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1日10分宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙ばなし。今回は昨日紹介した太陽観測衛星日の出。この衛星が残した最高の研究成果の一つである、ものすごい小さいフレア見つけたよって、小さい空き見つけた感のある素敵な研究の話させていただこうと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
宇宙ばなし。
2023年12月16日、始まりました佐々木亮の宇宙ばなし。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1163話目を迎えております。
いい数字まで来ましたね。
ということで、土曜日16日。
まあ、今週半ば体調を崩して、若干挫折しかけましたけど、なんとか復活してやっております。
もう全然ね、もう完全回復って感じです。
ちょっと、え、もしかしてなんかコロナとかインフルとかそういう感じのから来る、喉とか耳の痛みなのかなっていうのが不安になって、
昨日ですね、検査ちゃんとして全部陰性で大丈夫みたいな感じになっておりますので、
ただの体調不良ですね。
なんか、腹鼻クエンってやつらしい。
うん、悲しいね。
はい、ということで、やっていきたいと思います。
最近はフレア特集っていうことで、太陽フレアだったり、恒星フレアだったり、星の表面で起こる爆発現象をずっと追ってきている。
そんな感じになっているわけなんですけど、
太陽観測衛星日の出の紹介
昨日、昨日のエピソードで、日本が起こる太陽観測衛星、日の出。
そういう人工衛星を紹介しました。
もう、この日の出がね、大活躍、もう大活躍。
まあ、13年、14年、15年か、15年以上稼働しているっていうところで、もう、太陽研究、日本の太陽研究ってほんとすごくて、
世界に対して、ほんとに、一個、なんだ、太陽研究といえば日本だろうみたいな雰囲気を出しているぐらい、重要なものなんですよ。
で、そういった業界は、
で、そういった業界は、
それを牽引してきてくれているのが、この日の出だったりするので、
なんとか、この日の出の素晴らしさっていうのを伝えていきたいというところで、今回は、日の出が残した研究成果の一つですね。
こちらを紹介していきたいと思います。
で、なんか余談なんですけど、最初から余談するのも何かなと思うけど、
日の出、今これソーラーBっていうプログラムなんですよ。
なんか、このプロジェクトの名前的にね。
で、今まさにソーラーCっていうプロジェクトが立ち上がっていると。
で、これもちろんこっから実際に打ち上げるとか、実際のこのプロジェクトとして、ちゃんと表舞台に立たせるみたいなところまでは、もう何個かステップがあるので、
で、こっからね、頑張ってほしいところではあるんですけど、
そんな中で、
この日の出の成果があるからこそ、ソーラーBからソーラーCっていうところにアップグレードされていくような、そういう軌道に乗れているっていう特徴もあるんですよね。
こういう名前の付け方って実は結構あって、このポッドキャストでも、X先天文学っていう話をしたときに、
昔は、スザクとかアスカとかそういうのがあるっていう話したじゃないですか。
で、なんか、ひとみがアストロHっていう名前で、
その前のスザクがアストロEかな?アストロE2か?っていう風になってたりっていうので、
どんどんどんどんアップグレードされていってるのが、この英語からわかっていくというような、実はそういうネーミングのセンスもあったりするんですよ。
まあ、じゃあアストロEがとか、アストロE2がみたいな、アストロHがって、なんか馴染みがあんまりわからないじゃないですか。
ね、そういうあんまり馴染みがないんですよ。
馴染みがわからないっていう特徴があるから、相性をつけるんですよね。
だから、クリズムってこのままいくんだって思いました。
でね、今、打ち上げて頑張って運用しているって話を、この間ね、運用チームの仲間から聞きましたよ。
だからもう、ほんと大変なんだなと思って。
だから僕はポッドキャストとか応援したいなと思ってるんですけど、やっぱクリズムって呼びづらいよねっていう。
あと、どこがLでどこがRなんだろうみたいなね。
あ、Rなんですねみたいなのを誰かに言われたこともありますね。
まあ、そういったところで、相性ってのは意外と大事だなっていう話をして、
まあ、日の出っていうのもなんか太陽の観測装置っぽくてわかりやすいじゃないですか。
だから僕は結構いいなと思ってるんですよね。
で、まあそんな中で、こうずっと観測をしてきた中で、日の出が見つけた太陽の表面の特徴の一つに、
これタイトルにもしました。
で、こういう風に言われるものがあります。
ナノフレア。
普段はフレアフレアって僕がずっと言ってるから、みんなの中になんとなくこうフレアっていう現象だけが頭の中にこう残ってると思うんですよね。
ただ、実はその規模によっては呼び方が違うと。
マイクロフレア、ナノフレアっていうような感じで、どんどんどんどんちっちゃくなっていくときに、そういった名称がついたりするんですよね。
ナノフレアの発見
で、このナノフレアとかっていうものすごいちっちゃいフレア、実はこの日の出の観測があるまでは分からなかったっていうのが予測はされていたけど、存在するかどうかを確認できていなかったっていうところなんですね。
で、これどういう研究が行われたかっていうと、太陽観測衛星の日の出っていうのがあります。
これがX線の観測装置を持っている
具体的に言うと紫外線に比較的近いような
ちょっと危険度は低いX線を見るっていうのが日の出で
より危険なX線 ガンマ線とかに近いような
体に当たったらそっちの方があんま良くないなみたいな感じるようなもの
っていうのがX線の中でもいろいろ分かれてるんですよ
みんなの目で見る光の青色と赤色ぐらい違う
X線の中での赤色が日の出が見ている難X線と呼ばれるもので
みんなの目で見てる青色っていうのが
これ 硬X線 硬いX線って書くんですね
だから赤と青どっちが強いか分かんないよってみんな思うかもしれないけど
これ青に近い光で僕らの体に有害だってみんなが分かってんのって
紫外線
ってあるじゃないですか
あれって青の外側に紫があって
紫よりもさらに人間の目には見えないけど光がある
つまりそっち側に寄って行けば寄って行くほど
目に見えなくはなるけど危険な光が潜んでいるみたいな
だから青っぽい光の方が危険だっていう認識を持ってもらえればいいかなと思ってて
だって赤外線照射って言われても
平気そうじゃないですか
そういうことね
っていうような感じで
まあとにかく青色っぽい光の方が危険だと
でまあそんな中でX線もだから
いろんな種類の光があって
青色っぽい光も赤っぽい光も両方捉えることで
新しく太陽の表面見える
なんだ目っていうのが生まれてくる
っていう風に考えられてるんですよね
そういうことで
まあ日の出だけじゃなくて
えっとフォクシーって呼ぶときに
呼ばれる
フォーカシングオプティックスX-rayソーラーイメージャー
外でねバイクが暴走族が毎回通るんですよ
うちの前は
はいということで
フォクシーっていう
ロケット観測っていうのを行って
太陽を観測してあげた
でそうするとですね
なんと
これマイクロ
ナノフレア
ナノフレアって呼ばれる
本当に
小さいエネルギーの
小さい爆発のフレアっていうのを
観測することに成功したというようなところが
今回明らかになったっていうところですね
でこれなんで
いろんな光で見ることで
太陽の新しい側面が見えてくる
そしてより目のいいもので見ることによって
ちっちゃいフレアっていうのを見ることができると
でじゃあなんでそんなちっちゃいフレアを
見なきゃいけないのかっていう話が
頭の中に疑問に出てきたら
もう立派な研究者ですね
なんで見るんだろうみたいな
ここはもう宇宙話クロートの聞き方ですよ
でどうせここで佐々木こうやって言ってくるんだろうなみたいな
でそんな感じで
太陽っていうのは
昨日のエピソードでも話したみたいに
コロナと呼ばれる
ちょっと不思議なエリアを持ってるんですね
コロナ
コロナウイルスの名前の由来にもなった
太陽のコロナと呼ばれる成分
簡単に言うと
太陽の上半身が
遠くに行けば行くほど
温度が上がるという
謎の現象です
昨日焚き火の例えでも話したから
ぜひ昨日のも聞いてほしいんだけど
結局は太陽の中心の熱源から
離れていってるにも関わらず
温度が上がっていく
温度が上がるってどういうことか
っていうのを考えていくと
どっかからエネルギーを得ている
太陽のコロナ加熱問題とナノフレア
加熱されている
熱の何かエネルギーを受け取っている
っていう風に考えられるじゃないですか
ここがポイントですね
でも今までそれを説明する現象を
見つけられなかったっていう
じゃあそれって何があるんだろうっていうので
実はこれいろんな説が出ていて
そのうちの一つが
コロナ加熱問題と言われるものでした
コロナ加熱
コロナ加熱問題と言われるものでした
コロナ加熱問題と言われるものでした
コロナ加熱を説明するのに
マイクロフレア加熱とかって呼ばれるような
現象が予測されてたんですよね
すいませんちょっとどちゃりましたね
コロナ加熱問題っていうのは
物理学的にもかなり問題視されていて
でその問題視されてる中で
じゃあそれを説明するのに
重要なファクターとなるのが
これフレアだと言われてました
特にナノフレアっていう
僕たちは見えていないんだけど
小さい規模のフレアが
ナノフレアの発見
ボコボコボコボコボコボコボコボコ起きていて
でその起きているフレアによって
上空が加熱される
そういった現象が
あるんじゃないかあるんじゃないかと
言われているところに対して
そのマイクロフレア
さらに小さいナノフレアって呼ばれるものを
発見することに成功したのが
今回これ日の出の大きな成果の一つとして
ネイチャーアストロノミーと呼ばれる
雑誌に掲載されたんですよね
これはやっぱすごいことで
これによって
じゃあコロナってやっぱりフレアによって
加熱されてんのかっていう説が
ガッと熱量を帯び始めたんですよ
ただここがややこしいところで
もちろん世の中のことなんて
なんか現象が起きた時に
10ゼロで全部この現象によるものだ
なんていう説明はできなくて
太陽の表面でも
そのフレア加熱以外にも
内側から出てくる波動みたいなもの
波みたいなもので加熱されるっていう説もあって
電子レンジみたいな感じかなイメージは
ちょっとたぶん
例えとしてあんまり良くないんだけど
ここはね
ポッドキャストで説明するのがむずいから
いつも喋ってなかったんですよね
アルベンハって呼ばれる波があって
でそれが由来になって
コロナを加熱するっていう
まあそういう
こともあってっていうので
まあ結構この二大巨頭で争われてるんですよ
論説が
フレア加熱なのか波動加熱なのかみたいな
でこの観測によって
ナノフレアの存在が指摘されて
おこれはやっぱ
ナノフレア来たんじゃないのってなったんだけど
今は多分波動の方が支配的
っていう風な論説になっているんだと思います
僕が研究していた
研究でがっつり考えていた頃は
確かそっちの方が強いっていう話になっていたような気がするんですけど
まあとにかくその二説があると
っていうところで
まあなんか最終的には
それがこうコロナを説明するすべての要因だって
いう風にならなかったもののですね
ものの結構いいお話になってきてるっていう
そういう感じで
昨日での大活躍の一面を
今回はお話しさせていただきました
いやすごいですね
僕はこれを見ながら
ああやっぱすごいな太陽の
でなんかこう人工衛星とかの観測装置とか作る時あったんで
JAXAの共同研究員の人に
日の出の設計の話とかを色々聞きながら
であとはJAXAに行ったら見れる資料みたいなので見せてもらって
ああこうやって作るんですねみたいなのをやった記憶もあるんで
結構個人的にも思い出深い人工衛星なんですよね
だからもうちょっと凄さをみんなに共有したくて
もうちょっと話そうかなって思ったんですけどね
思ってるんでぜひ明日も楽しみにしておいてください
そんな感じで今回は以上になります
宇宙兄弟とALS基金
そうそうそう昨日ね
ある素晴らしい回に行かせていただきました
何かっていうと
まあ宇宙兄弟がやっているALSって呼ばれる病気の
研究基金を作っているセリカ基金っていうのがあるんですね
でこれが7年目を迎えていて
もう総額支援金だけで1億円っていうことになって
でそのALSに関連する研究を出した人たちに対して賞を贈る
そして研究費として数百万円渡すみたいな
そういう会があって
その授賞式に実は参加させていただきました
なのでこれはねその宇宙兄弟の
こう一緒にエピソードを作らせていただいてるとこもそうだし
まあ個人的にもちょっとねこうALSのところであの会話させていただきましたので
今は待っていただくことが多かったりするので
あのぜひっていうところで呼んでいただいて
本当に素晴らしい会だったなっていう
なんか宇宙兄弟のストーリーの中で感じるALSとの距離感っていうよりも
やっぱり僕は最近そういうのをかなり身近に感じるようになっていて
なおかつ今回その授賞式っていうのに行かせていただいたことで
なんかこう目の前でちゃんと全てが整ってきましたみたいなのをね
動いているんだなっていうのを実感できたっていうのとか
あとは僕は理学研究っていうところの畑にいたから
医学系のそういう授賞式とかって
なかなか体験することなかったんですけど
参加された先生方が
この現場の熱量はすごいよみたいな言っていて
やっぱ宇宙境内のパワーってすごいんだなみたいな
思いましたね
患者さんも疾患されてる方もいらっしゃって
そういう人もいて
なおかつ研究をされてる方もいて
それが基礎研究の人 臨床の方もいて
で 他の場面で
いろいろこうなんていうんだろうな
社団法人とか作って活躍されてる方だったりとか
そういったいろんな業種の人たちが
ALSっていう一つの目的に向かって動いているみたいな
そういった現場って
医療の授賞式とかでもなかなかないらしいんですよね
その熱量って本当にすごいよ
っていう話をされていたので
なんかいい場に呼んでいただいたなっていうのを
本当に思いました
いやよかった
本当に宇宙兄弟の皆さん
セリカ基金の皆さんありがとうございます
そうで あとは嬉しかったことが
その宇宙兄弟のコラボの時に
いろいろ連絡とか取らせていただいた方
いるんですけど
で そこで会場で話させてもらって
あのセリカ基金のご準備をしている
運営の方たちの控室で
あの宇宙話の
あの宇宙兄弟コラボのエピソードが
BGMとしてかかっていたっていう話を聞いたんで
それもちょっと嬉しかったポイントの一つでした
ということで
まあ僕もこうね
セリカ基金のところに協力していきたいなと思っているので
あのこれから宇宙話の中でも
いろいろそういう話していけたらいいかなと思っております
まあタイミング見て
いろいろやっていこうかなと思っているので
ぜひ皆さん楽しみにしておいてください
よろしくお願いします
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