでにします。
柳島でした。どうもありがとうございます。おやすみなさい。
19:57

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