1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 601. リストラNASAエンジニア..
2022-05-30 12:12

601. リストラNASAエンジニアが活躍したウォール街

1980年代に予算縮小の影響でNASAから大量のロケットエンジニアが流出。

彼らが流れ着いた先はウォール街。

そこで「クオンツ」という仕事が確立されたそんな僕のキャリア形成にも影響を与えた出来事をピックアップ。


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今回紹介するのは、NASAを去った、NASAのロケットエンジニアが活躍した新たな仕事、というようなタイトルで紹介していきたいと思っております。
今回紹介するのは、クォンツと呼ばれる仕事です。皆さんご存知でしょうか。
こちら、1980年代に、金融商品だったりとか、投資戦略っていうのを、数理モデルとか、いわゆる計算で、どういうとこに投資していくかっていうのを決める、そんな仕事として注目され始めた、そんな分野なんですね。
こちらは、現在でもまだ活躍している方がたくさんいるというような、そういう職種になっていて、なんでこれがNASAのエンジニアがそこで活躍できたのか、
そして、なんでこのタイミングでピックアップしたのかっていうと、先日野口宇宙飛行士が、これから宇宙飛行士を辞めて、民間で活躍していくっていう話をしていたと思いますが、
こういうところで、新たなNASAとかっていう、この宇宙開発のエンジニアリング力、宇宙開発で培った力っていうのが、他の分野で大活躍するっていう過去の例を紹介して、
今回のこの宇宙飛行士、野口宇宙飛行士が一体どんなキャリアパスを描くのかっていうのを、少し楽しみにできる回にしようと思ってますので、ぜひ最後までお付き合いください。
佐々木亮の宇宙話。
5月30日始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、最新の宇宙トピックスをお届けしております。
ということで、本日から601回目というところで、また新規一点頑張っていこうかなというふうに思っているわけなんですけど、
昨日ですね、600回記念というところでエピソード紹介させていただいて、いろいろ話したわけなんですけど、
これにですね、結構反応してくださる方、このSpotifyの質問のところで質問を飛ばしてくれたりとか、
あとはTwitterとかでも連絡もらったり、リツイートとかしてくれたりとかっていうところで、
結構こう、やっぱりエピソードの中でも話した通り、
聞いてくださっている方、応援してくださっている方からの愛っていうのをすごい感じるなっていうのを実感できる、
いい節目だったんじゃないかなというふうに思っております。
はい、ということでですね、例えばSpotifyでいただいたお手紙というか、感想をご紹介させていただきます。
読み上げます。
運転中に聞かせてもらってます。
宇宙について身近に感じられるようになりましたし、興味を持つようになりました。
これからも更新楽しみにしています。
というところで、本当にありがとうございます。
そうですね、運転中に聞いてくださっている方結構多いんですよ。
運転中と、あとは寝る前っていうのが多かったかな。
あとは朝ですね。
このポッドキャストは朝更新しているのは、朝の通勤時間とかに、
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ちょっとこう、宇宙に関する仕事の話とかをね、ちょっと挟めたらいいのかななんていうふうに思って、
この更新時間にしているわけなんですけど、
まあこんな感じでですね、色んなシチュエーションでポッドキャストっていうのは聞けるっていうのが、
なんかリアルタイムで聞かなきゃいけないラジオとかっていうのに比べると、
ちょっと性質が違うのかなと思ったりするのでですね、
是非皆さんの好きなタイミングで、好きな時に聞いていただけたらというふうに思っております。
これからもですね、なんかこう、もちろん天文の話もたくさんしていく。
まあそもそも僕がそういう話しかできないので、
そういう話をガンガンしていくっていうところにプラスしてですね、
なんか色んなゲストの方とかを迎えて、
色んな角度でポッドキャストも楽しめるし、宇宙も楽しめるみたいなものをどんどん作っていけたらなというふうに思っていますので、
引き続き車の中で聞いてくださったら嬉しいです。
はい、ということでじゃあ早速今日の本題に行きたいと思います。
今日の本題は、NASAのロケットエンジニアが大活躍することで注目を浴びた仕事、
クオンツと呼ばれるものを紹介していきたいと思っております。
この職業、クオンツと呼ばれる言葉、皆さんご存知でしょうか。
結構僕としては、自分がそういう仕事をしようと思ったからこそ知っているものの、
実は結構マイナーなんじゃないかなと。
ただ世の中の大きいお金とかを動かすその背景には、
このクオンツと呼ばれる職業の方が必ずいるんじゃないかというようなふうに言われるぐらい重要な仕事になっています。
で、これどこから話そうかなと思ったんですけど、
まずこのクオンツって何なのかっていうところ。
で、これは数理的なとかっていう意味に近いのかな、クオンツとかっていうところは、
定量的なとかっていうような言葉、英語の言葉に多分近い言葉だと思うんですけど、
で、これって今どういう仕事なのかっていうと、
主にウォール街、アメリカのウォール街って言われている、
金融系の商品とかをたくさん扱っているようなああいう業界があると思うんですね。
まあいわゆる世の中のお金もものすごくそこで動いていると。
で、投資に。一体どこに投資すればいいのか。
で、今後そこにいくらどれぐらい投資すればいいのか。
そしてどの金融商品が熱いのか。
そんなようなところの判断って、今まで現場の人の管理だったりとかっていうような一つ、
一種裸感だったり情報戦みたいなとこだったと思うんですよ。
ただ、1980年代には、それらを例えば過去こういう動きをしてるから、
ここに貼るといいよとか、あとはここにいくら払えばやっぱりこれぐらい返ってくる。
で、それの期待値がどれぐらいでみたいなのとかをどんどん数値的に計算する。
もちろんそういう触りの部分って今は皆さんが、
投資やってる方ってきっと当たり前にやってる部分もあるかなと思うんですけど、
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そういうデータを見て今後どうなるかっていうのを、
しっかりとモデルを作って行っていく。
そういう専門家のことをクオンツと呼ぶんですね。
なので、世の中の大量のお金を動かしてる人の裏についている、
なんかなんて言うんでしょう、ブレインみたいな感じですよ。
こういうデータ分析の力で世の中、ビジネスに貢献していくっていう側面が結構僕は好きだったんですよね。
で、なんでこれ気になったのかっていうと、
1980年代にNASA、1980年代のNASAに遡るんですよ。
NASAの宇宙開発の予算っていうのがアポロ計画が終わった後から、
なかなか期待通りに進まないっていう部分だったりとか諸々で、
一気に1980年代に予算縮小っていうような煽りを受けることがあったんですね。
で、これの時にどういう人たちが首を切られた、
もうNASAでの契約はできませんっていうふうに言われたのかっていうと、
70年代ぐらいから活躍していたロケット工学のエンジニアっていうのが、
その矢表に立ったというふうに言われてます。
これの多分背景とかには今後の宇宙開発の方向性だったりとかがあったかなと思うんですけど、
これによってですね、やっぱり最近までSpaceXが
有人宇宙ロケットみたいなところを開発するまで、
ロシアに一部委託しなきゃいけなかったり、そもそも自分たちで
人を上げれなかったっていうのは、もしかしたらここでロケット工学のエンジニアが
大量に出ていった可能性もありますよね。
まあそういったところで、じゃあロケット工学やってる方、
もちろんロケットにどれぐらいの燃料を入れなきゃいけないとか、
危険をどれぐらいまで下げる、そしてそれを打ち上げた後にどういう軌道に乗せるのか、
なんていうのをゴリゴリゴリゴリシミュレーションしてる方々なわけですよ。
その能力をどう生かすかっていうところで、
この1980年代ぐらいにはNASAのロケットエンジニアたちが
大量にそのウォール街って呼ばれるアメリカのこの金融エリアのとこに流れ着いて、
このQuantzという仕事で大活躍したと。
こういう背景があったからこそ、実は僕今データサイエンティストっていう仕事をしているっていう側面もあって、
データ分析を、なんだろうな、宇宙で結構緻密に色々やっていた分析の能力だったり、
そういう計算するっていう力が、
宇宙系の天文の研究以外でも使えるっていう事例を見て、
で、こういう風に分析の力使えばいいんだと思って、
分析の仕事っていうのを色々探し始めたっていうような背景があるんですよ。
一時期僕もQuantzっていうのをものすごく調べてたんですけど、
何にせよ、僕自身がそういう金融商品だったりとかっていうのに結構疎くてですね、
なので、あんまり興味をしっかりと掻き立てられて、
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そこに熱量を持って取り組むみたいなのがちょっと想像できなかったので、
Quantzっていう仕事は一旦方向性としては捨てて、データサイエンティストっていうようなことをやってるんですけど、
データサイエンティストに内包されると思うんですよ、Quantzっていう仕事の触手っていうのは。
なので、もしかしたらいずれそういうのにチャレンジする時があるかもしれませんが、
一旦NASAのエンジニアが名を上げた、有名にさせた触手っていうところで、
一種、なんて言うんでしょうね、憧れみたいなのは僕の中でもありました。
というところで、そういうQuantzという仕事が何でできたのかっていうと、
このアポロ計画の後、予算がどんどん縮小される。
その時の大統領は、80年代だからレーガン大統領とかなんですかね。
っていうところで、NASAからあぶれた人が活躍した場所っていうところでQuantzっていうのが紹介されておりました。
で、今現在もやっぱり投資の現場だったりとかっていうところの裏にはQuantzっていう人たちが結構たくさんいて、
その人たちが投資戦略を考えたり、いろいろ過去のデータを分析して傾向をつかんだりっていうところがありますし、
1980年代と違うところで言うと、やっぱりAI技術みたいなところが発達して、
より未来を予測できるみたいなところの背景もどんどんできてきたりするので、
今後ですね、このNASAのエンジニアが開拓していった仕事、Quantzっていうところがどういうふうに広がっていくのか、
ぜひ皆さんにも少し気にしていただきたいなと。
そして、例えば宇宙工学だったりとか、天文学の分野でいろいろキャリアを歩んでいきたいなと思っている学生の方が聞いているかもしれませんが、
そういう方にとってはですね、こういう実は専門的にデータ分析とかそういうのをやってきたっていう背景が、
他の例えばアカデミックじゃなくてビジネスっていうすごい大きい括りで話しちゃいますけど、
そういったところでも活躍できる場っていうのは十分あるので、
宇宙開発っていうところをまず本気で取り組んでみて、分析だったりとかっていうような強みを作れば、
それだけでそれを軸に違うこともできたりするので、
あんまり将来を悲観的にならずに宇宙の研究がしたいと思ったらどんどんしてみて、
無理だったらそれを軸にどこか違うところに行くっていうのは全然手だと思います。
僕自身もそうなので、ぜひそういったリスクヘッジができるっていうのを考えつつ頑張っていただければと思っております。
ということで今回は予算縮小の煽りを受けたNASAのエンジニアが活躍したビジネスの現場というタイトルでお話しさせていただきました。
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皆さんで一緒に番組作っていきましょう。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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