00:04
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、陽一山田さんの提供でお送りしております。陽一山田さん、どうもありがとうございます。
冒頭で読んでいるこちらのスポンサー枠、興味がある方はぜひ概要欄からチェックしてみていただけたら嬉しいです。
ということで、早速今日の本題を紹介させていただきたいんですけど、今日の本題は、天の川を撃ち抜く弾丸っていうタイトルですね。
これなんか、すごく何言ってるかわからないかと思うんですけど、簡単に言うと、天の川を、天の川って私たちがいる銀河なんですね。
天の川銀河っていうところの中にいて、夏の夜空に見えるのはその天の川銀河の姿であるという感じの状況の中で、
その銀河を突き抜ける、糸を引いたような現象っていうのが見つかっているんですが、それがなんとブラックホールの仕業だったんじゃないか、なんていうふうに言われてるんですね。
なので今回は、そちらの天の川銀河を貫いたブラックホールのお話をしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということで早速ですね、本題の前には毎日の緊急報告なんですけど、
昨日の放送ですね、昨日のポッドキャストの放送が反映されていない端末が多かったみたいなんですね。
確かにポッドキャストどれだけ再生されているか見れるんですけど、いきなり初心者ポッドキャスターになったぐらいの感じの再生回数で、
僕何か炎上するようなことやらかしたのかなみたいな不安になるぐらいの感じだったんですよね。
そうしたらリスナーの方が、これ僕の方で反映されてないですみたいなお話をしてくださったので、
再度アップロードさせていただくっていうところで、せっかく毎日配信をしてるにもかかわらず、
とりあえず今日の夕方ですね、昨日の分を再度アップし直しました。
なので2回通知が来たりした方いたら申し訳ありません。
そんな感じで、僕いつもAnchorっていうアプリ使ってるんですね。
このポッドキャストの配信アプリなんですけど、それを使ってやってるんですけど、
そこからAppleに反映されたりSpotifyに反映されたりするんですけど、
その時間のタイムラグはあれど、ちゃんと適切に反映されないっていうパターンは実は今まであんまりなくて、
もうだって260回放送とかなわけですよね、これが。
なのでなんでそんなことが起きてしまったのかっていうところが若干疑問なんですが、
03:05
これは気にせずこれからもやっていければなと思ってます。
そんな感じでちょっと昨日は困ったなという状況がありながら、
今日もちゃんと配信してると。
しかも今日はこれ収録時間10時半ですね。
こんなに早い時間に撮ったのは久しぶりっていう感じなので、
昨日のとセットで聞いていただけたら嬉しいなと思ってます。
しかもこの2日間ぐらいちょっと喉の調子が悪かったんですが、
ようやく回復というか、いつものトーンでいつもの喋り方で放送できるぐらいにはなってきました。
なのでそんな声の復活する過程なんていうのもこの3回ぐらいで楽しんでいけたら嬉しいですね。
そんな感じで今日はこんな今日の本題に入っていきたいと思います。
すいませんちょっとグダっちゃいましたね。
今日の本題は天の川を撃ち抜く弾丸。
その正体がブラックホールだったっていうお話をさせていただきたいと思います。
これですね、実はちょっと前の論文なんですね。
2017年とかになるんですけど、
研究っていうのは基本的にはその後も大きな間違いっていうのは基本的にないだろうっていうようなものがほとんどなので、
そういったところでいつ紹介しても問題ないと思っております。
そんな感じでやっていくと、
まず今回研究の対象になっているのがこの天の川銀河って呼ばれるものですね。
これ結構このポッドキャストでも何回か出てきているものだと思うんですが、
この天の川銀河っていうのは私たちのいる地球というか太陽系も所属している銀河系になるんですけど、
この銀河っていうのが皆さん頭の中で想像する銀河って、
星がたくさんあってぐるぐる渦巻いているみたいな感じだと思うんですね。
そんな銀河の中に実は私たちもいると。
その銀河の中心にはものすごく大きなブラックホールがあって、
そのブラックホールの重力によって周りの星がかき集められている過程が銀河っていう姿で見えてるんですよ。
夏の夜空を見上げた時に見える帯状の星の帯の天の川っていうのは、
結局はその天の川銀河を横から見ているみたいなイメージになってるわけなんですよね。
そんな天の川銀河をよく見てみると何か単純な円盤になってるっていう感じじゃなくて、
よく一部を見てみるとその円盤から糸を引いたようにある方向に星が引っ張られている様子っていうのが見えるんですね。
例えばゴムの膜みたいなのを作った時にある一部をギュッて引っ張ったような感じで、
06:04
星がある平面から引っ張られている様子が見つけられると。
これがじゃあなんでこんな構造ができてしまったんだろうっていうところが結構世の中では疑問になっていたと。
この現象っていうのが何なのかっていうのを実際に地上の望遠鏡だったりとかっていうので詳細に調べてあげた結果ですね。
なんとこれは5000年から8000年くらい前のタイミングで天の川銀河を横切った小さなブラックホールだったんじゃないかっていうのが研究結果として明らかになったわけなんですよ。
つまりこれ面白いのが真ん中、天の川銀河っていうのはものすごい巨大なんですね。
何十億と星があって、その星を引っ張るぐらいの超巨大な質量のブラックホールが中心にあるという状況で、それを横切るようにいろんなブラックホールが実は存在していると。
そのブラックホールがたまたま天の川のその平面を突き破ったせいで、突き破ったというか突き抜けたんですね。
じゃあ突き抜けたらどうなるかというと、ブラックホールって光が脱出できないぐらいものすごい強い重力を持っている星なわけですよ。
つまりそれが星がたくさんある領域を突き抜けた場合、これがどうなるかというと、そこにあった星たちを自分の重力で横方向に引っ張っていってしまうと。
なのでそのブラックホールに引っ張られた糸みたいなのが伸びて、天の川銀河からある一部だけ線が出ているかのように糸を引っ張っているような星の帯っていうのが見え始める。
なんていうのが見えてたわけと。
これの正体がブラックホールだったというような結果ですね。
実際にさっき言ったみたいに光が出れないぐらい強い重力のものがブラックホールだと言っていたと思うんですが、そうすると結局はそれが単体で存在していたところで見つけることっていうのはできないんですよね。
だって光も出てこないから。
こういうふうに星がたくさんいる領域のところにブラックホールが通ってきたってなると、その星たちが通った普段は見えないブラックホールの重力に引っ張られて変な動きをする。
または位置が一気に変わってしまう。
なんていうところでブラックホールの存在が確認されるっていうのがこれまでブラックホールが見つかってきた経緯みたいな感じなんですよ。
世の中にはもっと巨大なブラックホールとかも存在していて、僕が専門でやっていたX線天文学、宇宙から飛んでくるX線を観測するっていう、これまた結構マニアックな分野なんですが、そこでも巨大なブラックホールってのはたくさん見つかってた。
09:05
じゃあどうやってそういうブラックホールを見つけてたのかっていうと、今回みたいに星を基本的には周りに持たないブラックホールとは別で、ブラックホールが誕生したタイミングで近くに星がいるっていう状況が頻繁に見られると。
で、そうするとその星っていうのはどうなるかっていうと、ブラックホールの重力に引っ張られて、だんだんその星自身のガスとかがブラックホールにちょっとずつちょっとずつ吸い込まれていくっていう感じで、星のガスが1個のブラックホールの周りをぐるぐる回り始めて、そのガス自体が光ってくるっていうような現象が見えたりしてブラックホールが観測されるんですね。
つまり何が言いたいかっていうと、ブラックホールって多分結構小さい頃から宇宙にはブラックホールがある。何でも吸い込まれる穴があるみたいな言われてると思うんですが、それ自身っていうのは未だ見ることはできないんですが、
そこに吸い込まれていく星だったりだとか、あとはそのブラックホールの重力によって歪められた別のところから来た光だとか、こういったところで間接的にブラックホールの存在があるものだと言われてる。そんな感じですね。
なので、今まであんまりお話ししてこなかったブラックホールって何であることがわかってるのか、なんていうお話を最新の研究に絡めながら紹介させていただきました。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問についてはTwitterで募集してます。
ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになってますので、じゃんじゃんつぶやいていただけると嬉しいです。
これですね、最近実はものすごいコラボの面白い話っていうのが企画として今水面下で動いております。
一つは会社とのタイアップみたいな感じだったりとか、あとは他の番組とのコラボだったりとかいろいろあったりするので、また発表できるときになったら発表していきたいと思います。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。