より論理構成を強固なものにするために、いくつか論文を探さなきゃいけないんだけど手伝ってくれないかなみたいな話が流れてきて、
結構遅くまでやってたっていう感じですね。
なので若干差し込み業務だったから他の仕事とか圧迫しつつも、
いろいろお世話になっている研究室だったりもするので、そこはしっかりとやろうと思ってこの時間まで頑張っておりましたと。
最近あんまり英語の論文ばっかり読むってこともそんなになく、
あとやっぱり天文学っていうところに特化した研究をやるっていうのもそんなに機会はないので、
なんか久しぶりに新鮮な感じとちょっと懐かしみとっていうところがあったりしましたね。
なんかこのポッドキャストやりながらも本当にもがきながら白紙論文撮ってた頃をちょっと思い出して、
この時間に収録をしていたりしますっていうところで若干こうノスタルジックな雰囲気に勝手に一人でなっておりますが、
そんな感じのは特に気にせずこいつもよく頑張ってるなぁとぐらいに思っておいていただければと思います。
はいそんな感じで今日は結構宇宙一色な1日を過ごしていて、
1日長いなと思っているところで今日の本題紹介していこうと思います。
今日の本題はアメリカの宇宙局NASAが打ち上げた太陽探査機パーカーソーラープローブって何がすごいのっていうお話をしていきたいというふうに思っております。
で今回紹介するのは2018年の8月にNASAから打ち上げられた太陽の大気だったりとか、
太陽の周りがどういう構造になっているのかっていうところを調査するために打ち上げられた探査機ですね。
で2018年に打ち上げられたこれがなぜ今になって注目を集めているかというと、
地球を離れたのが2018年の8月であった一方でですね太陽にたどり着くまでにはそれまでいろんなこう宇宙の空間を経由していって
太陽にたどり着くっていう必要があるんですよ。
直進していって太陽に近づけるっていう感じよりはいろんな星の重力とかのバランスとって進むっていう感じなので若干時間がかかっていたと。
でそんな2018年の出発からおおむね3年経った2021年の4月ですね。
そこでようやく太陽に最も近づくっていうような太陽の軌道に乗ることができたっていうところがまず一つこの天体というかこの探査機の大きな成果になります。
でこれってなんかいろいろ皆さんの中で疑問が出ているかなと思うんですけど、
まずそもそもこのパーカーソーラープローブっていう探査機がなぜ太陽に近づいていく必要があるのかっていうところなんですけど、
そもそも地球上にいる私たちって太陽の光によって生かされているみたいなところがあったりするじゃないですか。
それはもう地表の気温だったりとかもそうですし、植物育てるだったりとかっていうところもまず重要になってくる。
プラスでそもそも太陽系っていう中にいるわけなので、太陽が作り出したこの惑星系の中で生きている。
つまりは太陽自体を理解することっていうのは太陽系全体を理解することにつながるっていうところがあったりするので、
そういった意味でやっぱり太陽をしっかりと調べていくっていうことは結構重要な研究の一つにつながったりするんですよ。
今までは例えば遠くから太陽を観測してみたりだとかっていうのはあったんですけど、なかなか太陽に近づけていなかったと。
これなんで近づけないかっていうと、簡単に言えば温度ですね。やっぱり太陽ってめちゃめちゃ暑いので近くまで行くと相当な温度になるんですよ。
で、今回の場合もだいたい太陽の表面から600万キロメートル。600万キロメートルってなんかものすごく遠く見えるかもしれないですけど、
これめちゃめちゃ近くて、どれぐらい近いかっていうのだと、今太陽から地球までの距離を1だとしたら、
そのうちの0.04、つまり4%ぐらいまでの距離まで一気に近づいていくっていうぐらいの感じなんですね。
で、なのでどれぐらいの温度に耐えなきゃいけないかっていうと、この探査機自体は1400℃とか1500℃とかに耐えるような作りになっていたりするそうです。
こんな技術を開発したからこそ、太陽の探査っていうのがしっかりできるようになってくると。
で、プラスして、今回太陽に近づいていく理由っていうのは、そもそも太陽自身がどういう環境を周りに作っているのかっていうのは、
その場に行かないとやっぱ分かんないことって多いんですよね。
これって結局月とかを観測したり、火星とかを観測したりしても、最終的にその場に例えば水があるとかっていう資源のお話って、
結局は行かないと分からないみたいな感じのと一緒で、太陽を本当に理解しようと思ったら、地球から見ているんではなくて、
どんどん近づいていこうっていうのが研究の趣旨の一つとなっています。
そんなこんなで、温度1400℃っていうのを超える、そんな太陽の熱に耐える探査機っていうのが完成して、
2018年に打ち上げられて、太陽の歴史を探るために旅に出たと。
これ冒頭にも話したんですけど、2018年の8月って、ちょうど僕NASAにいた頃で、その頃結構いろんな人工衛星打ち上がっていたりするんですね。
そのうちの一つがこのパーカーソーラープローブだったんですよ。
僕自身が太陽だったりみたいな、自分で光っている光勢の研究をしていたので、
その研究仲間とパーカーソーラープローブ、この衛星打ち上がったよねみたいな、
これによって結構いろんなことわかるんじゃないのみたいな話とかをしながら、打ち上げを見守った記憶があります。
そんな感じで見ていて、今回2018年の8月に打ち上がって、今年の4月に急接近することができたと。
これ急接近することによって、太陽から吹いている風ですね。
太陽風と呼ばれる、太陽の表面から太陽が活発すぎてどんどん物質とかが吐き出されてるみたいなイメージなんですよ。
それを受けながら、じゃあ太陽が具体的にどんな性質のものを吐き出しているのかとか、
どういうリズムで、そしてどういうような力で飛ばしているのかっていうところを解明しようっていうところでどんどん動きが出ているんですね。
実際に12月の14日にその第一報みたいな結果が出てきて、
よりここからいろんな研究結果が出てきそうというところで、今世界中が盛り上がっているというところになります。
で、これ太陽の今回このパーカーソーラープローブっていうのが明らかにしようとしている謎っていうのは結構たくさんあって、
このあたりの太陽が抱えている謎だったりとかっていうのは、明日明後日のポッドキャストで紹介していこうというふうに思っています。
簡単に言えば地球上であったかい、例えばストーブとか、この時期寒いですよね。
今日凍死だったのかなってだったりした時にストーブに当たっていて、ストーブから離れるとどうなりますか?
これって簡単にその熱を感じなくなって寒くなるっていう回答が出ると思うんですよ。
ただ太陽っていうのはそれが成り立たない不思議な天体であって、
太陽の表面が6000度に対して、太陽の表面から1万キロ離れたところまで行った時に、
それが100万度とか200万度、なんなら1000万度ぐらいまでなる可能性があるっていうような、そんな結果が出ていたりするんですね。
つまりストーブだったり焚き火だったりから離れれば離れるほど熱くなるっていう不思議な現象が起きていると。
じゃあこれは何なのかっていうところが結構太陽研究の永遠の課題だったりするので、
そのあたりもちょっとポッドキャストの中でご紹介できればなというふうに考えております。
ということで今回はまず今話題になっているNASAが打ち上げた太陽探査機パーカーソーラープローブが
人類史上最も近くまで太陽に近づき、そしてその謎を解明し始めているというお話をさせていただきました。