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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。今日はですね、昨日に引き続き、明日予定されている野口宇宙飛行士のロケット打ち上げ、国際宇宙ステーションに行くのを記念して、
野口宇宙飛行士が宇宙でどんな仕事をするのかっていうようなところを特集した内容でお届けしたいと思います。
で、恒例の近況報告になります。今日日曜日なんですけど、大学に来て研究をいろいろ進めております。
まあ、なんかもう休日とか正直あまり関係なく動いているので、平日、逆に言うと、平日もまあしんどかったら少し休憩してっていうようなことができるので、結構まあ自由にやらせていただいておりますね。
で、また休みの日とかの方が人がいなかったりとか、なんか個人的な感覚なんですけど、世の中の人が仕事してない、あんまり活発じゃない時間の方が個人的にはすごいやる気が出るっていう完全な天の弱思考が心の底にありまして、
それのせいで日曜日とかの方がむしろ作業したいって感じになることも多いですね。そんな感じで今日も研究やってましたっていうところで、じゃあ実際にこの2日間ないし明日も含めですね、3日間で野口宇宙飛行士が宇宙でどんなことをするのかみたいなところをお届けできればいいかなと思います。
で、今日お話しするのは2つ。野口宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに半年間滞在するんですけど、その半年間で行う大きいミッションが9つあるんですね。9つあって、昨日はそのうちの2つを紹介しました。
その2つっていうのがiPS細胞の培養実験と次世代半導体の物性実験っていうような結構未来型な実験の内容っていうのをお届けしたんですけど、今回はまたそこからちょっと趣旨を変えて2つお話しします。
1つが小型衛星の放出ミッション。で、もう1つが宇宙でハーブを作ってあげるっていうようなミッションですね。こんな話を2つお届けしたいと思います。で、じゃあまず1つ目ですね。1つ目、民間企業が宇宙に進出するきっかけともなった超小型衛星放出ミッションっていうところを説明します。
で、こちらなんですけど、簡単に言うと最近話題になっている小さい衛星ですね。超小型衛星っていうんですけど、それを宇宙ステーションからどんどん放出して新しい衛星を地球の周りに回してあげましょうっていう研究。
で、あとそこから放出できる衛星のサイズっていうのをもっと拡大していこうっていうこの2軸で実験が進められるそうです。で、皆さん超小型衛星ってイメージできますか?聞いたことある方はどれぐらいいるかわからないんですけど、カタカナで言うとキューブサットっていうものなんですね。
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で、こちらについても紹介していきたいんですが、最近流行りなんですよこれ。どう流行りかっていうと、アメリカのそういう宇宙に手を出している企業とかブルーオリジンとかだったかなが、この小さい衛星っていうのをたくさん上げて本当に100個とか200個のレベルですね。
で、それぞれ一つ一つはすごく弱い通信機構を持ってるんですけど、その100個200個を横つなぎにして一つの大きいネットワーク網みたいなのを作ってあげると。で、これを地球の周り全体に張り巡らすとどうなるかっていうと、地球全体でこの通信のインフラが整っていないところに電波を届けることができるんですね。
つまり、世界中から県外の地域をなくそうっていう壮大なプロジェクトが今進んでるわけです。世界で。で、ここに宇宙空間って正直お金になるとかわかんないじゃんっていう話が結構あると思うんですけど、実はそんなことはなくて、例えばこの地球上から県外の人たちをなくそうと、電波が全員が使える時代にしようっていうところを考えると、なんとですね。
今、通信がノンストレスで使えてる地域っていうのは、確かまだ世界中で見ると50%とからしいんですね。で、ちょっと使えたり、まだ全然繋がらない地域があったりっていうのがあるという中で、そこをもし広げることができれば、つまり通信網を今でさえこの通信ってかなり大きいビジネスの市場の一つになってるじゃないですか。
それを倍広げることができる。宇宙空間を制覇することで、今まで大きかった市場の倍以上の利益っていうのをそこから生み出すことができるっていう壮大な目的があるので、そういう意味で宇宙空間っていうあくまで手段で世界を良くしていこうっていう動きが出てると。
こんな背景があって結構宇宙空間を人工衛星で利用していくっていう場面が増えてきてるんですが、話を戻しますね。この超小型衛星、キューブサットって言われるものは大きさに規格があります。
これの最小単位っていうのが10cm×10cm×10cmの立方体、真四角のサイコロみたいなもの。これを1Uのキューブサットって言うんですね。1UっていうのがユニットのUですね。こういうのを作ると。
で、それをいくつか組み合わせて小型衛星っていうのを作っていくんですよ。つまりこの1つの箱だけだとやっぱりできることが限られるから、じゃあ大きさを3つ分にしましょう。つまりさっき1Uだったのを3Uにしましょうとか、6個繋げたやつを6Uのキューブサットって言い方をして宇宙でいろんな課題を解決していく。
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これには地球を観測するものであったりとか、あとは天体を観測するものであったりとか、さっき言った通信とかそういうものも含まれますね。
で、今ですね、ロケットから、人工衛星ってロケットから放出するものみたいなイメージがあると思うんですけど、最近は国際宇宙ステーションにまず地球の軌道に乗せたい小型の衛星っていうのを持ち込んであげるんですね。
持ち込んであげて、その軌道が安定している宇宙ステーションから狙った位置できれいな角度で放出してあげようと。つまりロケットの不安定な部分じゃなくて、1回安定なところに持っていって、そこからちゃんとした角度で放出してあげることで失敗を減らそうっていうのが最近の主流になってるわけです。
で、その宇宙ステーションから放出できる人工衛星の大きさっていうのは、さっきの1Uのキューブサットを12個つなげた12Uっていうところまでなんですよ。ここが限界で、なので結構大きさに制限があるんですね。
この上限を12Uのキューブサットとしたときに作れる範囲で、今もう世界中でたくさんの提案が出て、野口宇宙飛行士はこの一定半年間の間にそれの放出ミッションというのも行う予定です。
で、こういう衛星って各研究室とかでも1億円とかで作れたりするんですよ。1億円は宇宙開発の中で言ったらかなり格安というか大金ではあるんですけど、研究者が集めたお金を集積させると1億円ぐらいは用意できるっていうことがよくある。
で、なのでそこで研究室単位で人工衛星を上げて自分たちがやりたい科学っていうのを解決しようっていう流れがあるんですね。で、そういう感じで世界中から国際宇宙ステーションから俺も出したい、俺も出したいっていうので競合がたくさんあると。
で、そういうのの採択された人工衛星っていうのを野口宇宙飛行士は放出するミッションがあると。で、それに加えて今回この12Uっていうのが上限だったところを今回の野口宇宙飛行士の仕事の中で24Uっていう倍の大きさまで人工衛星のサイズを広げて放出できるような機構を作るっていうプランも含まれているそうです。
これによって大きさが大きくなったから一概に性能が良くなるというわけではないんですけど、人工衛星というのは。ただできることの幅っていうのはすごい広がるし、今後またさらに宇宙空間を利用していく窓口っていうのが広がるようなイメージが今回の改造でありますというのが今回のお話ですね。
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すいません、今日2つ話すというか、もう1つの宇宙でハーブを作るっていう話に関してはちょっと明日に回したいと思います。ということで今日は野口宇宙飛行士の宇宙行きを記念してスペシャルウィーク、スペシャルウィーク、スペシャルデイズということでですね、野口宇宙飛行士が実際に取り組むミッションについて紹介してみました。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。