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こんにちは、採用の仕事をして13年、ワーキングマザーのわかまろと申します。
今日はですね、自分の肩書きってなんだろう、ということについてお話をさせていただきたいなと思っております。
この自分の肩書き問題はずっと考えてたんですけども、このスタイフを取るにあたって最初冒頭で挨拶をしますよね。
この挨拶をどうするべきか、自分は何者なのかっていうのをどう名乗るべきかっていうのがちょっとまだまだ定まらずにいます。
私は今、30代後半の会社員で、人の採用に携わるお仕事をしていて、営業職のマネージャーです。
ただこれって私が作り出した肩書きというよりかは、自然に歳をとって会社が与えてくれている肩書きになるので、
例えばこれ私が仕事を辞めたら、この例えば営業のマネージャーですとか、プライム上場の社員ですとか、そういう肩書きって使えなくなるんですよね。
一方ですね、例えばワーキングマザーですって名乗ってたりしますけれども、私がワーク、働かなくなったらワーキングマザーじゃなくなりますし、
もし子供がいない人生だったならばマザーではないんですよね。
ってなると、私の今は若丸と名乗ってますけども、若丸の人生として自分は一体何者なのかとか、
自分が名乗りたい、つけたい肩書きって何なのかな、自分が名乗れる肩書きって何なのかなっていうのを最近ずっと考えていました。
で、ちょっと話変わるんですけども、私、角田光雄さんの小説が大好きなんですね。
角田光雄さんの小説って、例えば八日目のセミとか、対岸の彼女とか、あと森に眠る魚とか、結構有名な作品があって、私も大好きで何冊も何冊も読んでるんですけれども、
その中でですね、結構自分とは何者なのかって、女性が主人公の場合が多いんですけれども、女性が自分のアイデンティティを見つけられずにいて、
例えば主婦なのかとか会社員なのかとか妻なのかとか、見つけられずにいて揺れ動くっていう描写がすごく多くてですね、
それに共感して角田光雄さんの小説っていうのは大好きで何回も読んでいます。
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具体的に言うと、例えばですね、紙の月っていう小説がありまして、以前に宮沢理恵さんが主演で映画化された小説なんですけれども、
どういう内容かというと、平凡で真面目な主婦がいたんですよね。
ただ主婦が働くようになって、いろんな悩みを抱えていて、ふとした時に愛人ができて、どんどんどんどん往領に手を染めていって、
元の自分とは全く別の自分になっていくみたいな感じのストーリーなんですけれども、その中でですね、印象的な描写がありまして、
主人公が自分に問うんですよね。私の居場所はどこなんだろう。夫と住んでいる家なのか、銀行デパートしてるんですけれども、銀行のカウンターの中なのか、
はたまたその恋人、愛人の隣なのか、自分は一体何者なのか、誰なのかがわからなくなってしまったっていう描写があって、
これすごいわかるなぁっていうふうに思ったんですよね。その主人公はここではないどこかっていうのを求めて、
普段だったら考えられないような、そういった犯罪に手を染めていくんですけれども、自分は犯罪を犯さないまでも、ここではないどこかに行きたいなぁとか、
自分っていうのがその会社員とか母親とか、そういうのを全部取っ払った後に、自分は何者なのかっていうのを、気持ち悪いなっていうのを思ったりしています。
これまだまだ分解しきれないんですけれども、世の中の肩書きを名乗っている方って、大半がその会社員とか主婦とかそういうものだと思うんですけれども、
一部素敵だなぁって思うのは、例えば自分がいろんな仕事をしているけれども、自分が実際にやりたい、名乗りたいと思っているものを、
一つ持っている方っていうのがすごく素敵だなというふうに思っています。
具体的に言うと、私は大学が心理学科だったんですけれども、その時の先輩で臨床心理師の方がいるんですね。
臨床心理師の資格を持って、不登校の方の子どものサポートとかをしつつ、他には例えば本を書いたりとか、病院でサポート職みたいなことをしたりとか、
あとは複数の会社から委託をされて産業カウンセラー的なことをしたりとか、いろんな講演をしたりとか、結構手広く幅広く活動をされている方なんですけれども、
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その方はずっと一貫して子どもカウンセラーだったかなっていうのを名乗っているんですよね。
多分収入源の基本はそれじゃないんですよ。
多分時間を使っている時間で言ってもそれが中心ではないかもしれないんだけれども、
なんでいろんなやっている中でそれが肩書きに、名刺にも書いてあるんですよね。
書いているんですかっていうのを聞いたところ、私が一番心から好きでやりたい仕事、名乗りたい自分がこれだからっていう話をされていて、
すごくかっこいいなというふうに思いました。
与えられた肩書きではなくて、自分で作り出す、選ぶ肩書きってすごく素敵ですよね。
私はまだまだ自分の名乗りたい肩書きすら見つかっていないんですけれども、
これからちょっとずついろんなことをやって、自分で作る肩書きを見つけていきたいなというふうに思いました。
いかがでしたでしょうか。
今日はちょっと取り留めもないお話だったんですけれども、
皆さんはご自身の肩書きって何をお持ちでしょうか。
そして今後、名乗っていきたい自分で作っていきたい肩書きは何かありますでしょうか。
どなたかのご参考になれば幸いです。
それでは今日も最後までお聞きいただいてありがとうございました。