1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 718. 宇宙のガソリンスタンド..
2022-09-24 12:25

718. 宇宙のガソリンスタンドが30億円でオープン?

今日からマイク変えてみたよ。感想頂戴。


ソース

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00:00
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙ばなし。
今回は、宇宙空間のガソリンスタンドというような、ちょっとキテレツなテーマでお届けしていきたいと思います。
簡単に言えば、人工衛星を長くたくさん使いたいっていうところで、
エネルギーがなくなってしまった人工衛星を、
宇宙空間で捨てるってことをせずに、宇宙空間で燃料を補給して、
あともうちょっと頑張ってもらおうっていうような、車みたいな使い方ができるよねっていう、
そんなお話をしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
最後の近況報告も今日はちょっと面白い話が残っております。
3、2、1、イギネション。
2022年9月24日、始まりました。
佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、
天文学で博士号を取得した専門家の亮が、
毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが718話目を迎えているというところになりまして、
なんか今日の放送雰囲気若干違くないかと思う方は、
ヘビー宇宙話リスナーかなというふうに思うんですけど、
こんな話は一旦後半にとっておいて、
今日の本題に入っていきたいと思います。
今日の本題は、人工衛星の推進剤っていうところに注目して、
宇宙空間のガソリンスタンドっていうテーマでお話ししていきたいと思います。
そもそもこのガソリンスタンドっていう感じだと思うんですけど、
どこから話していこうかなと思うと、
まず人工衛星ってどうやって動いてるんだろうみたいな、
そういうところからお話ししていこうと思うんですね。
人工衛星の中っていうのは、いろんな機器が乗っていて、
その機械を動かすためには電気必要で、
その電気を賄うために太陽電池パネルみたいなのが乗っていて、
っていうのは何となく想像していただければわかるかなと思うんですね。
そいつらが、例えばちょっと変な位置行っちゃったから、
位置修正しようと思って人工衛星を移動させるだったりとか、
あとは太陽光を受けるために太陽電池をきれいにそっちに向けなきゃいけないのに、
人工衛星逆向いちゃったってなったら、
場所を修正する、角度を修正する、
そういった方向で使われるものって何かなって想像してほしいんですよね。
そうすると多分、SFとかでよく使われる描写で、
機体からプシュプシュって空気みたいな、水蒸気みたいなのを出してると思うんですけど、
あれがいわゆる人工衛星の推進材って言われるものですね。
あれがないと、例えばさっき言ったみたいに、
電力を賄うために太陽光をカバーしようとしても、
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人工衛星の角度を変えられないとか、
あとはそもそもちょっと移動することもできないっていうところで、
それが切れると、いわゆる寿命っていうような形で、
人工衛星の終わりを迎えてしまうっていうのが一つあるんですね。
そういう危険性を伴っているっていうのにプラスがあって、
だから逆に言うと、そのプシュプシュってやってるもの自体を補給することができれば、
人工衛星の寿命って伸ばせるんですよ。
っていうのが、もう本当これシンプルな発想じゃないですか。
このシンプルな発想をちゃんとビジネスとして回していこうよっていうような会社が、
もう世界中にちゃんとできているんですね。
今回プレスリリース見て、これ面白いなと思ったのは、
オービットファブって呼ばれる会社があって、
これ多分ポッドキャストでも前1回か2回ぐらい、1回ぐらいかな?
ピックアップしたことがあって、
この会社何をしようとしているかっていうと、
人工衛星にエネルギーを補給するための人工衛星を打ち上げる会社なんですよね。
つまりガソリンスタンドですよ。
宇宙空間に、例えば私たちが宇宙放し人工衛星みたいなのを打ち上げたとするじゃないですか。
で、その打ち上げた人工衛星が5年ぐらい仕事をしてくれましたと。
5年はちょっと長いかな?
2年ぐらい仕事をしてくれました。
ってなったら、じゃあそろそろ燃料も切れてるし、
終わりにしようかって思うんですよ、普通だったら。
ただ、じゃああれ?これもうちょっと運用してたら、
もっと面白いことわかるんじゃないの?みたいな。
例えば科学観測とかをしてたら、
2年間だけじゃこの天体観測するの時間足りなかったよ、みたいな。
もうちょっとやっていこうってなったら、
それを実現するために、
じゃあちょっと補給線飛ばします、みたいな感じで補給線を飛ばして、
その中の水深材っていうのを補給して、
そうしたら、じゃあまたあと2年いけるじゃん、みたいな感じで
稼働を続けていくっていうのがコンセプトみたいな感じなんですよね。
これってでも、それはそうじゃないですか。
例えば身近な車に例えたら、
車の最初買った時にガソリンを満タンに入れました、みたいな。
ガソリン満タンに入れて、これなくなったらもう終わりですって言われたら、
えっ?ってなるじゃないですか。
そういう感じですね。
それが実現できていなかった人工衛星に対して、
そういうサービスを提供していこうっていうところが、
2025年をめどに実施されていくっていうところが、
今回プレスリリースとして出ていた部分になりました。
ただ、めっちゃ高いんですよね。
中の燃料を100キロ補給しに行こうっていう風にしようとすると、
2000万ドルかかるらしいです。
2000万ドル。
20ミリオンなので2000万ドルですよね。
だいたい30億円ぐらいですかね。
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150円までは言ってないけど、そんなもんですよね。
だから30億円ぐらいかけて人工衛星を存続させるみたいな。
これ、何日か前のフィリピン政府と北海道大学、東北大学の話してたけど、
あれって全部で5億円で打ち上がってるんですよ。
5億円で打ち上げた人工衛星にこの値段でリフィルしていく、
補給していくっていうのはちょっと考えづらいけど、
例えば政府とかが300億円とかかけたとか、
それこそジェームスウェップなんて1兆円かかってるわけじゃないですか。
そういったところから見たら、まあいいですよね。
1兆円の衛星もう1回作るぐらいだったら、
これ、30億円払って燃料補給しようよみたいな形になるっていうような、
そういう世界観が2025年ぐらいから広がっていきそうかなっていうところなんですよ。
ただ、今回発表された補給できる燃料っていうのが、
ヒドラジンと呼ばれるもの。
これこのポッドゲストでも実は何回かこのワード出してると思うんですよね。
ヒドラジンっていうワード、カタカナにして字にしても分かるんですけど、
危険そうな匂いがプンプンするんですけど、
本当に危険で取り扱いが非常に難しい。
取り扱うためには専用の技術者を世界中から呼ばなきゃいけなくて、
なおかつ、それはもう本当に毒性も強いっていうところで扱いが本当に難しいんですよ。
なので、人工衛星を打ち上げようとしてる人たちにとっては、
結構課題だなっていうふうに思われていた。
っていう中で、最近はそれに代わるエネルギー、
そんなに大変なんだったらもうちょっと安全なものでやっていこうよ、
みたいな発想もどんどん出てきていて、
そういう発想で、その推進を水でやっていきたいっていうコンセプトで
ビジネス展開しているのが、ペールブルーっていう会社なんですね。
このペールブルーの浅川純さんっていうCEOの方がいるんですけど、
この方はポッドキャストにも出ていただきましたし、
実は週明けからJAXAのコラボ音源を公開していくことになっているわけなんですが、
そこのコラボの内容っていうのが、
イプシロンロケットの打ち上げっていうところがテーマになってるんですね。
なので、このイプシロンロケットを打ち上げていく。
で、その中に、なんと今回水推進っていうのを使って
人工衛星を動かす技術実証が組み込まれてます。
技術実証だから、宇宙空間でこれちゃんと使えるぞっていうのが、
今回のこの打ち上げの中でどんどん明らかになっていくっていうところで、
規定路線としてはやっぱりヒドラジンがまだ使われている現在の中で、
そういう水推進で宇宙開発が進めていけるようになるっていうところの未来が結構近づいてるんだなと。
しかも多分この会社も確かそういう補給っていう部分もやっていこうっていう話をしてたはずなので、
そういったところもちょっと楽しみにしながら、
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今後の人工衛星の推進材っていう話と、それに加えてガソリンスタンドみたいなものをどうやって、
エネルギーをどうやって補給していくかみたいな話っていうのは結構注目なのかなというふうに思っております。
ということでちょっとしゃべりすぎましたが、今回の本題は以上とさせていただきます。
でですね、簡単に緊急報告しようかなと思うんですけど、
何話そうかな。
まずなんかその冒頭で雰囲気若干変わったのわかる人はヘビーリスナーだみたいな話したんですけど、
今日からちょっとテスト的にマイクを変えております。
言っても前から使ってたやつなんですけど、何が変わったかっていうと、
このマイクはコラボの時にしか使ってなかったんですよ。
でなんかこういろいろ編集とかをたまに入れるようにしていて、
その人を呼んだ時とか人とのコラボの時はちゃんと編集してるんですね。
毎日の配信の時は全くしてないんですけど、
そんな中でやっぱりこっちの方が音質いいんじゃないかなっていうのがあったので、
ちょっと皆さんの声を聞きながら、
こっちのマイクでいくか前のマイクでいくかみたいなところはちょっとやっていきたいかなと思います。
多分音質が良ければそれだけ数字がついてくるはずなので、
と思いつつもやっぱり不安なのでちょっと教えてください。
今のマイクいいよとか、いや前のやつの方で十分だよみたいな。
あと逆に音量聞きづらいよとか、なんかいろいろあると思うんで、
みんなで作っていく宇宙話としてはそういう意見をガッツリ取り入れていきたいかなと思ってます。
こっちのセットを使うとちょっとおしゃれ風なBGMとかも入れながらできるんですよね。
最初からやれよって話なんですけど、
これのセッティングをするのにいつもだったらコードをプチッと挿して、
簡単なマイクで録ってるんですけど、
1個挟まなきゃいけないんですよ。機械を。
なのでめんどくさかったっていう。
本当にただそれだけですね。
本当にどうしようみたいなすごい悩んだ結果、
人のところに行くよそ行き用のマイクとしてずっと使ってたんですけど、
ちょっとここからガンガン攻めていかなきゃいけないと思ったら、
この1つの接続めんどくさいとか言ってる場合じゃないなと思って、
ちょっとテスト的に試し始めておりますというところで、
もしよかったら感想いただけたら嬉しいです。
あとプラスですいません、ちょっと長くなっちゃってるんですけど、
週明け、なんと9月24、5、6からか、
JAXAとのコラボ音源がどんどん公開されていきます。
これはもう大注目ですよ。
大注目の音源がガンガン出ていくので、
そのあたりちょっと楽しみにしておいていただけたらなというふうに思っております。
明日はハヤブサ2のお話をしていきたいなと思いつつ、
JAXAとのコラボ音源としてどんなのがいいかなっていう、
ちょっと解説も入れていきたいと思ってるんで、
これからちょっと楽しんでいただけたらと思っております。
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ということで明日お楽しみください。
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それではまた明日お会いしましょう。
良い週末を。
12:25

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