1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2021-12-20 15:37

442. 最近のトレンドは宇宙に吹く向かい風

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宇宙は真空だろ!?そう思っているあなた!

最近の天文学の研究トレンドは、宇宙に吹く向かい風です。

は?と思った方は聞いた方がいい。


ソース

https://subarutelescope.org/jp/results/2021/12/05/3011.html


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、今日の本題ですが、今日は銀河団、銀河が本当に数千個とか集まる銀河の塊に吹く向かい風っていうお話をしていきたいと思います。
これ、聞いてる方、宇宙って無重力で真空なんだから、そんな風とかないでしょっていうふうに思うかもしれませんが、実は最近この宇宙空間に吹く風っていうところは結構注目を集めています。
で、こういうふうに宇宙空間には何もないように思われるけど、実はものがあって、それらがまるで地上の向かい風のように作用する。
そんな現象が見えてきたことによって、例えば銀河だったりとか、あとは星がどうやってできるのか、そんなところに影響を与え始めている。
つまりこれは観測機器の性能が上がってきたからこそ、そして数値シミュレーションが深くできるようになってきたからこそ、見えてきた新たな宇宙の姿というふうに言えるので、
今回もこちらしっかりと皆さんにお伝えして、最新の宇宙の研究がどういう方向に進んでいるのか、どういう理解までたどり着いているのかっていうところを、ちょっとまるっとお話しできればなというふうに考えておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということでですね、本題に入る前に毎日恒例の緊急報告させていただこうと思うんですが、最近宇宙の配信は常にずっとやっているわけなんですけど、昨日のポッドキャストの配信で音声配信、ポッドキャストを16年とかやられている、本当にレジェンド級のポトフさんという方をお呼びして、
いろいろお話しさせていただいて、皆さんにも楽しんでいただけるように、宇宙の映画に関するコンテンツとかっていうのもポトフさんのチャンネルに出てゲスト配信、ゲストとしていろいろ語らせてもらっていたりするんで、そのあたりも聞いていただければなと思うんですけど、音声配信って来年どうなるんだろうね、みたいな話が結構ちらほらいろんな方と話すんですね。
そうなってくると、いろんなチャンネル、AppleポッドキャストだったりとかSpotifyだったりとか、ここでいろいろ多分違いが出てきて、今までなかった流れで言ったら、それこそお金の回りとかがすごい良くなるんじゃないかとか、そうやってお金回ってくるときっと参戦してくる人たちも増えてきてとか、
なんかいろいろ違いが出てくるんだろうなっていうのが、これからの音声配信の流れなんだなっていう話を最近聞きながら考えていたりするので、そのあたり僕が一応ポッドキャストの中では割と上位の方で最前線で走らせてもらっていると思うので、そのあたりもしっかり聞いている皆さんには宇宙プラスアルファでお伝えできるようなチャンネルであればいいななんていうふうに考えております。
03:15
なので、レジェンドとのお話どんなになっているか気になる方は昨日の聞いていただいたりとか、あとは長い目でこのチャンネル聞いていただければ、どんな感じで音声周りの話が変わっていってるのかっていうのも知ることができると思うので、これからもぜひよろしくお願いしたいなというふうに考えております。
ということで、昨日はそんな感じのゲスト回紹介したりとか、あとは今後の音声配信の話を最近よくポッドキャスト周りの人としますっていうようなお話でした。
このぐらい短くしておいて本題に入っていこうと思います。
今日の本題は宇宙空間に吹く向かい風で、今回お話しする現場は銀河山と呼ばれる数百から数千もの銀河が一つの塊を構成している、そんな領域のお話をしていきたいというふうに考えております。
宇宙に吹く向かい風っていうワード、これが正直イメージしづらいかなと思うんですね。
なんでかっていうと、宇宙っていうのは何もない無の空間で、さらには真空であるというところが一般的に考えられている宇宙の姿ではあるんですよ。
大きくは間違っていないものの、本当に何もないかって言ったらそんなことなくて、もちろん星とかもありますし、何度も繰り返し言ってる通り、星を作るためのガスとか
塵だったりっていうのは実は宇宙空間にたくさん漂っていたりするわけですね。で、今回いうその向かい風っていうのはこの星の材料になったりするガスですね。
このガスが漂っている中を本当に宇宙空間を移動するその超高速の星たちがそこをガーって通過していくと、それって
いきなり水の中に入るみたいな感じで、一種向かい風を受けているようなそんな感覚に陥るっていうところで、今回は宇宙空間に吹く向かい風という
そんな表現をしています。で、今回紹介するお話って実はおとといかな、おとといか3日前ぐらいに
銀河の外に灰が降っていくみたいな話させていただいたと思うんですけど、それとかなり似たお話になっています。
そんなところを色々紐解きながら、宇宙空間に吹く向かい風ってどんなものなのかをイメージしていただき、宇宙にはこんな天体があるんだっていうところまで皆さんをお連れできればなというふうに考えております。
今回は何回も繰り返しになりますが、銀河弾と呼ばれる数千もの銀河が固まっている一つの塊ですね。
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こういうのを調査していくわけなんですけど、ここっていうのは高温のガスっていうのが満ちていて、その中を銀河っていうのがぐるぐる動いていたりするというふうになっております。
銀河っていうのは、そもそも数千とか数万、数億とかの星が一箇所に固まっていて、一般的には天の川銀河っていうのが代表的な、私たちが身近な銀河ではあるんですけど、
そんな感じで中心にブラックホールみたいなのがあって、それに引き寄せられるようにして、星が何千何億っていうふうに周りを回っているという状況になっていたりするんですね。
ただ、こういう銀河っていうのが、天の川銀河みたいなのが一般的ではなくて、もっと薄い、なんて言うんでしょう、ふわーっとした銀河っていうのが実は宇宙空間にはあって、これを超短銀河って言います。
超淡い銀河とか言って超短銀河ですね。この淡い銀河、薄く広がった銀河っていうのが実は宇宙空間にはたくさん見られると。
で、どれぐらい星が少なくて薄く広がっているのかっていうと、天の川銀河、私たちがいるこの銀河に比べて星の数がもう100分の1とか0、2つ消えるぐらいの、そんな星の密度なわけですよ。
そうするとどういうふうになるのかっていうと、中身がスカスカなわけですよね。100分の1しか星ないわけですから。
そうなるとどうなるかっていうと、その中にあるガスとかの量も必然的に少なくなりますし、その中でガスとか塵とかそういうのがないってことは、
この星が全然作られない、つまり星の生成っていうのもほとんどされないような星だったりするんですね。
で、特に髪の毛座、髪の毛1本だから座とかないだろうっていう話もあるんですけど、一応髪の毛座っていうものがあって、髪の毛座銀河団っていうその銀河団があるんですが、
その中にだいたい1000個ぐらいのこのものすごくカスカスの銀河っていうのが見つかっていて、それに似たような星とかっていうのを、
すいません、携帯になっちゃいました。その星とかを数えていくと、なんと銀河団の8割ぐらいを占めているような、言ってしまえば普通に密度がたくさんある天の川みたいなぎゅうぎゅうな星っていうのは、
むしろ異質で、そういった薄い星を作るっていう機能もそんなに果たしてないような銀河が実は一般的なんじゃないかっていう見方もあるわけですよ。
そんなありふれた存在である銀河団じゃないや、薄い銀河っていうものについては、ありふれた状態であるにもかかわらず、今までそれの正体というか、なんでそういう天の川銀河みたいなのじゃなくて、薄い銀河になってしまうのか。
09:04
どういうふうにできて、どういう状態を経たら、そういう薄い銀河になるのかっていうのは、実は今まで全然研究が進んでいなかったというところがあります。
結局は、そういう薄い銀河を作るためには、宇宙空間の向かい風が必要ですよっていうのが今回の研究のお話なんですけど、実際に日本が抱えているハワイの、
何座なんだっけな、すいません。完全にど忘れしてますけど、ハワイの山の上に載せているスバル望遠鏡っていうものすごく世界屈指の目の良さ、そして精度を持つ望遠鏡があるんですが、それを用いて15億歳以下のものすごく若い銀河、
そういう若い星がたくさん構成されている銀河っていうのを11個選びました。平均年齢が15億歳以下の星から作られているような銀河を11個選んだと。
で、その銀河っていうのを一つ一つ見ていってあげると。で、銀河団の中に含まれている銀河っていうのを見ていくんですね。そういうとどうなるかっていうと、
何だろうな、天の川銀河ってそもそも中心にブラックホールがあって渦巻いて一つの塊になってますが、銀河団はそういうのが集まり、なおかつ全体で一つの大きな動きをしているっていうのが、その銀河団って呼ばれる一つの括りになるわけです。
つまり、一つ一つの銀河の中の星も動いてるし、銀河団の中に含まれている銀河自体も他の銀河と相互作用を起こしながらぐるぐる回っているっていうのが状況なんですよね。
で、その動いている銀河っていうのを一つ一つ薄くなっちゃってるのを見ていくと、なんと進行方向に対して後ろ側にまるで銀河のガスが剥ぎ取られたような尾っぽ、尻尾みたいなのが見えたんですよ。
こういうまず研究結果が初めて見つかりましたというところで、じゃあなんでこういう薄い銀河って後ろの方に向かって尾が出てしまってるのか。
これって何かしらによってガスが剥ぎ取られてるんじゃないかっていうところが目の付けどころだったんですね。
で、今回その観測結果をどういうふうに説明するのかっていうところでいろいろ説が考えられたときに最も有力な説だと思われるものは、
まず120億年前に銀河が形成されます。
これはブラックホールだったりとかに星が集められてみたいな状態ですね。
で、そこからだいたい今から見て2億年からだいたい10億年前とか、
宇宙にとってはそれぐらいは誤差みたいなもんなんですけど、
そういった2億年から10億年ぐらい前に銀河の中心の方向に向かって、銀河団の中心の方向に向かって銀河が移動していくと。
12:05
で、中心に行けば行くほどやっぱり物を吸い込んでいる領域でありますから、銀河団っていうのも。
周りのガスとかの密度がものすごく強くなると。
で、そうなってくると普通の銀河が真ん中に寄っていくことによって向かい風を受ける。
つまり水の中にいきなり入るから体力どんどん奪われるみたいな感じですね。
そうするとどうなるかっていうと、そこに漂ってるガスとかを使って爆発的に星を作ったりもできるし、
逆にその風を当たりすぎてどんどんエネルギー取られてガスが剥ぎ取られるというところになって、
銀河の中に含まれていたガスっていうのが大量に消費されて、
今みたいな薄い銀河っていうのになってしまったんじゃないかと。
で、この説っていうのを数値的に考えても、今回観測した少なくとも11個の天体っていうのは、
こういう今考えた説っていうので120億年前から直近2億年、10億年っていうところにかけて変化してきたように見えるというところで、
今回は世界中で初めて、そういったありきたりだけど今までわかっていなかった薄い何の働きもしていない銀河について、
この歴史っていうのが観測的に、そして数値計算的に明らかになったというところで、
宇宙空間には、今回覚えておいて欲しいのは、宇宙空間には何もないと思われがちですが、実はそんなことはなくて、
宇宙空間には星とかを作り出す塵とかガスとかがたくさんあり、その特にガスとかっていうのは密度が強くなればなるほど、
他の星に影響を与える。特に銀河団っていう銀河に対してだと、その中のガスっていうのを逆に削るような働きをしてしまうっていうところがあることを、
今回は皆さんに覚えておいていただきたいなというふうに思っております。
最近いろいろ宇宙開発進んできて、他の銀河にたどり着くなんていうところはまだまだ先の話にはなりますが、
宇宙全体を理解するっていう意味では非常に重要なトピックになっておりますので、ぜひ楽しんで聞いていただけてたら嬉しいなと思っております。
ということで今回は、宇宙に吹く向かい風っていうタイトルでお話しさせていただきました。
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ということで、ここでAmazonよりお知らせです。
この番組を聞きいただいているリスナーの皆様は、Amazonミュージックで様々なポッドキャストが無料で楽しめることをご存知でしたでしょうか。
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15:01
僕のこの宇宙話もAmazonでよく聞かれているというところでランキングも上に載ってますので、
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URLはamazon.co.jp/.universe。
もう一度言いますね。amazon.co.jp/.universeになります。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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