1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2023-09-12 20:20

1069. 中国とロシアの月面探査計画に南アフリカ参戦!NASAのアルテミス計画に対抗

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ソース

https://spacenews.com/south-africa-joins-chinas-moon-base-project/?fbclid=IwAR0pLfTV-sd-oCtpDF2ga8soznvP96L1lXhwiQl5w9TYvWZhUrvkC9wXE2o

Credit : CNSA

00:02
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回は、NASA、日本、ここら辺が動いている月面探査プロジェクト、アルテミス計画に対して対抗する勢力として、
中国、ロシアが主導で行っているプロジェクトについて紹介していきます。
そしてここに、新しく南アフリカ共和国が参加していくっていうところになって、月面探査の競争力がだんだん上がっていくかもしれない、
その辺りを中心にお話ししていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
そして最後には、なんとインドからのリスナー、インドの学生から来た質問にも答えさせていただこうと思っております。
ささき涼の宇宙話
2023年9月12日、始まりました、ささき涼の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の涼が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1069話目を迎えております。
基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
ちなみに前回は、宇宙からイリオモテヤマネコだったりとか、そういう自然の生物たちっていうのを守る、
そんな取り組みにスペースXのスターリンクが使われている、みたいなね、
身の回りに近づいてきている宇宙産業みたいな、そんなお話をさせていただきました。
その前は、ハワイでオーロラが見えたことがあるような、200年ぐらい前の太陽の活動のイベントだったりっていう話してるので、
結構身近な部分でもあり、宇宙に親しみやすい、そんな話詰まってるんじゃないかなと思ってます。
ぜひそちらからも聞いていただけたら嬉しいです。
でですね、今回お話しするのは、今、宇宙開発で最も熱い分野といえば、月面探査。
この月面探査の世界情勢が変わっていきそう、そんなお話をしていきたいと思います。
冒頭で話した通りなんですけど、中国の勢力がぐんぐん伸びている、そんなところのお話ができればと思ってます。
で、今回お話しするのは、世界の中で今、熱量がガンガン高まっている月面探査に関する話です。
この月面探査っていうところで一番最初にワードとして出てくるのは、やっぱりアルテミス計画なんじゃないかなと思います。
03:05
このポッドキャストでも繰り返しアルテミス計画の話してきました。
アメリカの宇宙局、NASAが主導していて、今だと世界中で28カ国、もちろんこれ日本も参加していて、
っていうような感じで、このアルテミス計画にのっとって月面探査っていうのをどんどん進めていこうっていう取り組みが進んでいってます。
このアルテミス計画っていうのは、みんな知っているアポロ計画の後継プロジェクトというような立ち位置になっていて、
確か神様の名前とかもつながってるんですよね、アポロとアルテミスと。違うかな。
っていうような話があって、で、その中で、今から5年後、10年後っていうときに、
当たり前に人が月面にいるような世界を作り出すっていうところをベースにいろんな企業が、いろんな宇宙開発に対しての取り組みを行ってきているっていうのが現状としてあります。
で、この特徴としてはやっぱり、今まで、それこそアポロ計画とか、そういったときには政府の宇宙機関、それこそNASAが主導していろいろ行っていたわけなんですけど、
今はそこはあくまで、主導ではあるけど、取りまとめの位置にいて、実際はそこに配られている予算を使って、民間企業に対して投資をしていき、
で、その分、民間企業がそこから新しい技術を生み出していって、月面着陸だったり、月面に都市を作るだったり、
っていうところを成功させようとするっていうような、そういう流れになっていってるんですよね。
ここが特徴的なポイントとしてあって、それのおかげで、今、日本国内もそうだし、アメリカもそうだし、宇宙企業に対する注目度っていうのはどんどんどんどん上がっていっている。
そういう感じです。
で、今まで、このアルテミス計画に関する話、ガンガンしてきましたが、実はその裏で、中国とロシアっていうところが主導して、ある月面調査プロジェクトっていうのが進んでいました。
で、これは日本語にすると、正確な訳し方なのかわかんないですけど、インターナショナルルナーリサーチステーションコーペレーションというようなところで、国際付き研究基地協力みたいなことですかね。
リサーチステーションだから、基地、そうですね、研究基地とかってなるのか。で、これのことをILRSというふうに呼んでるんですね。国際付き研究基地協力インターナショナルルナーリサーチステーションのコーペレーションというところで、協力関係を作っていくっていうところで、
06:13
これ、中国とロシアっていうところが最初に言い出して、いろいろ進めていた、そんな分野になっているっていうところですね。
2021年にサンクトペルクで、サンクトペテルブルクで、このILRS月の共同調査協力みたいなところの共同ロードマップっていうのを中国とロシアで発表していたんですよ。
で、そこから実際に中国っていうのはもうガンガンガンガン独自に宇宙開発を進めていて、で、ロボットミッションとかですね、いろいろ作っていたりとか、月の南極ミッションとかっていうのも2026年に控えてるし、
で、その月面での3Dプリントだったり資材調達みたいなところも2028年に取り組もうとしているしっていうようなところで、独自に宇宙ステーションを打ち上げたりとかしている中で、どんどんどんどん月に対するアプローチっていうのも進めているのが、この中国の動きになってます。
で、まぁ実際に中国の動き、どんどんどんどん加速していっていて、それこそ先日インドが、インドのチャンドラヤンが月面着陸成功させたっていうところも世界で4番目。
で、その4番目の中のそれよりも以前に着陸している国の一つがこれ、中国ですね。
っていう風になってるぐらい、なんだかんだやっぱ成果を残してきているわけですよ。
だから、中国はもう無視できる存在ではないんだっていうところが、まずみんなの共通認識として持っていかなきゃいけない部分になっていたりします。
で、まぁその2021年にロシアと共同でロードマップ作っていたりするんですけど、そこからロシアの情勢って変わってるじゃないですか。
そこが変わっているからこそ、もうその間に中国っていうのは独自でというか、中国が先行していろいろ進めていっているなというような感じになってます。
で、まぁそのロシアと中国がくっついてるなみたいなところっていうのは、他のニュースとかから見ても、なんとなく別に宇宙開発だけにとってではなくて、起こっているなとはあると思うんですけど、
そこに対して、今回情勢が変わったなっていう兆しが出ているのが、南アフリカ。
南アフリカが、なんとこの国際月研究基地っていうのかな、ILRSっていうところに参加するというようなところを発表した。
09:00
っていうのが、最近起きたこの世界情勢を変えてくるんじゃないかっていうような雰囲気ののろしですね。
で、今回これ発表されたのが、9月の7日っていうところで、実際に締結されたところが発表されたんですよね、そこで。
で、これによって、中国とロシアやっていたなっていうところから南アフリカが参加していくっていうところが正式に発表されました。
で、実はこれ、このポッドキャストの準レギュラーとしてもよく出てくれていたヒロいるじゃないですか。
ヒロがFacebookとかで書いてくれてたので、初めて知ったなと思ったんですけど、この南アフリカとか南アフリカ共和国含めて、アフリカには結構中国多く投資してるらしいんですよ。
僕、全然そこ知らなくて。で、それがあるってことは、中国も今後、中国が今後投資をしてきた各地域とのつながりってやっぱり強いじゃないですか。
で、そこがどんどん参画してくると、このILRSっていうところがどんどん広がっていって、もうアルテミス計画と対応なすようなプロジェクトになっていくっていうところが想定されるんですね。
この中国の取り組みについては、完全にこのアルテミス計画とは全く別物で進んでいて、ってなってくると、世界の月面探査に対する2大協力っていうところは、
2大協力関係っていうのは、アルテミス計画とこのILRSっていうところの2つになるんじゃないかなっていうところですね。
ここからどういうふうに参加国っていうところが、参加してくる国っていうのが増えてくるのか。そして増えてきた先に、一体どこが覇権を握るのか。
まあなんか月面で争いとかにならなきゃいいなとは思っていて、だからといって、じゃあ1個に統合されることが正義なのか、みたいなところで言うと、個人的には別にそうでもないのかなと思うんですよね。
やっぱり競争があってこそじゃないですか。
アポロ計画とかの時も、結局はそういう冷戦のタイミングとか、どっちが宇宙に早く行くのかみたいなので、アメリカとロシアで競っていて、
でも国の一心をかけた戦いだからこそ、一気にそこに技術投資が入って、それで宇宙に行けるスピードがぐっと上がったみたいな。
そこの流れがあるから、今まさに宇宙開発っていうのも、下地がある状態でどんどん進んでると思うんですよね。
だからこれからの情勢の中でも、競争関係、中国が考えているこのILRSっていうところと、
アメリカ主導で日本も参加していてっていうようなアルテミス計画が、いい感じに競争していくことで変わってくる部分もあるんじゃないかなというところで、
12:09
個人的にはちょっとワクワクするような、どうなるのかハラハラするような、そんな気持ちになっております。
で、ちなみに今回、途中でインドの例も挟んだじゃないですか。インドのチャンドラヤーンってね。
で、このチャンドラヤーン月面着陸成功させたっていうところも、これアルテミス計画の一部となってます。
一部というか、インドもアルテミス計画に対して参加、加盟しているんですよね。
加盟しているからこそ、ここで作られたナレッジだったりとかっていうのは、多分共有されるだろうし、
このアルテミス計画自体の月面探査の一個マイルストーンにもなってるんじゃないかなと思うんですよ。
インドの今回の取り組みっていうのは。
だからこそ、この協力関係の方が個人的には今結構熱いんじゃないかなと思えるような、そんな部分が強いっていうところが印象としてあります。
これからいろいろ月面探査進んでいき、アルテミス計画の方の後押しになるかもしれないのが、先日打ち上げ成功させた日本の月面着陸船スリムですね。
着陸船だってたかな。
このスリムがちゃんと着陸できるっていうところが分かれば、日本も世界に対して5番目に月面着陸を成功させた国っていうところにもなるし、
で、それが成功すると何ができるようになるかっていうと、スリムは着陸をする場所っていうのを比較的自由に選べるっていうような、そういった特徴を持ってるんですよね。
だからそういったところで、やっぱアルテミス計画ちょっとリードするんじゃないかなと思ったりもしますというような、そんなところで今回のお話を締めさせていただきたいなと思います。
でですね、これインドの話もさせていただいてたんですけど、なんとこれにね、嬉しいコメントきました。
なんと、インドから、インドで日本語を勉強していて、このポッドキャスト聞いてくれてるっていう方からね、コメントいただいてます。
で、リスナーネーム、まあ本当に名前なのかな、ソーマンシュさんっていう方からコメントいただいてます。
佐々木さんこんにちは。3年前から日本語を勉強しているインドからの16歳の男子です。
以前からポッドキャストを聞いています。先週、インドの月短崎チャンドライアンさん号の月面着陸成功について話した1050話も聞きました。
話した内容、本当に詳しかったなと思っています。日本のスリムおよびクリズムにも期待しています。
僕は今、高校3年生で、ずっと前から天文学に興味があって、高校卒業後、大学で天文学や宇宙物理学を勉強したいと思ってます。
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高校卒業後、日本の大学に留学したいと考えています。
なので、外国人にとって日本で天文学や宇宙物理学を勉強するための良い大学について聞かせていただきたいです。
どの大学のどのような講義や特徴があったり、どんな研究が行われたり、どのような学士課程があったり、そして入学するための手続きとか入学試験奨学金などついて聞かせてください。
どうもありがとうございますというコメントをいただきました。
ありがとうございます。すごいですね。全部今回だとちょっと答えきれないから、また近いうち話していこうかなと思うんですけど。
そうですね。まずインドから聞いてもらえてるっていうのがマジで嬉しいですね。ありがとうございます。
で、日本に来て宇宙物理の研究したいっていうところになると、やっぱ分野がキーになってくるんじゃないかなと思うんですね。
それでいうと、今今回話した月面着陸とか月面活用するようなところっていうのを担ってる研究系がいいのかな。
でもそうするとまだあんまり天文学とか宇宙物理学っていうところとかは遠い気がする。
どっちかっていうと月面で求められているのっていうのはエンジニアリングとかの部分が求められている気がしていて、天文学宇宙物理学っていうところでいうと、
僕はこのポッドキャストでも特集したけど、クリズムがしっかりと打ち上がって運用がうまく回っていくってなれば、今16歳ですよね彼。彼なんですよね。
だからありなんじゃないかなっていう。2年後ぐらいところに大学入るってなって、クリズムの運用とか分析をやっているような人がいる大学を狙うっていうのは結構手かなと思いますね。
で、それ実はクリズムのホームページに協力関係を持っている大学一覧とかってバーって出てるんで、そっから見てもらうのがいいんじゃないかなと思ってたりとか、
あとは、そうだな、X線天文学ってクリズム今回打ち上がってまたこうグーって盛り上がりを見せてくると思うんですけど、
僕がそのいた頃って結構暗い時期だったというか、なかなかパッとしないなと思われてそうな感じだったんですよ。
で、そこの時に一番勢いがあったのは電波天文学っていうところですかね。電波天文学。
で、これは日本がやっぱ強くて、電波天文学には実際にブラックホール写真撮影したっていう時にも参加していたし、
日本も運用に関わっているアルマ望遠鏡っていう地理にあるやつですね。
18:01
あれの運用とかって国立天文大がやっていたりして、国立天文大でやってることに結構関わりたいなとか、JAXAで関わりたいなみたいな話になってくると、
やっぱり東大とかが強いかなっていうような印象はありますね。
そういったところで、例えば宇宙話聞きながらこの分野気になるなってなったら、その分野の強い大学調べてみるとかっていう風にすると面白いんじゃないかなと思ったりもするっていうところですかね。
意外と自分たちで望遠鏡を覗いてとかっていうのをやる天文学の分野の方が結構少なくなってるんじゃないかなと思うので、
データ分析とかっていうところをやっていったり、あとは自分で人工衛星作るっていうところも範囲になってくると思うので、
そういうところで気になるプロジェクトをベースに、それが今16歳だから5年後とかっていうような時に盛り上がりそうなところを探してみるというか、
5年後だと多分今計画されているプロジェクトとかが実現されるタイミングだと思うので、そういったタイミングを狙って大学探してみるっていうのも面白いんじゃないかなと思いますね。
X1000天文学の分野だと、この間話したアテナっていうところにも2本参加してます。
アテナの話したのが1064話かなっていうところになってるんで、アテナだと大阪大学とかそういったところになったりもすると思うので、
そういうベースで調べてみたら面白いかもしれません。あくまで一つのアドバイスとしてね、考えてみてくれたら嬉しいです。
ということで今回は以上にしていきたいと思います。
今回の話も面白いなーと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある星マーク、こちらからレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ宇宙話または概要欄のお便りコーナーからじゃんじゃんお寄せください。
それではまた明日お会いしましょう。さようならー。
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