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始まりました、佐々木亮の宇宙話。
普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします、こちらのポッドキャスト。
本日はですね、ソーラーオービターと呼ばれる人工衛星で、
欧州、ヨーロッパとアメリカが挑む太陽のナゾというテーマでお送りしていきたいと思います。
こちら、ソーラーオービターと呼ばれるのは、タイトルの通り、ヨーロッパとアメリカが共同で打ち上げた太陽観測衛星になりまして、
これによって太陽のナゾを分かっていない部分を明らかにしていこうという研究がガンガン進んでいるので、
今回はそんな最新の宇宙ミッションというところを、こちらのポッドキャストで紹介していければいいかなと思っておりますので、
ぜひ皆さん最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
毎日恒例の近況報告というか活動報告になりますが、
昨日、今日でちょっと面白いアプリに巡り合いまして、結構ツイッターとかネット上で話題になっているクラブハウスってやつですね。
クラブハウスっていうこれ、簡単に言うと音声版のツイッターみたいなもので、
ある一人がそのアプリ内でルームみたいなのを立ち上げて、
そうするとそこの中でフォロワーだったり同士で会話ができると、音声のみでの会話ができると。
そこの会話しているところを他のユーザーっていうのはそのルームに入ってその会話っていうのを聞くことができたりだとか、
希望すればそこに参加して会話に混ざっていけるみたいなところもあったりっていうようなアプリなんですね。
自分も昨日の夜招待いただいて登録させてもらって、
これなんか1人2枠ぐらいしか招待枠がなくて、今結構レア度がガンガン上がっているようなものらしいんですね。
ラッキーなことに招待枠いただきまして、
今日この後実際に配信してみようかなと思っているところでございます。
これ多分いろいろ話題になってて他のところでも聞いた方いらっしゃると思いますが、
うまくポッドキャストと合わせて配信とかできれば面白いのかなと思うんですけどね。
なかなかまだやってみたこともないのでわからないんですけど、
1つのテーマに沿って喋っている部屋とかがあった方が個人的にもいいなと思うので、
やっぱり自分の売りといえば宇宙になってくるかなと。
そうなった時に宇宙について語り合える人たちを集めて宇宙部屋みたいなの作れたらすごい面白いなと思っております。
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なのでこれからいろいろ試していければなと。
がっつり流行るのかどうかはまだわかりません。
流行った時にたくさんやってたら人気出るかななんてちょっと下心を持ちつつやっていければなと思っておりますので、
もしクラブハウス登録している方がいたらぜひ探してみてください。
ryo.sasakiですぐ出てきます。
もしわからなかったらTwitterかなんかでDMください。
そっちもいろいろ頑張っていこうかなと思っているところで早速本題入っていきましょう。
今日の本題はソーラーオービターで欧州とアメリカが挑む太陽の謎というタイトルで紹介させていただきます。
こちらは実際に打ち上がっているプロジェクトになっていて、2020年からスタートしているのかな。
すでに進んでいるプロジェクトなので聞いたことある方はもしかしたらいるかもしれません。
このミッションは太陽の超近くまで行って今まで謎だった太陽の周りの環境を明らかにしていこうというようなミッションになっているんですね。
めちゃめちゃ近くです。
太陽系の一番内側の彗星よりも全然内側までガーッと入っていってその熱に耐えられるぐらいの設計をしつつ
太陽に近づいていく観測をしてデータを地球に送るというようなすごい過酷なミッションをこなす衛星ですね。
これ本当に間近まで行くそうです。
ソーラーオービターが近づこうとしている太陽の周りの軌道っていうのは地球から太陽までの距離の4分の1ぐらいの楕円形で
さっき言ったみたいに太陽系の最も内側の彗星が太陽に近づくよりもちょっと近くぐらいまではいけると。
これを熱を防ぐためにチタン製のシールドとかっていうのを持ってるらしいんですね。
こんなわざわざ太陽までめちゃめちゃ近づいていて何がしたいのかっていうところなんですけど
これはですね、太陽と太陽の周りの環境、特に太陽圏と呼ばれる太陽から放出されるプラズマが届く環境っていうのが定義されてますと。
実際にどのような場所からどれぐらいの量の太陽の物質が吹き出されていて
それがどうやって広がっていくのかっていうのが分かってないんですね。
なのでそれを観測してあげる。
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つまりこれ太陽圏の話って多分何週間か前にさせていただいたと思うんですよ。
太陽フレアが発生して太陽の自分自身を吹き飛ばすっていう効果が現れる時があると。
その時にそのスピードが最近すごい遅く感じる、遅く見えてると。
それがどうも太陽の周りの環境を作っている、太陽圏の周りを囲っている太陽圏と呼ばれる環境にすごい依存してるっていうようなお話ですね。
この太陽圏の状態っていうのは実際に太陽圏に行ってみないと分からないんですよ。
これは間接的な観測であれ太陽圏がちょっと小さくなってるぞみたいなのは何となく分かってたんですけど、
太陽圏そのものを観測しに行く。
つまり太陽から吹き飛ばされている物質っていうのがより密度濃く観測できる太陽に近いところまで行ってその場観測っていうのをしてあげるんですね。
そうすることによって実際に太陽からどういうものが吹き出されているのかとか、
そういったところっていうのをより間接的な観測証拠ではなくて実際に吹き出されているものっていうのをゲットしてそれを解析してあげると。
言ったようなことで太陽から吹き出されているものがどういうものがどんな感じで広がっているのかみたいな、
という太陽圏の謎を解き明かしたいというのがソーラーオービターと呼ばれる人工衛星の役目ですね。
こいつを2020年から打ち上げられて何年もかけて謎を解き明かしていくと言ったような感じですね。
私たちは自分たちがいる地球、太陽系、大きく見ると銀河系もそうですね。
についてまだまだ理解が及んでいない部分っていうのが多いと。
生命が地球上に生まれてその生活を支えているのは間違いなく太陽なんですけど、
じゃあこの太陽について理解できないってなると他の星の生命がとかっていうところもまだなかなか進みにくいのかなっていうところがあるので、
とにかく身近な太陽を理解するっていうのが今非常に重要な課題になっているというお話でした。
今回の話もですね、面白いなと思ったらぜひお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問についてはTwitterで募集しております。
ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになっておりますので、ぜひジャンジャンつぶやいていただけると嬉しいです。
早速今日もTwitterでいただいたコメントを紹介させていただきます。
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Twitterネームカラフルさんからいただきました。
こちら、誕生日の時もグラレコ、グラフィックレコードっていうのをあげてくれたりして、本当に毎回嬉しいんですよね、カラフルさんから。
昨日の話についてのコメントです。
りょうさんのお誕生日読ませていただきます。
りょうさんのお誕生日の宇宙話も面白かったです。
黒点の上でフレアが起こるのは知りませんでした。
だから黒点が多いと活動が活発になるんですね。
黒点が黒く見えるのは相対的なものというのは天文宇宙検定のテキストに載ってました。
宇宙話はいい勉強になっていますというコメントをいただきました。
カラフルさんありがとうございます。
先日紹介したのが、フレアが発生するのは黒点と呼ばれる星の表面の黒い点ですよ。
それが多いと活動性が高くてみたいな話をさせていただきましたが、
この黒点についての情報、天文宇宙検定と呼ばれるのに載っているんでしょうね。
これ結構宇宙好きな方はチャレンジしている、よくチャレンジしている検定の一つというのは伺っているんですけど、
一番上のクラスとかになると、大学院生、天文系の大学院生が使うテキストと同じのが出題範囲になるっていうのを聞いたことがあって、
自分もそのテキストを使ったことあるので、そういうところから宇宙の話をもうちょっと広げていくと、
天文宇宙検定を受けたい人も聞いてくれるのかななんてちょっと思っておりますので、今後の参考にさせていただこうと思っております。
こんな感じでコメントをどんどん紹介していこうと思っているので、皆さんもぜひつぶやいてください。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。