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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、今日は土日ゲスト回の2日目というところで、株式会社【amulapo】から小林さんに来ていただいてます。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
昨日は小林さんが実際にプロジェクトの立ち上げからリリースまで携わった、星みくじっていう新サービスのお話、いろいろ聞かせてもらったんですけど、
1日目の話聞いてて、めちゃめちゃアグレッシブというか、何でも前向きに取り組んでる方なんだろうなっていうのがあったんで、
その宇宙への熱量、どこから来てるのかっていうのを深掘りさせていただこうかなと思ってるんで、今日もぜひよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
そしたら、昨日聞いてない方もいるかもしれないので、簡単に自己紹介をお願いします。
株式会社【amulapo】でインターンをしています。小林音音と申します。
普段は法政大学の大学院で、脳機械工学研究科というところで、修士1年生の学生をしています。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
昨日お話しいただいたときに、インターンっていう立場にも関わらず、
それこそビジネス系のコンペ出たりとか、そのままそれをサービス展開するなんていうところまで進んでたと思うんですけど、
今回は修士学生っていうところで、宇宙関連の研究してるんですか?普段は。
そうです。普段は宇宙関連の研究をしています。
これ、どんな研究内容とかって伺ったりできます?
普段は法政大学に席を置きながら、JAXAの宇宙科学研究所っていうところ。
相模原のやつですよね。
そうです。相模原にあるところで、技術研修生として研究をしています。
そこでは、私工学系の学生なので、衛星の制御についての研究をしていて、
未来の宇宙望遠鏡に使うような技術の研究をしています。
宇宙望遠鏡ってことは、みんな知ってそうなのだと、ハップル宇宙望遠鏡とか、
そうですね。
あとは、そろそろ打ち上がる、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡とか、
ああいう感じの人工衛星に望遠鏡を乗せて、みたいな、そういうものですよね。
そうです。そういうものです。
それのどんな部分をやっているんですか?制御って聞くと、衛星のスラスタープシュって噴射するとか、
そういう制御なのかなって思っちゃうんですけど。
そうですね。ちょっとまだ先の話なんですけど、宇宙望遠鏡ってすごく遠くを見てますよね。
遠くの銀河とか星を見ているので、すごく精度が求められてくるんですよね。
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遠くを見たいと思えば思うほど。
宇宙空間に飛ばす理由っていうのも、そもそも地球の大気を避けたくてっていうところですもんね。
そうです。それで、宇宙からどうしても見たいんですけど、人工衛星って機械なので、
人工衛星から宇宙を見ると、地面に置いているわけでもないですし、
人工衛星の振動とか熱とかがどうしてもレンズに伝わってしまったりとか、
自分のちょっとしたブレで観測したい星の写真がうまく撮れなかったりとかっていうので、
結構精度が求められてくるところなんですけれど、
人工衛星の振動とか熱を伝えないために、
レンズとバス部って呼ばれる人工衛星の運用に関わる本体の部分を切り離してしまおうっていう。
で、磁石の力で制御できたら、振動とか熱とかを伝えずに、
宇宙望遠鏡の精度が上げられるんじゃないかっていうような研究をしています。
すごいっすね。めっちゃ夢あるというか、
言ってしまえば宇宙望遠鏡の手振れ補正機能を作ってるみたいなことですもんね。
そんな感じです。
それを宇宙空間でレンズを浮かすイメージってことですよね。
そうですね。浮かすイメージ。
僕自身もX先天文学っていう望遠鏡を宇宙に飛ばさないと宇宙からのX先天撮れないので、
そういうので望遠鏡を宇宙に飛ばすっていうのをなんとなく身近に感じてきた身ではあるんですけど、
それを望遠鏡の部分を宙に浮かすっていう発想がなかったんで、
今すごいどんなのかワクワクしながら聞いてるんですけど、
それができるとやっぱり遠くの宇宙を見ようとした時の精度っていうのはぐっと上がったりするもんなんですかね。
そうですね。やっぱ手振れがないと考えてもらったらいいので、
すごく精度よく見れるんじゃないかというモチベーションで研究をしてます。
それがじゃあ10年後とか20年後とかの衛星に実際に搭載されてる可能性もある、そんなところを探ってる研究ってところですね。
そうですね。搭載されたら嬉しいですね。
めっちゃすごいですね。そもそも、だってJAXAで今研究されてるってことだったんですけど、
もうもともとめちゃめちゃ宇宙が好きで、宇宙の研究の道に入ってきたっていう感じですか?
そうですね。高校生の時から宇宙が好きになりました。
きっかけとかってあったりします?
きっかけは宇宙兄弟なんですけど。
きました。それは僕も散々このポッドキャストの中で宇宙兄弟熱を語りきってるんで。
それででも進路決めちゃうってすごくないですか?
そうですね。私なんかそもそも宇宙兄弟を読むまであんまり宇宙に興味がなく、星とかもわからないですし、っていうような状態だったんですけど、
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宇宙兄弟を読んで、宇宙ってすごい面白いんだって思って、そこで止まればよかったんですけど、
それでJAXAっていう機関を知ったりとかして、JAXAのホームページを毎日チェックするようになったんですね。
そこでJAXAが毎年高校生のために宇宙科学研究所でのサマーキャンプみたいなのをやっていて、
それをたまたま見つけてしまって、そこに参加したらもう虜になってしまいました。
すごいですね。宇宙兄弟読んでからの宇宙へののめり込み方が結構えげつない感じの。
あれはいい漫画です。
具体的にもうここで一気につかまれたみたいなあります?
宇宙兄弟の中でですか?
はい。
でも、私実は映画が先だったんですよね。
そういう世代ですね。
そうなんです。宇宙兄弟の映画を見て、すごい宇宙っていろんな人が関わってて、
宇宙飛行士が目立つんですけど、意外とその宇宙飛行士を支えてる人とかめっちゃかっこいいんだって思ったのが大きかったかもしれない。
パッと見で見える宇宙関連の関わってる人以外にもものすごいいるんだっていう。
宇宙兄弟の中で言うと人の字のこっち側ですね。
そうです。そっち側ですね。
短い方の支えてる側の人たちですね。
そうです。
じゃあそういうモチベーションとか、そういう心の惹かれ方があって、
じゃあそうやって人工衛星の制御とかそういう方に興味持ったみたいな流れなんですかね。
そうですね。最初はロケットだったんですけど、今は衛星。
ちょっと聞いた話だと、ロケット開発もしてたんですか?
そうですね。高校2年生と、あと大学の1年生から3年生くらいの時に、
ロケットサークルに、ロケットサークルっていうのがあるんですよ。
ロケットサークルっていうのがあって、ロケットを作って打ち上げるサークルなんですけど、
そこに所属してて、結構ロケット、自分の身長くらいのロケットを打ち上げるようなサークル。
大会みたいなのもあったりするんですか?
まだ実は大会までは行ってないんですけど、
全国の学生で集まって、一緒に打ち上げ実験をしようっていうので、
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年に3回くらい打ち上げの機会があって。
ペットボトルロケットとかそういうレベルじゃないですもんね。
そうですね、もっと強そうな感じのロケット。
イメージ的にはインターステラテクノロジスとかの細めのロケットの小さいバージョンみたいな感じですか?
そうです。
すごいな。
固体燃料と液体燃料を両方使うハイブリッドロケットっていう種類のロケットがあるんですけど、
ハイブリッドロケットっていう種類のロケットを作っています。
ハイブリッドロケットの推進力って、今実際に大きいロケットとかでも使われてたりするんですか?
使いたいっていう研究が結構されているイメージかと思います。
今は液体がメインですよね。
そうですね。聞いた話なんですけど、将来その月とか火星とかから帰ってくるロケットに
ハイブリッドロケットがいいんじゃないかっていうような議論があったりとかするっていう話は聞きます。
燃やしやすいとかなんかいろいろきっと都合があるんでしょうね。
そうですね。
固体燃料っていうのは、いわゆるロケット花火とかみたいな感じで、火薬みたいなのをそのまま爆発的に燃やすみたいな、そんな感じですか?
そうです、そうです。
それのハイブリッドロケット。
僕の完全な狂気でいろいろ質問してしまったんですけど、
じゃあ宇宙兄弟で宇宙に興味を持って、高校生の時サマースクール行って、
でなんなら高校生の頃からロケットも作り始めてみたいな。
そうですね。
宇宙兄弟のせいで宇宙一色になってるじゃないですか。
本当にのめり込んでますよね。
すごいですね。そのぐらいのやっぱ活動のアクティブさがあるから、今修士の研究とインターンとかっていうのも結構両立できたりするもんですか?
確かにいつもいろんなことがやりたくて、大忙しな感じの性格ではあるので、そうかもしれないです。
僕も割と何でもやりたいタイプというか、何でも手出しちゃって、忙しくなって自分の首絞めるみたいな、
っていう感じになっちゃってるんで、すごい勝手に親近感を持ちながら聞いてたんですけど、
そうやってめっちゃいろんなとこ取り組んだ上で、卒業後はやっぱり宇宙ですか?
やっぱりそうですね。宇宙がやりたいなって思ってます。
でもやっぱり具体的にこれっていうよりは、今研究とかやったり、インターンで宇宙エンタメ寄りみたいな方っていうんですかね。
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そうです。
っていうのもやったりして、ちょっといろんな角度から宇宙見てるって感じですか?今は。
そうです。できたら、卒業後に宇宙開発と宇宙を知ってもらう活動、宇宙エンタメですとか今やってるようなことが両立できたら一番いいなとざっくり考えています。
めっちゃ素敵じゃないですか。
でもこのペースでいろいろ活躍してたら、全然卒業するタイミングとかに、これやりたいってできてる可能性もありますもんね。
そうですね。
めっちゃ楽しみにしてます。
個人的に新しいのスタートしたりしたら、またポッドキャストでしゃべりに来てください。
はい、また来ます。
ありがとうございます。
そしたら、じゃあ最後にご自身が手がけたサービスである、星みくじだったりとかお知らせとかあればお願いします。
はい。衛星データで星空の観測の穴場を提供するサービス、星みくじっていうサービスのベータ版を株式会社アメラポからリリースしました。
2ヶ月間限定で今無料で公開しています。
冬はきっと星がすごく綺麗に見える季節だと思うので、ぜひ使ってみてほしいですし、その使った感想ですとか、おみくじの結果をSNSでシェアしてくれると嬉しいです。
ぜひ使ってください。
はい、ありがとうございます。
これなんかお知らせするためのハッシュタグとかってあったりするんですか?
どうしよう、今作ろうかな。
これおすすめですよ。
ポッドキャスト僕始めたときにサービスを広めるためには共通の言葉みたいなのがあるといいって先輩に聞いたんで。
なるほど、ハッシュタグ星みくじでお願いします。
星が漢字でみくじがひらがなですかね。
はい、そうです。
はい、わかりました。
じゃあ使用された感想だったりとか、こういう機能あったら嬉しいとかあったら、ハッシュタグ星みくじをつけてつぶやいていただければというところで。
そしたら小林さんがいろいろ反応しに行ってくれると。
はい、全部いいねします。
わかりました。そしたらぜひ気になる方は冬の天体観測のお供に使っていただければと思います。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問についてはツイッターで募集しております。
ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになってますので、じゃんじゃんつぶやいていただけたら嬉しいです。
それでは2日間出ていただいてありがとうございました。
アミュラポの小林さんでした。
ありがとうございました。