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はい、始まりました、佐々木亮の宇宙話。この番組では、1日10分宇宙時間をテーマに、全世代が最新の宇宙を学べる話題を、ドクター佐々木が毎日お届けしておりますというところで、早速今日の本題紹介させていただこうと思うんですが、今日の本題はですね、金星、私たちがいるこの地球と同じ太陽系の惑星である金星について、
ちょっと詳しく話をする、なんて言うんでしょう、ちょっとアバウトな回というような感じでやっていきたいと思います。というのも、なかなか普段、1個の論文についてとか、あとは宇宙ビジネスでこんなお話出てました、なんていうのを結構取り扱ってたりすると思うんですけど、やっぱり身近な星っていうところが知れた方が、聞いてくださっている方も面白いんじゃないかなというので、
今回は金星、太陽系の金星っていうのがどんな星なのかっていうのを深掘っていく企画になっておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
はい。そんなこんなで、本題に入る前に毎日恒例の近況報告というか活動報告になるんですが、今回もですね、今、Voicyっていう音声SNSを使って生配信をしながらこの収録をしているという感じになってます。
なので一番早いのはVoicyなんだけど、Voicyの方には最新のアーカイブっていうのが載らないので、そのアーカイブ聞きたい方はぜひPodcastに来てくださいというような感じで、Podcastを一人でも多くの方に聞いていただきたいというところでこんな感じでやってます。
最近の話、いろいろ何しようかなって考えてたんですけど、この土日でですね、バイリン・ガリレオっていう科学系のPodcastをやってるNaotoさんをゲストに迎えて、今すごい結構注目度が高い科学系Podcastについて語らせていただいたんですね、一緒に。
こちら聞いていただいた方いらっしゃいますでしょうか。これやっぱり面白くて、この話題の中でも話した通り、今Apple Podcastのホーム画面でも特集をされているぐらい、やっぱり科学ってこんなに面白いんだよっていう注目度が高くなってるっていうのがあるんですね。
で、実際に今いろいろやっぱ非科学的だとか、そういったような話ってよくあるじゃないですか。根拠があるのかないのかとか。そういったところで言うと、やっぱり科学の話っていうのは実際の実験結果とかだったりとか、そういうのに基づいて話が進んでいたり、やっぱり論理的に話、物事が進んでいったりってするので、結構気持ちよく聞ける番組が多いんじゃないかなと。
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で、コラボの中でも話した通り、各分野の本当に専門家と呼べるレベルの人たち、本当に拍手号を取ってる人たちばっかりだったりとかするので、そういったところでまた最先端のお話が聞けるっていう面白さも体感していただけたらなと思ってます。
で、もうぜひですね、僕たちが伝えたいことっていうのは土日のゲスト会で話したので、そんなところまた聞いていただけたら嬉しいなと。
で、本当にこの後ですね、日曜日の会で話した通り、オフラインイベント、ないしはオンラインイベントみたいなのは必ずやっていこうと思っているので、興味がある方はぜひ僕のこのポッドキャストでアナウンスするものだったりっていうのを逃さずに聞いていただけたら嬉しいなと思ってます。
でですね、ポッドキャスト、今すごく注目されていることが肌で実感しているので、ぜひなんとかこのポッドキャストどんどん人入ってきてほしいというところで、8月の今週、来週あたりでYouTubeの方もがっつりと再開させていってですね、僕は基本的に顔出しとか全然OKなタイプなので、
そういったところでまた新しいリスナーの方に来てもらえるような、そんな仕組みいろいろ作って番組全体盛り上げていこうと思ってます。
なのでですね、僕が公言している日本一のポッドキャストチャンネル、つまり国内ランキングで日本一位を取るっていうところに全力を注いでいこうと思ってますので、これからもよろしくお願いいたします。
はい、そんな感じでちょっと前置き長くなりましたが、本題入っていきたいと思います。
今日の本題は、金星について学んでいこうというコーナーになっています。
金星っていうのは、私たちがいるこの太陽とかと同じような、いわゆる太陽系の惑星というところでのお話になっていて、内側から水・金・地下・木・土・天・海というように皆さん覚えたと思うんですけど、
それの内側から2番目ですね、金星、これがどんな星なのかっていうところを紹介していきたいと思います。
これ、簡単に言うとやっぱり地球とは全然違う状況が起こっているのが金星なんですね。
どういうことかというと、例えば地球の持っている大気っていうのは私たちが生活できるぐらいのものなので、
いわゆる窒素だったりとか酸素だったりとかっていうのが多く含まれている大気になっています。
一方で、この金星の大気っていうのは基本的に全て二酸化炭素、ほとんどが二酸化炭素でできている。
なので私たちは呼吸するときに酸素吸って二酸化炭素を吐くみたいな状況になってますけど、
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数酸素がないという状況で、まず生存という意味ではなかなか難しかったりする。
プラスで、この金星の地表はそんな感じなんですけど、上空に分厚い雲がありまして、
この分厚い雲が何でできているかっていうと、地球みたいに水蒸気ではなくて硫酸なんですよ。
硫酸、何でも溶かしちゃうイメージのあの硫酸ですね。
あれの雲がある。つまり地表では呼吸もできない。
空を見上げたら、私たちの体を溶かしてしまうような硫酸が雲としてできているというような非常に過酷な環境にあるのがこの金星なんですね。
しかもこの金星って地球に比べて内側、太陽に近い位置にあるので、
表面の温度っていうのが400℃ぐらいものすごく暑いです。
やっぱり太陽に近ければ近いほど暑くなるので、それは暑いだろうなっていう感じもあったりとか、
あとは大気がものすごくぎゅっと詰まっているので気圧がすごいですね。
90気圧とか。この1気圧っていうのがいわゆる地球の一般的な気圧の量だったりもするので、
そう考えると単純に地球の90倍ぐらいの大気があるような、すごく地球とは異なる環境を持っているのがこの金星です。
ただですよ、地球と一緒に生まれたことは確かなんですよ。
太陽系のこの惑星っていうのは基本的には同じタイミングでできて、
真ん中の太陽ができて、その後にその周りにある塵とかガスっていうところで、
そいつらが固まって木星だったりとか、地球だったりとか、今回お話しする金星だったりとか、
そんなものをどんどん作っていってると。
ってことは、もともとの材料は一緒。
つまりできた瞬間っていうのは、結構あながち地球と同じだったっていう可能性も考えられるんですね。
ただどこかで必ず分岐点があって、地球はこの水分で潤っていたりだとか、
もろもろ私たちが住んでいけるっていうような非常に快適な状況になってる一方で、
冒頭に説明したように金星っていうのはかなり生活には向いていない過酷な環境になっていると。
で、これがまだ未解決なのが宇宙の面白いところ、また金星の面白いところなんですね。
この40何億年というたっている、私たちの地球とか金星っていうところの歴史の中で、
一体できるタイミングで同じだったであろう2つの惑星っていうのは、
どんなところで分岐点を迎えたのか、太陽に近いっていうところが重要なのか、
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はたまたそれ以外の情報っていうところがそれを決めているのか、
なんていうところは未だに研究がされている段階と。
プラスして上空にある流産の雲、これ結構金星では最も重要とも言ってもいい、すごいキーになるポイントなんですね。
最初に言ったみたいに私たちの体を溶かしてしまうような、いわゆる金星の流産の雲、流産でできている雲っていうのが、
ものすごく速いスピードで金星の周りをぐるぐるぐるぐる回る。
つまり金星の表面っていうのは、すごい強い風が吹いてるっていうイメージなんですよ。
どれぐらい速いかっていうと、金星の時点、金星自身が1回転するのにかかるのが243日なんですね。
地球が1日で1回転するっていうのを考えると全然遅い感じにはなりますが、金星はそんな感じでゆっくり回ってると。
その一方で雲が回るスピードっていうのは、金星自身が回ってるスピードに対して60倍のスピードで風が吹いて回ってるんですよね。
なぜ上空の雲の動きだけそんなに速いのか、時点に対して60倍も速いのかっていうところもまだ分かってないと。
そういったところをいろいろ調べるために、例えば金星の周りをぐるぐる回すアカツキっていう人工衛星がJAXAから打ち上げられたりして、
ものすごく近くまで行って金星の情報を取得して、なんていうところを取り組んではいるんですね、実際に。
ただやっぱりまだ観測の例が少なかったりとか、そもそも初めてそんなに近くに寄って内部まで見たとかいろいろあるので、
今後、やっぱりいろんな金星に対するアプローチでそこら辺は分かってくると。
なので今後、今回の話を聞いて金星に注目するときは主に2つのポイントに注目してほしい。
1つが今言ったみたいな雲が異常に速く回っている、星の周りをぐるぐる回っているのは何でなのかっていうところ。
そしてもう1つは地球と一緒に生まれたはずの金星が一体いつのタイミングで、そしてどういう過程を経て今の過酷な環境を作ってしまったのかっていうところ。
そんなところをどんどん解明していくための研究っていうのが今後進んでいくはずなので、そういったところはぜひ注目していただければなと思っています。
ということで今日は私たちのいる地球と関連がありそうでなさそうな金星のお話をさせていただきました。
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