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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
ということで、今日は昨日に引き続き、スペシャルゲスト会というところで、最近は土日恒例ですね、こちら。
今日は昨日に引き続き、ラジオ筑波のサイエンスエクスプレスというラジオ番組をやられているパーソナリティーのいつかさんに来ていただいております。
いつかさん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そしたら、昨日もしかしたら聞けてない方がいると思うので、簡単に自己紹介をお願いします。
茨城県にあるコミュニティラジオのラジオ筑波で、毎週月曜日夜の10時から10時30分放送しているサイエンスエクスプレスのMCをしています。いつかです。
よろしくお願いします。
番組の中では、筑波を中心に研究をやられている方だったり、科学の専門家の方を呼んで、毎週いろいろお話を聞くという感じですよね。
そうなんです。
そしたら、早速本題を聞いてみたいんですけど、このサイエンスエクスプレスで聞いた面白かった科学のお話とか、
あとは身の回りの筑波という環境だと多分いろいろお話聞くと思うので、そんなお話を聞かせていただきたいなと思うんですけど、
この科学の話は面白かったぞっていうのがあったりしますか。
印象に残った話は、やはりいくつかあるんですけれども、毎回皆さんとても魅力的で優しくて素敵な人さんなんですけど、
実はサイエクはですね、今年の5月から放送を開始しまして、現在の放送でまだ3名の方しか出演していただいている方がいないんですね。
今のところですね、皆さんすごく優しくて素敵で魅力的なお話をしていただいているんですけど、まず一番最初の出演者の方が、
つくばの研究所の方ではなくて、自然科学系ライター、フリーランスでやられている方で、岩月秀明さんという方に出演いただきました。
この方がですね、いろんな活動、本の出版もいっぱいされていて、テレビとかも出演されている方なんですけど、
そうですね、私気になっていた活動が、生物季節観測ネットワークの活動されていて、
ちょっとこの話を聞きたくて、ゲストにお呼びしたんですけれども、
難しいですね、生物、生物、季節。
あまり馴染みないですかね。
はい、もう一回いいですか。
季節観測。
生物季節観測、季節によって何か動きが違うとかそういうところなんですか。すごいアバウトに聞いちゃってますけど。
いやいや、気象庁がですね、実は密かにしていたんですけど、多分絶対聞いたことあると思うんですけど、標本牧とか桜の標本牧とかもありますよね。
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はい。
今年、もう咲きましたとかテレビでよくやってるじゃないですか。
はい、やってますね。
あれをですね、実は桜以外も、桜と桜全身とか上がってくるじゃないですか。
はい。
実はそれ桜以外も、例えば虫だったりとか鳥だったりとか草の草木、いろんな自然の生き物たちを観測してるんですね。
それのなんて言うでしょう、基準になる虫だったり植物だったりっていうのをそれぞれ確保しててみたいな感じなんですか。
そうです。毎年同じ場所で、例えば咲き始め、鳴き始め、飛び始めとかを観測した日を記録するっていうのをしているじゃないですか。
はい。
例えば記録できなかったら記録なしとかになるんですよ。
例えばツバメとかなんだっけ、そういうちょっと季節がわかりやすい生き物たちをですね。
はい。
実はそれ秘匠庁が70年続けてきてたんですけれど、去年の終わりに9割を廃止しますって突然言い出したんですね。
えっ、そんないきなり。
多分、りょうさん研究職されてたので、いかに70年のデータの重みがいかに大事かってわかると思うんですけど。
そうですよね。
データって命じゃないですか。しかも専門家の方が毎年ずっと続けてきたっていうのが、それをやめますっていうので。
私最初それ、まあ秘匠庁の予算の関係かなって思ってたんですけど、その岩月さんのお話を伺ったところ、その予算もあるとは思うんですけど、
はい。
例えば普通の話、ホタルってもう見れなくなっちゃったじゃないですか。
確かに確かに。
そういう欠損がもうありすぎるらしくて、観測なし観測なし観測なしっていうのが、そういう観測なしっていうのがずっと続いていると、そのデータを取る価値あるみたいな。
まあ確かにそれはそうですね。
極端な話も都市化が完了したみたいな、都市化になってしまったねみたいな、終わりみたいな。
それってでもちょっとやっぱり、私も実は気象予報士の資格を持っていまして、
へー、そうなんですね。
自然系が好きな、そうなんです。
やっぱり自然が好きな人から見てると、え、それってどうなのってちょっと問題視してたんですけど、私は心の中で疑問を持ってて、もやもやを抱えてたんですけど、
はい。
岩月さんは実際、それって問題じゃないですかって、もう発信をし続けたんですね。
はい。
そしたら、今年の3月にまた動きがありまして、今度は今まで気象庁が単独でやってたことを、気象庁と環境省と国立環境省がみんなでタッグを組んで、新しい仕組みとなって、生物季節観測を継続しますってなったんですよ。
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おー、それはもうじゃあ岩月さんのご尽力あっての。
岩月さんだけではないと思うんですけど、岩月さん個人的にその国立環境研究所かな、環境省かな、どこかが、今までって気象庁の専門家の職員の方しかデータ取ってなかったんですけど、
今度は市民も参加型になって、市民の皆さんも観測、我が家ではこの時期にこれが見られましたっていうのを、ぜひデータを取ってもらったら、それも記録していくよみたいな、市民参加型になったんですね。
もともと岩月さん自身が市民参加型でやっていこうって動いてたのが、生物季節観測ネットワークだったので、やっぱりすごい影響というか、効果が大きかったんだなと思って、すごいすごい方だったなって改めて思いましたね。
確かに確かに。そうするとじゃあ、今まで取れなかったデータのバリエーションも多分もっと増えるっていうことですよね、いろんな方が。
まだでも実際これがどう実用化というか、実際動いていくのかっていうのはまだ何にも動きはないと思うんですけど、多分でもこれからそういう方向で話は進むよみたいになっている形なので、ぜひこれはですね、生物季節観測を皆さんにもですね、注意して見てほしいなと思いますね。
それってそのデータを提供したりするっていうのは、全国どこでも参加できるようなものになっているってことですかね。
今後そうなるんじゃないかなと思ってます。
なんかじゃあ、国に対して写真を送る植物とか生物用版のSNSみたいな。
そうなったらいいですよね。
そうですよね、そうしたらこの時期だと、この地域だとこういうのが見れるとかっていうのが全国でマップ化されれば、それからさっき言ってたホタルとかって、今正直僕ずっと東京とかの近くにいるんで、どこでホタル見れるかとかってあんまりわかんないんですよね。
わかんないですよね、もうどこまでの範囲で消えちゃってるかとか。
筑波って見えるんですか?
私の辺は見れん、筑波さん行けば見れるんですけど、私の辺はもう全然見れないですね。
そうなんだ、なんか僕アメリカ住んでた時、NASAの研究所で研究させてもらってた時に、結構行ってたの田舎だったんですよね。
もうなんか人間よりシカトリスの方が多いみたいな、そんな地域。
すごいですよね。
そこだと夏見れましたね、ホタル。家の前とかにすごい飛んでて、ただ夜はまあただお尻光ってるだけだから綺麗なんですけど、昼間見たら結構ゴキブリっぽい感じというか。
しかもアメリカの結構大きかったんで、ホタルが。
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そうです。
サイズ感が本当に大きめのゴキブリみたいな。
昼間うわってやってたら知り合いに、あれホタルだよみたいな。
そういう感じなんですね。
そういう感じでしたね。なんか日本でもホタル見れたらすごいいいなと思うんですけど。
実際こういう観測を始めるとだんだん皆さん自然を身近に感じ始めるじゃないですか。
それによって例えば今まで見れなかった生物たちが帰ってくるとかが起きたらすごいことだなとは個人的に思いますね。
確かに確かに。どうなんですかね。やっぱり僕あんまり生物とか詳しくないんですけど、戻ってくるとかも実際にあり得ると言えばあり得るんですかね。
私も全く同じ質問を岩月さんにしてたんですよ、ラジオで。
はいはい。
気になるじゃないですか。これって戻ってこれるんですかって言ったら、人間がいなくなったら戻るじゃないですか、自然って。
前の状態にというか人工的なものだから。
自然の戻る力ってすごくて、だから戻ることはあると。
ただ人間がいる限りはどうなんだろう。人間次第ってところになってくるんですよね。
なんかでもこの答え方じゃなかった気がするな。
じゃあ可能性としては全然あり得るんだろうなみたいな感じなんです。
そういう感じでしたね。
それが実際に日本に住んでるいろんな方の情報で変わっていく様が、例えば今まで70年観測してたけど、そこから10年とか20年でまた変わるかもみたいな。
そうなったら素敵ですよね。
実際そうですね、宇宙の研究とかも人工衛星飛ばすまでにそれこそいろいろ他のプロジェクトとのコンペみたいなのがあって、実際に人工衛星打ち上がってからも結構細かくあれがあるんですよね、審査みたいなのが。
価格的な成果をずっと満たしているのかどうかっていうのがあって、なのでそれを満たせなかったらやっぱりその人工衛星運用するのもお金がかかるので、じゃあ廃止にしましょうみたいな流れになってしまったりするので、やっぱり継続的に成果が出るものを残していくしか、
取捨選択、取捨選択の中ではしょうがないのかなともちょっと思ったりもしますね。
そうなりますよ、実際お金かかってますからね。
【佐藤】あれですね、最悪を中心にいろいろ昨日のお話で、最悪を中心にコミュニティが広がっていけばっていうのがおっしゃってたので、ぜひ岩月さんのお話をこのポッドキャストでも聞けたらすごい嬉しいなと思うので、ぜひおつなぎいただけたら嬉しいと思います。
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【茅】岩月さんいっぱいコラボしたいっておっしゃってるので、ぜひ。
【佐藤】本当ですか、じゃあぜひこのチャンネルのゲスト出演もしていただける、嬉しいなと思いますね。
そうやってじゃあ結構いろんなゲストの方を、いつかさん自身が探してきて、ゲストに呼んでっていう感じなんですか。
【茅】そうですね、一度お会いしてみたいなってすごい思って、もうお呼びしたっていう感じです。
【佐藤】じゃあそうやって自分でゲストの方は見つけてきてっていう感じになるんですか。
【茅】最近出演されている方々が、帰り際に皆さんおっしゃってくるんですよ、もしよかったら他の方紹介しますよっておっしゃってくれるので、ぜひお願いします。
【佐藤】じゃあこう自分で探していくっていうところからだんだん人づてで広がっていってるっていうような感じになるんですかね。
【茅】今そうしてます。
【佐藤】これからもじゃあ結構いろんなゲストの方を控えてて楽しみが止まらないっていう感じですか。
【茅】なんですが実は私宇宙系の知識が全くないんですよ。
ジャクサーの方、どんな研究をしてるんだろうっていうところが全く何もないので、ぜひですね、まず今度最初にりょうさんに参入に出演していただいた際に、
日本のジャクサーではこんな研究をやってるっていうか、そもそもジャクサーって何やってるところっていうところからいろいろ教えてもらいたいなって、
もう一から教えてもらいたいなって思ってます。
【佐藤】わかりました。僕もずっとジャクサーで実験してたっていうことではないんですけど、デイリーはいろいろしていたのでお話できることがあれば。
【茅】私なんかに比べたらアンテナすごい張ってると思うんで、ジャクサーで。
【佐藤】あとはそうですね、理科学研究所では実際に研究員とかやってたので、そういったところの話。
【茅】どちらですか?
【佐藤】理研ですね。理科学研究所の和光市にある。
【茅】和光の方、埼玉ですね。
【佐藤】はい。なので、そこら辺のお話できれば、ぜひさせてください。
【茅】はい。ぜひ教えていただきたいなって思います。
【佐藤】お任せください。そしたら、そんな感じで今後もいろいろゲストの方来られると思うんですけど、最後にもう一度番組のサイエンスエクスプレスのお話、宣伝だけしていただけたら嬉しいなと思います。
【茅】毎週夜10時から10時30分、FM84.2、ラジオつくばで放送している科学系ラジオ番組ですね。全国の中高生に向けて発信しています。
【茅】ハッシュタグサイエクで検索してもらうと出てくるので、ぜひ皆さん聞いてもらいたいなと思います。お願いします。
【佐藤】ありがとうございます。皆さんぜひ興味がある方は聞いてみてください。
【佐藤】ということで、今日はラジオつくばサイエンスエクスプレスのMC、いつかさんに来ていただいて、科学の面白いお話紹介していただきました。いつかさんありがとうございました。
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【いつか】ありがとうございました。
【佐藤】今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。