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2021-06-22 12:58

255. 夏至を宇宙視点で理解するハナシ

今日6/21は夏至!1年の中で北半球では昼が最も長い日。

そんな夏至、単純な季節に合わせた日として片付けるのはもったいなくないですか?

結局季節を作ってるのは太陽と地球のバランスなわけで。

そこを理解しておくと、夏至ってわりと面白い。


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00:05
始まりました、佐々木亮の宇宙話。
こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、マーコさんの提供でお送りしています。
マーコさんどうもありがとうございます。
冒頭で読んでいるこちらのスポンサー枠、興味ある方はぜひ概要欄から覗いてみてください。
ということで、早速今日の本題を紹介しておきますが、
今日の本題は、6月21日、私が収録しているのが6月22日AM2時になっているので、日付は変わっちゃっていますが、
6月21日は月至でした。
夏に至ると書いて月至ですね。
これ、1年の中で最も昼が長い日として決められているんです。
北半球でですね。北半球で昼が最も長い日とされているわけなんですが、
この月至について紹介していきたいと思っています。
これ、単純な季節の話なのかと言われれば、そうではあるんですが、
結局は季節っていうのは、地球と太陽の位置関係によって決まっているものなので、
今回はそちらを題材にして、この宇宙から見た月至ってどういう日なのかというお話をしていきたいと思います。
ということで、今日も最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということで、本題に入る前に毎日恒例の緊急報告、活動報告になりますが、
もしかしたら今お気づきの方いるかもしれませんが、
今日はものすごく喉の調子が悪くて、若干喉が枯れている感じになっていると思います。
それに合わせて頑張って声を出しているので、若干いつもより喋り方が変になっている可能性はあるんですが、
そこはご容赦いただけたら嬉しいです。
これも毎日配信の醍醐味という感じで楽しんでいただけたら嬉しいですね。
お聞き苦しかったら申し訳ありません。
最近どんなことがあったかというと、
この土日はコラボ会の収録を放送したわけなんですけど、
日曜日にコペテンナイト、
こちらは一緒に科学系ポッドキャストとしてチームで動かせていただいている仲間であるコペテンナイトにお邪魔させていただいたときの
第2回放送が昨日日曜日に公開されました。
僕がいろいろ入ってお話しさせていただいたんですけど、
内容はぜひそちらで聞いていただけたら嬉しくて、
これがですね、僕の方のチャンネルで先週放送して、
03:03
コペテンナイトの方では先週と今週放送するという感じなんですけど、
これがそのまま収録したタイミングと同じ時系列なんですよ、たまたまですね。
なので、僕の先週のこの放送から放送2つ聞いて、
先週のコペテンナイト、今週のコペテンナイト聞いていただくと、
ちょっとずつ仲良くなっているのがわかるかと思います。
というのは、やっぱり普段ポッドキャストを聞いていると、
ある程度、これすごい不思議なんですけど、
コラボする時に普段聞いてる声の方って、
顔を見ながら収録とかしてても、
すごい親近感を最初から湧きながらスタートできて、
結構いいスタートができるんですよ。
ただやっぱり会話のこの噛み合いじゃないですけど、
そこってやっぱり徐々に慣れていく部分っていうのはあるので、
そういったところで若干ぎこちなさが残っているのが、
僕の方のチャンネル。
もう最後打ち解けまくって、
気持ち悪いと連発されるぐらいまでは仲良くなった、
昨日のコペテンナイトの収録というような感じになっているので、
興味がある方は、両方とも宇宙系のポッドキャストなんで、
ぜひ覗いてみていただけたら嬉しいなと思ってます。
こちらのリンクも概要欄に貼っておきますね。
それにしても、他にも宇宙系のポッドキャスト、
いろいろ出てきたら嬉しいなと思いつつ、
科学系でここからもいろいろ盛り上げていけたらなと思っているので、
応援よろしくお願いいたします。
そんな感じで、今日の本題に入っていきたいと思いますね。
今日の本題は、宇宙から見た下死ってどういうことなのか、
というお話をしていきたいと思います。
毎年一応、下死というのはよく聞くと思うんですね。
単純な、すごくざっくり言うと、
夏が来るというようなタイミングを、
下死というような捉え方をできると思います。
下死って何なのか。
例えば日本にいるとなったときに、
下死の日の太陽の動きがどうなっているのかというと、
結局は1年の中で最も昼が長くなる日なんですね。
これで、例えば東京だと、
昼の時間が14時間半とかになるそうです。
実は逆の話をすると、
当時は一番昼が短い期間で、
これよりも5時間短いと。
10時間を切るような感じになっているのが、
下死と当時の違いだというところで。
じゃあ、昼が長くなるってどういうことなのか。
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地球の表面、私たちがいる地上から見たときに、
太陽の位置が1年間で一番高くなる日である。
というところが、下死の日の定義の一つになるということなんですね。
じゃあこれ、太陽の軌道が一番高くなる、
つまり私たちが見上げる角度が一番大きくなるってどういうことなのか。
というと、私たちがいる地球というのは、
太陽の周りを回っているじゃないですか。
これを光点と呼びます。
太陽の周りを地球自身が回っている。
一方で、地球自身、地球そのものも回転している。
これが時点ですよね。
地球がくるくる回りながら、太陽の周りをくるくる回っている。
もう少しうまい擬音があったらいいんですが、
そんな感じになっている。
ということはなんとなく皆さんわかっているかと思うんですが、
この時点をする軸と、私たちが太陽を回っている光点をする面というのは、
少し傾いているんですね。
つまり、この太陽の周りを回っている面と24度地球が傾いていると。
この傾きと地球の周りをくるくる回る光点というところの組み合わせで、
太陽の見え方がいろいろ変わってくるというところなんですよ。
この地球が太陽の周りを回る光点の面に対して、
どれだけ傾いているかというと、
24度傾いているということになっていて、
ここから見たとき、24度傾いているので、
地球上の北位24度というところの位置、
地球上の座標があるじゃないですか。
北位24度という位置から見ると、
下地の日には太陽はぴったり真ん中を通るというような状況になる。
これは傾きの24度に対して光点の面とちょうど一致する日が下地だからなんですね。
こんな感じで、実際は例えば東京だと、
北位だと35度とか36度とかなので、
24度からは少し大きく傾いているわけで、
なので真上に来るというよりは、
頂点から少し外れた、地上から見たら78度とか80度ぐらいのところに
太陽が一番高く昇るというところになるんですね。
そうなると一番高くなったときの、
自分たちがいるところからの太陽の見える位置って、
09:01
地球上で若干ずれるわけじゃないですか。
こんな太陽の位置がずれて見えるということは、
例えば同じ棒の長さ、同じ長さの棒をある地点に立てたときに、
できる影の長さとかが変わるわけですね。
この影の長さ、これ地球上の遠く離れた場所で、
この影の長さを観測したときに、どうも長さが違う。
同じ日に計測したにも関わらず、
その棒にできる影の長さが違うというところに、
過去のギリシャの人たちは気づいて、
そこから地球の傾きだったりとか、
地球の大きさというところの概念をつかんでいった、
なんていうふうに言われてたりします。
この下地っていうのが、
そうやって太陽と地球のバランスによってできるというところなんですが、
実はこれも、紀元前4000年とか、
日本の歴史の中で言うと、
神石紀時代とか、
あたりですでに人類は月始という日、
つまり1年の中で一番昼が長い日っていうのをつかめていた、
なんていうふうに言われてます。
これは昔から日時計とか言われてる部分もあったり、
あとはイギリス領のグレートブリテン島っていう島にある、
ストーンヘンジっていう遺跡ご存知ですかね。
これは本当に世界最古の天文施設と言ってもいいぐらいで、
僕も大学院の授業の一番最初で、
天文学の歴史みたいなところで若干触れた記憶もあります。
これはストーンヘンジ、ぜひグーグって調べてみていただきたいんですが、
石がただ並んでるだけなんですね、円形に。
ただこれ実は大きな日時計みたいな感じになっていて、
太陽の動きに沿うようにできていると。
これが月始の時が一番注目で、
月始の日になるとヒールストーンと呼ばれる真ん中に立っている大きな石に対して、
太陽が中心から見たときに垂直に昇ってくる。
つまりこのストーンヘンジっていうのは太陽の動きに合わせて作られていて、
月始の日になると必ずその石のところから太陽が昇り、
中心に光が射すなんていうことになっている。
しかもこれがもう紀元前4千年ですからね。
そのぐらいから認識されていたっていうところで、
人間は結構初期の時代から宇宙の神秘っていうところに気づいていたのかもというところで、
月始っていうのが太陽と地球の角度によっていろいろ決まっている現象であると。
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人間はそんなことに既に紀元前4千年あたりから気づいていたんじゃないかというようなお話をさせていただきました。
ぜひですね、こういう季節柄のことっていうのは基本的には太陽との位置関係だったりとかで決まってくるものなので、
ぜひ興味を持っていただけたら嬉しいです。
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ハッシュタグ宇宙話。宇宙が漢字で話がひらがなになっていますので、
ちゃんちゃんつぶやいていただけると嬉しいです。
それでは明日はしっかり喉を回復させて放送していきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。さよなら。
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