生きる意味の問い
おはようございます。今日は2月21日木曜日、40代からのリスタートチャンネル、今日も始めていきたいと思います。
この放送は、私としてが日々の気づきや学びをアウトプットする場として、毎朝お届けしております。
はい、というわけで、ようやく木曜日、ということで今週長いですね。
もう少し頑張りましょう。ということで今日はですね、哲学をテーマにお話ししたいと思います。
このラジオですね、哲学から日頃の雑談までですね、振り幅が広いですけども、気軽にお聞きください。
というわけで、ボイシーのですね、パーソナリティさんで、哲学者兼教育者であるトマノ一徳さんという方がいるんですけども、
私はそちらのトマノさんの放送をですね、聞いておりまして、トマノさんはたまに放送されるんですよね。
なのでたまにその哲学を取り入れるということを、前の放送でも少ししたと思うんですが、その中でこの間放送されてたことがですね、かなり刺さった内容というか、面白かったのでシェアしたいと思います。
突然ですが、皆様は生きる意味について考えたことありますでしょうか。という切り口から話が始まるんですけども、
先日ある会議でですね、国際的な学習到達度調査の結果について議論になったということで、その結果が日本の15歳は
読解力とか数学的なリテラシーが非常に高いと、
にもかかわらずその生きる意味を感じているっていう答える子がですね、なんと世界最下位だったということを言ってたんですよね。
で、そこでトマノさんは生きる意味ってそんなに難しいことなのかということに気づいたらしいですね。
で、この中の意味っていうのは何なんだろう、目的っていうのは何なんだろうっていうところで、
生きる意味っていうのはその日々の生活の中で感じる価値とか意義、例えば美味しいご飯を食べている時とかですね、
家族と楽しく過ごしている時などが生きる意味につながると。 生きる目的っていうのは人生をかけて達成したい目標とかですね、使命とかそういったものを言う。
確かに美味しいご飯を食べるのは生きる意味なんだけど、それが生きる目的だと言える人は少ないということなんですね。
で、哲学的にそもそも意味っていうのは何なんだろうかということを話されてまして、
現代社会と生きる目的
哲学的に言うと意味とは欲望相関的な世界分裂っていうふうに定義されているらしいですね。
簡単に言えば私たちは何かをその欲望しているからこそ意味を見出せるというらしいんです、哲学的には。
例えばのその喉が渇いている時に飲む水っていうのは飲み水っていう意味を持ちますし、火を例えば消したいっていう時には火消し水っていう意味を持つ。
つまり我々が何も欲望していなければ世界はただ無意味なものになってしまうっていうのが哲学的な考え方ですね。
じゃあなぜ私たちはその生きる意味を見失っちゃうのかということなんですけども、
かつてのですね、昔の社会っていうのは共同体っていうのが存在してたらしいですね。
その共同体が生きる意味や目的を我々に与えてくれたと。 例えば農民の子は農民として生きると。
例えば国のために命を捧げるとかですね。そういうふうに役割が明確化されてたんですよね。
しかしながら近代化っていうのが進みまして、自由な社会になってきたと同時にその生き方っていうのは自分で決めなくちゃいけなくなったということなんです。
それが一つ。 二つ目はその宗教の衰退ということで、宗教も同じように生きる意味や目的を与えてくれる存在だったと。
だんだんだんだんその宗教力っていうのがどんどん弱まるにつれて、ニーチェっていう人がいたんですけども、神は死んだっていう有名なことがありましたね。
こういう形で人々はその拠り所を失ってしまった。
それとニヒリズムっていう考え方が蔓延してきたっていうことですね。ニヒリズムっていうのは、世は生きる意味や目的が見つからない。
そういった時に、どうせ何やっても無駄だということで、そういった考えをニヒリズムって言うんですけども、そういう考えがどんどんどんどん広まっていった。
なおかつ最後に与えられた欲望ということで、今の社会ですね、本当に欲しいものを自分で見つける前にですね、周りがこれがいいんじゃないとか、これが正しいでしょと、周りに決められてしまうことが多い。
なのでその言われた通りに勉強してですね、言われた通りの道に進んでいくと。
そういった生活を起こっていると、自分の内側からその欲望っていうのがなくなるわけじゃないんですけども、気づけなくなってしまうっていうことを言ってたんですよね。
その理由としては、現代社会は便利で快適すぎるじゃないかと。
寒いと思ったらすぐに暖房がついたり、暇だと思ったらスマホを見れたりですね。
特に原始的な不足感というか、そういうのを感じる前に全てが満たされてしまう。
自己理解と成長
これでは何かを渇望するとか、そういう根源的なエネルギーが生まれないという話をしてたんですね。
どうすればいいかっていうことを最後に言われてたんですけども、人生の意味を取り戻すにはということで、
一つ目は自分の欲望に正直になると。周りにやっぱり流されないですね。
自分のその内側から出てくる、ふつふつと湧き上がってくるですね、欲望ですね。
好きとかやりたいという気持ちを隠さずですね、ちゃんと正直に耳を傾けると。
それとあと学び方をアップデートするっていうことですね。
言われたことをただこなすっていうものではなくて、自分の興味関心に基づいて自発的に学んでいくと。
それと人は人とのつながりを大切にする。人は一人で生きていけないということで、
いろんな家族、友人、仲間とつながって、ともに喜んで、ともに悩んで、ともに成長する。
最後にプロジェクトに没頭すると。何か目標を決めてですね、それに向かって努力すると。
それも自分で決めなくちゃいけないんですけども、自分がやりたいことを目標にするということで、
子どもたちはですね、いろんな体験をさせると。子どもの好きを応援する。
自分で考えて自分で決める力を育むと。
あと多様な価値観に触れさせるということをおっしゃっていたわけなんですね。
長々としゃべってしまいましたが、同じような内容でですね、
MBさんというまたボイシーパーソナリティーがいまして、MBさんも人生のロードマップを決めようという放送をしてたんですよね。
それも同じような内容だったんですけども、やっぱりゴールが見えないと、
何も人間というのは動けないということを言っていたので、
そのためにはですね、生きる意味というのをちゃんと理解して、
自分の欲望に従って動くというのが非常に大事かなということで、
本当深いですよね。
哲学って本当に、昔は本当につまらない学問だなって学生の頃は思っていたんですけども、
ようやくですね、40代になってこの面白さが分かってきたということなので、皆さんにシェアしたところでございました。
今日もお聞きくださりありがとうございました。
今日は天気が良いんですけども、また氷点下、気温になりますので、皆さん今日も安全にお気を付けください。
それでは皆さん、いってらっしゃい。