1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 1070. ギッチギチな惑星の発見..
2023-09-13 21:39

1070. ギッチギチな惑星の発見が世界を驚かせる【sorae】【Amazon Musicスタンプラリー開始】

sorae「“信じられないほど” 高密度な惑星「TOI-1853b」を発見」はこちら!!

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ソース


Credit : Luca Naponiello

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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。今回は、ギッチギチに詰まった惑星、そんな不思議な惑星が見つかった研究紹介させていただきたいと思います。
ただ、新種の惑星が見つかったっていうところだけではない面白さがあるからこそ、
ネイチャーと呼ばれる、権威のある雑誌に紹介されている、そんな研究になっています。今後、生命が宇宙の中で見つかっていくかもしれない、そのステップになる可能性もあるので、そういった面でもぜひ楽しんでいただけたらと思っております。
そして、本日9月13日からAmazon Musicで科学系ポッドキャストを聞くとポイントがもらえる、そんなタイアップ企画までスタートしております。最後までぜひ楽しんでください。
3、2、1、イギネション。
2023年9月13日、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日で、エピソードが1070話目を迎えるというところになっております。基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
ちなみに前回は、中国とロシアが月面探査計画を進めているプロジェクトに、南アフリカが参戦してきた。そんなお話で、世界の月面探査の情勢が、NASAを中心としたアルテミス計画から、対立構造が生まれてきている、そんなお話させていただきました。
それの前は、イリオモテ山猫を宇宙から守るっていうような、人が住んでいないところでも電波が使える、しかも宇宙からの、っていうようなところで、結構宇宙の取り組みとしては面白いなと思う部分を紹介しておりますので、過去のエピソードも含め、いろいろ聞いてみてください。
面白いなと思ったら、ぜひフォローしていただいて、毎日ちょっとずつ宇宙を聞いていただけたら嬉しいです。
そんな感じで、今回どんなお話をしようかと思ったんですけど、今回はちょっとこう、僕たちみたいな人類とか生命がいるかもしれないっていうところを軸に進んでいる、
惑星探査、噛んじゃいましたね。惑星探査。地球も惑星です。火星も惑星です。そんな惑星探査の中で、信じられないほど高密度な惑星が見つかった、そんなお話をしていきたいと思っております。
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今回のお話は、大人気宇宙ポータルサイト、ソラエとのコラボ企画になっておりまして、概要欄に記事のリンク貼ってあります。文字でも音声でも宇宙が楽しめるように作ってありますので、ぜひそちらも見てみてください。
今回紹介する研究内容は、ネイチャーと呼ばれる権威のある雑誌に紹介されているものなので、結構インパクトとしては強いかなっていうところを思います。
太陽系外の惑星っていうところを探っていくっていうのは最近の流行りになっていて、その中で地球よりもずっと小さいものから、太陽系の中だと木星が一番大きいんですけど、木星よりもさらに大きいものまで、
太陽系の外側、宇宙全体っていうところを見ると、たくさんの星たちがいるというようなところで、今時点でも5000個以上、5000個を超える惑星の発見ということに成功しているのが、今人類、天文学がたどり着いている数字なんですよね。
ただ、もちろん、宇宙には何億、何千億っていう星があって、その星の周りに惑星がある確率とかも十分にあって、っていうようなところを考えると、まだまだ惑星が見つかっていき、何なら生命がいそうな星っていうのも見つかってもおかしくないんじゃないかなというふうに思われている、そんな最近の惑星探査の状況なわけですね。
で、僕もこの話結構好きなので、宇宙話でもよく太陽系以外の惑星、これ境外惑星って言うんですけど、この境外惑星についてのお話、結構してきました。
で、まあいろんなサイズ、結構サイズっていうところが注目されがちなんですけど、惑星の中では。まあこう、重さっていうところも重要で、どっちかっていうと、大きさ、惑星の大きさ、そして重さ、そしてどのぐらいの距離を回っているのか。
惑星っていうのは、太陽みたいに自分で光ってる星、恒星って呼ばれるものの周りを回っている天体のことを言うんですね。で、その星たち自体は自ら輝いているわけではなくて、地球とか火星とかはそうですよね。
で、その真ん中の恒星から受けている光とかで、こうエネルギーとかが与えられているような、そんな状態のものたちのことを惑星って呼んでますが、まあその中でも、じゃあ真ん中の星にどれだけ近いのか、近いところを回っていると、それだけ真ん中の星からエネルギーを受けてとか、重力も強くかかってとか、そういったところになるので、
回っている、惑星がぐるぐる回っている距離っていうのも大事であるというようなところで、惑星を評価する上でもいくつも指標があるっていうのが、ちょっとややこしいけど重要なポイントになってくるんですよね。
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で、そんな中で一番外側を回っている、太陽系の中で一番外側を回っているのは、海洋星と呼ばれる天体です。水・金・地下・木・土・天・海ですね。真冥王星はみんなの中ではまだいるのかもしれないですけど、正式にはいないと。
で、海洋星っていうのは外側を存在していて、それに対して海洋星の数倍程度の質量っていうのを持っている。これ、地球とかの大きさで言うと地球の数十倍。一番大きい木星ですが、木星と比べると数分の1とかっていうような、地球と木星の大きさの間みたいな天体ですね。
で、これが太陽系一番外側を回っているわけなんですけど、これの同じ大きさであるにもかかわらず、太陽系の内側を回っている、めちゃめちゃ内側を回っているみたいな天体っていうのが実は宇宙の中には存在しているというふうに言われていて、
ただ、この軌道、大きいのに真ん中の星に近い星、ところを回っている星っていうのはほとんど見つかってない。だからかなりレアなんですよね。ただいるというようなところで、この範囲の天体のことをホットジュピターデザート、デザートはケーキとかじゃないですよ、砂漠ですね。
ホットネプチューン砂漠っていうふうに呼ばれていて、この条件に当てはまる惑星っていうのがなかなか少ない。重くて真ん中の星の近くを通っているっていう天体です。
こういった結局何が重要かっていうと、惑星の研究においてはまだまだ5000個ぐらいしか見つかっていない。そして太陽系はその一つの例だけど、宇宙にはいろんな重さの惑星があって、いろんな惑星がいろんな距離のところを回っている。
そしていろんな大きさを持っているっていうところで、5000個ぐらいしか見つかってない中で言うと、まだまだこれからバリエーションを把握していく時期だっていう話なんですよね。なので、その条件には当てはまる星はあるんだけど見つかってない。
ならどんどん探して見つけていきたいっていうところが結構モチベーションとしては強いわけですね。そんな中で今回の研究で、どこにそういうホットネプチューンジュピター、ネプチューンってあれですね。海洋星のことですね。
ネプチューンジュピターと呼ばれる、ん?ホットネプチューンデザートだ。ジュピターは木星ですね。ホットネプチューンデザートと呼ばれる範囲にあるような天体っていうのが一体どこにあるのかっていうところの話に入っていきたいと思います。
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今回の研究で発見されたのは、ウシカイザと呼ばれる天体。ウシカイザ、あんまり馴染みないですね。星座っていうのは全体で確か88個に分類されていて、イメージで言うと夜空をとにかく88分割したこのエリアが何々座です。このエリアが何々座ですみたいになってるので、大体はそのエリアによってどの方向にあるかっていう話がされると。
これあれなのかな?ウシカイザだから、お牛座とかと近いのかな?あんま関係ないのかな?ここあんま星座詳しくないんでわかんないんですけど、星座博士いたら教えてください。
で、このウシカイザの方向の地球から540光年先にある星の周りを回っているところに、今回まるで海洋星のような重さだけど、星の周り、真ん中の星の周りをすごい近くを回っている天体が見つかりました。
で、真ん中のこの星、太陽と似たような温度を持っている星の周りに対して、1.24日でその周りを一周する。1.24日。地球は365日、正確には365.25日かけて真ん中の星の周りをぐるぐる回りますよね。
その0.25の積み重ねがウルドシになっていくというようなところで、地球は365に対して1.24日って相当すごいじゃないですか。1日の中に四季があると言っても過言ではない。
っていうところのところを回っている天体で、この表面の温度は1200度にも達すると。真ん中の星が大体太陽と同じぐらいの明るさだから、明るさというか温度だから、大体4,000度から5,000度ぐらいかなっていうふうに思ってくれてればよくて、軽型星って呼ばれる天体なのでね。
それぐらいだと思ってくれてよくて、そうするとそのエネルギーを受けて星の表面が1200度になるっていうところは、まあまあ近くを回っているならそうなるようなっていうふうに思えるような範囲かなと思うわけですね。
で、それに対してじゃあ星の大きさがどれぐらいなのか。直径ですね。その直径は地球の3.5倍で大体直径が4万キロとかそのぐらいになってますね。4万4,000キロというようなところになっていて、これは海洋星の大きさと比較すると大体90%ぐらいというようなところになっていて、
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この天体の大きさはネプチューン、海洋星であると言っても過言ではないと。あれですね、だから木星とかもっとでかいから近いのは海洋星であるというようなところで分類されている。で、さらに表面が1200度だからホットネプチューンなんですよね。
ホットネプチューン、つまりこれは分類の中でなかなか見つかっていなかったホットネプチューンデザートと呼ばれる範囲の中に分類されるような星であるというようなところが今回明らかになりました。
で、この星の重さ、重要なのって軌道と大きさと重さって言いましたね。で、この重さについては地球の73倍。地球の73倍ですね。で、これどのぐらいの大きさなのかっていうところで言うと、海洋星の4.3倍とかっていうようなところ。
で、大きさは地球の73倍の重さを持っていて、大きさは地球の数倍程度というようなところで、つまり10倍ぐらいの密度の違いが出ていると。重くてちっちゃいってことは、密度がバッチバチに詰まっているギチギチの天体ってことですね。
で、ここが注目のポイントで、今回は本当に信じられないほど高密度な惑星であることがわかったんですよ。で、その密度っていうのが1立方センチメートルあたり。1立方センチメートルって1センチかけ1センチかけ1センチの箱をその惑星からズボって引き抜いてきて重さ測ったら、9.7グラム。だいたい10グラムぐらいあるんですよ。
で、これが重いか軽いかっていう話なんですけど、どれぐらい重いか。これは地球は、地球の平均的なこの密度っていうのは、1立方センチメートルをボコッと引っ張ってきたらだいたい5グラムぐらい。地球の倍ぐらいギチギチなんですよ。
で、このギチギチ度合いが一体どういう風に重要なのかっていうところはまたこれから研究されていくんですけど、単純に考えるとじゃあ手のひらサイズの何がいいかな。手のひらサイズの紙コップ。紙コップにしよう。普通の紙コップとそれが鉄になった場合、鉄のコップってなるとどっちが重いか。
っていうところで言うとこれ鉄のコップですよね。同じ大きさでも鉄のコップの方が重いと。つまり同じぐらいの大きさの天体が見つかったときにこっちが5倍10倍もし重い場合は、これって材質が全然違うんじゃないか。重い元素が豊富に含まれているんじゃないかっていうようなところが考えられたりするというようなところで、
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星の中身がどういう風になっているのかっていうところまで研究が進みそうな、そんな兆候も見えていたりすると。で、この天体じゃあどうやって生まれたのか。地球よりも内側にいて、けど海洋性みたいな特徴を持っていてってなると、なんか出来方とか謎ですよね。
で、そうなってきたときに1個説として挙げられているのはジャイアントインパクト説って呼ばれるものに似たものです。ジャイアントインパクト、名前はものすごくかっこいいんですけどピンとは来ないですよね。これ地球にとっての月、月を作ったときのメカニズムっていう風に言われていて、月っていうのは地球に対して何か巨大な天体がぶつかってきた。
そのぶつかってきた勢いで地球の一部が剥ぎ取られて月になったっていう風に言われてるんですよね。これがジャイアントインパクト説。巨大な衝突っていうところですね。で、それ、だから地球ぐらいの大きさのものが2つあって、とかもうちょっと大きいものかっていうのが2つあって、その天体同士がドカーンと撃突したときに、
軽い元素吹き飛ばして、大きいやつだけくっついたみたいなっていう場合を想定していて、今回の研究の中では。ただ、それをもし怒らせて、巨大な惑星を作ろうとするとですね、なんとこれ、月を生み出すのに天体の衝突はだいたい9.3km毎秒でいいと言われていたのに対して、
この惑星を作ろうとすると、75km毎秒というところで、だいたい6倍、7倍ぐらいっていうような速さが必要になってくるっていうところがあって、こんな衝突が起こりますかっていうようなところは疑問視されていると。
というふうに、あとは普通に普通の惑星みたいに星ができて、真ん中の構成ができて、その周りに材料いっぱいあって、それらを巻き込んで大きいの作って、で、そこからだんだんだんだん周りの薄いものが剥ぎ取られていって、っていうようなところも考えられていて、どっちもいけそうだなっていうようなところが見えているので、
これからどんどんどんどん研究が行われていった中で、そういう高密でギュッギューな天体たちっていうのがどういうふうになっていくのかっていうのは注目していただきたいポイントかなというふうに思っております。
今回の話はNatureに掲載されているっていうところで、世界中としても注目度は高いっていうところだけ頭の片隅に入れておいていただきましょうというところで、本題は以上にしていきたいと思います。
でですね、なんとここで重大なお知らせです。
なんと、科学系ポッドキャストとして毎月トークテーマお話しさせていただいていました。
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で、今回はこの科学系ポッドキャストの取り組みをAmazon Musicが支援してくれることになりました。
これはもう本当に嬉しい流れで、この間3周年の話でもチラッとしたとは思うんですけど、もう最高の流れです。
どういうキャンペーンかっていうと、科学系ポッドキャストのトークテーマに参加してくれている20番組あるんですね、たくさんあるんですよ。
で、その20番組の中から好きなエピソード、すいません、手元のパソコンが鳴っちゃいましたね。
好きなエピソードっていうのを、好きな番組だ、好きな番組どれでもいいです。
複数の番組でもいいし、1番組でもよくて、本日9月13日から1週間ぐらいの間かな、2週間だったかなっていう間で、
なんと8エピソード、Amazon Musicで8エピソード聞いていただけると、Amazonポイントが300ポイントもらえると。
これで過去の宇宙話のエピソード聞くでもいいですし、逆にいろんな科学系のポッドキャストちょっと聞いてみようかなっていう。
で、聞いてみただけで、探索してて面白いなって思ったら見つかったらラッキーだし、
いつも通り宇宙話だけでいいかってなっても全然いいんですけど、8番組、8エピソード、8エピソード聞くだけで300ポイントもらえるんですよ。
すごいオーバンブルバイだなと思って、この企画頑張って持ってきちゃいました。
ということで、宇宙話リスナーのみんなには是非協力してもらいたいなと思っていて、
何かっていうと、Amazon Musicで是非宇宙話聞いてみてください。
で、それだけじゃなくて、Amazon Musicで今ね、ポッドキャストの画面バッて出したら、科学系ポッドキャストスタンプラリーって出てます。
それをクリックして、いろんな科学系の番組流れてます。
多分この番組に遊びに来てくれた番組も結構並んでるんだと思うんですよ。
で、その中からポチッと押して、エピソードいくつか聞いてみるというのをするだけで、気づいたら300円もらえちゃってるみたいなね。
すごい企画になってます。
というところで、これからもガンガン科学系ポッドキャスト頑張っていきたいと思います。
しかもみんな応援してくれるんですよ。
実はAppleポッドキャストでもトップページで掲載してもらえたりだとか、
で、いつも通りSpotifyのプレイリストも作ってますし、各プラットフォームでいろいろ注目していただけてるというようなところになってるので、
科学系ポッドキャスト、みんなで盛り上がっていきたいなと思っております。
ぜひ応援よろしくお願いします。
というところで、今回のエピソード以上にしていきたいと思います。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある星マーク、
21:02
こちらからレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、
Twitterのハッシュタグ宇宙話またはSpotifyのQ&Aコーナーだったり、
概要欄のお便りフォームからジャンジャンお寄せください。
昨日はインドからいただいたお便りを紹介させていただいて、
本当に嬉しく思っておりますので、皆様からのメッセージ、ジャンジャン募集しております。
それではまた明日お会いしましょう。
Amazon Musicでぜひ聴いてみてね。さようなら。
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