月の大きなくぼみの形成
月の表面にある 大きなくぼみは 実は 一撃で何かを ぶつかって できたものではなく 長年の積み重ねによって できた 大きなくぼみであった。
そんな話を していきたいと 思います。
最新の研究によって 月の表面の歴史が どんどん 紐解かれていっている なかなか面白いフェーズに 入ってきたので
月に対して みんなで ワクワクしていければ いいかなと思っております。
それでは 最後まで お付き合いください。いきましょう。
改めまして 始まりました 佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは 1日10分 宇宙時間をテーマに 天文学で博士号を取得した専門家の 亮が 毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが 1779話目を 迎えております。
基本的には 1話完結で お話ししているので 気になるトピック 気になるタイトルから ぜひぜひ 聞いていただけたら 嬉しいなと 思っております。
よろしくお願いいたします。
はい ということで 昨日とか 一昨日とか どんな話したかで言うと 最近はもう 月特集を ガンガンやっています。
というのも 9月の1日 朝7時からですね 僕の新しい番組が 日本放送のポッドキャストで スタートします。
ポッドキャストの番組タイトルが カジユウキの月ない話。
人気小説 青山道子さんという方が書かれている 人気小説 月の立つ林で の中で描かれているポッドキャストを 現実で再現しながら
月の話を楽しくしていくという番組になっているんですけど まぁこれがあるので で最近月の研究結構いろんなの出ているので 最新のものをガッと集めながら
もう月の話ガンガンしていこうかなという そんなフェーズになっております。
それよりも本当にカジユウキさんと2人でポッドキャストが始まるっていうこと自体が やばいですよね。
はいちょっと楽しみにしておいてください まあまたねあのリリースされたタイミングではリンクとかも共有しながらみんなに聞いてもらえるように
していこうかなと思います。 とか昨日はその月で迷子にならないための
まあ自分がどこにいるかわかる目印みたいなもの こちらね
紹介してるんで良ければ聞いてみてください ということでじゃあ一つ質問
をねあのピックアップさせていただきたいと思います リスナーネームむっちゃんさんからいただきました
りょうさんこんにちは最近遅れてたので久々のコメントです 今回のエピソードとは関係ないのですが私はいつか海外の大学研究施設で天文の
研究をしたいと思っています そこで例えば日本なら小惑星探査のように
国ごとの得意分野などがあれば教えていただきたいです 勉強のモチベを上げるためにも教えていただけると幸いですといただきました
ありがとうございます あむっちゃんてそんな若いんだ
初めて知ったな そうだねぇ
まあ得意分野はいろいろあると思うんだけど
いや結構むずいな例えば 重力波の研究とかがまあやっぱ最先端のうちの一つかなって思うんですけど
そういうのだとアメリカ とかですかね
でもそれもそうだしそれこそ僕が研究してたX先天文学とかもそうですけど なんだろうな国ごとの得意分野は確かに
まああれあるはするんだけど どっちかっていうとなんかそれってどこでもできるっちゃできるんだよなっていう最近だと
っていうのもなんか国単体であの 一人でこれやってますみたいなのが最近あんまりないと思うんですよね
結構国際協力のプロジェクトになることがほとんど大型のミッションになればなるほどですね 重力波アメリカかもねって言ったけど
重力波の実験施設だったら日本にもあるしヨーロッパにもあるし でえっとそれらが連携しないとできないプロジェクトだったりするんですよ
とか今じゃあなんかその国の得意分野もそうだけど
熱い研究分野に行く方が予算を入りやすいとかっていうのもあるんですよね 例えば僕がX先天文やっていた頃は実は今クリズム打ち上がってるけどその
前の暗黒期みたいな時代だったので研究費の申請してもなかなか通りにくい けど例えばその頃は電波天文学とかがめちゃめちゃ
流行っていたブラックホールの写真撮ったとかもそうですね あれもだから世界共同プロジェクトだからうまくいったっていうのもあるので
何だろう得意分野は正直かなりまばるあのならされてきた感じはありますね だから自分がワクワクするものに進んでいくのがいいんじゃないかなって思います
これは結構僕もNASAに行きたくてやってたっていうパターンもいますけど僕は違くて 自分が面白いなぁと思っていた研究やった先にNASAに行くタイミングがあったとか
そういうことになっていたので あのここの大学行ってみたいなぁとかこの星の研究してみたいなぁとか
天文だったらまあとにかく何でもワクワクできそうだから レベルの高いところでやりたいとか何のあるもあれでもいいと思うんですよね
はい そんな感じで答えになってるかな
日本の小惑星探査も今日本でやったほうがいいのかで言ったら あのアメリカもどんどんやってたりするんでそういうところチェックしてみるといいんじゃないかなと思います
もしまたなんかコメント欲しいのあったらじゃじゃん言ってくださいよろしくお願いします すんのいいしゃべりすぎちゃった
いい質問だったからね どうしよっか
まあ途中までしか喋れなかったらまた明日に引き続きあの 跨いで今日のエピソードやっていきましょうか
アポロベイスンの研究
じゃあ行きましょう 今回お話しするのは月にある大きな凹みっていうのはどうやってできたのか
そんな研究結果です 今回の研究もですねネイチャーに乗っていた比較的高インパクトの強い
かなりインパクトの強い研究ですね でどういうものかっていうと月の
研究の対象は月の裏側にある盆地ですね まあ大きな凹みがあるんですけどこれアポロベイスンって言われる
場所があってこれ月の 裏側の南半球にある大きな凹みがあるんですよ
でこういった月の表面て削れてる部分とかって正直めちゃめちゃあるじゃないですか ボコボコのイメージないですか
ねで 僕らは月の一面しか見えていない普段というのは
僕たちの周りを月が回るのに合わせて月も回転していて そこが綺麗に同期しているので月の一面しか見えていなくて
そこに当たる光の加減で満月から新月までのこの流れっていうのが見えてきているのが 月の姿
だからまるで平面に見えるっていうのはあると思うんですけど 実際は立体な球型をしていてその裏側っていうのもあって
で裏側には実はもっとボコボコの構造っていうのがあったりするというので 月っていうのは実はかなり
3Dで見ると面白い研究対象でもあるんですよね そんな中で中国の定画6号っていう研究
月の短先が月の裏側に行くことに成功してこれまで研究対象として注目されていた アポロベイスンと呼ばれる大きなくぼみ
これの研究をスタートしたと でこの大きいへこみっていうのがまあクレーターみたいな言い方をされますね
これが まあ簡単に言うと
一発何か大きいものがドカーンとぶつかって窪んだのか はたまたいろんな
隕石とかがボコボコボコボコってぶつかってできたものなのか これを調査したんですよね
そうすると月の表面にいろんなボコボコの構造あるけど どういうふうにできたできていった歴史があるのかっていうところを
ひも解いていける1個ヒントになるだろうっていうところで月の歴史を探る研究として スタートしていますね
でその結果ですねえっとどういうふうに 研究を進めていったかというとその土の中から
ものを引っ張っていきますとそのへこみの中のね でそのへこみの中にある物質たちがいつどのタイミングで溶けた
石なのかみたいなのが石の状態を見ればわかるんですよ これは中に入っている元素の割合とその中にある放射性元素の減り方
つまり放射線を放出するようなあの形になっていった場合 その中の放出されている放射線の量によって
いつできてできたタイミングからどれぐらい時間が経ってるのかっていうのが実は今わかる っていうそういう仕組みなんですよね
でその元素の中の放射線の状態っていうのを見てあげて今回研究でわかったことは 月の歴史っていうのは45億年とかっていうふうに言われている中で
クレーターが大きくできたのは41.6億年前なんじゃないかというふうな研究結果が出てきました でこれはそれより前に起きた
超巨大衝突で1回ブワーって溶けて でその後もう1回ボコボコボコボコ
あのものがぶつかってそこのものが溶けて 大きいくぼみになったっていうような描像らしいですね
そういうのが混ざってたと 4445とかっていうそれよりもさらに前のタイミングでできた
物質と41.6億年前にできた物質とっていうのが混在しているような状態ですね でこれはだから短い期間に集中して作られたっていうような見方ではなくて
むしろ長時間に渡ってなんかヘルメットとかだとバイク乗る人とかわかると思うんですよ ヘルメットかぶっててバイクでバーってやってたりとかしていると
ヘルメットだんだん例えば跳ねた石とかで 傷とかつくんですねでそれをたくさん使っていると同じところに石当たっちゃって
さらに深くなっちゃったとかそれでどんどんどんどん 大きく穴が広がっていくというかくぼみが大きくなっていってしまうみたいなのが月でも
起こったっていうような感じですね まあこの描像がわかったこれが一撃で何かにつながるっていうよりはこういう状態になった
っていうのがわかったじゃあ他のこうくぼみとかはどうなんだろう みたいなのに今回どんどん研究が広がっていくかなり面白い感じになっていきそう
なので引き続き注目してもらえたら嬉しいなと思っております そんな感じでじゃあ今回は以上にしていきましょう
今後の月の研究の展望
明日はですね将来的に日本の研究者たちが月で行おうとしている 天文学の研究に関する
プロジェクトのプランこちらを紹介していきたいと思います 僕が大変お世話になった研究者の方々が
あの 実はチャレンジするあるプロジェクトが公開されたので
ぜひぜひ注目してほしいなと思っております明日お楽しみに 今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの
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