2023-05-03 10:00

UNDERGROUND#109_EP139

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▶ 昔の自分に励まされる
▶ 退化するクリエイター
▶ 黒歴史とボイスメモ

UNDERGROUNDは本編サブトークです。
本編「第139話:ネオおじさん論」
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Web業界での自己実現の難しさ
この番組は、ワクワクラジオでお送りします。
でも、やっぱりそういうところさんになるには、忙しいのはダメだな、やっぱ。
忙しくても、それが自分のしたいことだったらいいんでしょうけどね。
まあね、嫌じゃないけど趣味でもないもんな。
仕事で忙しいってなっちゃうと、自分で作ったものっていうのが残ってないっていうことがあって、誰かのものを作った記憶しかないっていう。
俺は結構そういう感じで、仕事でウェブサイトだったりサービスだったりをめっちゃ作ってるけど、納品したらその会社のもんじゃん、それって。
だから俺の歴史にはそれ残ってないんだよね。
実績としては残るんじゃないの?
そこが俺がしまったなと思って、本当に今の20代とか新社会人の方とかは、これやってった方がいいですよって思うことがあって、
俺は手元に残さなかったのよ。これを作ったとかそういうことをね。
作品集ってこと?
単純な話、ウェブサイト作ったんだったら何年の何月にこのURLのホームページを作って公開したよって言って、画面のスクリーンショットとかもさ、画像で置いといたら後で見れるわけじゃん、アルバムみたいに。
じゃああの時こういうの作ったんだって振り返りができるやん。
俺はそれ何にもやってなくて。
で、この間人と喋った時に、その人は全部残してるって言ってた。
豆ですね。
同業種の人だったんだけど、生まれて始めて関わった仕事から今の今まで、それこそキャリアで言ったら20年とかあるんだけど、全部残してるって言って。
すごい。それはなんかエモいね。
エモいやん。
言葉軽いけど。
エモいし、一応実利というか良いところがあって、もうなんかダメだな俺はこれちょっともうダメかもみたいな追い詰められた時に、アルバムをバーッとめくると、要は自分が気づいてきた道がそうやって見えるわけじゃん。
残しておくべき仕事関連のデータ
それで自信を取り戻せることがあるって言ってあったの。
いやーわかる。励まされるかも。
それめっちゃ、なんで10年早く言わないんですかみたいな感じ。
いやーほんまやな。
特にね、社会人になってすぐとかって、それこそ前のお話でも言ったけど必死やから、そんな未来の自分のためにこれを残すんだみたいなって頭にあんまりないんですよ。
確かにそれはそうかも。
でもあえてそれを本当に簡単なものでいいから、僕らの業界だとURLで残してるとそれなくなっちゃうかもしれないから、
そうそうそうそう、そのキャプチャーとか動画とかをちょっと面倒だけ撮って、全部今だったらクラウドとかに保存しといて、それをね10年後とかに見るとね、一晩それで酒飲めるぐらいのもんにはなってると思う。
いやーなるよ。お宝だねそれは。
俺の中でもなんかすっごい光ってるというか、大きい仕事やったもんとかはうっすら記憶あんのよ。
けどもう見れないわけ。
そうね。
ほんまやな。
だって音楽とかやったらさ、ある程度の形としては残るもんな。聞き返せたりできるし。
流通してたらあるやん世の中に。
けどね、このほんま先言ったらインターネットの仕事してるとURLがなくなったら俺がその仕事をしたっていう事実がもうなくなるのよ。
それはちょっと虚無よね。
虚無やろかなり。
その俺が言い張ってるだけになるのよその瞬間に。
確かに。ほんまやな。立証できへんもんな。これしたあいうて。
そうやな。自分が他者に自分を紹介する時の資料にもなるやんそういうのって。
それはめっちゃ最近思わされたから、残していった方がいいですよ皆さんっていう。
技術の進歩がもたらす価値観の変化
いやこればっかりは人生って何歳から何を始めるにも遅すぎるってことはないって言うけど、これはね遅すぎるがあるから。
わかる。そうね。
こればっかりは。
取り戻せへんもんね。
そうやね。
でも今の仕事ができるのはそれがあったからってことでしょ?
まあもちろんそうです。
ここから残していくしかないんじゃない?
そうやな。ちょっと残していこうかなって気になったけど、39歳で言ったらやばいところが一個あったわ。
何?
Googleドライブとかドロップボックスとかにさ、もう俺が入れたことすら忘れてるイニシエのファイルとかがたまに出てくんのよ。
へえ。
それがもう十何年前に俺が適当に書いたようなコードが出てきて、俺読めへんかったのね。
へえ。自分が書いたのに?
難しくて。
え、難しくて?
そう。
へえ。
だから退化してんの。
え、それよくないやん。全然よくないやん。
そうやね。
へえ、なるほどね。過去の自分の方がすごい場合もあるってこと?
え、音楽とかもないの?
昔打ち込みもこんなに細かくしないとこの音が再現できないっていうものが、今キーボードの鍵盤一個押せば全部それを勝手にしてくれるみたいな。
それってさ、当時はもうマジでやってたけど今はそれをシミュレートできますよっていう話やね。
そう。
へえ。
昔の作曲方法と現在
僕たちはさ、パソコンの画面を見て打ち込んでるんですね。
うん。
だけど、あの時代って画面がそもそもないと考えた方がいいわけ。
それで打ち込んでるの?
あの、なんていうんだろう、電卓みたいな画面だと思ってください、皆さん。
あー、なるほどね。はいはいはいはい。
で、何小節目のどこのトラックにどの音でどの長さでとかっていうのを全部コード書くのね、あれ。
だからもうプログラムに近いわけよ、どっちかというと。
確かに確かに。
同時の発音数の制限とかも絶対あっただろうし、多分オノズと機械の知識もいっただろうし。
マニュピレーターっていう機械を扱うエンジニアさんみたいな人がいて、その人がある程度コントロールはしてたんですけど、作曲家にもそういう知識はちょっとはないと進まないだろうから。
そうよね。
え、森さんはその自分が書いた曲とか全部残してんの?
一応残してるよ。
聞いたりするの?たまに。
いや、僕ね、これがね、そうなんですよ。
これはね、音楽あるあるなのかな、わかんないけど、僕ね、昔の自分の作曲した曲って黒歴史だと思ってんのね、全部。
えー、なんで?
なんかね、夜中に書いたブログを朝読んだら、うー、何書いてんの俺?ってなる現象。
え、音楽であんの?それ。
あるある。
いや、詩がって言われたらちょっとその黒歴史ってわからんでもないけど、その曲の方であんの?
あるある、あるよ。
えー、なんで?
あ、こんなキラキラハネハネした曲はもう作れないわとかって思うことがある。
それは作る気がないっていう方じゃないの?
でも感性が変わったかな。
あー、やっぱそうなんや。
そりゃあれやな、長いことやってるバンドって変わるよね。
現在の作曲方法と鼻歌録音
変わると思うよ。
いや、変わるよ。
途中でファン層分かれるよね、それ。
まあでもその時のベストで出してるから、全くの黒歴史って言われるとそうでもないんだよな。
頑張って作ってんなって、あー、若い僕が頑張って作ったなっていう感じで聞き返せるんだけども、あー、今の自分では全然ないなとか。
それでもみんな聞きたいんでしょうね。
いやー、無理っす。
サウンドクラウドあたりのタイトル1,2,3とかで上げてもらえないですかね。
いやー、もう恥ずかしいですね。
そもそものあのメロディーラインとかどうやって思いついてるんですかとかはみんな気になるよね。
メロディーラインをどうやって思いついてるんですか。日常生活してる中で思いついています。
やっぱファッと浮かんでくるってこと?
かな。
第一シーズンの時から忘れたけど、iPhoneに鼻歌で録音してるっていう。
そうそうそうそう。
そのスタイルですか。
もうずっとずっともう僕のiPhoneのボイスメモはもう絶対誰にも聞かされへん、これ。
これほんまに誰にも聞かされへんよ。
あー、そうなんや。そこはもう森さんの鼻歌がうんびゃくと。
すごい量入ってる。
なんか例えば急になんかトレーラーとかに跳ねられても、このボイスメモだけは全消去できる気がする。
最後のパワーで。
ぐらい聞かせたくない。
10:00

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