1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 265. 金とかプラチナが貴重な..
2021-07-02 13:38

265. 金とかプラチナが貴重なのは宇宙レベルの話だよってハナシ

やっぱりゴールドとかプラチナって高価なイメージあるじゃないですか。

レアアースとかも、なくて困ってる、なんて話。

実はこれ、宇宙規模で見るとすごく面白いんですよ。

宇宙で起きる現象の頻度で、地球にある物質の量も左右されています。


この放送は「ヒカリちゃん」さんの提供でお送りしております!


【冒頭でお名前を紹介】

一緒に日本一のPodcastチャンネルを目指すスポンサーを募集中

あなたも番組スポンサー!?個人スポンサー枠の購入はコチラから。

https://ryoastro.thebase.in/


感想、質問は「#宇宙ばなし」をつけてツイッターで呟いてくださ

すぐに見に行きます!


Voicyデビューしました!アカウントはこちら!!

オリジナルコンテンツも出すので、フォローお願いします。

https://voicy.jp/channel/1726


Instagram(ryo_astro)

https://www.instagram.com/ryo_astro/

Youtube(佐々木亮の宇宙ばなし)

https://www.youtube.com/channel/UCHW6gg92z7E7hdnhbStpzTA

Twitter(_ryo_astro)

https://twitter.com/_ryo_astro

00:04
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、ヒカリちゃんさんの提供でお送りしております。ヒカリちゃんさん、どうもありがとうございます。
ということで、早速、今日の本題を先に紹介させていただきたいんですけど、
今日の本題は、昨日の重力波のお話に引き続いて、私たちの身の回りで、金とかプラチナとかレアアースとか言われるものが、なぜそんなに貴重なのかっていうところのお話をしていきたいと思います。
これ、宇宙関係ないように一見聞こえるかもしれないんですけど、実は重力波を検出するような中性子星って呼ばれるものが合体したりとか、そういったところでできるのがこういった元素だったりするんですね。
つまり、その宇宙で起こる現象の確率とか、どれだけの回数起こってるかみたいなところで、実はこの私たちの身の回りの物質の比率っていうんですかね、この貴重な、どれだけ貴重なのかっていうところが決まっているので、
今日は皆さんのこの生活の周りにあるものと、宇宙空間で起きている現象っていうところを結びつけたお話をしていきたいと思いますので、ぜひ最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。そんなこんなで、毎日恒例の緊急報告を先にさせていただきたいですね。
今日、たくさん話したいことがあって、ひとまず今週末ですね。今週末は人気ポッドキャストチャンネルワクワクラジオのお二人をゲストに迎えたコラボ会を2日連続で放送させていただきます。
番組、こちらではこのお二人が持っている宇宙の疑問とかっていうところを僕が回答していくみたいな形で話が進んでいくんですね。土曜日公開のワクワクラジオさんの方にもお邪魔させていただいて、そこはなんかもっと僕のパーソナルな部分っていうのを掘り返していただいているような感じになってます。
なので両方ぜひ聞いていただけたら嬉しくて、それの土曜日の回の編集っていうのがさっき無事終わったなっていうところの報告です。そこら辺のお話はまたちょっと明日の緊急報告ででもしようかななんて思ってるわけなんですけど、それよりもお話、それとプラスでお話しさせていただきたいのが、明日ですね。
明日21時半から音声アプリ、クラブハウスってやるじゃないですか。クラブハウスでポッドキャストのコラボ会の打ち合わせを公開でやらせていただきます。コラボ会というかゲスト会ですね。来週の週末のゲストにはアメリカのブラウン大学とかあとはNASAのプロジェクトに参加しているヒロイさんという方ですね。
03:10
この方、隕石研究の隕石とか小惑星の研究の第一人者である方で、そういった今もなおアメリカの最前線で研究をされている天文学者の方をお呼びしてですね、話題のハヤブサ2だったりとか、あとは他のアメリカの小惑星探査機のお話とかそういったところをもうがっつり専門家目線でお話ししていこうと思っております。
僕自身はブラックホールとか重力波とか、あと僕の専門だった恒星とか、そういったところは結構周りに研究をしている方がいたから、このポッドキャストで話すときも結構噛み砕いて話すことができていると思うんですけど、
小惑星だったりとか隕石、あとは流れ星とか流星群とか、そういったところってむしろよく聞く話なのになかなか取り上げてないかなと思ってたんですね。
なので、そこでもそういった悩みもあったので、ここはがっつりアメリカの大学で研究されていて、NASA の研究にも参加されている先生をお呼びしてですね、最前線のトップレベルの方からお話を伺うという企画を立てております。
なので、来週末にそれを放送させていただく予定なんですが、その放送の収録の打ち合わせっていうのを明日クラブハウスで公開でやらせていただこうというような企画も立っておりますので、明日21時半から興味がある方はぜひ来に来ていただけたら嬉しいです。
こちらですね、概要欄にリンクを貼っておくので、興味ある方はぜひよろしくお願いいたします。
そんなこんなで、ポッドキャストの内側の部分もどんどん出していけたらなと思いながら、コラボ配信、ゲスト配信をやっていきたいと思っているところでございました。
そういうところで、今日の本題入っていきたいと思います。
今日の本題は、昨日の重力派のお話の続きみたいな感じですね。
というよりも、もっと身近なお話までぐっと近寄らせてしゃべっていきたいと思っていて、何かっていうと、この私たちの身の回りで金とか、あとアリアースって言われるようなもの。
名前の通りすごく貴重なものじゃないですか。
なんで貴重かって言ったら、やっぱり地球上に存在している絶対量が少ないんですよ。
それが少ないし、プラスでやっぱり取ることができないっていうところで希少価値が上がってきてるっていうのがあるんですが、じゃあなんで少ないのかって考えたことありますかね。
06:02
これが今回のお話のメインのところになっていて、宇宙の研究をするっていうことは、私たちの体を構成している元素だったりとか、あとは身の回りにあるものっていうところを研究するっていうものすごい原点に回帰するようなお話が、宇宙の研究の最終的なゴールみたいなところになったりするんですね。
っていうのも、それで結局宇宙で金とかプラチナとかそういうレアアースとかって呼ばれるものが作られる回数っていうのがやっぱり極端に少ないからこそ、地球上にもそれだけその比率でそのレア度のまま地球の中に保存されていっているっていうようなところなんですよ。
じゃあ、もっと身近なお話でやっていくと、水素とか酸素とか、あとはもうちょっと水素酸素に比べたら少ないけど鉄とか、ここら辺をものすごく貴重なものというか、これってレアだよねと思って接したことってありますかね。
多分あんまりないと思うんですよ。これはなぜかっていうと、ここら辺で今お話ししたのって、例えば水素だったら、宇宙ができたタイミング、そのビッグバンと呼ばれるときに一気に宇宙空間に広まった元素だったりするわけですね、水素っていうのが。
つまり全部は水素からできているわけなんですよ。で、その後、宇宙空間に星とかができてきたときに、太陽とかみたいな星ですね、恒星って呼ばれるものができて、そうするとその中で宇宙空間に漂っていた水素とかっていう材料を使って新しい元素がどんどん作られていくと。
そこで炭素とか酸素とか、最終的には鉄とか、そういったところがどんどん作られていくんですね。
で、私たちって夜空見上げたら星ものすごくあるし、宇宙空間にもそういった星がたくさんあることってなんとなく知ってるじゃないですか。
つまり、そういった星があればある数だけ、その中でそういった元素、水素から酸素、炭素、鉄とかっていうところが作られたりするんですよね。
なので、無数に星があって、そこで大量にものが作られて、っていうものが私たちの身の回りにも豊富に存在すると。
一方で、じゃあ鉄とかよりももっと重い星、重いもの、今回で言ったら金とか、そういったところってどうやってできてるのか。
こういった金、プラチナ、レアアースっていった部分は、昨日紹介したような中性子星って呼ばれるものすごく密度の高いギューギューに詰まった不思議な星。
09:02
これが合体する、つまり重力波が検出されるような、そんなタイミングでしか作られないんですね。
しかっていうと語弊があるので、他のパターンもありますが、そういったところでも作られるのが金とかプラチナとかっていったところなんですよ。
どういうことかっていうと、まず中性子星っていうのは、例えば仮に太陽ぐらいの重さだった中性子星ってどれぐらいの小ささかっていうと、10キロメートルぐらいの大きさ。
なのですっぽりと山手線の中に収まるぐらいの星、これが中性子星って呼ばれるものなんですよ。
これ地球に比べて太陽ってものすごい大きいじゃないですか。
なのでそれがどれだけ異常に小さいかっていうのはなんとなくイメージつくと思うんですね。
その中性子星が2つ合体したとき、つまりはその異常に小さくて異常に重い星っていうのがお互いガチャンとくっついたときにものすごい衝撃が生まれるわけなんですよ。
そのものすごい衝撃で、もともと中にあった元素たちっていうのがすごいスピードでいろんな元素がバーっと合体して作られていって、私たちの身の回りには少ない金とかプラチナとかレアアースっていったものがそこで作られるんですね。
なので私たちから見たら一見特殊に見える中性子星って呼ばれるもの自体も、の中でもまだやっぱり金とかを作るほどの力は持っていなくて、その異常な星と異常な星っていうのが合体するときにものすごいパワーを持って金とかレアアースって呼ばれるものが作られるっていうことなんですよ。
なので、そう考えるとブラックホールとか中性子星って呼ばれるものって、星が死んだ後のものだったりするので、普通の星に比べたら個数も少ない。なおかつそれらが合体しなきゃいけないっていうところで、その現象としての貴重さ。
さらにそこで作られた物質が地球の中に少しでも含まれるなんていうところのレア度で金とかレアアースっていうところは非常に貴重さが注目されている現象になるわけなんですね。
これが2017年とか2016年とかに重力波が見つかって、やっぱりこれって今まで考えられてた、これ計算でずっと考えられてきてたんですよ。
なので、それが証明されたみたいな形ですね。
なので、僕がこのPodcastチャンネルでよく言う天文の研究、宇宙の研究っていうのは、計算で解き明かす人たちと観測で解き明かす人たちっていうのがいる中で、この金とかレアアースとかって作られる現場の予測をした計算やってる理論屋さんっていう方々が今回はリードしていた研究結果だなっていうような感じです。
12:15
これ深く調べてみると、実際に2016年2017年に重力波が見つかるもっと前、2014年とかにすでに国立天文台からそういう計算結果が出たっていうようなプレスリリース、来週は論文が出てたりするので、そういったところでもやっぱり計算が一歩リードしている業界だったんだなっていうのをすごく実感するようなお話でした。
なので今日はこのお話をもとにですね、身の回りのものっていうのが宇宙空間での出来事に左右されて発生しているものなんだよっていうところだけ頭に片隅に入れといていただけたら嬉しいなと思ってます。
こんな感じで楽しむ宇宙も悪くないんじゃないでしょうか。
今回の話も面白いなと思ったら、手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問はツイッターのハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになってます。そちらで募集しております。
それではですね、あさってからのコラボ会お楽しみにと。
来週のコラボ会の公開打ち合わせ、こちらも明日21時半からクラブハウスで行いますので興味がある方は覗いてみてください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
13:38

コメント

スクロール