2023-11-14 11:45

#191 千と千尋に感じる資本主義の怖さ


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こんにちは、わかまろです。採用支援を行う会社の営業マネージャーで、現在は産休中。
このチャンネルでは、私、わかまろが日々気づいたことや学んだことを防備力の兼ねてお送りしております。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。今日は、埼玉県民の日、らしいんですよね。
私は20年以上埼玉県に住んでまして、今は東京なんですけど、
ずっと学生時代、子供の頃から学生時代ずっと埼玉に住んでいて、夫も埼玉出身です。
なので、結構埼玉は愛着があるのですが、埼玉行ったことあるよっていう方いらっしゃいますか?
正直行かなくても全く困らないです。秩父とかいいところはあるんですけど、何も名産がない土地ない県って言われてたりするんですよね。
ただ、住む分には学校がたくさんあったりとか、東京に近かったりとか結構住みやすくていいところです。
名の話っていう感じですが、今日は、千と千尋の神隠しって皆さんご覧になったことありますか?
その絵本があるんですけども、その本を最近娘に読む中でですね、
これって働き方の話で考えさせられるなぁと思ったので、ちょっと今日はこの話をしたいなと思います。
千と千尋の神隠しから何を考えたのかっていうところと、そこから働き方ってこういうのが大事だよねっていう風に話を繋げていきたいなと思っていますので、
よかったら最後までお付き合いいただけると幸いです。
じゃあ、そもそも千と千尋の神隠しってどんな話かっていう話なんですけど、
すごいざっくり言うと、 10歳の千尋という女の子がですね、ある不思議な国にトリップしてしまって、
そこで両親が豚になっちゃうんですよ。 その両親を助けて元の世界に戻るためには、ユバーバーという人がやってるお湯屋さんでですね、お風呂屋さんで働いて、
両親を救わなければならないと。 そこで無事に働いて、それからいろんなハプニングがありつつ、最終的には元の世界に戻りましたよっていうお話です。
ジブリ映画ですごくヒットしましたよね。 金曜ロードショーとかでもたまにやってたりするので、見たことあるよっていう方も多いんじゃないかなと思います。
この本がありまして、最近もうすぐ4歳になる娘が、この絵本に大ハマりしましてですね、
1日1回は読んでる感じです。 この千と千尋の神隠しを今、アラフォーの私が読むとですね、
働き方の話にしか見えない。働きすぎて、 そこでいろいろ現れる課題の話にしか見えないんですよね。
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具体的にどういうところかというと、 まずそのユバーバという人が支配しているお湯屋さんでですね、働かないといけないんですけど、
最初に千尋のことを助けてくれる少年がですね、こう言うんですよ。 この世界では仕事を持たないものは動物にされてしまうんだと。
だからユバーバのところに行って、どうしても働きたいって言いなさいって言うんですよね。
その世界で働いているとですね、自分の名前をなくしてしまうんですよ。 例えば千尋は千という名前をつけられて、
その職場では千というふうに名乗るんですけども、 自分の本当の名前っていうのをすぐに忘れてしまいそうになるんですね。
実際に助けてくれた少年がハクという少年なんですけど、 ハクも自分の名前、本当の名前が思い出せないんだと。
自分の本当の名前が思い出せないと元の世界に帰れなくなるんだよっていう話をしています。
そのユバーバはですね、必ず働きたいという人には必ず仕事を与えなければいけないという誓いを立てていて、
働きたいと言ってきた人たちの名前を奪って、自分のところで働かせているんですよね。
ここまで聞いて、この形態って会社にそっくりだなって思いませんか?
この資本主義の中でですね、企業、会社っていうのは、 働きたい、絶対働きたいですって言われたら断れないですよね、基本的には。
まあどっかしらで働かせると。 働いている間にどんどんどんどん自分の価値観だったり、
本来の自分っていうのがどんどん歪め、悪い言い方をすれば歪められていく。
いいかとすれば、その資本主義に合ったような形で矯正をされていく。
例えば身を込みして働いたりとか、仲間のことを助けないといけないとか、
何だろう、論理的に話さないといけないとか、利益を追求しないといけないとかですね、
そのありとあらゆるルールを守っていくうちに、自分の本当の姿って忘れちゃうよなーって思って、
これがこのヨバーバーのお湯屋さんにすごく彷彿とさせるものがあるなぁというふうに思いました。
で、じゃあそのお湯屋さんで働いている人たちがすごく苦しそうかというと、そうでもないんですよ。
みんなで一致団結したり、何か解決をしたりしてですね、やったーと喜んだり、
仲間同士で楽しそうに関係性を持ちながら働いていくっていう姿もあって、
これもその会社っていう生き物のようなものにすごくそっくりだなーって思います。
途中でですね、カオナシっていう化け物が出てくるんですけど、
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このカオナシっていうのがですね、人の声を借りてじゃないと話せないんですよ。
その作品の中では、あるカエルを食べてしまうんですけど、カオナシは。
カオナシそのものだと何も喋れないんだけれども、
カエルを食べたことによってカエルの声で喋るっていうシーンがあって、
これもあまりにも会社だったり資本主義っていうところに身置きすぎて、
自分が亡くなってしまった人を表しているのかなって思います。
ただ他人の価値観とか他人の声を借りれば発言ができるんだけれども、
それはその人本来の声ではないっていうことが言えそうだなって思っています。
で、そのカオナシはですね、偽物の金を使って、
それをそのお湯屋さんの従業員にばらまいてですね、思う通りにさせようとするんですね。
そんなカオナシに線が、
あなたはどこから来たの?来たところに帰った方がいいよっていうシーンがあって、
そこでカオナシは寂しい寂しいって言って暴れ出すっていう、
で、みんなを飲み込んでいくっていうシーンがあるんですけど、
これもあまりにもそのお金とか他人からの価値基準とか、
その資本主義で良いとされるその稼ぐものが偉いとか、
みんなから羨ましいと思われるものがすごいとか、
そういう価値にがんじがらめになって、自分を失って、
で、結局孤独で寂しい思いで苦しんでいる、
そんな人の姿なんじゃないかなっていうふうに思うんですよね。
最終的にそのカオナシが出した金はただの土くれになってしまうんですけど、
本当はその価値があると思ってたものが実は価値がなかったっていうふうに現れるところも、
なんか風刺的だなというふうに思います。
で、あとですね、ちょっと他にもいろいろあるのですが、
最後にそのユバーバーにはですね、息子なのか孫なのか、
あのボウっていう赤ちゃんがいるんですよ。
で、ボウのことを綺麗な部屋に閉じ込めて、
で、ボウってすっごく大きいんですね。
もう大人より誰よりめちゃくちゃでかい赤ちゃんなんですけど、
で、その赤ちゃんっていうのも体は大きいのにすごく幼稚。
なのでその大人がお金のことや仕事のことで夢中になっている間に、
体はすごく大きいんだけれども孤独で、
すごく幼稚で未熟な子供が出来上がってるよってことをなんか表してるのかなって思って、
なんかちょっと怖くなりました。
で、そんなこんないろいろなことをですね、
千と千尋の神隠しを見て読んでると思うのですが、
これ調べたら結構これもともと最初から風刺的な絵画なんじゃないかって言われてて、
こういうことを言ってる方が結構いたみたい、いるみたい、いらっしゃるみたいなので、
なんかもしご興味ある方はちょっと千と千尋風刺とか調べてみていただければなと思います。
で、ここから言えるのはですね、その名前を取られちゃうから働くのはダメだとか、
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何だろう、会社に属するのってすごくマイナスだよねみたいなことが言いたいわけではなくて、
この資本主義のお金だったり他人の価値観っていうのはすごく強力なパワーを持っているけれども、
それを認識した上で本来の自分だったり自分の名前、価値観、声、言いたいことをなんかこう忘れずに両立させられるやり方ってあると思うんですよね。
あくまでも働いている自分は元々の自分の文人、分けた人であって、
その会社にいる自分そのものが元々いる自分と成り変わってはいけないっていう自分を守りに行くんだっていう気持ちで、
自分が仕事っていうのはだったり他人の価値観だったりっていうのは自分が良い人生を送るためのツールの一つでしかないというくらいの認識でですね、
育てるといいよなあっていうのを思いました。
ということで、この話を聞いて線と千尋みたいなって思った方ぜひ見てください。本も面白いです。
ということで今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
第189巻にコメントをいただいておりますので読ませていただきたいと思います。
小屋あと転職活動中さんありがとうございます。若村さんの期間すごくわかります。
僕もずっと社内価値と市場価値とのギャップに不安を感じていました。
子育てしながら経営大学院に参加するのはかなり大変だと思いますが頑張ってくださいということでありがとうございます。
あのそうですよね、小屋さんの転職活動の様子とかいつも放送で聞いていて、
社内価値と市場価値のギャップっていうところを感じやすい感じて、感じやすい年齢であることにすごく共感しますし、
そこから活動されているのがすごいなぁと思っております。
はい勉強頑張ります。ありがとうございます。
その後にですね、萌実杉村さんありがとうございます。
私がグロービスにいた時も若村さんと同じ同期の方が多かったです。
そしてわまま若い夢でしたねということで、そうですねありがとうございます。
この放送で私が経営大学院に行き始めたけども、わままさんがいないと、その理由は?っていうお話をしてまして、そこに対して共感いただけててありがとうございます。
そうですよね、わままさんだけが物理的に時間がないっていう状況がなんとかならんかなと思いますし、
みんなが学びたい人が学べるような世の中になったらいいですよね。
ということで今日も最後まで聞いていただいてありがとうございます。
また次回も聞いていただけると幸いです。
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