今までの安倍シリーズから始まってた僕たちのお酒に、
プラス焼酎を入れるよっていうことだし、
そのプラスすることで、
酒自体もプラスになるよっていう意味をいろいろ込めて、
この安倍プラスっていうシリーズを始めさせてもらっているんですけど。
ちょっと気になっちゃったんですけど、
なんでそもそも酒カスから焼酎を作ろうって思われたんですか?
僕たちはそもそもお酒を絞るときの方法として、
矢蓋って言われる、
今主流になっている機械型の絞り器。
自動圧削機ですね。
そうですね。
横型のプレス機みたいのがあるんですけど、
それで絞る方法ではなくて、
昔ながらの船と言われる、
ちょっとクラシックスタイルの絞り方の、
絞り方法を採用してるんですね。
そうすると酒カスが多く出るんですよ。
お酒になるリッター数がちょっと少なくて、
その分、その酒分がまだ酒カスに残ってる状態なんですよね。
その代わりに出来上がる酒質は柔らかくなって、
ストレスがあんまかからない状態で酒になるから、
非常に酒質的に柔らかくなるよねっていうのを先代からやってるので、
僕もそれを引き継ぎたいなと思ってやっていますと。
ただデメリットがあって、
ぶどまりが悪いことと酒カスがめちゃめちゃ出るんですよ。
今話にしてたとおりで。
その酒カスっていうのはアルコール分を含んでいるので、
産業廃棄物として捨てるしかないです。
ないしは肥料屋さんに売るとか、
直売所で販売するとかなんですけど、
直売所で販売してもキリがないぐらい量出るんで。
そうなんですか。
だいたいスーパーとかで売られてると500gとか、
多くても1kgとかだと思うんです。
うちぐらいの業界的には製造する量が多くない酒蔵でも、
タンク1本でだいたい400kgぐらい出るんですよ。
そんなに?
はい。
それが5日間に1回ぐらい出てくるってなると、
もう出てくる量の方が多いじゃないですか。
なので仕方なくお金をかけて捨てたってことをしてたんですけど、
でもよくよく今まで昔の酒造りの文献を追っていくと、
酒カスを使って焼酎を作る方法がありますと。
なんならそれを単体で販売することもできるし、
それをもう1回酒造りの方に入れることで、
全く違った味わいと香りのお酒ができるよっていうのがあったわけですよ。
それが昔からやってるんです。
別に新しい技術じゃなくて、昔からやってるんですよ。
で、僕はそれを読んでた。
だいたい定期的に僕昔の文献って読みやすいんですけど、
その時にこれめちゃめちゃ面白いし、
僕らの新潟県って丹麗唐口っていう一世風靡した、
一時代を築いたエリアでして、
その時は本醸造酒っていうのと銀醸酒っていう、
いわゆる醸造アルコールを添加して、
マスに届けていくようなものづくりをやってたんですね。
それで市場を取ってきたんですよ。
そしたら今の若手蔵からすると、
新潟の新しい価値の伝え方を、
この柱状中仕込みをすることでできるんじゃないかなと。
レジェンドの人たちに、新潟の若手蔵も、
ちゃんと新潟をリスペクトしてやってるよっていうことも、
伝えられるかなって思って。
だからやりたいなと思って。
でもそれも蒸留機が手に入らないと、
なかなかできなかったので、
前回の米づくりもそうなんですけど、
やりたいことのアイディアとしてはあったんですよ、ずっと。
でもその戦える状態ができてきて、
いよいよ商品化できたのが去年っていう感じです。
そうだったんですね。
純米じゃなきゃダメみたいな風潮も、
ここ十数年の日本酒ブームの中で出るんですけど、
僕結構アルコール添加したお酒も大好きで、
だからこの見せ方ってすごい良いと思って、
今のお話も伺って、
アルテン酒って江戸時代から文化としてあるわけ、
技法としてはあるわけで、
アルテン酒だから頭痛くなっちゃうっていう方も、
一定数いるのは本当だと思うんですよ。
飲み慣れてない部分が、
純米だったら痛くなるんだけどっていうのは、
それはあると思うんですけど、
ある程度この技術でかつ飲みやすさがより増すはずなので、
切れ感とかが。
保存耐性も上がりますし。
ですよね。
なので流通もしやすくなるだろうし、
ちゃんと2回ヒールすればより持つはずなので、
常温でも。
それでも冷蔵を輸送してほしいですけど。
これは素晴らしいですね。
ちなみに味ってどんな特徴があるんですか?
シンプルに言葉の通りでして、
純米酒と焼酎のフュージョンなんですよ。
なので入り口は、
純米酒らしい米の旨味だったり甘味だったりもしっかりあって、
後ろがスパッと切れますね。
僕は焼酎味って呼ぶんですけどそれを。
本当に後ろから焼酎が追っかけて出張してくるんですよ。
なので非常にその切れがいいので、
次の杯がまた進むんですよね。
危険な先ってことですね。
その通りです。
だからそれ1本で1日、
言い方ですけどダラダラずっと飲めちゃう。
正直フルーティーで福岡で、
アルコールドス低めでってなると、
途中でちょっと重たくなるというか、
杯がストップし始めるんだけど、
静岡の磯島さんとかね。
正月はそれを1本抱いてそのまま眠りたいみたい。
気がついたら寝てるみたいですね。
そういったお酒も大好きなので。
香り味わいのあるお酒も大好きですけど。
っていうのに一石投擲していただいたなっていう風には思ってて。
ありがとうございます。
もう大変ですけど。
肯定がね。
肯定は大変。
あとは今までの日本酒の販売の仕方、伝え方っていうのが、
特定名称っていうものに紐づいて販売されてる事業者さんがやっぱり多いんですよ。
そうすると承知を加えるって、
先ほど言ったその作り方は、
特定名称を名乗れないんですよ。
ってなると価値を伝えられないよねってなって、
技術としては昔からあったんですけど、
今のこの3,40年間続いてきた特定名称という名前での販売ができなくなるから、
やるメーカーさんってそんな多くないですよ。
でも僕らの蔵は、
そもそも特定名称にあんまり頼ったものづくりをしていなくて、
だからこそぬるっと始められたっていうのがありますね。
荒正さんも特定名称を名乗んないですし、
あとは脱細さんのその先へ、
あれ精米部合非公表だから特定名称を名乗れないんだって。
うーん。
精米部合歌ってないと名乗れないですからね。
純米大吟醸とも言えない。
でも3万打4万打するお酒を作ってらっしゃるから、
それはブランディングだし、
ただその一般消費者、
たまにお酒飲む方たちはやっぱりその名前じゃないと、
何を選んでいいかわかんないっていう部分の。
そうなんです。
そこが結構僕らの業界の課題感だと思っていて、
例えばですけど、
純米大吟醸イコールこの味っていう認知がちゃんと取れてればいいんですよ。
ただ僕らの業界って45%磨いてても、
いやうちは純米って名乗るんでっていう蔵もあれば、
純米大吟醸って名乗る蔵もあるんですよ。
だから50%で大吟名乗らないのに純吟って名乗ってる蔵いっぱいあるじゃないですか。
あります。
純米大吟醸イコールこの味と香り、
純米大吟醸イコールこの味と香りってなってれば、
僕らも多分特定名称歌ってるんですよ。
ただその消費者の方が選ぶ基準がないから、
皆さん特定名称で選ぶだけだなと思っていて、
僕はそれはビールの業界からすごく学べることがあるなと思ってるんですよ。
つまりスタイルですね。
例えばクラフトビールだったらIPAとか、
そしたらIPAの味ってわかるじゃないですか。
例えばこのピンク色のアベって今ここにあるお酒とかは、
カプロン酸エチル酵性製ってちょっとフルーティーな青リンゴみたいな香りが出るんですけど、
それ例えばカップスタイルのお酒です、うちの。
ってなったら、私カップスタイルのお酒好きなんで、
カップスタイルのお酒ありますって言って会話した方がミスマッチが僕はできないなと思ってる。
そうなんですね。
単霊辛口が好きだったら、私はハッカイさんとか久保田さんの単霊辛口スタイルが好きだから、
アベさんのところの単霊辛口スタイルっていうのはあるの?
いや、うちは単霊辛口スタイルは作ってなくて、
その代わりに、わかんないですけど白麹スタイルって言って、
ちょっと酸味が効いたスタイルはスッキリしててあるんですよ。
ってなったら、味とか香りでセグメントしてあげると、多分お酒はわかりやすいと思います。
だからSSIの4タイプあるじゃないですか。
あれも本当細かくやると多分16でも32もなるじゃないですか。
だからそこをきちっと提供者がわかるようにならないと。
僕も今でも辛口のお酒くださいって毎日言われるので、
それはやっぱりセグメントの仕方がわからないだけなんですよね。
例えば好きな芸能人誰ですかとか、
藤原のりかさんとかって言われたらすごい華やかなお酒出すし、
七尾さんって言われたらやっぱりスマートなお酒出すようなことを結構実は、
そうすると会話も盛り上がるので、それ男性もしっかりなんですけど、
IPAみたいな言い方っていうのはすごくいいですね。
なのでクラフトビールの業界ってスタイルですごく細かく分かれていて、
このスタイルを名乗るためにはこういう作り方とこういうやり方じゃないと名乗れませんっていうのは明確にあるんですよ。
僕らもそれをもうちょっとちゃんとしっかり業界としてやれば、
もっともっと飲み手の人たちのミスマッチは防げるし、
もっともっと飲み手の人たちが飲み手ファーストな、多分プロダクトが出てくるし、
僕らの業界のお酒は味と香りに幅がありすぎるんですよ。
だから悩んでしまう。だから手を出せないですよ。
だからもっと分かりやすく朝日スーパードライみたいなスタイルですみたいな感じであってもいい。
ただそれを伝えるだけだと思っていて、
それを多分共通言語を作らないと難しいなって思います。
専門用語が難しすぎなんですよ。
そうですね。
日本酒のほうが。
これ実はクラシカルワインも同じだと思うんです。
でもワインの世界はすごくワイン法がしっかりあって、
この品種を作っていればこういう味だよねとか、
この地域のこの川沿いのこれだったらこの香り取れるよねっていう方程式があるから分かるんですよ。
でも日本酒ってないんですよそれが。技術の酒だから。
だって40種類やらかしてますもんね。
そうです。一つのクラシですよ。
だからそれだけ手数変えていって味と香りとすべて変えられるんで、
伝え方をちゃんと共通言語化しないと飲み手からしたらよくわからない液体ってなって、
だったらセブンイレブンに帰り寄って朝日スーパードライ買って帰ろ。
札幌買って帰ろってなって終わるだけだと思うので。
さっき話した東北出身のやつがいるから東北の酒とか新潟のやつがいるから新潟の酒ありますかとか言われるんだけど、
僕お酒仕入れるときって県なんかで買わないから、
そういう時代じゃないよってことは伝えるように全力でしてて。
それはすごく課題だなって思ってるんで、
僕らのチーム若手みたいなところで何かできることがあったらやりたいなと思って、
なのでこの1本目これでピックアップしてもらったらすごい嬉しかったですね。
じゃあ次行きましょうか。もう10分以上来ちゃったこれ。
私はノンアルと日本酒の2つを聞きたいんですけど、
まず1つ目がノンアルのクラフトコーラのクラコーラについてお伺いしたいんですけど、
これはどういったきっかけでそもそも作られたんですか?
これも米作りしたいとか焼酎作りたいとか最初に考えた中の1つであったんですけど、
そもそもノンアルコールドリンクをやりたかったんです。
クラとして。なぜかというと、僕らがどんなにおいしい液体を作ったとしても、
20歳より下の人たちには法律的に届けられないですよ。
それってすごくもったいないなと思って、でも酒蔵も別に酒作ってるだけじゃなくて、
地域に根付いてる会社なんだから、もっともっと地域の若い人たちに知ってもらいたいよねって思うわけですよ。
でもその方法は酒でしか表現できないってなったら届けられないから、
方法1つ。ノンアルコールのドリンクを作るしかないですよ。
だからもともとずっとそれをやりたくて、それも準備が整ったんで始めましたって話なんですが、
その中でクラフトコーラって吉コーラの小林さんが始められましたが、
コーラを紐解いていくと酒蔵と親和性が非常に高いですと。ノンアルコールの中でも。
なんでかって言うとコーラってスパイスと酸味と甘味なんですよ。
このバランスでコーラを感じるんですね。
特にシナモンとかクローブとかスパイスはいくつかのスパイスが決まっていて、
あとはクエン酸と甘味なんです。
甘味はちょっと甘味の種類は違うので、ちょっとだけ砂糖をちょくと入れる必要があるんですが、
麹甘酒を使うことで甘味は補完できるじゃないですか。
僕らの麹作りの技術ですよね。
酸味も焼酎のメーカーさんが使う白麹菌だったり黒麹菌っていう麹カビの種類を使えば、
麹がクエン酸を生成できる株があるんで、
そうするとコーラを作る時の3つのファクターのうち2つは酒蔵の伝統技術を持ってできるんですよ。
これめちゃめちゃいいじゃないですか。それだけです。
ノンアルコールをいろいろ見ていった中で、一番酒蔵の神話性高いノンアルコールでやらないと意味がないなと思ったんです。
急にノンアルコールやりたいけど、よくわかんないところから引っ張ってきて作りましたって言っても、
理由がないじゃないですか。僕らも続ける理由がないので。
でもそのクラフトコーラであれば非常に神話性が高いからいいよねって言って始めたっていう感じです。
そうなんですね。クラウドファンディングもされてて、すごい達成率も高くて、原料も結構こだわりがあるんですよね。
やっぱりスパイスが大事って言われるクラフトコーラの中で、ちょうど同じ柏崎市内で米山陶器っていう陶器を調べてる若い男の子がいて、
その子も陶器を何とかいろんな人たちに知ってもらいたいっていうのをやってたんですよ。
クラフトコーラを見ていくと、各地域のスパイスだったり素材を使ってみなさん作られてるんで、地域食があるんですよね。
それも酒蔵的にすごくいいなと思っていて、僕たちはたまたま地域のスパイスなんだろうねって考えたときに、
米山陶器っていう陶器に出会って、これじゃんみたいな。これ入れようよって言って、最初サンプルもらったらすんげえ癖強くて。
これはなかなかのスパイスだねって言いながら使ったんですけど、でもすごくいい感じの陶器の独特のフレーバーと味わいがあるんですけど、
それをちょっとコーラに乗せるので、やっぱりクラフトコーラのクラコーラを飲むと、クラコーラの味だよねってなるので、
ある一定の地域食を出したクラフトコーラっていうのはできたのかなって思っています。
なるほど。ちょっとスパイスじゃないですけど、そういったグッとくるものがインパクトがあるものがあると、逆にちょっと病みつきになっちゃいますよね。
そうなんですよ。そうなんです。
中毒性があるというか。
これは陶器っていう植物なんですね。
そうなんです。山と陶器っていうのとはあるんですけど、大体山と陶器を使って、僕らの業界で言うと風の森さんが陶器使って陣作ったりしているんですけど、
そうしたらたまたま柏崎でやっている子がいたっていう。
セリカの薬草。
はい。その地域ちょっと山エリア、柏崎って山エリアなんですけど、僕の住んでいる地域では使ってないんですけど、マヨケに使ってたんです。
その地域の人、米山の地区だけがそれをマヨケとして使ってたんですけど、そういうのも話聞いていくとめちゃめちゃ面白いじゃないですか。
伝えるときにとってもいいなと思って採用したっていう感じですね。
作ってるのが新潟の酒蔵さんなんだっていうだけじゃなくて、材料ももう新潟県内でこだわってるからいいですよね。誇れますよね。
もっともっと酒蔵は地域の人たちのコミュニティの場所になったり、地域の自慢になれたりしてほしいなという思いがあって。
なんですけど、酒蔵ってすごく閉鎖的なところがあるなと思っていますと。
敷居が高くて、お蔵さんなんでなかなか敷地に入れないよねとか。
もちろん開放してる酒蔵さんも多いんですけど、最近は。
でも僕はもっともっと地域の人たちに根付いてもらえたらいいなって思ったので、クラを開放していきたいですよ。
なので次のクラはちゃんと設備を整えていて、設備を整えるとどうなるかっていうと衛生面が向上するんですよ。
それがどうなるかっていうと、クラのツアーをできるようになります。
なので次の新クラの方、今はやってないんですけど、お客様を定期的に予約してもらえれば、
クラの中案内差し上げて、お米作りもこれから初めてクラの裏でやってるんで、
米もご案内してっていうテイスティングツアーみたいなのができるかなと思っているので。
酒ツアリズムですね。
そうですね。
最高ですね、それは。
実は滝の川醸造試験場も、逆に東京都内で、例えば統計期間20分じゃないですか。
だからそういったことも、都内でのツーリズムみたいなこともぜひやりたいなと思ってますし、
そういった連携とかもさせてもらったらね。
ぜひぜひ。
東京とかこっち見たよ、じゃあ柏崎いてそっちも見たよみたいなこととかあると、
今日ゲストに出ていただいたことがまた違った形で成就したりすると楽しいですね。
本当にありがとうございます。
それでは次のコーナーここだけの話ですがに参りましょう。
このコーナーは自分しか知らないかもなお酒のうんちくや裏話を少しだけ教えてもらうコーナーです。
お酒のうんちくや裏話を聞いて、より一層お酒を美味しく楽しく飲みましょう。
ここだけの話ですがというセリフから裏話やうんちくを語っていただきます。
どんなお話が聞けるか楽しみです。こっそり教えてください。
それでは裏話まで3、2、1、どうぞ。
ここだけの話なんですけど、お酒の表ラベルに書いてある情報、いろいろあるんですが、
全く同じエチケットでも実はお米だったり作り方を知ると書いてます。
実はお米だったり作り方を知ると書いてます。
それはどういうことか説明お願いします。
エチケット自体は全く同じお酒なんですけど、
だいたい即情報と言われる作り方の商品が一般流通している中で、
知ると肝と作りと言われるお酒を仕込んで世の中に出したりとか、
新潟県3枚って書いてくくってて、だいたい500万石を作ってるんですけど、
たまに1本だけ越田霊単一品酒でやってみたりとかっていうのをやってます。
でも飲みてる、ワインだと例えばカヴェルネ・ソーヴィニオンだったりだとか、
葡萄品酒でだいたい、実は僕あんまわかんないですけど、
飲めば品酒わかるんだけど、実は日本酒ってお米品酒で実は飲みわけできないじゃないですか。
ほぼほぼ。
コシヒカリ食べて、ササニシキ食べて、一目惚れ食べても、
どの品種かなんか基本的に当てられないと思ってるんで、
絶対わかんないですよね、我々は。
わかんないと思います。
かつ木元作りにしてたらちょっと算立ってます?
そこで言うと、
抑えてますよね、それをあえて。
木元はですね、完全無欠にやると即情報よりきれいにできるんですよ。
うまくパトモが当たると。
なので、木元らしさっていうのはあんまり実はなくて、
すごく専門的な話をするとリノールさんっていうのとパルミチンさんっていう産が2つだけ木元でできる産があって、
ただそれはわかりやすく味わいに影響しないんですよ。
複雑味とかちょっと厚みに影響してくるんで、
あんまりこう、多分飲んだだけだとわからないんですね。
なんですけど、それを酒屋さんとかの説明に入れ込んで、
例えば3本仕込んでるうちの1本だけ木元でやってるってなると、
みんなそれ意識してそれ探すんですよ。
それだと面白くないので、僕らがやりたい実験とかをしれっとやってるんです。
で、お客様とか飲み手さんとか酒屋さんの表情を僕ら読み取ってて、
あ、今回のこの挑戦割とハマったなとか、
逆にあれなんかちょっといつもと違いますねとかっていう人とかもたまにいるんですよ。
すごく多分ちょっとこれわかってんだと思って、
あ、今度からここの酒屋さんちゃんとこうしっかり話しようとか、
なんかその辺見てたりします。
ひねくれてますね。
変態。
飲むがドキドキしちゃいますよね。
いやー、そういったこと、江戸会長さんも結構実は広報変えてたりとか、
同じラベルで山田のレギュラー商品なんだけど、
途中からバツッとそこで変えちゃったかなっていうタイミングがあったと思って聞いたこと、
そういったことはあるんでしょうけど。
あります。あとは結構これ僕らのものづくりであるあるなんですけど、
事故からしかイノベーションが生まれてこないことが結構あるんですよ。
まあそうですね。
ちょうど昨日まさにですね、仕込みをやっていて、
これ本当にここだけの話なんですけど、
今夏酒仕込んでるんですよ。
夏酒3本仕込んでて、いつも使う工房一緒なんです。
新潟県工房使ってるんですけど、
うちの子が間違えて投入して、
いつも使ってない工房が一つだけミックスされてるお酒が、
これから世の中に出てきますね。
で、ゆうたさんすみません、
多分工房入れ間違えましたって言って、
やってくれたなんて。
でもそれってもう前提条件工房一緒だから、
変えるなんてことしないんですよ、もう僕ら。
夏酒とかってこういろいろ出して毎回作ってると。
でもまあまあよかったけど、
まあそれ混ざってるからどういう味になるか混合になったんで、
僕もやったことない感じなのでどういう発酵になるか興味あるし。
どういう発酵になるんですか?
どういう発酵になるか興味あるし。
どの段階でですか?
投入段階です。
しぼの?スタート?
でも混ざっちゃってるんだ。
で、しかも立ち悪いのが混ざって入れてるだけじゃなく、
取り間違えて入れてるんで、
もう一つ工房が変わるお酒が出てくるんですよ。
言っても分かります?
テレコになっちゃってるんで。
それがどれか分かってないんですか?
それがどれか分かってます。
どのお酒で違ってるのかっていうのは、
もう一個追いになってる商品が実はあって。
それもあります。
それ探せみたいな。
とりあえず夏酒は、
でもロットナンバー書いてあるわけじゃないですもんね。
僕ら夏酒はロットナンバー入れるかな。
タンク3号とか書いてあるから。
入れると思います。
タンクの1、2、3とか探せばいいわけですね。
そうです。
でも、東京の酒屋さんにその3本が来るわけではないですもんね。
いやいや、前提に1号から3号まで全部行くような形で。
じゃあ分かりました。
三松さんにも予約します。
分かりました。
僕らはまだその夏酒がどうなるのか分からないので。
でもそのまま絞って、
当然美味しくは仕上げていただけるんだと思うんですけど。
もうそのまま出会い予定ということですか?
はい。おもろいからやろうっていう話になりました。
すげえ話聞けて、かつこれがちょうど6月から出会いですよね。
6末と7月の頭ですね、出荷は夏酒うちは。
もう一番いい時ですね。
もう並んでますからね、夏酒ガンガン。
本当に8月入ると夏酒ないみたいな。
そうなんですよ。
もう日和卸あるみたいな。
あれって夏酒飲みたい時に夏酒ないみたいになっちゃう。
うちはだいたいそこは守って、7月にちゃんと出ていったらいいなって。
ありがたいです。
別にその他の酒倉さんがダメとかじゃなくて。
ありがたく三松酒店大久保さんにLINEしておきます。
ちなみに坂谷さんもこの話全く知らない。
昨日の起こった出来事なんで。
昨日ですか、そりゃそうですね。
これから流れてるのが5月の4週目なので。
このラジオを持って知るんでしょうね。
そうです、坂谷さんが聞いてくれたとしたら。
貴重な話すぎましたね。
僕も載せられちゃったかな。
ありがとうございます。
いえいえ。
4週にわたりですね、安倍智三6代目倉元兼製造責任者の安倍雄太さんに
お話をたっぷりと聞いてまいりました。
本当にどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
皆さんこんにちは。パーソナリティの平田雅留です。
菊崎市を目指す佐紀さんとともにお送りします。
佐紀です。よろしくお願いします。
今日はなんと赤羽駅に来てます。
そうなんです。今回はJR赤羽駅改札内寄り道広場南。
赤羽駅の南口コンコースがリニューアルしまして、
そこのポップアップショップ一番手で美増酒店さんが出展されているということで
取材に参りました。
イベントに行けたという方も行けなかったという方も
ぜひこの配信でその雰囲気を味わってもらえればと思います。
ですね。美増酒店さんはテレビ取材も多く受けていらっしゃっており、
東京都北区内外でも超有名な地域に根付いた酒屋さんですよね。
いろんな地域活動をされている美増酒店さんですが、
今回はどんなイベントになっているのか楽しみですね。
そうなんですよね。では早速取材に行ってみましょう。
こんにちは。
こんにちは。
よろしくお願いします。
まずこれから取材をさせていただきたいんですけれども、
ご所属とお名前をまずお願いいたします。
株式会社みます。みますの隣という格打ちを担当している大島美香と申します。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
続きまして、
山口県から長州酒造株式会社の天美という目柄でやっております川原と申します。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
まずは今回のイベントの概要についてお伺いしたいんですけれども、
大島さんからよろしいでしょうか。
はい。赤羽駅南口が開校するということで、
記念に格打ちというのでみます酒店が出させていただきました。
初出店になります。
今までは北口側ではよくなさっていたけど、南口は初出店ということで、
しかもリニューアルの一発目がみますさんということで、
赤羽と言ったらみますさんがあちこち引っ張りだこで。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
倉本さん何クラかいらっしゃっているんですよね。
そうです。本日明日は長州酒造、山口県の下関の長州酒造の倉本さんが立ってくださります。
本日と明日こちらの方で天美みますのコラボのお酒を紹介させていただいております。
ぜひお越しいただければと思います。
ありがとうございます。
実はTシャツみなさん着てらっしゃるんですけれども、
北口日本酒の聖地に合言葉にTシャツも作られたんですか。
そうなんです。これ非売品でございます。
非売品なんですか。
こちら、阿部館千金岩木御前酒、雷福綿屋、そして天美。
よく見るとこの裏は赤レンガ酒造工場の写真を。
そうなんです。
カラー付きにしまして、北口を日本酒の聖地にという本当に熱い思いを、
北口全員がみな着ているというので。
ありがとうございます。
酒の道としても同じ合言葉でね、本当に聖地にしましょうということで、
ぜひこのTシャツ、非売品をどうにか売っていただけないかということで交渉しております。
買いたいという方がすごく多くて嬉しいです。
本当に?
立っているとみなさんから欲しい欲しいと。
みなさんよろしくお願いします。
その中でおすすめは天美さんということですね。
そうなんです。すごい人気で3日目なんですけどめちゃくちゃ好評です。
実はこれのオーエアは5月で販売会の後なんですけれども、
これ、過去天美さんとみなさんのコラボっていうのはあったんでしょうか?
なかったです。
今回初?
初なんです。
どういったスペックになっているんでしょうか?
今回コラボさせていただいたお酒は、弊社の純米銀錠酒、白い色のラベルの白点、
こちらの方の直鶏の中鶏ということで、
一番おいしいところを凝縮しておとりして限定で詰めさせていただいたものでございます。
もう真ん中の一番おいしいところを絞ったまんま。
それで逆に一回火入れして。
だから劣化速度もゆっくりだし、逆にちょっと丸みを帯びて。
勝手に喋ってますけど、飲んで美味しかったんでずっと喋ってるんですね。
実は私月曜日に来まして、何買えばいいって営業の大熊さんに聞いたらこれしかないと。
持って帰らせていただきまして、すぐお店でも半分ぐらい売れましてですね。
非常に好評いただいております。
あとお客様の反応も上々でしょうか。
そうですね。実は赤羽を帰宅後、日本酒の聖地にということで、
ちっちゃい日本酒もご用意していまして、180、300だったりとかもあるので、
鉢飲みもありまして、皆さん買って飲まれたりとかもしていて、すごい好評です。
今売り店舗がここにありまして、その横に引き酒体験ブースがあって、
その横に4宅ブースがあるんですけど、ここで鉢飲みカウンターが設置していまして、
お酒を買って持ち込んで飲むことができます。
バセリオとかはかからないので、そのままおつまみとか買ってお楽しみいただけます。
結構どうですか。仕事帰りの時間帯は結構混んでるんじゃないですか。
そうですね。結構混んでいるんですが、びっくりしたんですけど、
午前中は結構女性の方が多くて、マダムの皆様がこちらで鉢飲みをされて、
美味しくて買えられるっていう。
おしゃれ。
そうなんですよ。なので、17時以降はスーツの方が多いんですけど、
午前中はマダムの方がすごい多いので、すごいいろんな楽しみ方があるなって思いました。
新しい発見でした。
逆にもう17時半以降はテーブルの取り合いですよね。
そうなんですよ。土日にバカ祭りが控えめなので、ちょっと時間制限あった方がいいかなとか。
もう一人様20分とか。
そうなんですよね。その後に赤羽根で楽しんでいただけたらなと思うんですけど。
注意がけで面白かったのが、鉢飲みは4合瓶1本まで。そうしないと大変なことになっちゃいますよね。
そうなんですよ。
ベロベロになってしまうので。
みんな節度を持ってということで。
でも楽しいですよね。駅構内でこんな感じで鉢飲みできるのもなんかね。
なんか新鮮ですし、新感覚ですし、あとは隣のお寿司屋さんだったりとか、清水石井さんだったりとか。
つまみ買ってきて飲んでいいの?
そうなんですよ。モバイルオーダーなので、携帯で読み取っていただくと、自分たちで一応できたら持ってきて食べれるので、
お寿司とかみなさん食べてください。
新しいですね。新しいこの駅空間の楽しみ方というか。
はい。
聞き酒コーナー、体験コーナーもあるということで。
そうなんですよ。毎日変わっていて、今日は締め張りつるセンキーさんのお酒が飲めるんです。聞き酒ができるっていうので、そちらも購入できるので。
はい。
じゃあ、いっぱいやるって大変ですね。
いや、でもすごい楽しいです。
すごい楽しいです。ありがとうございます。
私も聞き酒誌で大変お世話になっているSSIの永田研究室の写真もありまして、そんな情報もわかるし、もうSSIさんとコラボしているということですね。
そうなんです。はい。なので聞き酒誌のスタッフが前にいまして、来たお客さんに説明をするという形になっているので、
より日本酒学を詳しくない方とか初心者の方でも、あ、こういう味わいがあるんだっていうタイプ別に分かれているので、楽しく飲めるかなって体験ができるかなって思います。
先日もSSIさんのほうで社長がセミナーなさったりも。
はい。そうですね。すごい大変好評で、次は秋に控えております。
じゃあ、各SSIですとかみなさんのホームページチェックしてみなさんセミナーを聞きに行ってみてはいかがでしょうか。
はい。いかがでしょうか。
お声がありましたか、特に。この雰囲気だったりだとか、この企画だったりだとか。
はい。もうあとは買って帰れるので、すごい楽だねっていう。
うちは美増酒店自体が駅から遠いので、バスに乗って帰るとかそういう固定があるんですけど、他も乗らなきゃっていうタイミングで帰れるので、すごくいいねみたいな。
もう一点歩出してよみたいな感じでお声はあります。はい。
これJRさん数年後テナントに入ってんじゃないですかね。大丈夫ですか?本当に。
いや本当に日本出席の方がすごく多いんだなっていうのを肌で感じるので、駅中出店して本当にいい会をいただいたなって改めて感謝でいっぱいです。
もう本当に毎月いろんなメディアですけど、美増酒店さん見ない月ないぐらい。
いやいやいや。
テレビは特集がいろいろあると思うんですけど、雑誌だとかウェブメディアはもう日本一有名な3姉妹になっちゃったんじゃないかって。
ありがとうございます。
心当たりありますよね。
いやいや。本当に。天美たくさん買ってください。
はい。ありがとうございます。天美さんから何か一言。今後これがお部屋5月かと思うので、夏に向けてどういったお酒があるんですとか、何かご紹介がありましたら。
はい。弊社の方も夏のお酒、今企画をしているところでございます。
夏に向けてはやっぱりスッキリと飲めるようなタイプのお酒であったりとか、夏を意識したお酒っていうのを今、それこそ試行錯誤しながら仕込み中でございますので、ぜひお楽しみいただいて、美増酒店で買っていただければと思っております。
はい。たくさん入りますか。美増さんでは。
はい。
天美さん最近人気で、買いに行ってもないっていう時がまんまあってですね。
ありがとうございます。たくさん作って、皆さんにお届けできるように頑張っていきますので、ぜひよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
はい。ありがとうございました。
弊酒コーナーのご説明も一緒にお願いしてもいいですか。
ここでそのコーナーの説明を冒頭にした方がいいよね。
そうですね。
引き酒体験というのが、このブースの横にあるんですけど、君酒、草酒、純酒、熟酒という4種類のタイプに分かれておりまして、本日はですね、コクのある純酒と軽快で滑らかな草酒が1種類、お楽しみいただけて、引き酒体験ができます。
はい。
ありがとうございました。
はい。美増酒店の営業の大久保です。よろしくお願いします。
月曜日から、本日実は4日目、木曜日に取材をさせていただいているんですけれども、僕も月曜日の夕方前の3時くらいに顔を出してもらって、何が美味しいと天日さん持って帰れと言って持って帰らせていただいて、お店でも大好評で半分以上なくなっちゃいまして。
ありがとうございます。
いかがでしょう。やっぱり北口では過去にやっていると思うんですけど、この南口のまたちょっと、実は通る人もちょっと違うと思いますし、また各地コーナー初めて設置ということで、いかがでしょう。
今回のこのイベントすごく特別で、JRさんもすごく寛大な処置をちょっとしていただいているんで、南口のグランドオープンということで、うちが最初のちょっとポップアップイベントとなりまして、もうすごい緊張しているんですけど、今回素晴らしいのは引き酒師の方がお酒を勧めてくれて、
で、小売りの僕たちがそれを売って、その売ったものを各地でお客様に飲んでもらう。この一つの循環が全部できるっていうところで、今回また天日営業の方も来てくださっていまして、皆さんが作ってくれた作り手の人たちの気持ちも聞きながら、酒の説明も受けながら買っていただいて飲んでいただく。
すごい良いサイクルになっているんですよね。このイベントができたのはめちゃくちゃ楽しいです。本当にありがとうございます。
これきっかけにJRさんも良いモデルケースにして、いろんなところで波及するかもしれませんね。各地で当然お酒屋さんはあると思うので。