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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、マッキーさんの提供でお送りしております。マッキーさんどうもありがとうございます。
冒頭で読んでいるこちらのスポンサー枠については、オンラインショップ天文屋で販売しています。興味がある方は天文屋ベースで検索してみてください。よろしくお願いします。
ということで、早速今日の本題を先に紹介させていただきたいんですが、
今日の本題は国際宇宙ステーションに衝突したデブリのお話ですね。
これ、日本語のニュースでも結構出ていたので、もしかしたら見かけた方もいるかなと思うんですが、
簡単に言うと国際宇宙ステーションに搭載されているロボットアームですね。
宇宙空間のものを掴んだり、宇宙空間のものというか国際宇宙ステーションの外側のものを掴んだり、
そういうので操作したりする機器があって、それに定期検診的なのを行った時にデブリが衝突した痕跡があったというようなお話です。
こんな感じのニュースって結構いろいろ出てくるので、今回はそういう小さい宇宙デブリと呼ばれるものについてのお話を
少ししていけたらなと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということで早速、本題の前に毎日恒例の緊急活動報告になるんですけど、
まずは明日ですね。明日6月2日の18時から18時半で、
FMタチカーのパークサイドスクエアという番組に出させていただきます。
FMラジオデビューですね。これ本当にちょっと若干緊張してるんですけど、
最近はこの1ヶ月ぐらいっていうのは、いろんなポッドキャストの方とコラボ、
ポッドキャストでいろんな方とコラボさせていただいてるおかげで、
ラジオベースで人と話すっていうところに若干は慣れてきてるので、
でもただやっぱりプロの現場っていうところに若干緊張はしつつも、
胸を借りるつもりで臨もうかなと思っております。
なので手が空いてる方というか耳が空いてる方はぜひ、
FMタチカーのパークサイドスクエア18時から18時半で聞いていただけたら嬉しいです。
応援メッセージも募集してます。
よければ私のラジオデビューに一花添えていただけると嬉しいです。
メールアドレスはpks.fm844.co.jp
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この2回言う感じちょっとやってみたかったんですよね、前回から。
そんなこんなで明日はちょっと楽しみだなっていう一方で、
そんな感じですかね。
なんか最近の近況報告も少し付け加えておくと、
このラジオどうでしょう?昨日から若干音良くなってたりするでしょうか?
個人的にはちょっとなってるような気はするんですけど、
というのもポップガードというマイクの前に付ける網網みたいなやつを買ったんですよ。
これを入れるとちょっとした破裂音だったりとかっていうのを
少し軽減してくれるっていうようなものなので、
少しは綺麗に聞こえるのかなと思いつつ、
果たして本当にプラスになっているのかというような感じなんですが、
もし綺麗になっているよっていう方は是非コメントいただけたら嬉しいです。
そんな感じでpodcastのクオリティを少しずつ上げていきたいなと思っている一方で、
とにかく明日のFMラジオでのデビューを控え緊張しつつ、
それを機にラジオに近いようなよりレベルの高い配信に少しでも変えていけたらなと思っていますので、
明日からの配信をお楽しみください。
といった感じで、緊急報告以上とさせていただきまして、
本題に入っていきたいと思います。
今日の本題は国際宇宙ステーションに衝突したデブリについてのお話をしていきたいと思います。
デブリが宇宙ステーションにぶつかるみたいな話っていうのはちょくちょくあったりするんですね。
特に私自身国際宇宙ステーションに搭載されている観測機能運用とかデータ解析をずっとやっていたので、
かなり身近に感じてずっと仕事や研究をしてきました。
そういうのでちらほら聞くんですけど、特にPodcastでも取り上げてこなかったんですよね。
というのも若干地味なニュースでもありつつ、
ちょくちょくあったりするのでそこまでレア度がないかなと思っていたんですが、
今回このニュースを取り上げるきっかけになったのは、
先日国際宇宙ステーションの外装の定期検診みたいなのをやっていたときに、
カナダが設置したロボットアームですね。
宇宙ステーションの外側のものを内側から操作してマジックハンドみたいな感じで触れる機械があるんですけど、
それにデブリが衝突していた痕跡があったと。
ただこのデブリがぶつかったからといって特に動作に影響があったとかそういうことではないみたいなので一安心ではあるんですが、
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やっぱりこういう宇宙空間でのデブリの被害っていうのは年々危険度を増していってるわけですね。
なんで危険なのかっていうと、デブリっていうのは大きさ様々あって、
例えば日本の宇宙ベンチャーがやっているようなアストロスケールさんがやっているような宇宙デブリ除去みたいなので言うと、
僕は知らないだけで細かいのもあるのかもしれないですが、
基本的には動けなくなった人工衛星を保護したりとかっていうような部分に着目されていると。
ただ今回国際宇宙ステーションに衝突したようなものっていうのはかなり規模としては小さいものになったりするんですね。
そういう小さいものが無数に宇宙空間には漂っていて、しかもかなりのスピードで回ってるんですよ。
どれぐらいかっていうと、宇宙空間にある人工衛星から見たときに、
大体小さいデブリが秒速10から15キロメートルとか1秒間で10キロ進むようなスピードですよ。
地上だったら普段見るようなスピードじゃないと思うんですけど、
そんなものが宇宙空間ではバンバン飛んでくると。
そのぐらい小さい、例えばゴルフボールだってソフトボールぐらいの大きさ以下のものは、
なかなかレーダーとかでも追跡できないようなものばかりになっているので、
なかなか宇宙空間では問題になっていると。
ただ、今後これ以上細かい宇宙デブリを増やさないためには、
さっき言ったみたいに大きい人工衛星の保護というか、
それを実際に大気圏に落としたりというのは非常に重要な仕事になってくるんですね。
動いてない人工衛星を保護するというところの重要さで言うと、
YouTubeに4月に上がったEASAというヨーロッパ宇宙機構、
欧州宇宙機構が出しているデブリに関する動画の中では、
なんと、今軌道上にはだいたい6000を超えるような人工衛星がぐるぐる回っている状況ですと。
その一方でその半分、だいたいその半分ぐらいの人工衛星が
実はもうアウトオブサービスと、サービスを提供していないような状況になっていたりするっていうみたいなんですね。
なので、今宇宙空間に捕捉できていない細かいデブリがたくさんあるっていう一方で、
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その人工衛星の中でも動いてないものがあると。
そいつらがもし細かい宇宙デブリによって破壊されると、
そこから1個のデブリがぶつかった衝撃で何十個もの細かいデブリっていうのが新しくできてしまったりとか、
っていうようなことになって連鎖反応を起こしてしまうので、
そういったことにならないように今後いろんな宇宙のサステイナビリティみたいなものっていうのが重要になってくるのかなという感じですね。
なので、今回はカナダのロボットアームにぶつかったデブリから、
少しデブリについてのお話っていうのをしてみました。
実際にロシアのモジュール、ソユーズに確か2018年とかだったかな、
に穴が開いてるのを発見されたりして、
その穴のせいでだんだん宇宙ステーションの中の気温が下がっていたと気圧が一気に下がっていったなんていう、
そんな出来事もあったりして、宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士にとっては死活問題になったりするわけですね、文字通りの。
今なんかは星で宇宙飛行士が行っていたりするので、
やっぱりもう少しみんなで宇宙を身近に感じて、デブリについてもちょっと考えてみれる機会があったらいいのかななんて思っております。
そんなこんなで、今日は国際宇宙ステーションに衝突したデブリから、宇宙デブリ全般のお話、細かい宇宙デブリのお話をしてみました。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
