sorae「超新星爆発でコンパクト星が生じている直接証拠を初観測」
https://sorae.info/astronomy/20240201-sn2022jli.html
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https://yomitai.jp/series/astro/05-sasaki/
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ジングル作成:モリグチさんfromワクワクラジオ
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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。 今回は、超新星爆発、星が一生の最後に起こす爆発があって、その爆発の後に
ブラックホールみたいな小さな天体、コンパクト天体が見つかったんじゃないか、 そんなネイチャーに掲載された不思議な研究を紹介していきたいと思います。
今回は、大人気宇宙ポータルサイト、ソラエとのコラボ企画になっています。 より具体的にイメージしたいなっていう人は、記事を見ながら、そして写真を見ながら、音声聞きながら、楽しんでいただけたらと思っております。
ぜひ最後までお付き合いください。どうぞ。
宇宙話。
2024年2月2日、始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、
天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 本日でエピソードが1211話を迎えるというところになっておりまして、
基本的には1話完結でお話ししております。 ぜひ最後までお付き合いいただけたらと思います。
でですね、過去の好きなエピソードを聞いていただけたらいいかなと思ってるんですけど、 例えば昨日とかだと、超新星爆発と呼ばれる、
星の人生最後の爆発ですね。 これが1回爆発したのになぜかもう1回明るく輝いたっていう、
それが何なのかっていうお話をさせていただきました。 でその前は、クリズムと呼ばれるスリムっていう月面着陸機があったと思うんですけど、
あれと同じタイミングで打ち上げられた人工衛星の話題のサクセスクライテリアって何なんだろう。 そんなお話させていただきましたので、ぜひそこらへんもねチェックしていただけたら嬉しいです。
ということで、じゃあ早速今日の本題に行きたいと思うんですけど、 今日の本題も実は超新星爆発です。
超新星爆発、昨日爆発してもう1回明るくなるっていう現象を捉えたと思うんですけど、 それ以外にも実はちょっと明るくなるっていう別の論文が出ていたんですね。
しかもこれ2024年最新のネイチャーで報告されていたものでなっていて、 これどういうことなんだろうなっていうのをちょっと昨日のエピソードと照らし合わせながら、
けどこのエピソードだけ聞いても楽しめるようにしていこうかなと思っています。 具体的にはこれ、
ブラックホールができる瞬間の観測に成功したんじゃないかっていうそんなお話ですね。 お届けしようと思っておりますので、どうやってブラックホールってできるんだろうの目線で楽しんでいただけたらと思います。
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はいじゃあそんな感じでやっていきましょうか。 で今日お話しするのは超新星爆発。
超新星爆発っていうのは 星が一生こうバーって過ごしていった中で最後に起こす大爆発っていう意味ですね。
基本的に太陽よりも8倍以上重い星、いわゆるこう大質量星って言われるような、 星の中でも重い部類の星たちっていうのが人生の最後に迎える爆発なんですね。
で星が寿命を迎えて爆発を起こして、そうするとその中でも重い星っていうのは ブラックホールを作るしっていうような最終的にはコンパクト天体が残ると言われています。
そんなコンパクト天体どうやって残るのかって実はわかってなかったんですよ。 一般的にもそうだしこのポッドキャストでも何度も紹介してるんですけど
爆発が起きてその後にブラックホールができると 言われているんですが、これあくまでなんて言うんだろう
状況証拠みたいな。 爆発が起きたその後の場所にブラックホールができてるっていうだけなんですよ。
でそこらへんをつなぐ理論的な研究も進んでいるから まあなんか
そこって観測できてないけど、できてないけどまああるだろうというふうに考えられる っていうのが一般的なブラックホールだったり
あとはコンパクト天体で言うと中性子星って呼ばれるもの。 なんか細かい話は一旦なくすんですけど、とにかくこういう天体が
爆発の後に残る っていうふうに考えられているし、もう一般的にはそうだろうと思われている状況ですね。
でも やっぱ
学者というか研究者っていうのはそういった証拠のないものを果たしてどこまで信じるべきなのかと
証拠があればこれ もう納得できるのにっていう状態だっていうふうに考えていた
そんな中でその観測の証拠を見つけたんじゃないかっていう論文が2023年の論文 そして
2024年、今年ですね。今年のネイチャーの論文に掲載されたというところでした。 今回紹介するのは sn2022
J、JLIか。JLIっていう天体ですね。 これ何かっていうと sn スーパーノヴァ
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つまり超新星爆発です。で、2022ってついてるってことは2022年に発生した超新星爆発で
JLIだから Aから始まってってなってたくさん見つかったうちの一つって感じですね。
で、地球から見て鯨座の方向 まあなんか星座って88個だっけ
あるんですけど、あの僕らが 生まれた日にかけてついてる星座以外ってあんまりピンとこないじゃないですか
けど80個以上もある 星座の中でのわずか12個とかなのでそう考えると実は他の星座の方が
メジャーというかたくさんあったりするんですよね。 鯨座ってのもあるし、髪の毛座ってのもあったりするし
髪の毛座不思議ですよね。線なのかなと思ったらなんか意外とちゃんと形してたりするんですよ。
で、あとはまあ僕博士論文とかで使ってた天体はハエ座とかね。そんななんか
もうちょっと80個動物選ぶとか80個代表的なものを選ぶのに髪の毛とハエ行くかなってめちゃめちゃ思うんですけど
そこは一旦思っておきましょうか。鯨も大概な気もしますけどね。 でまぁそんな
鯨座、鯨座の方向にある 7500万光年先にある銀河
での超新星爆発っていうのを今回ピックアップしていきました。 超新星爆発発生するとどうなるかっていうと昨日話したみたいに
爆発ドカーンって起こしてそこからは基本的にはこう 普通の爆弾みたいなのと一緒で爆発したらどんどんどんどん暗くなっていくと
1回爆発した星が2回輝いたりずっと明るかったりしたら困るじゃないですか まあそういう状況ですよね
自然には爆発したら暗くなっていくと だから今回の
SN2022JLIっていう天体も爆発して明るくなってだんだんだんだん暗くなっていくっていうような
行動曲線を実際に論文の中でも書かれているんですけど ゆっくりゆっくり落ちていってると
いうそんな状況の中で でこれ昨日の研究と一緒で電波で見てるんですよね
VL 観測装置はVLTかな ベーコンレタスバーガーではなくてBL
VLT 超大型望遠鏡っていうチリにある望遠鏡で観測されました
でそれで観測してあげた結果ちゃんと爆発などどんどんどんどんゆっくり落ちていってると なんか昨日紹介した論文のものだと爆発して100日後とかに
ガッと100日後以降にダーッと明るくなってすごい明るさになってたんですけど 基本的にはこのSN2022JLI
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っていうのは どんどんどんどん落ちていくと
ただこれまた不思議なことに爆発から 52日後には再び明るくなりましたって言われてるんですね
また明るくなったと ただこの明るくなったのもブワーって明るくなったっていう感じよりはそっから200日間
継続的に暗くなったり明るくなったりっていうのをしながら 12日間正確には12.4日の周期で明るくなったり暗くなったりっていう
そういう性質を見せた そんな状態なんですね
昨日みたいに昨日の話みたいにブワーって明るくなったとはちょっと違うと 昨日の天体ってどういう理解がされたかっていうと
まあ爆発する前 錬成系でしたと 錬成系で2つの星が回ってて
片方の星が大質量星で爆発して ただ爆発する前にその周りのガスっていうのを晩成 錬成のもう一個の天体が剥ぎ取って
ガスを周りにバーって巻き散らしてドーンって爆発して明るく輝いて 暗くなったら次衝撃波が周りのガスにぶつかって明るくなる
そういうシステムだったんですよね で今回のもまあそれと同じなんじゃないかと
考えられてたんですけどいや待てと こんな周期的な変動って何なんだろうっていうところに注目した結果ですね
これ実は
爆発した後に残った天体と あとは爆発した後に出来上がったブラックホールとか中性子星とかみたいな
コンパクト天体 これとの相互作用でつまりその近くに星があるせいで
繰り返し繰り返し明るさが一気に明るくなるわけではなくて 繰り返し繰り返しそこから明るい光っていうのが
ファッファッファッとこうなんて言うでしょうね 灯台みたいな形でファッファッ飛んできてるんじゃないかというところの見解になったと
つまりこれって爆発しましたで爆発した後結局周りが全部 吹き飛んでいったらその真ん中に何が起こっ何が残ったかってわかりづらいじゃないですか
わかりづらいんだけど今回はこの残った天体と何か つまり爆発でできた天体ともともとあった天体が残っていてそれの相互作用で
光ってるんじゃないか つまり今まで見ることのできなかったコンパクト天体できたよっていう
そこの場所にできたんだよっていう観測的な証拠を見つけたんじゃないかと いうのが今回の研究で行われて考察されている部分ですね
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実際にこれが観測の証拠になるんじゃないかって言えるぐらいのこう説明の論理性 っていうのが組まれているからこそこうやって論文として発表されている
ただ一方で なんかもちろん他の可能性も十分にある
からこの主張がどこまで正しいのかっていうところは今後議論がどんどん重なっていく ポイントなのかなと思いますね
ただこのポッドキャストでもよくこう ネイチャーの論文紹介すると思うんですけどこのネイチャーの論文になるってことは
物理学全体なんなら科学全体に 影響のあるような研究成果ですよねって認められたものなんですね
普通の専門誌の論文っていうのはなんかその業界でこういう意味があるっていうので 乗るような感じなんですけど
その一方でネイチャーとかは科学雑誌だから 科学全般に対してインパクトをどれだけ持ってるかみたいな
そういう話になってくるというところでかなりこう 今後インパクトを残していろんなところにもしかしたら
サイテーション 参照されるような論文になってくるのかもしれないので ここはちょっと注目していきたいポイントですし
昨日のエピソードで話した 星が爆発が再増行する それもう1回明るくなるっていう現象と
なんか組み合わせたいろんな見解みたいなのが今後確立されていくのかなと思うと かなり面白い角度だなと思って今回は紹介させていただいた次第でございます
はいということでなんか今まであんまり紹介してこなかったけど ちょっと超新星爆発って呼ばれるスーパーノバですね
これをちょっと2日連続で結構最先端の研究紹介させていただいた感じになります ということで
本編は以上という感じになりますね いやー
面白いですね超新星爆発なんかこんなに縁があって 超新星爆発の話を2日するっていうのがなかなかないなぁと思ったんですよ
で今日の話は大人気宇宙ポータルサイト空へとのコラボ企画になってますので 記事読みながら音声聞いたりわかんなかったところイメージちょっと見たいなっていう人は
ぜひ空への方に飛んでみていただけたらいいんじゃないかなと思います よろしくお願いします
そうですねで超新星爆発の研究って実はものすごくたくさんやられてるし それこそ2日連続とか言ったけど
賞味3日連続だったんじゃないかなと思う節もあるんですよね どういうことかっていうとこの超新星爆発ってこの
2個前のクリズムのサクセスクライテリアの中にも登場しているんですよ x 先天文学って実は超新星爆発の研究めちゃめちゃ盛んで
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僕のいた研究室にいた状況で来てた方も 超新星爆発めちゃめちゃすごい人だったりとかしたんですよね
でその 研究とかを見てたから比較的身近に感じている
でなんで x 線で見るかっていうとこの話今度またしようかな 超新星爆発起きて爆風が外に飛んでいくみたいな話したじゃないですか
その広がってた物質とかが実は x 線で見るとめちゃめちゃ綺麗に見えて 爆発の余波というか広がっていく様子が見えるのが
x 線天文学の面白い分野のところなんですよね っていうので
結構研究者たくさんいるし僕の同期とかもそういう研究してたんで 今度あったりもするから聞いてみようかな
やっぱ天文学者の生の声聞きたいじゃないですか なのでちょっとそういった超新星爆発の面白さもね
今後は伝えていけたらと思います ということで今日が金曜日ですね
平日最後 平日だけの仕事の方は今日がラストですし どれにしも仕事ある方はなかなかね
鼻筋だーってならないかもしれないですけど とにかく1週間後半に差し掛かってきたので
ぜひ皆さん無理せず頑張っていきましょう 僕もちょっと最後1日ね頑張っていこうかなと思います
こんな感じで明日のエピソードもぜひ楽しみにしておいてください 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー
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