ブラックホールの衝突と重力波
観測史上最大のブラックホール同士の衝突が発見された。 重力波天文学、話題になってからまだまだ歴史は浅いですが、過去最大、観測史上過去最大のブラックホール同士の合体。
そこから出る重力波が発見されました。 今回はこの研究に関するお話をしていきます。ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが1745話目を迎えておりますね。 基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
おととい、喉の調子が悪くてというところありましたが、
なんとか頑張ってやってます。特にあの昨日とかはベテルギウス、
オリオン座の左肩にあるベテルギウス、みんなよく知っていると思うんですが、このベテルギウスが
実はもう一つ横に星があって、兄弟みたいなのが発見されたみたいなね。 そんな話、結構観測技術が上がってきたからこそわかってきた
病像みたいなところが出てきたのでお話ししております。 まあなんか
結構いろんなニュースになって話題だったんで、もし聞き直すんであれば昨日のエピソードかなりお勧めですね。
はい、ということで、本日2025年の7月の24日
になります。本日7月の24日は 新月ですね。
天気がかなり良いところが日本中多いんじゃないかなっていうところの中で、 新月なので月は全く見えない。そうなると星空が意外とめちゃめちゃ綺麗に見えるかもしれない。
まあ そうですね。
ただ 夏っていうのは湿気とかがかなりすごくて空気がどっちかというと綺麗ではないので
冬ほど綺麗に星空は見えないかもしれないですが 新月なので光に邪魔されることなく
星空を観測できる日ではあるかなと思います。 もし良ければポッドキャスト聞きながら夜空見上げてみてください。
ということでじゃあ早速本題行きましょう。 今回お話しするのは観測史上最大のブラックホール同士の衝突が観測された
こちらについてお話ししていきたいとおもいます。
2015年に重力波と呼ばれる時空の歪みを検出したところから
始まった。2015だよな。始まった重力波天文学と呼ばれる分野。
ここからさらに100年前にアインシュタインによって予言されていた
重さを持つものっていうのは空間を歪めている。 その空間を歪めているものが作り出す空間の歪みの波
これを重力波って呼ぶみたいな感じ。と言って予言されていたものがまさに観測で明らかになったっていうのがこの2015年2016年とかのタイミングだったわけですね。
もうこれによって簡単に言うと新しい天文学っていうところの道が切り開かれた。 というところでもう歴史の中には確実に刻まれるタイミングではありました。
重力波ってイメージしづらいかもしれないし 音声のメディアともしかしたら一番相性が悪いのかもしれないけどまだ目に見えないものだからね。
音声で理解してても別にビジュアルで見ても一緒っちゃ一緒なんですよ。 空間が歪むって何かっていうと僕にも体重があるし
あなたにも体重がありますよね。でその重さがとにかくあるものすべては世の中の僕らには目に見えない薄い膜みたいな上に僕らが例えば存在しているとして
その膜っていうのは非常に柔らかいです。トランポリンみたいな感じ。そうするとそこの上に僕らみたいな重さがあるものが乗ると空間ってどうなるかっていうとその膜って
歪むじゃないですか。 これが空間、重さを持っているものが空間を歪ませるっていう行為ですね。
でこのその歪んだ空間の上にじゃあ僕とあなた2人で手を繋いで乗っているとしましょう。 でこう手を繋いだ状態でお互いがお互いの周りをぐるぐるぐるぐる回るみたいな
ことをするとまあそもそもその 重いものが2つ柔らかい布の上でぐるぐる動いているから
なんかこう空間が歪みそうなイメージありますよね 布が歪んでいくみたいでいきなりこう例えば合体する
合体っていうかなんだろうじゃあ抱き合うみたいな形で1箇所に集約するとなりますね そうするとその箇所に例えば僕が60キロあなたが60キロみたいな
そんなに重くないよとか言わないでくださいね。関係ない。たまたまですよ。 で60キロ60キロみたいな感じでいた時にいきなりギュって抱き合うみたいな形になると
一気に120キロの物体一つになりますね ちょっと距離の離れたとこにあった60キロ同士のものが
ギュッと抱き合った瞬間に1箇所に120キロのものになると そうするといきなり倍の重さのものができたから空間が倍歪むんですよね
ギュッ この一瞬で重いものができて
一瞬で沈む。で沈んだ後っていうのはなんかこうその弾性力みたいな感じというか でこの落ちた波みたいなのが
この空間に広がっていくじゃないですか。おー沈んだみたいな これがブラックホールあの重力波の正体
この ここ起きた空間の歪みみたいなのを検出するのが重力波なんですよ
でそれができるようになったのが2015年のタイミングでそこからどんどんどんどん いろんな観測が行われるようになって
2015年の最初の観測開始以来合計で300個もの ブラックホール同士の検出あの合体っていうのを検知している
世の中にはブラックホールって実はたくさんあって podcast でもたくさん紹介してます
ブラックホールというのはたくさんあってブラックホール同士っていうのは結局 ブラックホールで光すらも吸い込む超強い重力の天体じゃないですか
だから近くにブラックホール同士があるとやっぱ引き合うんですよね で引き合ってお互いがどんどん近くなっていって最後一瞬でギュッと合体すると
そうするとブラックホールってその重力が強いということは異常なやっぱ重さを持っているので その重いもの同士が合体して超でかいものを作るっていうのがこの
重力化によって明らかになる部分 で
8今回検出された
8 合体したブラックホールっていうのは
8これを見ると
8太陽の質量のリリースによると100倍のものと 140倍の重さを持つブラックホールそれぞれが合体して最終的には
225倍の太陽あの太陽太陽の225倍の重さのブラックホールが誕生したと でこの合体した瞬間というのを捉えていたっていうのが今回の研究ですね
でだから重さのあるものはすべて重力化を出すので僕らでも一応重力は出しているんです 僕もあなたも出しているとだけどまあ軽すぎるんですね
だって大量太陽の100倍とかのものが出しているものをようやく検知できるぐらいの 性能ですから
なかなか難しいわけですね でこれまあこう見つけることができるようになった歴史的背景っていうのはいくつかあって
もちろん技術が向上してきたのもそうだし あとはなんかどっちの方向にどういう重力派の天体があったのかっていうのが分かるように
世界中の連合チームみたいになっていてで今回のこの話とかで言うと 一応雷後っていうアメリカの検出機でイタリアのバーゴと呼ばれるもの
みんなグラビテーショナルウェーブの g が入っているからなんかバーゴとか雷後とかっていう 名前になるですね
で日本のカグラでこれも g 入ってますね そうとかとこういう複数のこの検出機っていうのは世界中のものを組み合わせて
検知していくそれによって高い精度でこうブラックホール同士の合体だったり中性 姿勢同士の合体っていうところを検知するようにするというのが目的になっていて
で実際江戸 カグラとかもあの
あの時のとの地震のタイミングとかで確かちょっと観測装置としてのズレみたいの が出てきてしまって止まっていた部分はあったんですけど
2025年の6月の11日より あの新しく新しい高観測シーズンみたいのが始まってそこからあの
調整も完了して参加しているということになっているので あのこれから雷後バーゴカグラ日本ヨーロッパ
アメリカこの3国でへと連携してできる 重力波天文学っていうのはどんどん盛り上がっていく
リスナーからのリクエスト
まあそんな兆しが見えてるんでまたなんかこうこういう ニュースとか出てきたら紹介していきたいとおもいます
はいということでえっと今回のエピソードはえっといつも応援してくれているトレッキー のかずさんが
x の方でハッシュタグ中話をつけてこう 前であのリクエストしてくれた内容になっているんでみんなからの
リクエストこれからもお待ちしておりますはいということでじゃあ以上になりますね アフタートークです
毎週水曜日がえっと僕がもう一つやってるポッドキャストチャンネル隣のデータ 分析屋さんの最新は公開なんですけど今週はちょっと
あの相方の機材トラブルがあったりとかで 今日公開になります木曜日ですね
はいあの ai に関する話とかを結構深めにがっつりやってるんで仕事で ai とが 触れるなぁみたいな人とかいたらぜひぜひ
今日隣のデータ分析屋さんチェックしてみてください なんだかんだあの100は以上あるんで120とかがあるんで
ai 周り 気になる人はぜひぜひ聞いてくださいよろしくお願いします
ということでじゃあ今回は以上にしていきましょう 今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くに
ある星マークこちらでレビューいただけたら嬉しいです それではまた明日お会いしましょうさよなら
