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2021-06-02 13:44

236. 太陽の謎を解き明かすソーラーオービターのハナシ

まだ謎が隠されている太陽。そんな太陽に近づいて太陽の謎を解き明かそうとする

ソーラーオービターに関する研究を紹介します!

自分の専門に少し近い部分もあるので、熱量高めです!!


本日の放送は『マッキー』さんの提供でお送りしております。


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、マッキーさんの提供でお送りしております。マッキーさん、どうもありがとうございます。
冒頭で読んでいるこちらのスポンサー枠については、オンラインショップ天文屋で販売しています。興味がある方は、ぜひ天文屋スペースベースで検索してみてください。よろしくお願いいたします。
ということで、早速本題を紹介していきたいと思います。今日の本題は、私たちの生活を支える太陽の謎を解き明かすソーラーオービターという人工衛星のミッションについて紹介していきたいと思っております。
このソーラーオービターというのは、今現在絶賛ミッション中の人工衛星になっていまして、簡単に言うと、太陽にものすごく近づいていって、太陽を間近で観測してあげることによって、今まで見えなかった表面の構造だったりとか、
あとは近くに行くことでわかる太陽の周りの環境の変化なんていうところを解き明かそうとしているミッションですね。今後もいろいろとニュースが出てきそうだなと思ったので、皆さんのお助けになるようなミッションのお話、ソーラーオービターがどんなものなのかっていうのを紹介していきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
そんなこんなで、毎日恒例の近況報告活動報告になりますが、この数日間言っていたFMラジオへの出演を今日無事終了させてきました。出演したのが、FM立川のパークサイドスクエアのゲスト出演として、30分間ぐらいお話しさせていただきました。
基本的にはこのポッドキャストでやってるような宇宙の話もそうですし、あとはポッドキャスト自体の話ですね。実際にラジオを普段聞いてる人ってポッドキャストにも結構なじめるかなと思ってるんですよ。
というのも、音声って今やっぱり動画が主流の時代の中で、どうしても音声を生活の一部として取り入れてる人ってあんまりいなくて、動画とかに比べれば。なので、そういう音声に抵抗がない層っていうのは、実はやっぱりポッドキャストとかにも面白い番組があるってわかれば、きっと日常的に聞いてくれるんだろうなと思って。
そんなそういう方たちに届けば嬉しいなと思っての、今日のゲスト出演だったという感じなんですけど、何が嬉しかったって、初めてのFMデビューに際して応援メッセージを普段聞いてる方からいただけたっていうのが非常に嬉しかったです。
03:16
で、本番の時は手元に5通とかぐらいあったんですけど、実際に後々聞いてみると、それよりももっとメッセージが届いていたりしたっていう10件ぐらいは来てたんですかね。
そんなにそのぐらいですかね。なので、そういった感じのメッセージを送りましたっていうような、っていうメッセージを普段のポッドキャストを聞いているリスナーの方からいただいたりしたので、きっともう少しあったんだろうなっていうところですね。
そういった感じで、ポッドキャストをやっていることを応援してそういったアクションにしてくれる方が結構いるってところに非常に嬉しい気持ちを覚えたっていうところが正直なところですね。
今回のラジオの収録に行ったことで、僕最近週末にゲストの方を呼んで、いろいろインタビュー形式みたいな感じでお話を伺ったりするんですけど、そのプロの技っていうのを見せてもらった感じがすごくしましたね。
なので、それがそのまま自分のポッドキャストのゲスト会に転用できればいいかなと思ってたりします。そんなこんな収録が無事、反省も多い中楽しく終わって、
今日なんと音声4本撮りなんですよね。ラジオ出て、その後今日夜、さっきまでゲスト会、今週のゲスト会の収録をしてて、だったんですけど、いつもよりうまく話せたのかななんて若干思ってます。
プロの技を目の前で見た後だから余計だったのかもしれないですが、なんかちょっとうまくいった感じがして、ポッドキャストに早速プラスの効果が現れてる気がしてます。なので今週のゲスト会ぜひ楽しみにしていただければと思います。
今週のゲスト会は週末ですね、空畑の編集をやられている、また最近資金調達をした空の目っていう宇宙ビジネスをやられている会社のムタ・アズサさんという方をお呼びしてゲスト会をお送りしていきますので、お楽しみにしていただければと思います。
ちょっと近況報告長くしゃべりすぎましたが、早速本題に入っていきたいと思いますね。
今日の本題は私たちの生命を支える太陽を解明しようというソーラーオービターというミッションのお話をしていきたいと思ってます。
このミッションなんですけど、今絶賛稼働中のまだまだこれからたくさんいろんな科学的成果を残しそうな題材の一つで、何をするかっていうと太陽の観測をする、本当にざっくり言えばですよ。
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どんなことをするのかっていうと、太陽系って内側から惑星が水星、金星みたいな感じであるじゃないですか。地球あって火星あってみたいな。
そんな中でソーラーオービターは火星の一番近い、火星もちょっと楕円の軌道をしてるんですけど、それの火星の、ごめんなさい、完全に間違えてる。
水星の楕円軌道の一番近くに行く、水星の近似点と呼ばれる内側まで行って、太陽を実際に観測してあげようっていうミッションですね。
なので、地球から太陽までの距離の4分の1とかまで太陽に近づいて、太陽の表面の映像というか写真を撮ってみたりとか、
あとはそこまで近づくと、より太陽が広げてる太陽圏って呼ばれるような領域、太陽の領域みたいなものですね。それを直接観測できたりするような、そんな近くに行ったからこそできる、そんなミッションをソーラーオービターっていうのはやっていこうとしてます。
そこまで近づくぐらいだから、相当な高温になるんですね。人工衛星も相当な温度に晒されると。これどれぐらいかっていうと、機体の温度、ソーラーオービター自体の温度っていうのは500度とかを超えるらしいんですね。
なので、それを防げるような耐熱シールドだったりとかっていうのが今回搭載されているような感じになってます。すごいですよね。今までそこに近づけなかった理由の1つはきっと温度とかにもあるんだろうなと思っていたりもしていて、
これ、このミッション自体はヨーロッパとアメリカ、ヨーロッパの宇宙飛行ってESAでアメリカのNASAの共同で立ち上げたものになって、2020年の2月10日に打ち上げられたものです。
いろんな軌道を通りながら、ちょっとずつちょっとずつ太陽に近づいていっていて、そんな軌道を繰り返しながら太陽をたくさん観測したりとかっていうので、最低でも7年ぐらいはやっていこうかなとしているようなところですね。
実際に太陽に近づいたタイミングで、表面を高解像度の写真をいくつか撮影したときの情報っていうのも実際に論文として紹介されてます。
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これ、ものすごく小さい爆発が表面でボコボコボコボコ見つかるっていうような、論文の中ではキャンプファイヤーなんて言われてたりするんですけど、一般的には、僕よくこのポッドキャストでフレア、太陽フレアって危ないんだよみたいな話をさせていただいてるんですけど、
それのものすごく小さいフレア、ナノフレアって呼ばれる現象が実際にいくつか見つかっている、それのような規模のフレアっていうのが実際の画像撮影で見つかっているっていうような現象でした。
ただ、ここだとまだ太陽に完全に近づききっていないところでも、そういう今まで見えてないようなより細かい爆発っていうのが見れてきてたりするので、今後のソーラーオービターの活躍には相当期待されてると。
で、この小さいフレア、ナノフレアって呼ばれるものが、なんで今回そんなに重要なのかっていうお話なんですけど、太陽ってこれすごく不思議なんですけど、確かポッドキャストでも何回か話したかな。
例えば、太陽は焚き火だと思ってください。なんかキャンプファイヤーをやってるようなイメージですね。ちょっとややこしいな。やってるとしましょう。
真ん中に火があったときっていうのは、火に近づけば近づくほど暑いじゃないですか。そこに挑んでるのがソーラーオービターで、そこから離れれば離れるだけ温度が下がっていく。
体感する温度が下がっていくっていうのは、なんとなくイメージつくと思うんですよね。ただ、これが実は太陽ではその法則が一箇所崩れている部分があります。
これどういうことかっていうと、太陽の中心で核融合が起こってて、それが外に向かってエネルギーを放出してると。
皆さんが目で見たことあるような太陽の表面っていうところの温度に対して、それよりももっと外側のコロナと呼ばれる部分。
こちらがなんと温度が10倍以上高くなるような1000万度とかそのぐらいの温度っていうのを示したりするんですね。
これつまり、星から離れれば離れるほど温度が下がっていくんだけど、あるところでいきなりまた温度が高くなるっていう、
普通のこの熱源、例えばそこに火があるみたいな状態だと、なかなか考えにくい現象が太陽で見つかってるんですね。
このコロナって呼ばれる部分ってどういうことか、何かっていうと、例えば、
回帰日食、月が太陽を隠してリングみたいなのを作るじゃないですか。
あの時に周りに見えてるもやもやみたいなやつ、あれがコロナですね。
実はこのコロナっていうのがコロナウイルスの形に似てることから、ウイルスにコロナウイルスっていう名前がついてるなんて言われてたりもしますが、
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そんな感じの太陽のコロナっていうところがなんでそんなに熱いのかっていう情報は未だ明らかになっていないんですね。
いくつか説があるんですが、その説の一つが今回ソーラーオービターが観測したかもしれないと言われているナノフレア、ものすごく小さいフレアが表面でボコボコ起こっているせいで、
新しい熱源、またそこで新しい火が生まれて外側を温めてるんじゃないかなんていう説があったりします。
なのでソーラーオービターっていうのは今後、そういった太陽がまだ持っている謎、太陽がまだ解き明かされてない部分っていうのをどんどん解き明かしていって、
今後10年でまた太陽への理解度っていうのはすごい上がってくるんじゃないかなと個人的には目論んでいるお話でした。
なので私自身もこういう太陽みたいに自分で光る光勢っていうのを研究対象としてずっとやっていたので、今後もこういったニュースは引き続き紹介していければいいかなと思っております。
ということで今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
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ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになっておりますので、じゃんじゃん呟いていただけると嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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