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2022-12-23 06:05

26.心理師が情報発信することについての見解ートアルしんりしさんのブログの紹介ー

要約:心理師業界では、本来自分のことを話したりとか、こんな風に積極的に情報を発信したり、サービスを売り出すようなことは推奨されない雰囲気がありました(個人的な見解も入ってます)。ただインターネットやSNSが普及した現代では、ブログやポッドキャストなど、今までとは違ったアプローチでこころの健康を支えることができるのではないかと考えています。


トアルしんりしさんという心理師の方が、ブログで僕のチャンネルを紹介してくださいました。でへへ。

https://ti-amo-m.blog/thinking-about-the-existence-of-podcasts-and-how-counselors-should-be/


心理師は「申し込んでこられた方のお話を聴いてカウンセリングを行う」というのがメインイメージかと思いますし、今後もそれは変わらないと思います。

ただ、時代が変化していく中で多様なアプローチを行う心理師が出てきた方が、結果的に色んな人のこころの健康をサポートできると思います。そんなことを考えながら発信していますし、多分トアルさんも記事を拝見するに同じ考えをお持ちなんじゃないかと思います。

※ブログの紹介についてはトアルしんりしさんから許可を頂いています。

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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネルです。 今回の予約
心理師イコールカウンセリングというイメージが強いですが、インターネットや sns が普及した現代では、今までとは違ったアプローチで心の健康を支えることができるんじゃないかと考えています。
ということを、とある心理師さんという方のブログを交えてお話しします。 皆さん1週間お疲れ様でした。
公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。 このチャンネルでは、皆さんの週末のお時間を少ーしだけいただいて、就職や復職など
働くを支えてきた心理師である僕が、主に社会人の方々に役立つようなカウンセリングの豆知識や心理師のあれこれなどについてお伝えしていきます。
皆さんのお仕事や対人関係などなど、いつもの生活を少しでも楽にしたり、 カウンセリング・メンタルケアをより身近に感じていただいたり、緩めな時間を一緒に過ごせたりできれば嬉しいなぁと思っています。
よろしくお願いします。 今回は心理師が情報発信することについての見解
とある心理師さんのブログの紹介ということで、 先日ですね心理師でブログを運営しているとある心理師さんという方が僕のチャンネルを紹介してくださいました。
いや本当にありがとうございます。この後はですね、とあるさんと呼ばせていただきます。
心理師というのは本来、人の話を中立的な立場で聞いてカウンセリングを行うというもので、 自分のことを積極的に発信するということとはちょっと相性が悪いん
ですね。 ただそんな中、とあるさんや僕のような情報発信を行う心理師も昔から存在していて、そのギャップというか
矛盾したものをどんな風に解決していくのか、自分なりに考えたことをとあるさんのブログを交えて少しお話ししていこうと思います。
ちなみに今回のブログの紹介についてはとあるさんから許可をいただいています。 ではまずはとあるさんについて紹介しますが、
とあるさんは女性の心理師で、かつ発達障害を持つ娘さんのママでもあります。 ブログの内容は子育ての中で感じたことや、その時その時の話題になっていることについての
心理的な視点からコメントしたもの、や他にはですね、漫画から学んだことなど多岐に渡りますが、一貫しているのはですね、文章がとても優しい
雰囲気で、かつ独りよがりにならない形で書かれているということです。 普段心理師としてどんな風に働かれているのかというのが垣間見える感じで、とても勉強になります。
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さっき僕は、心理師はあまり自ら情報発信をしないというようなことを言いましたが、 それは心理師はカウンセリングをするときは相談に来た方の内面を綺麗に映し出す鏡であるべき
という教えがあるからなんですね。 こちらからの情報発信や自己開示があると、その分鏡であるべき部分にノイズが入ってしまうというデメリットが生じてしまいます。
他にも、心理師と相談に来た方との関係は真っさらな状態から始めることが望ましい、 というのもあってですね、相談が始まる際の出会い方というのも重視しています。
これもやはり相談をする、聞くという関係以外の関係性があると、 純粋に相談ができるという枠組みにノイズが入ってしまうんですね。
これは情報発信をすればするほどリスクが高くなってしまいます。 そこから考えると、僕らのような取り組みは少しその教えから離れるというかチャレンジングなものなんですね。
ただそれでも情報発信をするのは、それが決して悪いことというわけではなくて、 このような取り組みは、例えばカウンセリングに行くほどじゃないんだけど、少しメンタルがまいててね、というような方とか、
別に困ってはいないんだけど、少し子育ての心理的なノウハウを知りたくて、 というような方に役立つものだと思いますし、
こういったカウンセリングではないレベルでも心理師が活躍できる余地があるんじゃないか、 と個人的には思っているからなんですね。
多分とあるさんも同じ考えを持っているんじゃないかなと思うんですが、 もし違っていたら次回あたり訂正しますのでご連絡ください。
まあですので、積極的に情報発信を行う心理師は、今までの教えとの葛藤を常に抱えながら、なるべく届ける相手にとって傷つくようなものではない、
心が軽くなるような情報を常に考えながら活動を行うのが大事だと思いますし、 僕も常にそこを気をつけながら発信を行っています。
それが僕の心理師としての境地というか倫理観ですね。 皆さん今回はいかがでしたでしょうか。
今回はちょっと情報発信をする心理師の裏側ということで、あまりお役立ち情報的なことはお話しできなかったんですが、
少しでも心理師という仕事の雰囲気とか、我々がどんなことを考えて仕事や発信をしているか、といったことを感じていただけたら嬉しいなと思います。
今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
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