1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2021-04-14 15:00

186. 宇宙の灯台が光り輝く瞬間のハナシ

本日の放送は『チェリー』さんの提供でお送りしております。


Podcastの撮影風景をYoutubeに掲載しました!!絶景です。

https://www.youtube.com/watch?v=0YDitgIylFM&t=16s


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00:04
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、チェリーさんの提供でお送りしております。チェリーさんどうもありがとうございます。
冒頭で読んでいるこちらのスポンサー枠についてはですね、オンラインショップで販売しております。
こちらの売上に関しては、この宇宙話を日本一のポッドキャストチャンネルにしたいという意気込みのもと、皆さんの応援の気持ちを募集しているような形になります。
日本一を取った時にはですね、ここで読まれていた、皆さんが支援していただいた時の名前ですね。
こちらがもう完全な皆さんの子さんアピールに、古くから聞いてるって言っても誰も信じてくれないのでね。
ここら辺で証拠を残すっていういいきっかけにもなるかと思いますので、ぜひ応援していただける方は天文屋スペースベースで検索してみてください。
スポンサー枠の販売をしております。よろしくお願いいたします。
ということで、本日は宇宙の灯台と呼ばれるパルサーと呼ばれる天体ですね。
こちらから見つかったX線のお話をしていきたいと思います。
今回この研究ではですね、これ先日理科学研究所とかNASAからプレスリリースで出ていた最新の研究になるわけなんですけど、
ここで使われたX線を見つける装置ですね。
こちらのプロジェクトが私が2年前にNASAでずっと研究させてもらってたときに所属していたチームの機械のひとつ機械なんですね。
なのでかなり身近で、なおかつ同じ分野の方が出されたプレスリリース。
今回の研究はなんとすごく権威のある科学雑誌、サイエンスというものに掲載された非常に貴重な論文になっておりますので、
皆さんに紹介したいなと思い、こちらピックアップさせていただきましたので、ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということで、毎日恒例の近況報告というか活動報告になりますが、
今日ですね、YouTubeチャンネルの動画を更新させていただきました。
今回の話はですね、今回更新した動画の内容っていうのは、このポッドキャストの裏側というか、
ポッドキャストを収録している風景と、どんな感じで喋ってどんな感じで撮ってるのかみたいなのが、
きれいにわかるようなそんな動画になっておりますので、もしよければ概要欄から飛んでみていただけると嬉しいですね。
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ポッドキャストではやっぱ声だけでなかなか顔とか姿の雰囲気がつかみづらいと思うので、
そういうところをぜひ活用していただければいいかなと思っております。
少しでも自分のことを身近に感じていただけたりとか、宇宙のことを身近に感じてもらえるような、
基本的には時期を問わない、宇宙のことが気になったら見れるようなチャンネルに作っておりますので、
興味ある方はぜひ覗いてみていただけると嬉しいですね。
YouTubeチャンネル、こちらも佐々木亮の宇宙話です。
なんでこうやっていろんなところでチャンネルを持って発信しているのかというと、
今後やっぱり宇宙って、今まではずっと天文学者とかある一部の人しか、宇宙飛行士とかいうような人しか関わっていなかったような世界がですね、
確実に皆さんも身近に来ると。
これは様々な民間企業が宇宙開発を行ったりしてきて、もう敷居はかなり下がってきているんですね。
なので宇宙時代みたいなのに突入していくときに、天文学で博士号まで取った私の目から見た宇宙のリアルな姿とか、
あとはやっぱりもともとすごい馬鹿なところから気合を入れまくって博士号取得までいったわけなので、
そういった分からない人にも噛み砕く力というところを駆使してですね、
皆さんにより現実問題近くなってきている宇宙との距離感というのをより縮めていきたいという意気込みのもと、
いろんなところのチャンネルで発信させていただいているという感じです。
なので宇宙を想像したときに、僕の顔とか名前がポンって出てきてくれたらもうこんなに幸せなことはないですね。
なので宇宙がだんだん身近になっている中で、もし近くのお友達とかご家族で宇宙好きな人いたら、
YouTubeチャンネルとかこの音声チャンネルっていうのを教えてあげてみてください。
みんなで宇宙ネタをどんどん共有していきたいので、
あとTwitterでも全然直接のリプとかでもいいので絡んでくれるとめちゃめちゃ喜びます。
皆さんで宇宙を語り合いましょう。
ということで、こんな感じでYouTubeチャンネルも頑張ってますというお話でした。
ということで早速今日の本題に入っていきましょう。
今日の本題は宇宙の灯台と呼ばれるパルサーからのX線を検出したというお話をしていきたいと思います。
今回注目する点帯はですね、パルサーと呼ばれる、これパルスって言葉ご存知ですかね。
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パルスっていうのはラピュタとかの最後のセリフではなくパです。
これは一定のタイミングで明るさがピッピッと明るくなるようなものをパルスと呼んだりしますね。
これが宇宙の中のある天体で規則的にこちらの方向に向かってピカピカっと光るような天体が存在する。
こういうのをパルサーと呼んでいます。
この光るペースっていうのが常に一定であるというところから、
このパルサーという天体は宇宙の灯台なんていうふうに言われているんですね。
このパルスっていう光がこっちの方にパッパッと光ってくる。
その中でさらにそのパルスパッパッと光っている光がたまに一気にバンと大きくなる。
今回の場合でいうと電波パルスと呼ばれる光の種類、電波ですね。
虹色で光を分けたときに赤よりも外側が赤外線。
虹色って赤から紫まであるじゃないですか。
皆さんが知っている紫外線とか赤外線って赤い光よりも外側、つまり緩やかな波を持っているものを赤外線。
紫より外のもの、より細かい強い光のことを紫外線なんて言ったりしますが、
その赤外線よりももっと緩やかな光のことを電波と呼んでいたりするんですね。
ここ大きくくくるので、携帯とかの電波とかもこの一部になっています。
その電波っていうのの灯台みたいなパルスっていうのが見えていたんですね。
そのパルスがあるタイミングでいきなりバッと明るくなると。
これを巨大電波パルスなんて呼んだりします。
いつもは一定の周期で光っているものがいきなり電波で明るくなる。
こんな現象があったにもかかわらず、今までこの巨大電波パルスと呼ばれる現象がどういうふうに起こっているかっていう原理は未だ謎のままなわけなんですよ。
なので天文学者の方々は、このなんでいきなり増光するのか、いきなり明るくなるのかっていう現象をどうにか解き明かそうとしていると。
今まではこのいきなり明るくなる現象っていうのは電波でしか見えてなかったんですね。
2005年とか2006年、もうちょっと最近かな。
になったら私たちが目で見える光、可視光と呼ばれるものでも、ちょうど巨大電波パルスっていうのが起きるタイミングで目で見える光もちょっと明るくなることがわかってきた。
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今回はその明るくなるタイミングをX線の検出器、レントゲンで使うX線ですね。
それでそのパルサーを見てあげた、宇宙の灯台を見てあげた結果、X線で初めてその巨大電波パルスと同じタイミングで明るさが変わるっていう現象が発見されました。
ただこれほんのちょこっとだけ明るくなるだけなので、今までなかなか見つけられなかったんですね。
ただ今回の研究でこのX線の増高が見つかった理由としては、これまでになかったぐらいの精度のめちゃめちゃいいX線の望遠鏡っていうのが今活躍しているからなんですね。
このX線の望遠鏡のことをナイサーと呼んで、これ国際宇宙ステーションに搭載されている、宇宙飛行士の方がいる国際宇宙ステーションですね。
これの運用とかデータ解析っていうのを打ち上がってすぐの頃、そこのメインチームに行って行っていたのが私の仕事で、それのおかげでNASAでしばらく研究をさせてもらうことができたというような感じなんですね。
なので今回のプレスリリースを見て、自分が使っていた検出器、このX線を見つける装置っていうのがこんな大々的に取り上げられてて、すごい嬉しいなと思って今日紹介しているわけなんですけど、
話が脱線してしまいましたが、今まで見つかってなかったX線が輝く姿、パルサーでX線が輝く姿っていうところが、いまだかつてない性能を持つX線検出器によって明らかになったというのが今回の研究結果でしたね。
今回初めてこのX線が見つかったことによって、今まで巨大電波パルスという現象がどれぐらいのエネルギーを放出していたかっていう見積もりが大きく変化すると。
どれくらい変化するかというと、今まで考えていた放出エネルギーですね。巨大な爆発みたいな、ポンって明るくなる現象によって放出されていたエネルギーの見積もりが10倍とか100倍とかっていうようなレベルで間違っていたというよりも予想よりもそれだけ大きいエネルギーを放出しているということが今回の研究で明らかになりました。
なので、この灯台がいきなり明るくなるというまか不思議な現象、全く解明されていない明るくなる現象が今回のX線の観測によってもしかしたら今後明らかになってくるのかもしれないというお話でした。
12:10
これは余談なんですけど、今回このX線の増高を捉えたナイサーという検出器ですね。こういう天体観測の他にももう一つすごい科学を目指していて、それは今回パルサーっていうのが宇宙の灯台だっていうお話をさせていただいたじゃないですか。
これを本当に灯台として扱ってあげようとしているわけなんですね。これどういうことかというと、宇宙の中には数千個、二千個くらいだったかな、二三千個パルサーっていうのが見つかっているんですね。
こいつらはピカピカって輝くスピードっていうのが常にほぼ一定であると。だいたい0.002秒とか0.003秒くらいから10秒くらいのペースのものもあるわけなんですよ。
このパルサーと呼ばれるものの光を均等に集めていくと、その光がどのタイミングで来たのかっていうのを検出器が精度よく測定できる。
これ何がわかるかっていうと、じゃあ自分が宇宙の中のどの位置にいるのか。つまりこのパルサーという宇宙の灯台を使って本当に灯台の役割を果たし、宇宙空間の中で自分がどこにいるのかを明らかにしてやろうという壮大な研究テーマを持っている検出器になっております。
なので、今は地球上でGPSがあってすごい助かっている時代なわけなんですけど、今後はもしかしたら宇宙探査というか、宇宙船に乗ってどこかへ行くなんていうこともあり得るかもしれませんし、その時には今回この話した宇宙の灯台と呼ばれるパルサーを使った新しいGPSなんていうものも開発されているかもしれません。
ぜひこの最後のお話とかはですね、人に悪いもの顔で自慢してみると面白い話にだんだん広がっていくんじゃないかなと。
これしかも宇宙好きな人も意外と知らなかったりします。なので結構コアな技術というか未来思考の研究になっているので、もうなんならプレスリリースの内容よりもこっちを覚えて帰っていただいてもいいかなと思っております。
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ハッシュタグ宇宙話し。宇宙が漢字で話がひらがなになっておりますので、じゃんじゃんつぶやいていただけると嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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