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2022-11-04 06:33

19.いつもピリピリしているあの人の本心は?「アンガーマネジメント」応用編

要約:よく怒る人の裏の気持ちには、わかってもらえない寂しさを抱えていたり、傷つくことをとても恐れている繊細な一面があったりします。そんな視点でその人を見てみると、自分も少し肩の力が抜けるかも。

職場や学校のクラスで1人くらいは、いつもなぜかピリピリしていたり、すぐ怒るような人っていませんか?怒りの裏には不安や恐れが隠れていることが多いです。よーく観察してみたら、その人がどんなことを恐れて怒っているのかわかるかもしれません。もしわかったら、少し相手のことを理解できて、ご自身の気持ちも少し楽になるかもしれませんね。と言いつつ、君子危うきに近寄らず。無用な危険は避けるのも吉です。ご自身やその相手を守れるような居方ができるといいですね。

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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネルです。 今回の要約
よく怒る人の裏の気持ちには、わかってもらえない寂しさを抱えていたり、傷つくことをとても恐れている繊細な一面があったりします。
そんな視点でその人を見てみると、ご自身も少し肩の力が抜けるかも。
皆さん1週間お疲れ様でした。公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。 このチャンネルでは、皆さんの週末のお時間を少しだけいただいて、就職や
復職など働くを支えてきた心理師である僕が、主に社会人の方々に役立つようなカウンセリングの豆知識や心理師のあれこれなどについてお伝えしていきます。
皆さんのお仕事や対人関係などなど、いつもの生活を少しでも楽にしたり、 カウンセリング・メンタルケアをより身近に感じていただいたり、緩めな時間を一緒に過ごせたりできれば嬉しいなぁと思っています。
よろしくお願いします。 今回のテーマはいつもピリピリしているあの人の本心はアンガーマネジメント応用編ということで、
かなり前、第3回と第6回にアンガーマネジメントについてのお話をさせていただきました。 今回はその応用編になります。
アンガーマネジメントって基本的には自分の怒りとうまく付き合うために使われるノウハウなんですが、 この考え方は他社の理解にも役立ちます。
じゃあどんなふうに役立てられるかというところを詳しくお話ししていきますね。
第3回の5分ちょっとでちょっとだけわかるアンガーマネジメントでは、 怒りの裏には自分が認めたくない別の感情がありますよというお話をしました。
その認めたくない感情というのは、自分に身の危険が迫っている不安や恐怖だったり、 期待していたものが得られなかった喪失感や残念な気持ち、悔しい気持ちだったりと様々です。
そんな自分の感情を見て認めてあげることがいいですよというお話でした。 今回お伝えしたいことは、その考え方を相手の理解にも使ってみましょうということです。
皆さんの周りには、なぜだかよくわからんけどいつもピリピリしてたり、 よく怒ってて周りに当たっているような方っていませんか?
なんとなく余裕がなさそうで、でもなんかとてもトゲトゲしいから近づこうとするとこっちが怪我しちゃいそうなそんな方です。
思い当たる方いますでしょうか? そういう人を見ていると、こっちとしてはどうしたらいいのかわからないし、話しかけても損するだけだから距離を取りたいしで敬遠しちゃいますよね。
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そういう人が自分の上司や先輩だったりすると、会社に行くのも嫌になってしまいます。
さて今、皆さん近くのピリピリしてる人を想像して嫌な気持ちになったかと思うんですけれども、あと数分お付き合いいただければと思います。
その人はなんでそんなにピリピリしてるんでしょう? 先ほど説明したアンガーマネジメントでは、怒りの裏には自分が認めたくない別の感情がありますよ
ということでしたが、それをその方に当てはめるとどうでしょう? もしかしたら
今めっちゃ忙しくて大変な私の状況わかってよ、という理解してもらえてない寂しさとかが伺えるかもしれませんし、
人に自分のできないところを見られたくない、と傷つけやすさから来る不安で、やっきになっているというパターンもあるかもしれません。
皆さんが想像した方はどうでしょう? 実のところはやっぱりその人に聞いてみないとわかりませんが、
ただただ怒っている人として見るのではなく、そんな風に相手の怒りの裏を想像すると、少し相手のことが怖くなくなりませんか?
これはクレーム対応とか不信感を持ちながら来られた方、僕の場合はそういう心持ちで来られた患者さんに当たりますが、
そういった方への対応でも一緒です。 怒っていると相手が何を伝えたいのかというのがわかりづらくなっていることが多いんですが、
本質としては何かに困っているという部分では一緒なんですね。 その何に困っているかがわかればこちらとしても対応しやすくなるし、
たとえ対応できなくてもこちらがどこまでできるかという視点から揺さぶられづらくなります。
こんな風にアンガーマネジメントの考え方を他者理解に応用すると、相手のことが少し一歩進んで理解できます。
さらに、何かわからんけど怒っているあの人は何なんだという認識から、あの人はこうこうこういうことがきつくてああなっているのかもしれないなという認識に変わることで、
自分の心の内も少し冷静に穏やかになることも期待できます。
ただ、相手の気持ちをこちらが理解できることと相手の怒りが収まるということは別のお話です。
なので、君子危うきに近寄らず、理解できたからといってすぐにその方をどうにかするのではなく、関わるのだとしたらタイミングを見つつアプローチしてあげましょう。
ご自身を守るために少し距離を保つというのももちろん手です。 こういう人間関係に正解はないですからね。
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みなさん今回はいかがでしたでしょうか。 今回お話しした視点は相手を理解する方法の一つで、かつ自分も冷静にいられる手段なので、僕も常に心がけています。
なるべく心穏やかに過ごせるよう、自分や相手の怒りやいろんな感情を見てあげられるといいですね。
では今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。
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