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2025-02-26 22:29

ささきるの水曜回帰φ瑠「小説を書く時の創作過程・ツール」

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サマリー

ポッドキャストでは、ささきるが小説を書く際の制作過程や使用するツールについて詳しく語っています。下書きから完成までのプロセスや、iPhone、Google Docs、インデザインなどの利用が説明され、AIを活用した書き文字の整形技術も紹介されています。また、このエピソードでは創作過程やツールについて触れられ、AIの活用や紙に印刷しての編集方法、ノートの取り扱い方が詳しく説明されています。著者の独自の作業スタイルも明らかにされています。

ポッドキャストの導入
おはようございます。
2025年2月26日、水曜日。ささきるです。
水曜回帰ファイル、始めていきたいと思います。
水曜回帰ファイル、何週ぶりだろう。
ちょっとお休みしがちになってるんですけども、
本当に1週間で一番忙しいのが水曜日なんで、
なのもあってですね。
なかなかやれる時間がなくて、
朝撮ってもそれを編集する時間がない。
夜も予定がぎっしりみたいなことが続いて、
お休みをしてたんですが、
今日はたまたま5時かな。
5時にベッドで目が覚めたんで、
あ、じゃあこれそのままスマホで撮ってしまえば、
なんぼか時間が省略してできるんじゃないかと思って、
録音ボタンを押しています。
そんでお休みしてる間に、
いろいろ世の中のニュースとかね、
関心あることいっぱいあるんですけども、
今日は私がやっている、
メディアヌープっていう、
もう一つのポッドキャストの方でやっている、
ディスコードチャンネルがあるんですけども、
マイナーなチャンネルがありまして、
そのマイナーなチャンネルの一つが、
物語を巡る冒険っていうチャンネルなんですけど、
これはですね、お話作りとか小説の話をしたりしてる、
したりしてたってことなんですけど、
そういうチャンネルなんですけど、
そこでですね、
昨年末にコメントをもらっていたのをすっかり忘れて、
これ見るとですね、
2024年11月29日に質問をもらって、
コメントをもらってるんですけど、
それに気づいて私が書いているのが、
2月19日ということなんで、
もう3ヶ月ぐらい経って、
もう大変失礼な感じになっちゃってたんですけども、
そのいただいたコメントがですね、
感想、コメント、お返事はポッドキャストでも構いません、
歓迎ですって書いてたんで、
これどうせだから、
これを、この回答を、
この場でポッドキャストにして吹き込んでもいいかなと思って、
今日それやることにしました。
小説の制作過程
というわけでお便り風に紹介したいと思います。
月町陶芸さんからお便りいただいています。
もしよろしければ、
制作過程、ツールなどについてお話を聞かせてもらえませんか。
ポッドキャストにしていただくのも大歓迎です。
超絶お手つきの際で構いません。
よろしくお願いしますということでした。
月町さんはですね、
私が昨年出した僕らのネクロマンシーの文庫版を、
フラヌール書店で手に取っていただいたそうで、
その後にコメントをいただいております。
それでですね、
この制作過程とかツール、つまり道具とかね、
プロセスのことだということですね。
実は、小説とか本を作る人って、
こういう制作過程のお話が、
多分好きなんだと思うんですけども、
私もいっぱい本を読みました。
そういうのを書いてある本。
有名な作家が書いてあるやつも読んだし、
あと個人でネットとかでね、
いろいろ披露している人がいるのでそういうのを読みました。
全員が同じやり方をしているみたいなことはなくて、
おのおの親しんだやり方でやるわけですよね。
必ずしも別に最新技術じゃなかったり、
必ずしも効率が良かったりするわけでもないんですけど、
そもそも効率の良いことをしたい、
生産的なことをしたい、
プロダクティブなことをしたいっていう人が、
小説を書いたり本を書いたりしないので、
ものすごく非効率ですよね。
時間がかかるし、苦しいし。
だからこのツール選定とかプロセスっていうのも、
突き詰めればもっと効率の良いこととか楽なことあるのかもしれないんですけども、
それを目的にしていないもんだから、
みんな好きなやり方、
非効率だけど慣れたやり方、
愛着のあるやり方みたいなことをやるんで、
一人一人みんな違うんですよね。
それが面白くて、
あといつ言うんじゃうんですけど。
なので私の場合も、
誰かにオススメするものでもありませんし、
これが良いよと思っているわけでもないんですけど、
やっていることを答えてみたいと思います。
プロセスに分けると、
下書きをするということと、
データ上で、
遂行・完成に導くということと、
これが2番目ですよね。
3番目、
それを本という製品に仕上げる。
この3つのプロセスがあるとしますよね。
1、下書き。
2、遂行。
3、完成、製品化みたいな。
それぞれ分けて言うと、
下書きはいろんな方法でやります。
過去やったのだと、
iPhoneのメモ帳に全部書くと。
これは最初に作った小説、
その後の短編小説とかは、
ずっとiPhoneのメモ帳で書きました。
フリック入力で、
電車乗っている間とか歩いている時とか、
やり方で1ヶ月ぐらいかけて全部書いたみたいな。
これは、
ちなみにそれを言うと、
iPhoneの、
6Sか。
あれ6Sだったかな。
もっと前だったかな。
4か。
4Sと6S、両方でやったことありますね。
その時はスマートフォンが今よりも
薄くて軽くて小さかったので、
ずっと何時間も持っていても、
何時間も片手で入力していても、
全然疲れなかったんですね。
でも、どんどんどんどん
iPhoneが重くなってきたら
肘が検証員になりそうになって、
つまり、
肘が検証員になりそうなくらい
ずっとスマホで書いているみたいなことなんですけど、
それであまりやらなくなりました。
一時喋って入力するとかもやったんですけど、
結局スマホで入力するのは、
今でもやるんですけど、
一本書き切るみたいなことは、
長文書き切るみたいなことは、
かなり減ってなくなって、
何か修正したり、
ちょっとパートだけ、一部だけ書くみたいな時に
利用していますね。
でもスマホ、下書きに利用しています。
スマホのメモ帳ですね。
あとは、
原稿用紙も実は使えます。
クラシックなことをしますよね。
原稿用紙に万年筆で書くってことをします。
これは、
カフェとかダンとかに行った時に、
ノートパソコン出してパタパタパタパタ
やらないんですね、僕。
あんまり好きじゃなくて、
ノートパソコン持って行って
開いてやるってことじゃなくて、
飲み物と紙と、
これ原稿用紙ですけど、
ペンだけ持って、
さーってやるんです。
これ何がいいかというとね、
こういうとバカバカしいんですけど、
片手で書けるんですよ。
キーボードって両手使いますよね。
でもペンって片手なんですよね。
なんとこの単純なことに
僕は感激するわけです、書いてると。
そうするとね、もう片手が余るわけです。
飲み物も飲めるし、
ぱっと調べ物をしたい。
書いてる時にね、
表現とか表記とか事実とか
スマホ持てばペン書けますよね。
残った右手で。
つまり、
左手が開くわけですね。
何回言うんだったんですけど、
いいんですよ手書き。
手原稿用紙4枚とか5枚とか、
1時間ぐらい
座ってるとそれぐらい書けますけど、
書けるわけですが、
書いて、その後に下書きを
Google Docsの
一つのファイルにいつも
まとめてるんですけども、まとめると。
それメモ帳に書く場合も、
スマホのメモ帳に書く場合も、
原稿用紙に書く場合も、
最終的にGoogle Docsにそのまま書き込む、
続きを書き込む場合も
かなり多いというか、
それで書くこと多いんですけど、
そこにやっていくと。
あともう1個あった。
インデザインに直接書くことありますね。
インデザインに小説用の1行
37文字ぐらい入っている、
縦書きにするとね、
すごく小説っぽくなるっていうかね、
本番のレイアウト、
製品用のレイアウトをイメージしながら書けるので、
そこに直接書くこともあるんですけど、
そこにも書きます。
それも一旦はコピーをして、
Google Docsとか、
扱いやすいんでね、横書きの
Google Docsの方に持っていったりします。
なのでそれが下書きですね。
データとしてはGoogle Docs、
ツールとしては
iPhone、原稿用紙、
インデザイン
とか使います。
AIの活用法
これ今小説の話をして
したんですけど、
そういえば、
今作ってる本がありまして、
湖の底で戦争が始まる
っていう、これは
研究論文とエッセイと
小説のアンソロジーみたいなやつ
なんですけども、
これは自分の原稿と
他の著者さんの原稿
なんかを
集めていってやるんですけども、
その時に
講演録とか
ありますよね。
あるんです、今回。
誰かがどっかで喋った原稿の
音声データがある。
それを講演記録として
書き文字に
改めるっていう
そのパート、そういう章が
ありまして、その原稿
なんかを用意してるんですけど、
それは
AI使いますね。
複数使ってます。
チャット、GPT、
クロード、
ノートブック、LM。
で、
講演記録の書き直し
っていうか、
整えるやつか。
整えるやつは、
クロードが
クロードソネット3.7
これ出たばっかりですけど、
これがいいんじゃないかなと
思っています。
これ完璧な状態、
もちろん完璧な状態になるわけないんですが、
ある程度まできれいに整える
とこまではばっと一瞬できそう
なので、てかできているので、
あとは
それを補ったりなんかしますね。
実際喋ったときには
なかった、喋ったときには
省略してるような
言葉とか事実関係みたいなものを
講演記録、書き文字にするときに
足すみたいなことがあるので、
そういうのは人が仕上げるわけですけども、
大まかにはそういうものを
使っています。
あとこれからやろうと思っている
やつがあるんですけども、
これはある
歴史上の人物、今から400年ぐらい前の
人物の
正体というか、
どんな人だったのかというのに
迫るような
セクション、章を
その本の中に
加えようと思ってるんですけども、
それをですね、
書き文字で
人物表現みたいに
やろうとすると、
結構大変なんですよね。
大変というか、
スタイルがあるから、
そのスタイルを身につけて書くまで大変なんですけども、
これ僕が書くわけじゃないですよ。
僕が書くわけじゃなくて、
その著者がいるんですけど、
書いてもらうの大変だなと思ったんですね。
ご負担もかけるし、
時間もかかっちゃうんじゃないかと思ったんで、
なのでこういう方法はどうだろうと思っているのか、
ノートブックLMを使って、
そのノートブックLMに
その
AIと著者の役割
とある人物に関する資料を
今、
入力させてみたんですね。
ある限り全部入れました。
あとはですね、
そのAI相手に
インタビューをしてみているんですね。
その人物、
いつの時代のどんな人ですかとか、
何をしたんですかとか、
なぜそんな風にしたと思われますか?
そうすると、
なんとなくね、
インタビュー風のっていうかね、
たまに自分の言いたいことを補えば
対談風のものになるんじゃないかと思って
やってみたんですね。
原理に、
それっぽくはなったんですけども、
やっぱりね、
それだけだと、
本当に製品化して、
紙に印刷して読んだ時に、
人間の著者が書いたクオリティ、
面白さに至らないというか、
見抜けちゃう偽物感みたいなのがあって。
だからやっぱり、
AI使った対談風、
インタビュー風の記事に
仕上げるっていうか、
その仕上げ手前までやるのは
いいとして、
やっぱり最終的にはその著者に
手を入れてもらわなきゃいけないんで、
このままじゃだめだなと
思ってるんですけど、
でも何にせよ、
その下書きの段階で
AIを使うということは、
やってますね。
ただ小説に関してはやらない。
それは小説じゃなくて、
講演録とかインタビューとか、
対談だからそれができるんだって、
小説にはやらない。
ちょうど昨日のニュースかな、
小説のSFの
賞、
あれなんて賞だった?
最終選考に、
ほぼ完全に8割AIで書いた小説が
残ったみたいな
ニュースがあります。
アフター会社を取ったので有名な
同情党のやつは、
5%くらいAI使ったと、
つまり作詞に登場するAIの発言を
AIに書かせたみたいな必然性がある
使い方だったんですけど、
それでもAI使ったということで
話題になったりしてましたけども、
今回はよりかなり押し進んでいて、
8割って書いてました。
8割くらい、
AIにそのまま書かせた。
それを誇るでも何でもなく、
事実として
AIが書いたSF小説が
その新人賞の最終選考に残るくらい
最終選考だったかな?
1座か2座か
突破したみたいな、
そこまで来てるみたいな事例としてね、
著者ご本人も面白がっていたし、
ニュースでも面白がってたんですけども、
そういうことがあるわけですけども、
それはそれで面白いニュースだなと思いつつも、
おそらく他の著者の人も
そうだと思うんですけど、
自分もやってみようとは思わないはずなんですよね。
そんな風にするくらいだったら
小説書かないというか、
書くのが楽しいからやっているわけで、
その楽しい部分を他の人に
渡したくないですよね。
他の人ってこの場合は人じゃなくて、
機械なわけですけど、
それをやるんだったらもう
書かない、
自分で書かないって決めたのと
同じことだと思うんで、
僕別にそういう風にしてやる人がいて
いいと思うので別に
他のことなんとも思わないんですけど、
少なくとも自分はその部分を
その部分に関しては委ねるつもりはない
ということなんで、
そこはクリエイティブライティングには
多分使わないだろうなと思います。
スイコーの編集方法
あとこれはまあでも
逆なことに見えて、
インタビューとか対談とか
講演録を編集するのが
生き甲斐であるという人は
多分僕みたいに
AIに任せないのかもしれません。
でも僕はそれ
他社の著者の人に
何本も何万文字もやると
自分が小説を書く時間がなくなるので
なるべく効率化しようと思って
そういうのを使うわけですけど
使ってます。
という風にして下書きして
一個のやつに集めておく
ということをやってますね。
あとスイコーをどうしているかというと
これも私クラシックにやってますが
紙にプリントアウトして
PD風に書き出して
iPadに赤字を入れるのでも
同じことだと思うんですけど
似たようなことですね。
紙に印刷して赤字を入れています。
これは
いいことが一つあって
紙に印刷すると
パソコンの前を離れられると
部屋の中のことで言えば
リビングにも
お風呂にもベッドにも持っていけるし
公園にもカフェにも
バーにも持っていけるので
また場所を変えて
集中力が上がると
リビングにも
集中力が上がると
変わると
間違いに気づいたり
もっとよくできるところに気づいたりするので
スイコーを構成するときは
紙に印刷をしますね。
それは最初はGoogle Docsに
横書きのまま
印刷したやつでやるんですけども
それが終わったら
今度インデザインに移して
縦書きで同じ文章を
もう一回チェックします。
特に
数字とか
数字の扱いとかね
最終的に縦書きにするときに
この書き方だと見づらかったなとか
気づくことがあるので
文章的な内容は縦書きにしたり
しても変わらないんですけど
どちらかというと
構成ですね。その場合
縦書きにして印刷するときは文字構成の段階に
入っていますね。
なんかそんな風にしてますね。
今はこれ
制作過程とツールの話を
というわけでここまでは
小説の創作過程
制作過程とかツールの話をしたんですけど
もう一回小説の話に戻って
書くまでの
過程
みたいなことでいうと
どうしてるか
つまりどうやって
お話を思いついてまとめて書き始めて
書いてる間
どうやってそれを
やってるかというと
これもアナログですね。
ノートに書いてますね。
ノートは
ノートはですね
モレスキンノートっていう
有名なやつがあると思いますけども
あれに
小説のことだけ
小説のネタだけ書いてある
一冊がありまして
そこに小説に
使おうと思ってた素材とか
人物とか
発言とか
ログラインっていって
登場人物の役割とか動機とか
どういう屈折を
持ってんのか
どういう役割を果たすのかっていうのは
特に大事なんですけど
そういうものをまとめて構造化して書いてあるやつなんかを
モレスキンノートに書いてあるんで
それを見て思い出したり
自分でメモったけど忘れてることとかね
過去に
使おうと思って書いたけど
使わなかったものとかがびっしり書いてあるんで
たまにパラパラッとめくると
これ使おうとか
やりたかったって思って
見るたび元気になるんで
そういうのを
見て
見直して
いつもやってますね
そのノートに
どんどん頼り切りですね
なんかデジタルで
やればいいじゃないかみたいな
こともあるんですけど
過去何度もやったことあるんですけど
なんでしょうね
あんま好きじゃないとかないですね
そのノートにはですね
小説のネタとか構造とか
そういうものだけじゃなくて
マントラを
唱える呪文ですね
それも書いてあって
それはよくよくよく
読み返しますね
特に
特に行き詰まるたびに見返したやつがあって
それはねルグウィンの
書いてた文章なんですけど
せっかくなんで
読み上げてみましょうかね
良いですか
作家としてあなたは自由なのです
古今を通じて
およそあなたほど自由な人間はいないのですよ
その自由は孤独で寂しさで
勝ち取ったものなのです
あなたは
自分自身で決まりを
法律を作り上げる国にいるのです
あなたは独裁者であると同時に
従順な民衆でもある
その国は
これまで誰一人として
調査したことがないのです
地図を作り
街を建設するのは
ひとえにあなたの仕事です
この世であなた以外に
その仕事ができる人間はいません
過去にもいませんでしたし
将来
再び同じ仕事ができる人間も
いないでしょう
アーシュラ・K・ルグウィン
というマントなんですけれども
俺がやらなきゃ
この作品は
このアイデアはこの地球上に
二度と現れないんだと思うとですね
すっごいやる気が出てくるんですよね
そんな風にして作っています
というわけで
水曜回帰ファイル
水曜回帰ファイル
回帰な感じしてましたね
変な回だったかもしれません
月町峠さんいかがだったでしょうか
というわけで
また
水曜日
たまにになってますが
たまには必ずやります
できれば来週もやります
またお会いしましょう
それでは良い一日を
22:29

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