1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 172. ブラックホールのタネは..
2021-03-30 11:25

172. ブラックホールのタネはこうやってできるのか!!なハナシ

ブラックホールを作り出す超重い星「大質量星」。

こいつはだいたいペアで発見されるのですが、なぜペアなのかは不明なままでした。

その解明の第一歩が明らかに!?


本日の放送は「Podcastチャンネル『OoOta‪K‬』のまくまくマン」さんの提供でお送りします。

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00:05
始まりました、佐々木亮の宇宙話。この番組では、普段国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
今日の放送は、ポッドキャストチャンネル OOOトークのマクマクマンさんの提供でお送りしております。
マクマクマンさんどうもありがとうございます。
ポッドキャストチャンネルのURLについては、概要欄に貼っておきますので、ぜひチェックしてみてください。
ということで、今日は超新星爆発を起こすような大きい星がどうやってできるのかという、結構基礎的なお話をしていきたいと思います。
このポッドキャストチャンネルとかもそうですけど、結構ブラックホールとか太陽ぐらいの重さの星が山手線の中に収まる、みたいな中世時世のお話をしてきたと思うんですけど、
そんなようなのを作り出すのが超新星爆発ですね。
こうやって大きい星、重い星が真から最後に起こす爆発によってそういうのが作られていくというのがあるので、
そいつがじゃあ実際にどうやってできるのか、つまりブラックホールの種みたいなものですよね。
それがどうなっているのかというお話を今日はしていければなと思っていますので、ぜひ最後までお付き合いください。よろしくお願いします。
ということで、毎日恒例の緊急発動報告になりますが、
今日ですね、一応勤務自体は明日まではあるんですけど、理科学研究所のほうでの勤務の最後っていう感じのをやってきました。
最後の挨拶、ボスに最後の挨拶をし、自分のいたデスクを片付けみたいなことをやりに行ってましたね。
理科学研究所で研究員しながら博士課程を通えるっていうような感じで、3年間ずっとやらせてもらってて、
その中でまた関わったプロジェクトで別途でですね、NASAのほうに行って、席はそのままでNASAに行って、NASAで研究をさせてもらうなんていう経験もしたり、
あとはそもそもやっぱり日本国内外から集まってくる、本当に世界最先端レベルの人たちがいる環境で研究ができたっていうことは、
本当に人生の中でもなかなかできる経験じゃないので、すごい良い経験をさせてもらったなというのをすごいしみじみ感じましたね。
そんな中で、だからポッドキャストの冒頭でも国の研究機関でみたいな話してると思うんですけど、
4月からはそういう所属も変わるのでね、冒頭の挨拶も変わるのかなっていった感じです。
そこら辺の4月以降のお話とかについてはまたおいおい話していければなと思ってるわけなんですけど、
03:08
とりあえずやっぱり日本最高レベルの研究機関で、しかも3年間も、
プラス白紙家庭っていう一番チャレンジングな時期にその機関に入れたことは本当に誇りに思ってますと。
なのでそこで得た経験というか、相当な財産になっているはずなので、
今後さらに爆進していくために胸を張って対処できるなっていうところがあります。
今後いろいろチャレンジしていくのでね、利権の人たちにも気づいてもらえるような存在になれればなと思って、
気が引き締まる思いでしたという感じです。
すっごい真面目な話になってしまいましたが、
とりあえず3年間のがっつりとした区切りを今迎えることができたので、
そういう気持ちっていうのも整理する場としてこの音声配信やってますので、
こんなこと考えてんだなというのを認識していただければ嬉しいです。
今日ちょっと喉の調子が悪いんですよね。
そんな感じで環境4月からがっつり変わっていきそうなので、
息を引き締めて頑張っていきたいと思います。
明日が冒頭の挨拶最後になりますね。
また変わる挨拶楽しみにしていただければと思います。
ということで早速本題入っていきましょうか。
今日の本題は、ブラックホールの種になる超重い星っていうのがどうやってできるのかっていうお話をしていきたいと思います。
今回研究するのは、さっきから言ってる重い星、重い星っていう、いわゆる大質量星と呼ばれる星です。
これはどういう定義かっていうと、宇宙の中にある星の中で太陽の重さを1とした時に、
それの8倍以上重い星のことを大質量星って呼んでます。
この大質量星、何が特徴的かっていうと、太陽の8倍も重いわけですから、それだけ重力もすごくて、
最終的にはそいつが進化していった最後には、超新星爆発と呼ばれる、ぜひググってみてください。
相当きれいな画像出てくるんですけど、超新星爆発。
それを引き起こす条件を満たしているような星ですね。
この超新星爆発っていうのがそもそも、星の重力によってぐしゃっと潰れて、
結局は星自体の重力が強すぎて、中から出してるエネルギーに勝っちゃって爆発する、みたいなのが超新星爆発っていうんですけど、
その超新星爆発を起こす条件を整えた強い重力を持つ星っていうのが大質量星ですね。
06:02
これまで実はこのブラックホールの種となる大質量星がどうやって生まれているのかっていうところが、
結構この1年とかの間まで分かってなかったんですね。1年、2年か。分かっていなくて。
なので、そこを実際にその星ができている段階の状況を観測してあげて、
どうやって大質量星、すごい重い星っていうのができるのかっていうのを調査した研究結果が出ておりました。
これ何が難しかったかっていうと、星ができるときっていうのは、宇宙の中に漂っているガスとか塵とか、
結構いろんなゴミみたいなのが浮いてるんですよ、宇宙の中には。
その宇宙の中に漂っているそういう塵とかガスっていうのがある一箇所に集まったときに、
たまたまお互いが付き合ってだんだん大きい塊を作って、気づいたら星になる。
みたいなのがすっげえ雑に話すとそんな感じなんですけど。
そうなったときに、真ん中で星ができるとなったときに、
集まってきた周りのガスとか塵とかのせいで中心が見えないっていうのが今まで課題だったんですね。
ただそれが中を透けて見ることができるような望遠鏡っていうのが開発されまして、
開発っていうのはすごい大げさなんですけど、電波、光の種類の中の私たちの目で見える光とか、
紫外線とか赤外線とかいろいろある中の電波っていう光を使うことで、
その周りにもやもやってかかってて中が見えなかったところを透けて見ることができるっていう技術を使い、
でかい星ができている現場も生成されている、まさに今生成されている現場っていうのを
詳しく観測してあげたっていう研究結果ですね。
その結果、この大質量性がどうやってできるのか。
なおかつこのすごく重い星っていうのは、その塵の中で必ずと言っていいほど2つできるんですね。
重い星が2つセットでできるっていうようなペアでできるような星っていう特徴があって、
じゃあなんでそのペアでできるのか。
まず最初にそのもやってかかった塵とかガスの中で、
そこにある物質が多ければ多いほどものを集められるので、まず1つその大きい星ができる。
これは全然不思議なことではないんですよね。
ただ、それの周りにまたさらに同じぐらい重い星っていうのがもう1つできる。
ここが今まで謎だったわけですよ。
なので、それがどうやってできるのかっていうのを実際に観測してあげたところですね。
09:01
周りに残ったガス、その真ん中にでっかい星ができて、その周りに残ったガスっていうのが、
だんだん真ん中にできた星に引っ張られるように円盤みたいなのを作るんですね、周りに。
その中心の星の周りに円盤みたいなのを作るんですけど、
その円盤を作りがてら、また別のところでその塵とかガスっていうのがガーッと重なり合って、
集まってそこにもう1つ星ができる。
そういうような過程を経て、大きい質量の大質量性っていうのが必ずと言っていいほどペアでできるっていうのが分かったんですね。
なので、これ同じような場所、同じ場所っていうか、お互いの重力で引き合っているようなペアで生まれてる星。
特にこの大質量性と呼ばれるブラックホールの種になる超新星爆発を起こすような星っていうののペアは、
一気に同じタイミングで生まれるわけではなくて、1個星ができて、その周りのガスがだんだん円盤を形成していく。
その重力に引っ張られて円盤形成して、その円盤の中でまた新しく星ができる。
で、ちょっとだけ重い星ができたら、そこにだんだんまた円盤のガスがくっついていって、
同じぐらい重い星っていうのを作っていくっていうような過程らしいんです。
なので、基本的には同じタイミングでできないけど、同じような重さのすごい重い星がペアでできるっていうところが新しく分かったっていうのが今回の研究結果でした。
で、これが今後、恒星、そういう自分たちで光っているような星がどうやって進化していくのかっていうところのまたさらに深掘りになっていったりすると思うので、
今後また新たな研究結果、ブラックホールの種になるような星のお話出てきたら紹介していきたいと思います。
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今日も11分でした。あと1分頑張って巻きます。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
11:25

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