1. 元学長の 体験的大学論
  2. 記事紹介 書評『音大崩壊』

note記事《書評》 『音大崩壊』(2022)の紹介です。
https://note.com/takahashihajime/n/ne3cc5e6a06a5
stand.fm 記事紹介 書評『音大崩壊』
https://stand.fm/episodes/64b152814d0bc79dc7bfea1f

筆者の大内孝夫さんは、『「音大卒」は武器になる』(2015) で、一躍有名になった。音大や音楽教室をはじめ音楽業界では、いまや「時の人」である。

果たして、音大は崩壊するのか?
それとも、筆者が本書で提案する「音楽教育を救うたった2つのアプローチ」に従えば、日本の音大を救うことができるのだろうか?

評者は、現時点において、日本の音大の未来に対してきわめて悲観的である。ふたつの「音大」で学長を務めた経験からいっても、大内さんのいう「たった2つのアプローチ」だけでは、日本の「音大を救う」ことは到底できない、と私は考えている。


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【元学長の体験的大学論】
A former university president discusses Japanese universities.

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サマリー

音大崩壊という本についての書評の記事の解説を少ししたいと思っています。

目次

00:07
今日は、noteの記事紹介なんですが、書評ですね。書評を書きました。ある本について。『音大崩壊』、2022年に出た、音大ですね、音楽大学崩壊という本についての書評の記事の解説を少ししようかなと思っています。
大内孝夫さんと音大卒の強み
これはですね、いわゆる音楽大学業界ではかなり有名になった方なんですが、大内孝夫さんという方がいまして、今、名古屋芸術大学の教授になってしまったんですけれども、もともと銀行に勤めてた方なんですけどね。
その後、武蔵野音楽大学の就職課ですね、に勤められた後、
『音大卒は武器になる』、ご存知ですかね。音大卒は武器になる。音大を出たってことはね、武器になるんだよって。社会を生きていく上で。就職の上でも武器になるんだよって。
この本が出た時は、これ2000何年でしたかね。2015年に出た時には、私ちょうど名古屋音楽大学っていうところで学長をやってたんですけれども、この本はいい本です。
私もこういうことを書きたいと思ってた
ところに、まさに出たので、やっぱり音大生の強みですね。音大生の持ってる強みっていうのは間違いなくあるんですよ。
それをすごくしっかり書いてくれたので、この本は本当にいい本でしたね。こういう本を待っていたというか、誰も書かなきゃ私が書こうと本当に思ってたわけですけれども、大内さんが書いてくれて、まさに我が意を得たりと。
その後これが売れたんですね。
その後音大卒シリーズというので、大内さんはたくさん本を書くわけです。
音大卒の戦い方。音大卒イコール武器にした元メガバンク支店長が送る大学就職課発、目から鱗の就活術。
音大生の就活支援隊長という。
就職部長ですね。音大生の就職を力強くサポートする就職部長ということで脚光浴びたと。
それぐらい日本の音大っていうのは就職に力を入れてこなかったっていうね、逆のことで言えばね。
そういう実情があったわけです。そこに見事にすっぽりはまったということです。
大内さんはそれだけでは終わらずに、
今度はいわゆる音楽教室、主にピアノですね。
主にはピアノです。ピアノだけじゃないんですけど、歌とかもあるんですが。
まあでも一番多いのはやっぱりピアノですね。
『音楽教室の経営塾』という本を書きました。音楽教室の経営塾1・2と書きました。
音楽教室経営をこうやればうまくいくんだ。
さらにそれだけでは終わらずに、社会人ね。そうだ音楽教室に行こう。人生100年時代だ。音楽をみんな学ぼう。
これもいい本だとは思うんですけどね。社会人学習として音楽っていうのをもっと位置づけるべきだ。狙い目はすごく当たってるわけです。
さらに実はピアノ、これはピティナとかとも、いろいろね、
非常に方向性が一致して
それで子育て期の親に向けて
AI時代の最強の子育て戦略。
まさにAIの時代だからこそピアノ習ってますは武器になるんだ、
大内さんのビジネス書と音大業界の変革
子供にピアノを習わせようっていう本を書きました。
さらに音大卒は武器になるって最初に書いた本は漫画にもなりました。
もう、飛ぶ鳥を落とす勢い、
名古屋芸術大学の教授にもなってしまったということなんですね
まさに大内さんのほぼ独占市場として、一つの産業として成立しているという風に、
書評というか記事には書かせていただいたんですけど、
じゃあその理由は何か。
ここから有料記事になっているわけなんですけど。
これ一言で言うと
要するに音大っていうのはそういう経営とかビジネスとか就職っていうことっていうのは
あんまり考えない、あるいは、考えちゃいけないという常識があったわけです。
世間からすれば非常に非常識的なことなんですが。
そこにまさに大内さんの本はスポッとはまったわけですよね。
私の言い方では
音楽大学業界にはビジネス書がなかった。
まさに音楽大学という業界にビジネス書が出た。
これがまさに大内さんのやったことですね。
いわゆるニッチ産業が成立したということなんですね。
大内さんのやってきた仕事ってとてもすごく大事なことで、
これで勇気づけられた音大生あるいは音大卒業生は本当にたくさんいるんです。
だからこれまで
音楽大学の常識としてあまり就職に関心がなかったこと自体が
実は世間的には大いなる非常識であったということを
白日の下に晒すとともに、そこにちゃんと力を入れるべきだということをね、
しっかり位置づけたと。この業界でね。
そういうことの功績は本当に評価してもしきれないと思うんですよね。
よくやってくれたと私も思ってますし
とても大事なことだと。
そこで今回出た
2022年去年出た『音大崩壊』。
これはやっぱりね
売れ筋狙ってタイトルつけたっていうことで
音楽大学崩壊と
いう『音大崩壊』。
私最初見たとき
音、大崩壊って読んでしまったんです。
音大崩壊。
音、大崩壊って言うと
のだめカンタービレを思い出すんですが
それはさておきですね。
この『音大崩壊』
はですね
やっぱビジネス書なんです。
私からすれば。
いろんなことが書いてあるんですけれども
やっぱり、ちょっと申し訳ないけれども
売れ筋狙いで中身は薄い。
というのが私の評価ですね。
これでは音大は救えないと。
音楽教育を救う
たった二つのアプローチ
ということも書かれてるんですが。
いろいろこう、スポーツ庁はできたのに
音楽庁がなぜないのかとか書いて
切り口は面白いんですが。
ただ現実はそんなに甘くないぞと。
これでは音大は救えないぞと
いうことをいろいろ書いてます。
このあたりはね
ぜひ記事を読んでほしいと思います。
とりあえずこの音声ではね
ここまでお話しして
あとは記事でね
ぜひ読んでいただければいいかなと思ってますので
そんなことで書評『音大崩壊』の紹介でした。
記事のリンクも貼っておきますので
ぜひそちらの方もね
見ていただければと思います。
それでは、また。
08:41
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