地球外生命体がいるかもしれない惑星。そんな惑星が、いったいいつ生まれているのか?僕たちが住む地球は太陽が生まれてからどのタイミングでできたのか。宇宙の歴史を紐解く重要な研究が研究がリリースされました。
お便りコーナーはこちら!
https://forms.gle/CmDJj6w9UCoz8HRn8
もう1つのチャンネル「となりのデータ分析屋さん」はこちら!
Spotify
https://open.spotify.com/show/0Gz5oreIawFvFbvRD13BQU
Amazon
Apple
Youtubeチャンネルも更新中
https://www.youtube.com/channel/UCHW6gg92z7E7hdnhbStpzTA
Instagram(ryo_astro)
https://www.instagram.com/ryo_astro/
個人ホームページはこちら!
Voicy
Twitter(_ryo_astro)
https://twitter.com/_ryo_astro
note
ジングル作成:モリグチさんfromワクワクラジオ
https://open.spotify.com/show/3LYTJRlUlb9wU7geQyoDzE?si=c178010fd8154ea9
ソース
https://www.nao.ac.jp/news/science/2023/20230628-alma.html
画像credit : NAOJ
00:02
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日をお届けしております、宇宙話。今回は、惑星はいつできるのか、そんなお話をしていきたいと思います。
僕たちが住んでいるこの地球、これも惑星と呼ばれるもの。惑星っていうのは、真ん中の太陽みたいな星の周りをぐるぐる回る星のことです。
では、真ん中の星ができてから、僕たちが住んでいる地球だったり、そういった惑星はいつ、どのぐらいのタイミングでできたのか。
最終的には、地球外生命体の探査だったりとか、宇宙の歴史を探っていく上で、非常に重要になる研究が今回紹介されましたので、ピックアップしていきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
佐々木亮の宇宙話。
2023年7月8日、始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1001話目を迎えております。
1001話目、とうとうエピソード数の3桁から4桁に超えた感じになっていて、ちょっと個人的にも新鮮な気持ちですね。
今日から初めて聞いてくださる方も多いんじゃないかなと思うので、ぜひですね、過去の回も楽しんでいただけたらと思います。
基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピックだったり、気になるタイトルだったり、そういったところから聞いていただけるのがいいんじゃないかなと思っております。
近くのエピソードで言うと、例えば998とかだとブラックホールの研究の話だったりとか、997とかだと宇宙移住っていうところを考えたときに、人間に起こりうる健康被害みたいなところをマウスで実験するみたいな、そういったところの研究をいろいろ紹介しておりますので、気になるところから聞いていただけたらいいんじゃないかなと思っております。
でですね、面白かったらぜひフォローしていただいたり、あとはなんか1000回でポッドキャストに対する気持ちとかもお話ししておりますので、よろしくお願いいたします。
ということで、前置き長いと皆さん聞いてくれなくなっちゃうので、本題に行きたいと思います。
今日の本題は、私たちが住んでいるような地球だったりとか、お隣の火星だったりとか、ああいうのっていつ、どのタイミングでできてるの?
そんなお話をしていきたいと思います。
まあ、宇宙好きの人は今の話聞いたら、いや太陽系できたのって40億年前、50億年前じゃんみたいな話がパッと出てくると思うんですね。
03:04
でも今回の話は、そういう全然知らない人の方が多いのは分かってます。
で、今回の話はそういった太陽系のその時期っていうよりは、宇宙空間、今たくさん惑星見つかってます。
地球以外の、太陽系以外の惑星だけでも、5000とか、それ以上見つかっている状態なんですけど、それらの惑星で、
惑星として形をなすためには、
ある星の周りを回ってなきゃいけないですね。惑星っていうのは、地球が太陽の周りを回っているみたいな。
そんな感じで、ある恒星の周りを、惑星が回り始める時っていうのは、一体いつで、
どうやって生まれるのか。
具体的には、真ん中の星ができてから、
どれぐらいの期間で惑星ができるのか。
そういったところを、まとめた研究結果、紹介していきたいと思っております。
惑星の研究は、やっぱりロマンにあふれてるんですよね。
地球外生命体って、どうしてもみんな知りたいじゃないですか。いるのかどうかっていう話。
実際に、僕も宇宙の研究をずっとやってるとか、
こうやって宇宙のポッドキャストをずっとやってるっていうので、
新しく会った人とか、宇宙に興味を持ってる人と会うと、
6割、7割ぐらいは、宇宙人いるの?って聞かれます。
そのぐらい、
宇宙イコール宇宙人みたいなところで、思ってる人多いんじゃないかなと、個人的にも思ってるんですね。
アメリカ行った時もそうですね。
NASAで働いてるって言ったら、ねえねえ、宇宙人いるの?
いやいやいや、みたいな。
そういう風になるぐらいのところで、
世界中みんなが、宇宙といえば宇宙人が気になる。
ただ、宇宙人とか、地球外生命体っていう話になってくると、
その人たちの拠点とかが重要になってくるじゃないですか。
で、その拠点として、やっぱり僕たちの考えからすると、
惑星に住んでるから、僕たちもね。
ということは、
惑星に住んでるだろうって思うじゃないですか。
だから、そういった意味で言うと、惑星ができるタイミングとかの研究を進めるっていうところも、
実は、そういう地球外生命体の話とかにも、つながっていく可能性が十分にあると。
で、しかも、今回の研究を実施した研究機関、
国立天文台っていうところが、中心の一つになってるんですけど、
そこが使った観測機器ですね。これは、アルマ望遠鏡って呼ばれるようなもので、南米のチリ。
南米のチリの北部にある、
アタカマ沙漠って呼ばれる、標高が
06:02
5000メートルぐらいの高原があるんですけど、そこに置いてある望遠鏡を今回使ってるんですよね。
その、アタカマ沙漠、言いづらいですね。アタカマ沙漠に置いてある望遠鏡を使うことによって、
宇宙の惑星ができていく過程っていうのを、細かく研究してあげた。
日本からだと、40時間ぐらい。南米って相当遠いじゃないですか。
僕も、南米に旅行しに行きたいなって思ってる時あったんですけど、
なんせ遠いから、諦めてましたね、ほとんど。
アメリカに住んでる時に1回、メキシコに旅行に行ったんですけど、
メキシコとかですら、やっぱ日本からでも20何時間とかかかる。
って考えると、チリのこのアタカマ沙漠っていうところを考えると相当遠いですね。
40時間かかるっていうところなんですよ。
ただ、ここは本当に理想的な条件、天文学にとっては理想的な条件を備えた地球上で究極の場所っていうふうに言われてます。
ここに対して、日本だけじゃなくて、台湾、韓国とかアメリカ、カナダとかヨーロッパとか、
そういったところで協力して、チリと協力して望遠鏡を1つ建てたっていうところがあって、
これを使った研究というところですね。
このアルマ望遠鏡、形かなり面白くて複雑なんですよ。
ただ、そこ話しちゃうと、僕多分20分間喋り続けちゃう。望遠鏡についてだけで。
だから、一旦ちょっと我慢して、望遠鏡を使って、どんな科学を解明しようとしているのか、人類は。
もうかれこれ10年以上運用されている望遠鏡になるんですけど、望遠鏡っていうのは、
ただただ建てるっていうよりは、ちゃんと先行研究から見えてきている科学の課題、
この課題を解決する、この能力を備えた望遠鏡を作りたい、みたいな目線で研究が進んでいたりするんですね。
そこに対して、どんな研究課題があったのか。
宇宙の謎に挑むこのアルマ望遠鏡は、私たちが住む太陽系はどうやって生まれたのか。
生命の材料は地球以外の場所にも存在しているのか。
こんな全員が気になりそうなところっていうのを解明しようとしていたり、今回の研究まさにそこに近かったりしますね。
130億年の宇宙の歴史が解き明かせる能力を持っていたりとか、
惑星が誕生する現場だったりとか、地球外生命体の可能性だったりとか、宇宙の構造を示すだったりとか、
そういったところの多岐にわたる科学的な課題を解明しようとしている。
09:04
それがアルマ望遠鏡って呼ばれるものなんですよ。
そんなアルマ望遠鏡を使って、今日ちょっと紙が多いですね。
編集なしなのでご容赦いただけたらと思います。
アルマ望遠鏡を使って今回何をしたのかっていうと、惑星はいつ誕生するのか。
ここをがっつり調べていったっていう、そういうことですね。
これ先に結果を示しておくと、星が生まれます。
惑星っていうのは、ある星、恒星の周りをぐるぐる回っている、自ら輝いているわけではない星たちのこと。
これらを惑星って呼んでるんですけど、
中心の星が生まれたってなったときの、この誕生から1万年から10万年ぐらいの段階にある、
いわゆる原子星、星の赤ちゃんですね。
こいつらを19個観測してあげた。
その19個観測することによって、
じゃあ、星が生まれて1万年から10万年ぐらいの間で、惑星がどれぐらい作られてたのかっていうところを統計的に調べてあげた。
そういう研究結果です。
いい感じですかね。
惑星ができる、そのタイミングが一体いつなのか。
恒星が生まれ始めたところから、数えて一体何年ぐらい経ってから、惑星っていうのはでき始めるのか。
っていうところを研究で明らかにしようとしたっていう、そういうアプローチです。
実際に今回、国際的な研究の共同チームっていうのが、星が生まれてから1万年から10万年っていう間にあるような、
本当に1万歳、太陽が40億歳とかっていうところを考えたりすると、もう本当にペーペーですよね。
赤ちゃん、生まれたばっかりって言って表現しても間違いではないぐらいの赤ちゃんの星たちを見てあげたんですよ。
で、しかもこれらは地球から650光年以内、650光年以内にある比較的近い星たちをピックアップしてます。
ん?って思った人いますか。
650光年は天文学者にとっては近所です。
めちゃめちゃ近所です。
僕は一番離れてる星でも研究の対象、僕なんか200個ぐらいの星、もっとか見てたりしたんですけど、
分析したの100個ぐらいかってなってるんですけど、
その時に見てたやつで一番遠くてこれぐらいかな。600光年、700光年ぐらいっていうところですね。
で、これを天文学の学会とかに乗っていくと、どんな研究してんのみたいな。
12:04
星ですね。どのぐらいの距離だいたい全部。
まあだいたい700光年以内ぐらいですかね。近いとこやってるねみたいな。
っていう会話が僕は結構したことありますね。
っていうぐらい天文学者にとってはめちゃめちゃ近いのが650光年以内って感じです。
この感覚分かんないですよね。
大丈夫です。宇宙話で散々言い続けていくので、そこから覚えておいていただけたらと思います。
なので、なんか宇宙の研究やってる人と会ったら、いや何光年ぐらいのところ研究してんのみたいな。
っていうと、まあだいたい結構楽しそうな顔で答えてくれるんで、
まあ1000光年以内ぐらいだったら言っちゃいましょう。近いねって。
そうしたらもしかしたらなんか面白いことが返ってくるかもしれないし、
そう言ったところで、19個の近くにある赤ちゃんの星たちを観測してあげた。
で、その観測してあげた結果ですね、
その1万歳から10万歳ぐらいの星たちの周りに、
惑星が作られてる形跡がほとんど見当たらなかった。ほとんど見当たらなかった。
つまり、中心の星ができてから10万年以内には、
まだ惑星を作る準備ができていないだろうっていうのが今回の研究の結果なんですよ。
これは結構びっくりすることで、
実際に今までもそういう研究何度かされてきたけど、まだそこを明確に分かってなかったんですね。
なんとなく100万年以内ぐらいには、星っていうのはどんどん作られていく。
惑星たちっていうのは作られていくっていうふうに言われていたんですけど、
それが1万年のタイミングからスタートしているのか、10万年のタイミングからスタートしているのか、
っていうところは、あんまり分かってなかった。
というところで、今回は1万年以内に、
そのタイミングでは作れないよっていうのが分かったんですよ。
真ん中の星っていうのは、
宇宙空間に溜まっている塵とかガスとかが固まってできるんですよ。
それらが固まってできるから、
中心で星が生まれると、まだ塵とかガスとかが周りにあって、
けど中心には星ができてるんですよ。
それが固まってできるから、
星が生まれると、まだ塵とかガスとかが周りにあって、
けど中心には星ができてる。
そしてぐるぐるぐるぐる回っている。
若い頃の星ってめっちゃ早く回るんですよ。
太陽と比べて全然ね。
ってなってくると、その回転によって周りに円盤ができて、
その円盤の中に惑星ができるって感じなんだけど、
その円盤に惑星を作っている特徴が見つからなかったんですよね。
10万年以内では。
ってなってくると、その円盤の中でできるのはきっと10万年以降だろうと。
過去の研究で100万年以上経ったものっていうのは、
15:04
なんとなく惑星を作っているところが痕跡として見つかっているから、
結局今回の研究をそこと組み合わせることによって、
太陽みたいな中心の星ができてから、
1万年から10万年以内は比較的大人しく、
星を作る準備だけをしていて、
10万年以降で急速にガーッと、
90万年くらいかけてですかね、
作っていくというような、そういうところになっているっていうのが
今回の研究で明らかになりました。
なので、実は地球とかもそういうタイミングでできてたかもしれないし、
逆にこれからどんどん惑星ができ始めるっていう環境を見つけるには、
10万年以上経っているけど100万年も経っていない、
みたいな星を見つけていけばいいとかっていうのもこの研究で分かったりして、
結構研究の幅が広がっていく面白いフェーズを迎え始めたのが、
この研究の面白いところなんですよね。
しかも、ちゃんと19個ぐらいピックアップして、
少なくともこうは言えるみたいな統計的な表像で、
研究結果がまとめられているので、
統計的な結果っていうのは、比較的その宇宙空間たくさん星があるたちにも、
ある中にも広げていけるっていうところが、
かなり面白い部分になってくるというところになっています。
なので、これからどんどんどんどんアルマ望遠鏡の活躍だったりとか、
また別の星たちを見ていくっていう時には、
こういう研究がどんどん応用されていって、
新しい表像を見つけたり、
こういう研究がどんどん応用されていって、
新しい表像がまた見つかってくるというところで、
宇宙って実はまだまだ知られてないところたくさんあるんだなっていうところが伝わる、
そんな研究だったんじゃないかなと思っております。
そんな感じで、今回は以上にしていきたいと思っております。
昨日、第1回放送で散々自分の話をしてしまったので、
今回からはいつも通り宇宙の話をさせていただきました。
毎日毎日宇宙の話をしているので、
少しでも宇宙気になるなっていうところだったり、
スポットキャスト頑張っているなっていうのがあれば、
ぜひ番組のフォローをしていただけたら嬉しいなと思っております。
フォローボタンだったり、サブスクライブボタンというのは、
チャンネルのページに貼ってあるので、そちらを押していただいたり、
あとはですね、そこのフォローボタン、サブスクライブボタンに加えて、
レビューもぜひつけていただけたら嬉しいです。
このレビューね、ポッドキャストやってる人、
めちゃめちゃ1個増えるだけでめっちゃ喜びます。
モチベーションめっちゃ上がります。
あとフォローしてくれるとめちゃめちゃ喜びます。
なので、ぜひそちらしていただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、
ツイッターのハッシュタグ宇宙話、
18:00
または概要欄に貼ってあるお便りコーナーから、
じゃんじゃんお寄せいただけたら嬉しいです。
1000回を超えて1001回目、通常回放送させていただきましたが、
これから2000回放送に向けて頑張っていけるのかな、
っていうところになってるので、
皆さんぜひ応援よろしくお願いいたします。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
18:34
コメント
スクロール