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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回は、2022年、ホットだったトピックの1つ、
太陽系以外の惑星を研究する、というところの意味合いについて、
振り返っていきたいと思っております。
昨日同様でですね、まあ、三ヶ日にそんなゴリゴリした宇宙の話聞いてもしょうがないよ、
最新のエピソード聞いてもしょうがないよ、みたいな、思う人も多いんじゃないかなと思いますし、
僕もそのテンションで喋れるか不安だよ、っていうところもあるので、
まあ、そこのバランス見て、今回は、2022年話した、
太陽系以外の惑星の研究に関するお話をちょっとまとめて話していきたいと思っておりますので、
ぜひ最後までお付き合い下さい。
3、2、1、
イグネーション、
テンション、
スペース、
ブラックホール、
ジャパン、
トラック、
佐々木亮の宇宙話、
2023年1月2日始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の亮が、
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが817を迎えるというところで、
もしかしたら今日から聞き始める方もいるんじゃないでしょうか、明けましておめでとうございます。
宇宙話は2023年も相変わらず毎日更新というところのスタンスで、
ストロングスタイルでやっていきたいと思っておりますので、
引き続き応援していただけたら嬉しいなというふうに思っております。
でですね、今回は、
昨日2022年扱ったトピックって月面探査アルテミス計画だよねっていう話をさせていただいたんですけど、
そんな話だけで365日毎日毎日ポッドキャストなんか更新できないわけですよ。
ですよね。
そんな中でも僕が結構ご悲喜にしている研究分野、天文学の分野があって、
それは何かっていうと、惑星探査っていう部分ですね。
惑星探査、これって地球に住んでる私たちにとっては非常に重要な役割を担っている部分だなと思っていて、
2022年も様々な太陽系以外の惑星、境外惑星って呼ばれるものが見つかったんですね。
もう今時点だと5000とか6000とかっていうような数の境外惑星、太陽系以外の惑星が見つかってきているっていうところがあって、
これからどんどんどんどん見つかって、さらなる詳細な観測が進んでいくだろうというところが期待されている分野でもあるので、
プラスして、天文学の研究っていうところのモチベーション、これが何なのか。
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よく宇宙開発って何の意味があるの?みたいな、そのお金こっちに回した方がいいじゃんみたいな話とかの、
よく矢表に立たされることが多いと思うんですね。
そんな中でやっぱり天文学の研究者っていうのは、研究の意義みたいなのを結構ちゃんと論理的にまとめた上で、
研究費っていうのを獲得しているっていう、そういう背景があるんですよ。
で、それってこういう研究をしたらこういう成果が得られるっていう実現可能性みたいなところの度合いも強ければ、
あとは革命的な技術開発だったりとかっていうところにも実は焦点が当たっていたりして、
結構こういろんな評価指標をもとにお金っていうのは配られているんですよね。
なので、無駄打ちになる可能性っていうのは非常に少ない分野、
少ないっていうのは嘘か、は少ないように構成はされていると。
で、その中でも一体どういう大義があるのかっていう話もよく語られる部分なんですよ。
大義って何かっていうと、今回例えば天文学の研究とかで言うと、
そもそも宇宙に関する研究って私たちが一体どこから来て、そしてどこへ向かっているのかみたいなところが、
いわゆる天文学の研究をする上での大義名分というかっていうところになるんですよね。
どういうことかっていうと、体とか身の回りのものっていうのを構成している物質。
よく中学校とかの理科の授業で化学、化学って書いて化学の方ですね。
あそこの分野で元素の話とか出てきたと思うんですけど、
まさにああいう元素とかを作り出す、そして合成していく。
その現場が宇宙であって、つまり私たちの身の回りのものを作っているものの生成向上ぐらいの勢いなわけですよ、宇宙っていうのは。
なのでそこを理解するっていうところは、自分たちが一体どういう環境の中でどうやって生まれてきたのか、どこから来たのかっていう部分ですね。
そしてじゃあ、今の環境がある中で、もっと未来を言っている宇宙空間の中の環境ってあると思うんですよ。
地球みたいな環境を作った上で、次のステップに移動している領域みたいな。
そういったところで、そういう例を見つけたりとか、あとはそこの類似性っていうところを取っていって、
私たちがどこへ向かうのかっていうようなところを探索できるっていう意味で、
天文学の研究っていうのには一定意義がありますよっていう話をよくするんですよね。
で、もちろんここに賛否両論あるのは、いたしかたないというか、わかる部分ではあるので、
ここの是非を問いたいわけではなくて、そういう意味合いも強い中で、
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今回この2022年、やっぱりホットだったなと思うトピックで言うと、
惑星探査。まさに自分たちが生きているこの環境自体が宇宙空間の中でスタンダードなものなのか、
はたまた異質なものなのかっていうところの判断をするために、
判断をすることが最終的にできる分野でもあると思うんですね。
この境外惑星探査っていうのは、地球に似た星を見つけようとしたりとか、
逆に全然違う環境を見つけていくみたいな話とか、
そういったところ、そして太陽系がどうやってできたのかっていうところまで深掘りしていける、
結構面白い分野ではあると思うんですよ。
そんな中で、2022年だと、太陽系がどうやって成長してきたのか、
太陽系の昔の姿ってどういう状態だったのかっていうところを、
他の惑星を探査するだけじゃなくて、
ハヤブサ2とかのミッションの結果とかも出てきて、
いろいろ盛り上がってる部分ではあると思うわけなんですよね。
それのおかげで、例えば729話とかで話したのだと、
地球っぽい惑星が宇宙空間、至近棒にどれぐらいあるのかっていう話。
地球っぽい惑星でいうと、水があって岩石でできた惑星でとか、
太陽系の中で見ても、内側から水、金、地下、木、土、天界ってあるじゃないですか。
太陽系の惑星って。
その中で、地球、水、金、地、火星、木星。
木星ってガスでできてる惑星なので、
火星から内側っていうところは岩石でできている惑星だったりするんですよね。
そういう岩石でできているっていう特徴で、
なおかつ、太陽中心にある星といい感じの距離感にあるみたいなところで言うと、
数百個見つかってきてもおかしくないんじゃないかっていうような話が出てきていたりだとか。
あとは、太陽系の中の地球にとって月っていうのは非常に重要な存在で、
もちろん昨日話したアルテミス計画とかっていう部分の話で見ても、
やっぱり月を探査する意義っていうのは、
そういった地球環境を守るっていう意味でもあるというところで、
月がどうやってできたのかっていう話を799話でさせてもらったりとかですね。
結構色々してきたわけですよ。
プラスして、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡っていうのが打ち上がることができて、
そこから今、科学成果をどんどんどんどん出していってるんですよね。
ジェームスウェップ宇宙望遠鏡、たぶん打ち上げのタイミングですごい盛り上がりを見せたし、
その姿っていうのを1回は今年見たんじゃないかなと思うんですよ。
見たことない人はぜひ見てほしくて、
本当に宇宙船みたいなかっこいいフォルムをしていてですね。
それが望遠鏡の特性上、宇宙で最初にできた星っていうのを見つけようとしてるのがメインの目標ではありつつ、
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ジェームスウェップ宇宙望遠鏡で惑星を観測していく。
それによって惑星の大気に一体どういうものがあるのか。
水蒸気があるのかとか、そういった有機物があるのかだったりとか。
有機物って私たちの体を構成している物質と同じですね。
そういったところがあるのかっていうのを観測で見つけることができるんですよ。
そういうことができるようになる観測器も打ち上がって、
実際に観測のキャンペーンというのが進む中で、先日も有機物発見されたっていう話を
もう10話前くらいかでさせてもらったと思うんですけど、
そういったところも含めで、やっぱりここから2023年に向けて、
さらに太陽系外惑星の観測、そして研究結果っていうところは、
飛躍的に伸びていくっていうところが期待できるんだなというふうに思っているので、
ちょっと2022年を振り返りながら、そんな話をさせてもらったというような感じになっております。
そうですね、これもやっぱり昨日話したみたいに、
Podcast 365日話しているので、下にスライドしていっていただくことによって、
あ、なんか惑星の話またしてるなとかっていうのは結構見つかると思うんですね。
そこをどうせ1日10分で完結するようにご話させていただいているので、
それをまとめていっていくだけでも、だいぶ宇宙に関して知れる部分っていうのは
多いんじゃないかなと思うので、もし周りに宇宙好きそうな人がいたら、
800個あるうちから好きなの聞いてみなよ、みたいな感じで進めてもらったりとか、
聞き逃してる部分とかあったら、ぜひこのお休みの間で色々聞いていただけたら嬉しいなと
個人的には思っております。
ということで、今回は2022年最も熱かったトピックの1つである境外惑星の話をさせていただいて、
その上で2023年も結構期待度高いよっていう話をさせていただきました。
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さようなら。