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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
早速今日の本題です。今日の本題は、みんな大好きなはやぶさ2が行った小惑星リュウグウ。この星がかつて彗星だったんじゃないか。
こんなお話を紹介させていただきたいなと思っております。 今回のお話なんですけど、日本が誇る小惑星探査っていうのが過去に行われてきて、今ですね
日本中の研究者が、はやぶさ2が持って帰ってきた小惑星リュウグウと呼ばれるものの サンプルの分析っていうのをガンガン進めている。そんな状況なんですね。
そんな中で、まずは計算的にリュウグウがどういうものなのかっていうような、どういう星だったのかっていうような研究が先行して進んでいて、その中で昔この星が彗星だったんじゃないか。
彗星っていうのは流れ星みたいなものなんですけど、夜空を見上げた時に、
彗星でわかりやすいのは君の名はって映画あったと思うんですけど、あれで見たようなもの。 で、ほうき星って書くので、王をガーッと引いているような、そんな星だったんじゃないかっていうふうに言われていたりします。
で、そこに対しては諸説ありっていう感じなんですけど、そんな中でじゃあ はやぶさ2を元々彗星だったと考えて計算してみたらどうなのかっていうところをやってみた結果
そこに矛盾がない結果、つまり彗星だったっていうふうに考えても今時点ではおかしくないよねっていうような研究結果が出てきているっていうところなので、
今回はそのあたりの研究結果をご紹介していきたいなと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたらと思っております。よろしくお願い致します。
はい、ということでですね、本題に入る前に毎日恒例の緊急報告させていただこうかなと思っております。
でですね、本日4月4日になるんですけど、 今日と昨日の2日でコラボ収録っていうのを久しぶりにやりました。
1つが過去にもコラボさせてもらったAラジオですね、女性2組でやられているところで、僕のチャンネルで散々暴れ回ってくれたあの2人、半年前ぐらいに音源が上がっているのかなと思うんですけど、
その2人とポッドキャストアワードの発表があった後、来年どうやったら撮れるんだろうみたいな結構ガチな相談をしてみたり、
あとはこれからまた半年前ぐらいにやってたコラボ習慣みたいなのを僕もいろいろやっていこうかなと思っているので、
最近大がかりのコラボしてたからなんか気をつけなきゃいけないことあったかなみたいな話を雑談形式でさせていただいたっていうものがあったりします。
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これ近々上がりますね。もう一方は今日お昼にあったんですけど、
医学研究、ウイルスの研究とかされているミネさんっていう方ですね。ミネ先生はTwitterではバブ先生で有名なのかなっていう方がいて、
その方とボイシーの生配信を通じていろいろ コラボさせてもらいました。僕が一方的にチャンネルに出させてもらったっていうような感じなので、
今後また僕のチャンネルにも来てもらおうかなと思ってるんですけど、ミネさんはもう多分 いろんなテレビとかのメディアも出てたし、コロナウイルスとかのそういう書籍とかを書いてすごい有名な方だったりするんで、
メディア出ていたり、あとはYouTubeとかのホリエモンチャンネルとかに出てたのを見ましたね。
っていうぐらい有名な方なんですけど、僕がNASA行ってた時のアメリカ生活の中で出会った日本人の中の一人で あそこらへんすごい人たくさんいるから正直そんなにすごい人だと思っていないまま
単純に飲みに行ったりとか、一緒にご飯してバーベキューしたりとかっていうような感じだったので、
オンライン上でミネさんのファンがたくさんいる状態でお話しさせていただくみたいなとこで、改めてすごい人なんだなみたいなのを実感する、そんなコラボだったりしました。
ミネさんの音源についてはですね概要欄に貼っておくので、もしよかったらボイシーの方で聞いていただけたらなと思っております。
とにかくですね、そうやって最近また新しくコラボとかができるような状況が少しずつ作れてきてるなぁと思っているので、これから
コラボの回数も増やして、このポッドキャストを聞いている方に、いろんなポッドキャストチャンネルだったりとか、いろんな方を知っていただけるきっかけを作れればいいかなと思っておりますので、
そのあたりも今後楽しみにしておいていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、じゃあまあそんな感じで、人と収録をし始めましたっていうような緊急報告を挟んで今日の本題に行きたいと思います。
今日の本題は、小惑星探査機ハヤブサ2が採取したサンプル、小惑星リュウグーですね。
この星に対する計算による研究結果で、リュウグーがもともと水星だったんじゃないかっていうようなお話をですね、研究結果として出ていたのでご紹介していきたいと思っております。
で、今冒頭のところで計算でっていうところを強調させてもらったんですけど、
今回の話に入る前に、まず天文学の中に大きく2種類の研究の方針があるっていうところをご紹介させていただきたいんですね。
何かっていうと、これ一つは計算で宇宙を解き明かす理論的なアプローチ、
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そしてもう一つが観測、実際に星とか、あとはそれこそリュウグーを持って帰ってきてそのものを分析するっていう観測屋さんみたいなっていうような実験屋さんっていうのかなっていうので2種類分かれたりするんですね。
今回は今時点では、ハヤブサ2が持って帰ってきたリュウグーのサンプルっていうのは絶賛解析中なわけです。
そんな中で、まずはその逆側のアプローチ、計算という理論的な面からどういう星なのかっていうのをどんどん深掘りしていく、そんな理論の側面から見たハヤブサ2の研究結果っていうところをご紹介させていただくんですね。
これってエソラごとなんじゃないかって聞いてる方は思う部分あるかもしれないんですけど、実際はそんなことなくて、この計算側から天文学が進むっていうところと、実験側から天文学が進むっていうところは両方がこう言ってしまえば競い合いながら進んでいってるような部分があったりするので、
分野としての成長にはどっちも不可欠な状態ではあるんですね。
っていうところで今回は計算側の研究をご紹介していきたいなと思うんですが、そもそも小惑星リュウグーっていうのが何なのかっていうと、ハヤブサ2が探査対象とした小惑星っていうところがあって、
ハヤブサ2っていうぐらいだから、ハヤブサ1もあったわけですね。あの映画化された。で、ハヤブサが小惑星のイトカワっていうところに行って、その物質を採取してきていろいろ分析をしたんですけど、それに比べて今回調査対象になっている小惑星リュウグーっていうのは、そのイトカワよりも多くの有機物っていうのを含んでいる可能性が非常に高く、
今後の太陽系の歴史だったりとか、太陽系にどんな生命が宿るきっかけだったのか、なんていうような宇宙の歴史っていうのをどんどんひもを解いてくれる可能性があるというところで調査の対象になっている、そんな研究なんですね。
で、今回はその星が元々どういうふうにできたのか、いろいろあるんですよ。それこそ小惑星っていうのは太陽系の中で分類で言うと中心に星があって、地球とか火星とかっていうのは惑星って呼ばれてますよね。
で、その惑星よりもさらに小さいものだから小惑星っていうような感じなんですよ。で、その小惑星がどうやってできたのかっていうところの説の一つに、元々水星だったんじゃないかっていうような、そんな説があったりします。
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で、そもそも水星っていうのは何なのかっていうと、主に水でできている氷っていうのが全体を覆っていて、その中に岩石とかも一緒に含まれているような。で、それが宇宙空間をふわふわ浮いていて、太陽に近づいていくとですね、その太陽から受けた熱によって周りの氷だったりっていうのが剥ぎ取られるというか蒸発していく。
正確に言うと消化ですね。個体からそのまま機体にぐわーっと変わっていくような、その様子が見れるから、私たちが地上から例えばそういう水星っていうのを観測したときに、王を引いているようなほうき星っていうようなイメージのドバーっとぶっとい流れ星みたいな、そしてゆっくり動く流れ星みたいなのが見えるっていうのが特徴なんですよね。
で、そんな元々水星だったんじゃないかっていうのがあって、これ元々水星だったと考えられる理由っていうのがいくつかあるんですよ。
で、じゃあそんな理由がある中で、そもそも水星から小惑星になるっていう時系列がどうなのか。ここが多分今回の研究で一番重要なところなんですが、まず水星っていうのは水の塊、全体的には水というか氷でできていると思っていただければよくて、その中に岩石になりうる石とか砂利みたいな粒がたくさん含まれているというような状況ですね。
じゃあその水星で氷でできた塊っていうのが、宇宙空間をふわふわ浮いていた中で、太陽にタイミング的に近づいてきた。そしてさっき言ったみたいに、太陽の熱によってその氷が焼化していく、気化していくっていうような状況が発生するとどうなるかっていうと、
まあ単純に氷はなくなって、その氷の中に含まれていた岩石の元になるような部分っていうのがそのままその水星の中に残って、そうすると水気のなくなった、いってしまえばカラカラな石の塊っていうのができる。
で、そのできる石の塊に小さくなるにつれて、星っていうのはもともとどういう大きさでもなんとなく自転していると。地球だったら1日で一周するわけじゃないですか、自転って。
で、そうなった時に、もともとゆっくり回っていた時点が、氷が溶けてだんだんサイズが小さくなっていく。つまり半径が小さくなっていくと、もともとゆっくりだったスピードの回転も速くなるんですね。
これは全然宇宙空間で不思議なことではなくて、例えばこの現象ってフィギュアスケートとかでも例にとられるんですけど、フィギュアスケート見たことある方って、ぐるぐる回るような演技の手前で手とか足っていうのをものすごく大きく開いてゆっくりぐるぐる回っているところから体をギュッと縮めた瞬間にその回転がギュインと速くなるみたいな。
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これなんか多分いろんなところで実体験として持ってる方もいるんじゃないかなと思うんですね。フィギュアスケート以外でも。そういうところで氷がなくなるにつれて時点がぐっと速くなる。
そんなタイミングになった時に遠心力とかいろいろで変形したことにより、星自体の形がコマみたいなダイヤモンド型っていうんですかね。
の立体型みたいな形になり得るというふうなのがこの彗星が起源になっているとして言われている説ですね。
プラスでその氷の中に含まれていた有機物とかも氷がすべてなくなったタイミングで岩石の中に押し込められる。
つまり、もともと氷の中にあった有機物もそのまま惑星として残るんじゃないか。小惑星として残るんじゃないかっていうのが小惑星説の基準になってるんですね。
こういった時系列をそのままこの小惑星リュウグウっていうのは再現できるなっていうのが今回の計算結果によって明らかになったんですよ。
なので、小惑星リュウグウが今時点ではもともと彗星だった可能性っていうのが結構高くなってきたというよりもそう考えても矛盾がない結果が出たというのが今回の研究結果ですね。
これは完全に僕の勝手な主観というか全然科学的な話ではないので聞き流していただいてもいいんですが、今絶賛その分析が進んでいると。
このタイミングでこの理論的な側面での研究結果がもともと彗星だったっていうのが出てくるっていうのはメタ的に考えてしまうと
実はそういう形跡っぽいのが出ていて、そこから逆算的にヒントがあって彗星説っていうのを検証した結果を先に出しちゃおうみたいな。
っていうのがもしかしたら裏であるんだとしたら面白いなと思って、きっと多分これって半年以内ぐらいには、少なくとも1年以内にはこの研究結果って出てくるはずなんですよね。
去年の12月頃には分析が第一次結果みたいなのが出てきてたっていうような話があったはずなので、そういったところで結構近々その答え合わせっていうのはできるんじゃないかなと思っているので
聴いている方はぜひ楽しみにしていただけたらと思います。ということでちょっと長くなってしまいましたが、今回はみんな大好きなハヤブサ2と小惑星リュウグー
ここが彗星からできたんじゃないか、そんなお話をさせていただきました。今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローサブスクライブよろしくお願いいたします。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。