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今回は、太陽系にもともといた惑星、冥王星ですね。冥王星には、ちょっと不思議な月があります。
何かっていうと、冥王星のサイズよりも約半分ぐらいという、かなり大きい月を持っているんですが、この月、どうやってできたのか、結構謎なんですね。
そこについて、新たな研究結果が、インパクトの強いネイチャージオサイエンスと呼ばれる研究雑誌に紹介されましたので、こちら紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。改めまして、始まりました佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが1560話ですね、迎えております。 基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
でですね、一つものすごい喜ばしいニュースが入ってきました。 何かというとですね、なんと1月8日に発売させていただきました書籍、やっぱり宇宙はすごいですね。
なんと発売後即10版が確定いたしました。 いやーこれやばいですよね。昨日の夕方ですかね、出版社
SBクリエイティブから連絡があって、まぁ 10版決定と。
でこれ実は皆さんがこうありがたいことに予約たくさんしていただいたおかげでですね、 発売前にも当初予定していた数よりも伸ばしていただいてたんですよ。
だから、うわこれプレッシャーやばいなみたいな。 売らないとね、まずいじゃないですか。
っていう感じでスタートしたんですね。 だから1月8日発売してから本屋さんとかもたくさん回らせていただきましたし
っていうのをね、やってたんですよ。 でそうしたら昨日、第1月8日の発売から翌週9日後ですかね
即10版が決定したと。 つまりこれ部数はねちょっとあんまり言えないんですけど
僕的にはもう身に余る数字って感じですね。 でそれが元々決まっていたところからさらにプラスですっていただけるようになった
というような感じで、いやこんなにすぐ10版決まるのかって感じですね。 ちょっとこのあたりは出版社の方と話してたちょっとした僕の中での
ストーリーとかもあるんで、エピソードの後にお話ししていきたいと思います。 とにかくですね、手に取っていただいた方、そして置いていただいた書店さん本当にありがとうございます。
これからもちょっとね、一人でも多くの方に届けていけるような取り組み、頑張っていこうと思っておりますので、引き続き応援よろしくお願い致します。
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嬉しい。昨日の夜めちゃめちゃテンション上がりましたね。 はいということでじゃあ早速本題いきましょうか。
はいということで、まあ書籍で浮かれてはおりますが、 手堅く宇宙の話もしていきましょうというところで、今回は
もともと太陽系にいた惑星ですね、冥王星にある月。 これが面白いメカニズムで作られているなっていうそんな研究結果を紹介していきたいと思います。
はいで、今回紹介するのは冥王星です。
太陽系にもともとあった。このポッドキャストは僕よりも年代が上の方が多いので、 冥王星って普通に太陽系の一員だよねって感じる人も多いかなと思いますね。
僕いつだっけなぁ小学校中学校ぐらいの時に、冥王星、太陽系じゃなくなったんですよ。 水金、地下木、土点、海明って覚えてたのに、一番外側の冥王星いなくなるんだみたいな。
この惑星っていう言葉は、迷う星。で、星空をこう迷っているみたいなところから、ほら、普通の星って基本的には
地球の時点とかに合わせて、わーって一直線に星が右から左、左から右みたいな感じで動くのに対して、惑星は
そいつらも動いているからグニャグニャ動くっていうので、 プラネットの語源になっているのもそもそも迷う人みたいな感じのところから惑星って言葉が付いてるんですが、
冥王星に関しては太陽系っていうこの人間の定義から入れられたり離されたりっていうのをしてるんで、一番迷っているから一番惑星っぽいっちゃ惑星っぽいんですよね。
で、そんな冥王星なんですけど、実は衛星を持ってます。衛星。衛星っていうのは地球にとっての月ですね。
で、その衛星の名前がカロンと呼ばれる天体で、このカロン、面白い性質があって何かっていうと、
冥王星の大きさ、半径の約半分というようなところの大きさを持っているのが特徴です。
で、これ衛星としては非常に大きいですね。まあこれあれですね、だから地球にとっての月っていうのが全然小っちゃいのに対して、
で、他の衛星とかも基本的にはそういうサイズ感の違いがあるんですが、冥王星に関しては自分の半分の大きさの衛星を持っていると。
見方によってはどっちが衛星なんだっていう話みたいにもなりそうなぐらいの大きさのわけですよ。
で、じゃあそれってどうやって生まれてきたんだろうというところが結構謎になってるんですね。
で、これまでどうやってその作られてきたかっていうシナリオが、地球と同じような作られ方をしてきたんじゃないかって言われています。
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で、地球、これ衛星の出来方っていうのは大きく2つ提案されるものがあって、
一つはこれ外から飛んできた天体を自分の重力でキャッチしちゃうっていう方法。
そしてもう一つは、もうかなり無視できないぐらいの大きさの隕石みたいなのが、
もともとの例えば地球とかにぶつかって、そこからぶつかった衝撃で剥ぎ取られたものみたいなのが月として回るっていう、
これジャイアントインパクト説って呼ばれるもの。捕獲説。捕獲説の方もなんかあったんだよな。
なんちゃらキャッチみたいなやつだっけ。忘れちゃいましたけど、そういうのがあると。
で、その一方でジャイアントインパクトっていう衝突によって剥ぎ取られたものが衛星になるっていうパターンとっていう2パターン考えられていて、
今のところ地球にとっての月に関しては、
衝突の残骸から生まれてきたっていうジャイアントインパクトって呼ばれるものが、一般的な
説として考えられています。これもね、時期によって結構いろいろ曲説あるんですけど、今はジャイアントインパクトが一番支持されているっていう感じですね。
で、そういったジャイアントインパクトで果たしてその天体の半分ぐらいの大きさのものっていうのが、
果たして本当に作ることができるのかっていうところが疑問視されていたんですね。
で、なのでそれをじゃあどうやって作ったのか。むしろ他の惑星が飛んできて捕獲したっていう方が自然なんじゃないの?みたいな。
そういったところが考えられ始めていて、結局はどういうシナリオがいいのかっていうところがフワフワしてたんですね。
で、そんな中で今回新たな研究結果として出てきたのは、計算の数値モデリングで、こう、
冥王星とカロンみたいな関係性の衛星を作るにはですね、新たな傾向。これ面白い。キス&キャプチャー
って呼ばれる現象が、まあ有力なんじゃないかというふうに考えられ始めました。 キス&キャプチャー何かっていうと、簡単に言うと2つの天体あります。
で、冥王星があって、カロンの元になるような天体っていうのがあって、それがバーってぶつかって、まず2つの天体が衝突する。
で、衝突してくっついて、当初はこう一緒に回転した、するっていうところだったんですが、そこからさらに2つにまた分かれて、しかもそれはほぼそのままの状態で分かれる。
つまり、混ざらないで、バーンってぶつかったけど、離れたからなんかキスしたみたいな形になると。
で、キスしたみたいな形になって、そこからまた別個で存在して、片方がだんだん周りをぐるぐる回るようになって、
半径がどんどんどんどん広がっていって、回転のね。それで今の冥王星の周りを回るカロンっていう存在になったんじゃないか。
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っていうところが、今回の数値シミュレーションが実際の観測結果も含めで、結構一致してるよねっていう話があって、これが今有力視されるんじゃないかっていうので論文としてアクセプトされた。そんな感じです。
なので、これかわいい名前なんでぜひ覚えておいてほしいですね。キス&キャプチャー。
キスして捕まえる。これ、それによって、冥王星は自分の月を、しかも自分と同じぐらい、匹敵するような大きさのものっていうのをキャッチすることに成功した。
そんな感じになっていったという風な考え方ですね。まあこれ、インパクトも強いですし、ただこれからね、ひっくり返ってくる可能性もあるんで、
一旦は、キス&キャプチャーっていうかわいい名前が冥王星にはつきまとっているっていうところだけ、皆さんの頭の中に入れといていただけたらいいんじゃないかなと思っております。
はい、ということで以上ですね。かわいいですよね、キス&キャプチャー。ということで、次回。
明日は日曜日なんで、日曜特集をお届けしていきましょう。 1週間振り返ってどんな感じだったのか。
まあ宇宙ニュースたくさん紹介させていただきましたし、書籍の話もいろいろ紹介してきましたし、っていうところでお話ししていきますので、ぜひ明日のエピソードも楽しみにしておいてください。
そしてね、あの書店巡りいろいろさせていただいているところの、なんか現状報告みたいなところもちょっとさせていただいて、毎日ポッドキャスト聞いてもらうとなんかそういう、
あのなんだ、新人作家みたいな、どうやって頑張ってるのかみたいなのがわかるかなと思います。ぜひ楽しみにしておいてください。
アフタートークです。 はい、ということで、ちょっと落ち着かないんで10班の話もうちょっとしましょうか。
いやー嬉しいですよね。でこれ、あの、書店巡りばーってしてるって話したじゃないですか。
で、こうありがたいことに、行かせていただいたところで、じゃあポップみたいなのを追加でつけてくれるとか、なんなら並び順変えてくれるとか、
そういったのを結構やっていただける書店さん多かったりして、非常に嬉しいなと思っていて。
で、まあ初日、そうやっていろいろ回らせていただいてたんですけど、その時に初日は担当編集の方も一緒に行ってもらったんですよ。
で、一緒に行かせてもらって喋ってて、なんかまあ宇宙の書籍ってどこまで買われるのか正直僕も未知数ではあったんですけど、
ちなみにこれって10班とかってどうやって決まるんですか?みたいな話をしてたら、
まあやっぱりこう、書籍みたいなところがどれぐらいになっているのかっていうのが重要みたいなんですね。
これは多分どこの出版社もそうだと思うんですけど、そういう話をしてもらって、
えーそうなんですねーとか言って、まあとりあえず最初に吸ってもらった分売らないとですよねーとか言って、
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それぐらいで喋ってたんですよね。で、そうしたらまあ1週間とちょっとですね、実際には9日か経って、
あのご連絡いただいたら、発売後すぐ売れ行きが良かったので10班にさせていただきますというような形で、本当にありがたい限りですね。
いやーなんか本出した後の連絡でトップクラスに嬉しい出来事だったなぁと思ってたまらんですね。
でもこれ多分、もちろんこう出版社の方がプッシュしていただいたっていうところもあるだろうし、
あとはこう置いていただいている書店さんですねが、こう、売れるようにしてくれたっていうところもあると思いますし、
まあそれに加えて、こう、SNSでね、みんなこう買いましたよーって手に取ってくれたり書評とか書いてくれたりしたじゃないですか。
それのおかげでこうやって伸びてるっていう部分はあると思うので、みなさんに本当感謝していきながら次の10班も狙っていけたらいいかなと。
欲深いですかね。けど、そういうのも狙えると思うんですよみたいな話とかもあるんで、頑張っていきたいなと。
で、ここでやっぱりこういろんな書店さんに置いていただいたりとか、いっぱい買ってもらってる本だよねっていうのが印象付くと、
これからまたじゃあもう1回本出しましょうとか、次別の本出した時に、あの人が書いてるんだったらちょっと前に出してみようかなとか、いっぱい入れてみようかなとか、
なんかそういう風になっていただけるというような感じになりそうなので、今回ね、かなり勝負しかけていかなきゃいけないなと思っております。
まあとはいえ、初めて本を出す新人なので、努力作やっていくしかないですね。
とにかく皆さんには、まあポッドキャスト聞いていただいて皆さんは結構手に取っていただけてるかなと思うんですが、まだの方は是非よろしくお願いします。
そしてAmazonのレビューもね、皆さんがこうちょっとずつつけてくれてるおかげで、同時期に発売した書籍に比べたらレビューついてる方かなと思いますが、もうちょっとまだ足りないですね。
よろしくお願いします。ということで、皆さんのレビューがつくとAmazonでも売れやすくなってっていう好循環が生まれてくると思うんで、是非是非応援よろしくお願い致します。
ということで、そんな感じで今回は以上にしていきましょう。今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー、フォローボタンの近くにある星マーク、こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。