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2021-10-29 15:07

387. 【sorae】とうとう別の銀河で惑星が発見された!?なハナシ【NASA】

宇宙ポータルサイトsoraeとの週一コラボ企画!史上初発見の別の銀河での惑星です!

https://sorae.info/space/20211021-nasa-lucy.html


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世界で初めて別の銀河から発見された惑星の話をピックアップ。これは世界が変わる!


soraeの記事はこちら

3000万光年先の銀河「M51」に存在するかもしれない太陽系外惑星の候補が報告される

https://sorae.info/astronomy/20211027-m51.html


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、今日の本題ですが、今日は僕たちがいるこの天の川銀河とは別のところで、別の銀河で初めて惑星が発見された、そんなお話をさせていただきたいと思います。
今まで散々、新しい惑星見つけたとか、この惑星、実は地球っぽいみたいな話させていただいたと思うんですけど、あれって実は、私たちからものすごく近い距離、
言うて3000光年とかなんですけど、3000光年ぐらいの間だけの話だったんですね。 それって全部、私たちがいるこの天の川銀河っていうところの中にいて、
なので、その中でしか情報が得られてなかったと。 ただ今回、新しい研究手法っていうのが用いられたおかげで、なんと全然違う遠くの銀河、
その中に惑星があるんじゃないかというような研究結果が出たというところで、今回はそちらの研究結果を紹介していきたいと思っています。
今回のお話ですね、大人気宇宙ポータルサイト、ソラエとの毎週恒例のコラボ企画となっております。 話の内容ですね、面白いなぁと思ったり、もうちょっと知りたい。
あとは画像で見て、なんかもっと宇宙っぽい雰囲気感じたい。 なんていうふうなご希望がある方はですね、ぜひ
概要欄に貼ってあるリンクからソラエの方飛んでいただいて、同じ話、もっと深く記事によって書かれておりますので、ぜひ覗いてみていただけたら嬉しいです。
はい、そんな感じで今日本題をお届けしていこうと思うんですが、本題の前に毎日恒例の緊急報告挟ませていただこうと思っております。
そうですね、昨日なんですけど、今日もまたちょっと更新が遅れていて、現在9時半とか、9時半過ぎとかになってるわけなんですけど、
そうですね、やっぱり夜に収録をしようとするとどうしても最近喉の調子が悪くて、なかなか一発撮りができないと。
で、なんで夜だけ体調が崩れるのかはいまいちピンとこないんですね。 昼は全然問題なくて、前は昼も結構しんどかったんですけど、
喉の調子が夜だけ悪くなるみたいな。 だんだん治ってきてるんで、あんまり気にせずやっていこうかなというような感じで、更新のタイミングが遅れて申し訳ありませんが、
もう少し待っていただければ、しっかりと朝の通勤時間だったりとかに間に合わせられるような更新になると思いますので、よろしくお願いいたします。
で、どんなこと最近あるかなと思ったんですけど、昨日は僕そもそもずっと在宅ワークなんですよね。家でずっと仕事していて、
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基本的には犬の散歩以外にあまり外に出ないというようなかなり引きこもりの生活をしてるわけなんですけど、そんな中でちょっとやっぱり家の環境飽きてくるなと思ってですね、
近くのシェアラウンジ、シェアオフィスみたいなところで、丸々1日朝から夜までずっとそこに引きこもって仕事をしていたんですね。
そうしたらやっぱりいつもの環境と違うところだから、ものすごい仕事がはかどって、確実にいつもより集中できてるなみたいな感覚が自分の中であったんですよね。
なので、そうやって気分転換するのってだいぶいいのかもしれないと。
で、そう考えると、なんかポッドキャストを収録する場所っていうのもなんか変えたいなみたいな。できればポッドキャストの違うところで撮ってみたいし、
あとはなんかコラボする相手と直接収録するなんていうのもできたらすごい面白いなと思うんですけど、
なかなかご時世的にも厳しいですし、あとポッドキャストやってる方なんか全国散らばってるんで、実はオンラインで収録した方が効率がいいのかもしれないなと思ってます。
ただですね、なんか場所替えだったりとかそういうのすごい気分転換になるんだなっていうのをひしひしと感じたので、
たまには出勤するのも悪くないのかなというふうに思ったりしている今日この頃でありました。
そんな感じで、もし皆さんの仕事のリフレッシュ方法だったりとか、こういうふうにやると集中力爆上がりしますって話あったら、ぜひなんかツイッターとかで教えていただけたら嬉しいなと思います。
そんな感じで、なんかすごい初歩的な気分転換の方法ではあるものの、なんか今までみんなが言っていた気分転換、その場所替えだったりとかがすごいピンとくる、そんな1日を昨日は過ごしておりました。
ということで、本題入っていきましょうかね。もちもない話ですし。では本題入っていこうと思うんですが、
今日は最新の研究手法を用いることによって、私たちがいる天の川銀河以外のところ、別の銀河からなんと惑星らしきものを見つけたというような研究を紹介していきたいと思ってます。
これですね、なんでこれ紹介したいと思ったのかというと、コラボ企画でどれにしようかなってなったんですが、
僕自身が研究をずっとやってきたX線天文学、X線を用いて宇宙を見るっていうちょっとマイナーな研究分野があるんですね。
このX線っていうのは皆さん多分レントゲンとかって1回は撮ったことあるかなと思うんですけど、あのX線です。
で、あれが星とかからすごい勢いで飛んでくるものもあれば、全くX線を出さないような星もあるみたいな。
そんな宇宙の見え方が変わる結構面白い研究分野なんですけど、それのX線を使った研究だったっていうところ。
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そしてかなり先進的な内容になっているので、これは今後研究業界の方針を変えていきそうな、そんな面白そうな話だったので、
ぜひ紹介させていただきたいというところでこの話になりました。
何がすごいかっていうと今回の研究、一番すごいのは私たちがいるこの天の川銀河じゃないところ、別の銀河で惑星を見つけたっていうのが一番大きいポイントなんですね。
今まで見つかってた惑星、太陽系以外の惑星っていうのは基本的には3000光年以内とかっていうような宇宙規模で見たら非常に近い距離のものしか見つかってなかったんですね。
しかもこの3000光年っていうのがいわゆる天の川銀河の中の一部しかないと。
その中でだいたい今のところ4500個とか見つかってるんですね。
で、じゃあそれをどうやって見つけてきたのかっていう手法の部分が今回重要になっていて、今まで見つけてた惑星の見つけ方っていうのは、
まあ一つ大きい、一番ポピュラーな方法っていうのはトランジット法と呼ばれるもので、全然この言葉覚えなくていいんですけど、
簡単に言えば惑星っていうのはあんまり光らないんですよ。地球も光らないじゃないですか、自分で。
太陽の光を反射して光ってるように見えてるだけで、基本的には自分で光を出さないと。
そうなると何が起きるかっていうと、単純に星の前を惑星が通過したら、その分星の光を遮るんですね。
簡単に言えば、もっと簡単に言うと日食とかですね。月が太陽の前を通過するときに、本当に月の分だけ太陽の光が遮られるっていうことがあるじゃないですか。
あれと同じようなことの、もっとちっちゃいバージョンみたいな、大きい星があって、それの前をまるで米粒ぐらいの星がヒュッと通り過ぎるときに、光の明るさが一瞬パッと暗くなるみたいな。
そういう方法で惑星を発見するっていうのがよくやられていたんですね。
ただこれって、あくまで僕たちが目で見える光、これ可視光って呼ばれますが、私たちが目で見える光、つまり単純な望遠鏡とかで覗いたときに、そういう現象が見えるっていうところで惑星をどんどん見つけていってたんですね。
ただ、これ例えば他の、それこそ今回紹介するX線とか、そういったので同じような手法が取られることって実はなかったんですよ。
なぜないかっていうと、単純にそれだけの精度がなかなかないんじゃないかっていうところもあったりとか、っていうので方法が全く確立されてなかったんですね。
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ただ、今回研究結果を紹介してくださるというか、今回研究結果を出した方、研究者の方は非常に発想が豊かだったんだと思うんですが、
他の光の種類でやってる惑星の発見の仕方があるのであれば、じゃあこれ自分たちが専門でやってるX線でもできるんじゃないのかっていう話が出てくるわけなんですよね。
なので、そういった感じで他の分野で使われてた技術をそのまま自分たちの分野に引っ張ってきてあげたっていうのが、今回面白い部分になってます。
しかもこれX線でしか実はできない方法なんじゃないかっていうふうに言われています。
どういうことかっていうと、X線って最初冒頭に話したみたいに、なかなか危険な光ですよね。
レントゲンの時も技師の方って部屋から出るぐらい、つまりあれってずっと浴びてたらあまり良くないもので、結構皆さんの印象の中でもちょっと特殊な光っていうイメージがあると思うんですが、
その発想のまま宇宙に広げていっていただきたくて、宇宙の中でもX線を強く出す天体とそうでない天体っていうのが結構明確にスパッと分かれていたりするんですよ。
X線を出す天体ってどういうものかっていうと、数百万度から数千万度、何なら1億度ぐらいまでガッと明るくなって、そして温度が高くなっているような天体からX線っていうのは大量に放射されるんですね。
特にX線を放射するのに適してるというか、強く放射するのはブラックホールだったりとか、そういった重力がものすごい強い星が周りにある光勢、太陽みたいな星っていうのを飲み込んでいく。
ブラックホールの重力でその周りに近くに来た星を引きずり込んで、そのガスを自分のところに引きずり込んでくる。
剥ぎ取っていくっていうような、その時にその引っ張られる力が強すぎて、なんかそのエネルギーが余って熱になるみたいな、そんなことが起こるんですよ。
なので、そういった特殊な星からものすごく強い光、X線が出ていると。それ以外のところからは全然強いX線っていうのは出てこないっていう濃淡がはっきりしてるっていうところがあって、
なので、例えば別の銀河を見たときも、銀河の中にX線が強い天体って、なんか点点点ってあるみたいな、そんなイメージなんですよね。
なので、じゃあX線が見える特殊な検出器、望遠鏡とかを使って、その一点一点だけを見てあげればいいんじゃないかっていうのが今回の研究の方針になっています。
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そうすると、その一点一点を見てあげた時に、目の前を惑星がファッと通過するような、そんな光の変化っていうのを捉えたっていうのが今回の研究結果の大きいところになってるんですね。
これって本当にX線でしかできなくて、例えば目で見える光、いわゆる可視光って呼ばれるやつだと、銀河全体、隣の銀河パッて見た時に銀河全体がブワーっと明るく見えるだとか、
あとはその中にガスもたくさんあるので、他の例えば赤外線みたいなの見た時もブワーっと明るくなってるように見えてしまう。
そんな中でX線を使うと、点々点々ばっかり見えるので、そこをうまく利用したっていうのが今回の研究の非常に新しい、そして発想の転換が素晴らしい部分になってます。
ただですね、問題はこれ、発見できたはいいものの、今後深掘りできないんじゃないか。
つまりその星がどういうものなのかとか、この星どういう風な性質持ってるのか、どんな物質が含まれてるのか、なんていう深い深い研究まで行こうと思うのが難しいっていう特徴があります。
なぜかというと、この星一周回るのに70年かかるらしいですね。
これどういう意味かっていうと、70年かかるってことは、次にその星の前を通過するのは70年後なわけですよ、今から。
今から70年後なんで、それまで待つわけにはいかないと。
今回新しい手法を見つけたので、なんなら同じような方法で見つけられる別の惑星、別の銀河の別の惑星っていうのを見つけてあげて、またどんどん研究進めていこうとしてるっていうようなところがあるらしいです。
なので今回紹介させていただいたのは、他の分野で、大事なのは他の分野で使ってた手法を自分の畑に持ってきたら最新の世界初の研究結果が出たっていう、なかなか天文学の中でもさすがだなと言えるような納得感のある研究結果。
なおかつ僕の研究分野と近かったので紹介させていただきました。
ということでですね、世界で初めて天の川銀河以外から惑星を見つけた、そんな研究内容を本日は紹介させていただきました。
今回の話ですね、面白いなと思ったら、記事でもあと写真付きでも楽しめるようになっておりますので、概要欄の空へのリンクに飛んでいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、ツイッターのハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになってますのでつぶやいていただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。今週末はコラボ会お休みなので通常放送になります。よろしくお願いいたします。さよなら。
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