1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 567. SUPER HOT EXOPLANETS
2022-04-28 12:37

567. SUPER HOT EXOPLANETS

太陽系にはない灼熱の巨大惑星。通称ホットジュピター。

そんな星が宇宙では一般的でむしろ太陽系がマイノリティー?

それらを統計的に見ていくことで新たな事実が明らかになってきました。


ソース

https://www.nao.ac.jp/news/science/2022/20220426-dos.html


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私たちのいる太陽系にはない、だけど宇宙空間にはたくさんある、 灼熱の惑星と呼ばれる星、
これらの星の特徴について、今回は紹介していきたいと思っております。
今回のこの灼熱の惑星、こちらですね、太陽系にはないんですよ。
太陽系の内側からは、水星、金星、地球っていうような感じで、 比較的サイズの小さい星が並んできている一方で、
宇宙空間の中で見つかっている太陽系以外の惑星っていうところは、実はものすごく巨大、
そして太陽みたいに中心の星にものすごく近い、 灼熱の星であるっていうような特徴を持っていたりするんですね。
で、これらの星のことをホットジュピターと呼ぶように、 まるで木星のような星、そしてさらにそれらがものすごく高温であるというような状況を持っているんですよ。
で、最近はそういった星が5000個以上見つかりました、 なんていうような状況になってきた中で、
じゃあそろそろそれらをまとめて研究してみよう、なんていうところが、 国立天文台から新たに発表された研究で出てきていたので、
今回はこちらについてご紹介していこうと思っておりますので、 ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イギネション、
佐々木亮の宇宙話
ということでエピソード567話というところになっていて、 4月28日のポッドキャストをお送りしています。
昨日ですね、宇宙空間を開発していく技術を用いた 一般的な製品みたいな話をしたんですが、
そこかなりですね、実は評判が良かったなっていうような印象があります。
で、これってどういうところが原因だったというか、 何が良かったのかなって思うと、
宇宙っぽい部分とそれ以外の部分の掛け算っていうところの距離が 離れてれば離れてるほど結構みんな面白いって思ってくれるみたいなんですね。
なのでなるべく宇宙から離れたところの話もしていこうかなと思ってて、
今までのコラボとかでも、例えば宇宙×美容、宇宙美容の話っていうところは結構口コミたくさんいただいてたんですね。
なので結構評判良かったなっていうところがあったんですが、
4月27日、この放送から見たら昨日ですね、
このタイミングで一般社団法人宇宙美容機構っていうところを設立した トノキさんという方をゲストに呼んで収録をしてまいりました。
以前もこの宇宙美容機構っていうところを設立者の方に出ていただいて、
これまでの半年前ぐらいに出ていただいたんですけど、そこからかなりですね、進展があったようで、
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弱さを絡めた新たな事業の進め方なんていうところも出てきているようなので、
そのあたりのですね、お話をコラボでしてきたので、
ゴールデンウィークの後半とかにご紹介できればなっていうふうに思っています。
そんな感じで、全く違う分野から違うというか、
宇宙×ほにゃららのほにゃららの部分が宇宙から遠ければ遠いほど面白いんだろうなっていうところを感じているので、
皆さんにもそういったネタをですね、たくさんご提供できればなというふうに考えております。
特にこの宇宙美容っていうところは、ものすごい相性が良いのか悪いのかっていうところがあって、
宇宙って結構男の人の方が好きだったりっていう割合が多いんですよね。
一方で美容って興味あるので、女性の方が比較的多いみたいなところがあって、
こういう何か相反する部分のところの掛け算になると、
美容に興味ある人が宇宙にも興味持ってくれるかもしれないし、
逆に宇宙に興味持ってた人が美容に興味を持ち始めるかもしれないっていうような、
全く興味を持たないかものすごい良い相互作用を生み出すかみたいなところに近くなってくるのかなと思っているので、
そういったチャレンジみたいなのもどんどんPodcastでしていければなと思っています。
とにかくですね、以前コラボしたもの面白かったなっていう記憶にある方はぜひ楽しみにしていただきたいですし、
まだ聞いてないなっていう方は半年前ぐらいのコラボ会を遡っていただければ宇宙美容の話聞けますので、
ぜひ見てみてください。
ということで、そんな感じでゲスト会を定期的に開催できそうなテンポで進んでいますよというお話でした。
それでは本題に入っていきたいと思います。
今日の本題は太陽系には存在しない灼熱の巨大惑星、これらを包括的に見た、まるっと見た時にどういう特徴があるのか、
そんな研究をご紹介していきたいと思っております。
今回紹介するのは太陽系以外の惑星についてのお話です。
このPodcastでも頻繁にご紹介させていただいてますが、
私たちが住むこの太陽系以外にも今は惑星がどんどん見つかっている時代になっています。
初めて発見されたのが1990年代というタイミングの中で、
現在までにだいたい5000個以上の太陽系以外の惑星、これらを境外惑星と呼びますが、
それらが発見されてきました。
そんな中で、惑星っていうのがそもそもどういう定義なのかっていうと、
一つの構成と呼ばれる星があります。
これは太陽みたいに自ら輝いている星っていうふうに考えていただいて、
惑星はそういった自ら輝くものではない。
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例えば岩石の塊だったり、これ地球とかは岩石の塊なんですが、
あとは木星とかみたいな感じでガスでできている星、
そんなような星のこと、そして自ら輝いていないもので、
なおかつそういった太陽みたいな恒星の周りを回っているもの、これらを惑星と呼んでいます。
そんな中で太陽系以外からそういった惑星が発見されるようになり、
5000個を超えたタイミングで振り返ってみると、やはりその中の多くっていうのは、
その中心になりうる星、その星の周りの近くをぐるぐる回っている、
なおかつ巨大な惑星であったというような傾向が見えています。
ここでいう巨大っていうのは、大体木星とかと同じぐらいの大きさ、
地球に比べたら全然何倍とか10倍ぐらい大きいような星なんですけど、
そういった星が見つかることが多かったというようなのが振り返って見えてきている傾向なんですね。
これらは中心の星に近いから、灼熱巨大惑星と呼ばれたり、
またの名をホットジュピターと呼ばれるような、そんな星になっていたりします。
こういった星たちっていうのを1個ずつ発見していって、
それの積み重ねが5000個の星っていうような、そういう研究の進み方がしてきたんですが、
5000個も発見された中で、そろそろそれらの星を深く知っていく。
また、それらをカテゴリーとして、1つの灼熱巨大惑星っていうのがどういうものなのかっていう理解に進んでいく。
そんなフェーズに移っているのが、実は今の天文学の現状となっているわけですね。
そんな中で国立研究大のチーム、国立天文大のチームは、
25個のこの灼熱巨大惑星、ホットジュピターと呼ばれるものの大気の情報を調べました。
これどうやって調べたかっていうと、宇宙空間にあるものすごく性能の良い望遠鏡2つを使って、
合計1000時間の観測っていうのを行って、それらの分析っていうのをゴリゴリ進めていたというような状況です。
逆に言うと、今5000個ぐらいに使っている中で、25個を詳しく調べようと思ったら、
1つ1つの観測時間はバラバラかもしれませんが、合計1000時間以上の観測が必要になるぐらい非常に厳しい状況というか、
1000時間使わないと25個の詳細が分からない、そのぐらいの状況なわけですね。
で、今回25個のそういった天体を分析した結果ですね、まず前から分かっていた通り、
その星の表面の温度っていうのはものすごく高いっていうところが分かりました。
ただですね、地球とかで温度がどうなってるかっていうと、地上が一番高くて、そこから上空に行けばいくほど温度が下がっていくっていうのが一般的な温度の分布になっていたんですが、
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そうではなくて、ここが逆転していて、上空の方が温度が高くて、地表に近い方が、っていうか内側に行けばいくほど温度が低くなっていくっていうような温度の逆転現象っていうのが発生していることが今回の研究で新たに分かりました。
加えてですね、この温度逆転が見られている、つまり高温の上空の大気の中には酸素が混じったチタンだったりとか、あとはバナジウムって呼ばれるもの、あとは水素がくっついた鉄、水素化鉄って呼ばれるものが発見されたっていうのも新たに明らかになりました。
で、これがどういうことを表しているのかというと、こういった酸化したチタン、酸化チタンだったり、水素化鉄っていうところについては、高温でしかそういった分子っていうのは維持できない、存在することができない。
逆に言うと、高温っていう状況を作り出しているからこそこれらが生じているっていうところで、これらの25個見つけた惑星についてはですね、こういった分子っていうのがこれらの大気の温度を高めていて、それによって温度の逆転現象っていうのが発生しているんじゃないかっていうふうに言われております。
そんな感じで、今まで知らなかった地球以外、地球というか太陽系にある惑星以外のものっていうところの理解がようやくどんどん深まり始めているっていうような状況があったり、あとは昨年末に打ち上がったジェームスウェップ宇宙望遠鏡だったりとか、また別の望遠鏡だったりっていうところまた計画されていて、
それらがどんどん順調に打ち上がっていくことによってですね、新たな惑星への理解っていうのが深まっていく。そんな懸念、そんな希望が最近は見えてきているので、ここからやっぱり何回も言うようですが、太陽系以外の惑星を見つけていくっていうところの研究、そして深めていくっていうところは5年10年っていうところでものすごくホットなトピックになってくるんじゃないかなと予想しておりますので、
ぜひ皆さんですね、頭の片隅に入れておいていただいてですね、例えば地球に似た星で生命が見つかった、そんなところの研究にもしかしたらつながるかもしれないので、ぜひ楽しみにしておいていただけたらと思っております。ということで今回は5000個以上見つかり始めている太陽系以外の惑星を統計的に調べていく、そんなお話をさせていただきました。
太陽系にはない星質の星、これらがなかなか面白い状況になっていますというところでした。今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
でですね、ここでお知らせです。5月1日から宇宙話はSpotify独占配信に切り替わります。あと3日ですかね。はい、引き続き無料で聞くことができるので、宇宙話いつも聞いてくださっている皆様はSpotifyのアプリをダウンロードしていただいて宇宙話フォローしていただけたら嬉しいです。
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5月1日以降は最新エピソードが他媒体では聞けなくなりますのでご注意ください。今回の話も面白いなと思ったらハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話をつけてTwitterでつぶやいていただけたらと思っております。それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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