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2021-02-15 15:58

128.【現場の声】流れ星の研究って何するの?なハナシ

今日と明日は流れ星の研究について!!

実際に研究をしていた「のす」さんにお越しいただき、流れ星研究の面白さを語ってもらいました!!


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。普段、国の研究機関で、天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします。こちらのポッドキャスト。
本日はですね、スペシャルゲストをお迎えして、流れ星の研究っていうところについて、お話紹介していけたらいいなと思っておりますので、ぜひ皆さん最後までお付き合いください。よろしくお願いします。
それでは早速紹介させていただきます。今日のゲスト、NOSさんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日はありがとうございます、お時間いただいて。早速軽く自己紹介よろしくお願いします。
はい、すいません。先に話してしまったんですけど。
サウナと宇宙にはまるインクラインジェニアをしております。NOSと申します。よろしくお願いします。
サウナと宇宙って結構なんかあれですよね。関連があんまりなさそうに見えますけど、インスタとかいつも見させていただいてて、さっきちょうどストーリー見ていたら、月面でサウナを作りたいみたいなのをポロッと書いてて、すごい面白いアイディアだなと思ったんですけど。
月面って空気がないので満点の星空が見れると思っていて、月面の裏側とか。そういったところで星を見ながらサウナに入って堪能すると、もう人類史上最高のリラックス効果を味わえるんじゃないかと。
確かに。すぐ整いそうですね。
やっぱ面白いな。宇宙ってどうしても行くっていうイメージ、行くことが大変っていうイメージがあるんですけど、月面で何かリラックスをさらに求めるっていうところは発想として面白いじゃないですか。
ありがとうございます。会ったらいいですよね、本当に。
そうですよね。でも例えば月面にだんだん人が行くのが当たり前になってくると、そういうクオリティとか生活クオリティを求め始めたりすると、月面サウナ穴がちなくはないんじゃないかなって個人的に思いますよね。
確かに結構月面環境とかって、なかなかリラックスできるような場所ってないと思うので、常に緊張状態とか、生活する人の心のメンタルとかも整えなくちゃいけないと思うので、ぜひこれサウナ作って100年後、200年後なりになったらいいです。
じゃあ月面生活が当たり前になってきたらクラウドファンディングとかでやっていきましょう。
じゃあそんな感じで素敵な目標を持っているのすさんに、今日は学生時代、流れ星の研究をされていたっていうところで、ぜひ今回はそんなお話をしていきたいと思うんですけど、
早速なんですけど、自分全然流れ星詳しくなくて、流れ星って結局何が光ってるのかっていうところがたぶんすごい一番アバウトに気になると思うんですよね。
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そうですね、流れ星ってどれくらいの大きさだと思いますか?
流れ星の大きさ?すごいちっちゃいのかな?30センチ台ぐらいですか?
さすが理系の方だなという印象あるんですけど、文系の方とかよくですね、車の大きさとか家具の大きさなんじゃないかっておっしゃる方もいらっしゃって、
結構印象としては大きなイメージを想定されるかなと思うんですけど、あれ本当に小さいもので、大きさも砂粒程度なんですよ。
数ミリから数マイクロ程度の塵が光っている。
言葉悪いですけど、かすっかすな塊が落ちてきてるだけっていうイメージなんですか?
実際言うと、先ほどかすっかすな塊とおっしゃっていたんですけど、その表現は正しくて、
宇宙の塵、ダストと呼ばれているものが宇宙空間には漂ってるんですけど、
例えば氷の塊だったりとか、また砂、小惑星とか、また放気星、水星から放出される塵とかダストっていうものが、
地球の大気空間にぶつかって、そして光る。そういったものが流れ星として私たちの目に届いているということです。
基本的に地球の空間に入った時から光り始めるっていうようなイメージはあってるんですかね?
地球に入ってきたと、先ほどそのような表現でおっしゃってたんですけど、
実際言うと地球が突入しているっていう方の方が正しくて、
これはどういうことかっていうと、地球って太陽の周りを光点していますよね。
太陽系に放気星、水星というものが放物線を描いて太陽系を回ってたりするんですけど、
その周辺にダストっていうものを放出しながら太陽系を回っていて、その軌道に地球の光点軌道が重なったところで流れ星っていうものはたくさん見えるんですよね。
例えば、毎年流星群っていうものがありますね。
8月にはペルセウス座流星群とか、12月には双子座流星群とか、さまざまに流星群というものはあるんですけど、
それっていうのは小惑星なり水星というものが放出したダストに地球が突入している。
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毎年その同じ時期に突入するので流れ星っていうものが地球に見えているということになります。
同じ場所に地理とかがあって、そこに光点で同じタイミングで入るから毎年大体同じ時期とかに流星群が見れるっていうような仕組みになっているってことなんですね。
はい、おっしゃる通りです。
なるほど、だからか。やっぱり宇宙から物が飛んできているのに定期的にしかも1年に1回大量に出てくるってすごい不思議な感覚だなと思っていたんで。
なるほど、確かにそうですよね。
じゃあその例えば衝突していって流れ星が光るっていう状況って、地理とかそういう砂粒みたいなもの自体が光っているのか、その周りを大気を変にさせているっていうどっちなんですかね。
これはどちらも同じことが言えていて、どういうことかというと、砂自体が光っているというものは大気摩擦によって光っているという。
結構そういった認識が、例えば高校生とか、あまり理系について分からない方とかはそういった説明をすることが多いんですけど、それだけの光る原因っていうのはなかなか言いがたくて、
ちょっと専門的な話をしてしまうんですけど、地理とかダストっていうものが地球空間に突入してきた際に、大体その砂粒程度のダストっていうものは地球に対して秒速で50キロから70キロ程度のスピードでぶつかる。
すごい速いですね。
なので、地球大気に衝突するときに空力加熱という現象が起こるんですよね。
空力加熱って空気の空に力ですか?
空気の空に力と書いて空力加熱と言うんですけど、その現象に関しては空気の圧縮によって加熱が起こるわけなんですけど、
秒速50キロとか70キロ程度の運動エネルギーというものが熱エネルギーに変換されていくんですよ。その影響によって。
猛烈に加熱を起こしたことによってアブレーションという、ちょっとバラバラになるっていうことですね。アブレーションというものを起こすんですけど、そこによってプラズマ発光というものが起こるんですよね。大気空間の中で。
プラズマって、よくプラズマクラスターとかいうプラズマですか?
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そうです。プラズマっていうのはどういうことかっていうと、物質が消化を起こすんですけど、そこで、かなりこれ専門的な話ですとついていけないから申し訳ないんですけど、
冷気原子とかまた分子や電子っていうものが生まれていくんですけど、その冷気状態っていう、すごく運動、エネルギー的にはなかなかアンバランスな状態っていうものを冷気状態。
そういった過程というものが、アブレーションと呼んで、そこがプラズマ発光を起こして地球にいる人たちからは流れ星として、光ってるな、お願い事しなくちゃっていうことで見えている、そういった現象が起こっています。
じゃあ、突入してきたやつがプラズマを作って光ってるから、すごい細かくというか、リアリスティックに見てしまうと、宇宙にある塵とか砂粒が満たしているプラズマに私たちは願い事をしているっていう、そんな感じになるってことですかね?
そうですね。理系的に言えば、プラズマに対してお願い事をしていると。
プラズマだと、そうすると雷とかもその一種になると思うので、ちょっと雷にお願いしてても本質的には一緒になってしまうみたいな。
そうですね。雷と流れ星の発光過程はまた違うかもしれないんですけど、昔から光自体に対してロマンを感じていたっていうことになりますよね、人間は。
確かにそうですね。でも、暗い夜空の中でそうやって光っているのがバーってあると、やっぱり何かそこに意味付けをしたくなるっていうのは絶対あると思うんですよね、昔から。
面白いな、それって、じゃあ実際に狙って取れる流れ星もあって、たまに流れる流れ星もあるじゃないですか。
はいはい。
流星の研究をするっていうのは正直どうなんですか。流星群とかみたいなのを見たいっていう人もいれば、そういうたまたま見える流れ星っていうのを見たいっていう人もいるんですかね。
2つあるっておっしゃってたんですけど、本当にその通りで、流星群として見られるっていうのは、発見の時期とか、またっていうものが定まるっていうものが一つの大きなメリットなんですけど、
もう一つは、偶然たまたま山奥とかに行ったりとか、また空気の寸前に行った時に流れ星が見えた、そういったときはですね、散財流星っていう名前が付けられてるんですけど、散財っていうのは掃除の層に、汁にですね、あるって書いて。
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お金を使っちゃう方の散財ではない。
すいません、僕掃除って言っちゃいましたけど、全然違いました。汁ですね。
散財流星。
はい、っていうものがあるんですけど、そういったものはなかなか発見することとかも、本当に稀なので、流れ星ってどこに、どの場所で、どの方角で見えるかってものはわからないんですよ、これは。
そうなんですか、じゃあもう完全な運だのみ。
はい、なので、天文台とかそういった大きな望遠鏡なり観測機器があるようなところで、ずっと天体、昼夜観測をするんです。
そこで流れた流れ星に対して、それを観測するなど、そういったことが主に流れ星の研究っていうものは行ってきたので、なかなかいいデータを得られるっていうものが難しい。
難しそうですよね、それ。
なので、かなり流れ星の分野に関しては難しいのかなと思っていて、
ある人とかは、流星群が起こる時に高層大気に飛行機に乗って飛んで、高層大気っていうものは空気も薄いので、たくさん流れ星のデータっていうものは取れるので、
飛行機を飛ばして、流れ星の現象を取って観測するなど、そういった研究とかも行っている方もいらっしゃいます。
面白いな。
最近の論文とかで、飛行機で天文学をやるみたいなのも結構今後注目される分野らしくて、
ロケットを打ち上げたりするとどうしてもコストがかかってしまうとかっていうのもあったりして、
大気の上の方に行って、天文学望遠鏡を宇宙に向けると薄い大気状態で宇宙を観測できるっていうような研究が今後たぶん盛り上がっていくんじゃないかみたいなのが一つ出てたりしてたので、
そういうふうに流星とか流れ星の研究する方も迎えに行くじゃないですか、自分たちで迎えに行って観測するっていうのが割と手法としてはあるんですね。
そういうことになりますね。おっしゃる通りです。
面白い。なかなか進みづらそうな研究の分野な気がしてしまいますね、そういうふうに聞くと。
そうですね。なので流星群とかそういった時期では多くの天文学者たちが空にカメラを向けて観測をし始める。
面白い。一旦ここで全編終了ということで、後編では実際に流星を研究する意味とかだったり、
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あとは皆さん多分隕石とか流星とか火球とかそういうのって多分明確な違いよくわからなかったりすると思うんですよね。
実際に私もインスタとかで質問を受けたりしたことがあったので、ちょっとそちらについて後編でお話ししていただけたらなと思うので、ぜひ引き続きよろしくお願いします。
お願いします。
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よろしくお願いいたします。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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