1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2022-04-14 12:21

554. 1年が160年?海王星のフシギなヘンカ

太陽系最遠の星「海王星」。マイナス220度の世界で、フシギな温度変化が発見されました。

あったかくなったり冷たくなったり、太陽系の中でも不思議なことばかり。


ソース

https://subarutelescope.org/jp/results/2022/04/11/3042.html


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佐々木亮の宇宙話
今日の本題は、太陽系の最も外側の星、海王星が実は思ったよりも冷たいんじゃないか、そんなお話をしていきたいと思っております。
海王星というのは、太陽系の中で、水、金、地下、木、土、天、海というような感じで、一番外側に位置している惑星と定義されているわけなんですけど、この星ですね、地球みたいに実は四季がありそうみたいな。
なんでかっていうと、地球って太陽に対してちょっと傾いていたりするんですが、そんな地球と同じような傾き方をしていて、ただ1年間の長さが、春、夏、秋、冬を減るために160年かかる。つまり一つの季節で40年あるみたいな、そんな不思議な天体ではあるわけなんですね。
そんな中で、今回20年間、同じハワイからの巨大な望遠鏡で観測してあげた結果ですね、なぜか海王星で変な温度変化、すごく温度が下がったり、逆にすごく温度が上がったりみたいな、ちょっと不思議な現象が起こっていたので、今回はその観測結果についてご紹介していきたいと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたらと思っております。よろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、みなさんおはようございます。
佐々木亮の宇宙話、新しいオープニングいかがでしたでしょうか。
1日10分宇宙時間をテーマにずっとやってきたんですが、ここでちょっとオープニング曲っていうのを入れさせていただこうかなと思って、リニューアルこんな感じでやっていこうと思ってますっていう、テスト会みたいなことになってますね。
このオープニング、僕めちゃめちゃ気に入ってるんですけどいかがでしょうか。
これ、ポッドキャストやってたからこそ実現したというか、僕お友達のポッドキャストチャンネルワクワクラジオの森口さんですね、先日ポッドキャストラバーっていう曲も紹介させてもらったと思うんですが、に作っていただいたオープニングになっております。
カウントダウンもすごいし、僕の声もサンプリングしてもらって、とにかくかっこいいなって感じですね。これからエピソード始まるぞっていうような雰囲気が出るので、僕はすごい気に入ってます。
この曲作っていただいたので、ぜひアフタートークじゃないけど、それを紹介するようなゲスト会みたいなのを設けて、オープニングの制作費はそんなにないかもしれないですが、話していこうかなと思ってます。
こんな感じでですね、まだちょっと毎日この感じでいこうかなっていうのは若干難しいかと思っているので、近いうちこのオープニングも使ってリニューアルしていくような番組になっていくかなと思ってます。
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他にもいろんな素敵なジングルがあったりとか、あとは前も話したみたいにアートワークが準備してあったりとか、あとはマイクとかですね、マイクもちょっと変えようかなと思ってたりしていて、番組の雰囲気をSpotify独占配信に切り替わるっていうこの5月1日のタイミング周辺でいろいろガラッと変えていってですね、皆さんに退屈されないようなそんな番組作りしていこうと思っておりますので、
これからの変化楽しみにしていただければと思います。で、これですね、やっぱこのオープニングはどんどん使っていこうと思っているので、かっこいいと思ったらですね、ぜひTwitterとかでつぶやいていただけたら嬉しいです。
はい、そんな感じで、じゃあ早速本題に入っていきたいと思います。今日の本題は海洋性、太陽系の一番外側の星、海洋性が思ったよりも冷たかった。そんなお話をしていきたいと思っております。で、これ観測系の研究なので、で、これ4月の11日に出た結構新しい研究になっていて、観測の研究でしかも原因がわかっていない。
ただ事実としてはこういうことが起きているっていうような、結構天文の論文、しかも観測の論文としてはやっぱりセンセーショナルなものなのかなというふうに思っております。で、まず海洋性っていう星自体の紹介をしていこうかなと思っているんですが、海洋性は冒頭で話した通り、太陽系で最も外側に位置する惑星というふうに定義されています。
で、これ何度かポッドキャストでも話してますが、僕が宇宙の勉強というか小学校とかの時に理科の時間に習った時には海洋性よりも外側にまだ天体があったんですね。これが水・金・地下・木・土・天・海で終わっているところの外側に冥洋性っていうのがありました。
ただですね、途中で太陽系の定義みたいなのが変わりまして、惑星の大きさだったりとか軌道だったりとかだったかなっていうところの定義の見直しから冥洋性っていうのが太陽系の定義からは外れて、今の海洋性で止まっているというような状況です。
海洋性自体は基本的に惑星っていうのは太陽の光ありきで光輝いていたりしたり、あとは温度の高い温度を保っていたりというようなところになっているので、中心の太陽から離れていればいるほど温度が低くなっていく。
そんな状況っていうのは容易に想像がつくかなと思います。なので、大体平均的には海洋性の温度っていうのはマイナス220度とか200度よりもちょっと冷たいみたいな状況がずっと続いているような方式ですというようなのが大前提としてあります。
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そんな中で実は海洋性にも四季みたいなのがあります。この四季っていうのはそもそも春夏秋冬の四季ですね。これって地球でも見られるものじゃないですか。この季節の変化みたいなところっていうのがなぜ起きるのか。これは球体である惑星の中でも比較的太陽に近い部分と比較的太陽から遠い部分みたいな場所が存在するから。
これがどうやって起こるのかっていうと、星自体が太陽回っている面に対してどれぐらい傾いているのか。そんなところによって実現するんですね。
具体的には地球っていうのは太陽に対して24度傾いていて、地点っていうのは地球自体がぐるぐる回ってるあれですね。あれがあって海洋性も同様に28度ぐらい傾いているというような状況になっています。
それによって太陽の周りをぐるぐる回っているときに一部では四季が見られるようなそんな状況になっているっていうのが海洋性の状況です。
ただですね、地球っていうのは365日かけて1年で地球、太陽の周りを一周するわけなんですけど、海洋性はもちろん太陽系の中でも軌道が大きい、一番外側でぐるぐる回っているので、1年間で太陽の周りを回るっていうのはなかなか難しい。
で、じゃあどれぐらいで回ってるのかっていうと、これ160年以上かけて一周するっていうのが海洋性の軌道になっています。つまり単純に四季があった場合、一つの季節が40年間続くみたいな非常にゆっくりと移り変わっていくようなそんな天体であると。
これ何回も言うようですけど、これはあくまで海洋性の中での温度の比較的な動きの話であって、平均的にはマイナス220度とかなので、夏といっても僕たちが想像するような夏とは違うみたいな状況ですね。
そんな感じの海洋性なんですけど、なのでなかなか全部のずっと海洋性の1年、地球にとっての160年以上っていうところを観測するっていうのはまだやっぱり観測の歴史上難しいというような状況がある中で、
ハワイにあるスバル望遠鏡っていうところ、そこを中心とした観測だったりっていうところからだいたい20年、20年間海洋性を観測し続けたデータっていうのが存在します。
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で、この20年のデータから、例えばいろんなデータ組み合わせることによって海洋性の表面の温度がどういうふうに変わっているのかなんていうところのお話ができたりするんですね。
で、その20年の観測の結果、そもそも20年同じ天体を見てるって状況は結構すごいと思うんですけど、やっぱりこれが宇宙規模の長さと地球で人類が生きているこの長さっていうところの違いのスケールの違いを感じますよね。
20年間観測してきた中で、2003年からこの観測があり、2003年から2018年という15年間の間で、だいたい表面の温度が8度下がったっていうふうに言われてます。
で、この2003年の時点っていうのは、海洋性の南半球、下の半分のところは、いわゆる初夏みたいなところにあたると。
つまり、そこからどんどん高くなっていく。2003年は初夏だから、そこから夏まっしぐらみたいなところで温度が上がっていくっていうふうに考えられていたにもかかわらず、ものすごく温度が下がっていった。
8度も下がっていたっていうような状況が見えていたりしました。
で、逆に2018年が終わり、2018年から2020年にかけては、逆に南極の部分がものすごく11度ぐらい温度が上がった。
なんていうような、冷却していたのにいきなり暖かくなるみたいな、そんな謎の温度変化が見えたっていうのが今回の研究結果でしたね。
ただ、これってまだ原因が全くわかってない。でも観測的には事実としてこうなっているっていうのが論文として発表されたっていう。
僕は結構その天文の中で計算をする人、理論屋さんと観測する実験屋さんみたいなのがあって、僕は観測する側だったので、こういう観測の結果のみで出てくる論文っていうのは非常に面白いなと思っています。
加えてですね、20年間観測したんだぞっていう背景ありつつも、あくまで海洋性の1年にとっての8分の1ぐらいしかカバーできてないんですよね。
20年なので。なので、そういったところで見るとまだまだ海洋性全体の様子っていうのが捉えられているわけではないので、今後の長い観測によっていろいろまた変化が見えてきたりだとか、
あとは実はやっぱり中心にいる太陽の状況によっていろいろ変わったりとかするはずなので、そのあたりがどんどん紐解かれていくのが今後の研究として面白い分野なのかなと思っております。
ということで今回は太陽系の一番外側の惑星、海洋性の温度が不思議な変化を見せていた、そんなお話をさせていただきました。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
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番組の感想や宇宙に関する質問はTwitterのハッシュタグ宇宙話で募集しておりますので、今日のオープニングの感想などもじゃんじゃんつぶやいていただけたら嬉しいです。
5月1日からSpotify独占配信に切り替わるので、プラットフォームの移行をお早めにお願いいたします。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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