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2024年5月8日、始まりました、佐々木亮の宇宙話。 本日のエピソードは、科学系ポッドキャストのトークテーマ。
月間トークテーマ、今月はNEXT、次ですね。 ということで、NASAが考えているNEXT GENERATION、次世代の天文学プロジェクト。
こちらについて紹介していきたいと思っております。 ということで、本日も始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、 毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1306話目を迎えるというところになっておりまして、 昨日とかだとキャンドルワックスを使ってロケットの打ち上げに成功させた
ハイインパルステクノロジーズっていうドイツの会社ですね。 このエピソードをお話しさせていただいたので、ぜひですね気になる方はこちらもチェックしてみてください。
はい、ということでですね、まぁ本日5月8日は 新月になっております。今日はどんなに天気が良くても、夜空を見上げても、月の姿は見えないと。
見えないんだけど、まぁそこにはあるわけですよね。 ただ、太陽の光を反射しない状態なので、なかなかこう綺麗には見えないタイミングですが、
暗い夜っていうのもいいですよね。特に天体観測をする時には 月の光っていうのは結構邪魔になりがちなので
ない方が綺麗には見えたりします。 だから暗いところを楽しむっていう意味で、今回のこの新月のタイミング
利用してみてはいかがでしょうか。 ということで、じゃあ早速本題に行きたいと思います。
本日は NASAの次世代天文ミッションについてお話しさせていただきます。
はい、ということで今回お話しする NASAの次世代探査ミッション、一体どういう括りなのか。
もともとこれ、 過去に1回大規模な天文学ミッション群みたいなのができたのって、皆さんご存知ですか。
1990年から2003年にかけて打ち上がった4つの大型望遠鏡。 この望遠鏡群のことを総称してGreat Observatory計画。
簡単に言うとGreat、すごいって意味ですよね。 で、Observatoriesは簡単に言うと望遠鏡とか、そういった観測施設みたいな、観測機みたいなところを意味します。
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なのでGreat Observatory計画、これは 超すごい観測装置、たくさん打ち上げていくよっていうミッションでした。
そんなミッションが1990年から2003年にかけて実施されていた。 そんな背景がありながら
ここからですね、Great Observatory計画のNext Generation、New Great Observatoryっていうものが今提案されつつあります。
なので今回はGreat Observatoryがどういうものだったのか、 そこから次は一体どんなことを解き明かそうとしているのか、ここまでちょっとお話しできればと思っております。
でですね、Great Observatory計画、4つの大型の望遠鏡を打ち上げたっていうところが注目のポイントでした。
これ知ってる奴もいくつかあるんじゃないかな。 僕はですね、
ちゃんと、ちゃんとこう認識したことあるのは正直3つでしたね。
1個ずつピックアップしてみましょうか。1つがHubble宇宙望遠鏡。
これは結構みんな知ってるんじゃないかな。Hubble宇宙望遠鏡ですね。
まだ現役で動いているはずになっていて、主に可視光から近紫外線、
まあだから簡単に言うと僕たちが目で見える光っていうところが対象になっているような、そんな衛星ですね。
綺麗な天体の画像とかっていうのを僕たちに届けてくれて、宇宙っていうのは神秘的で綺麗な存在なんだというようなのを伝えてくれたのも、このHubble宇宙望遠鏡の活躍っていうのが大きかったかなと思います。
続いてChandler X-ray望遠鏡。 これChandlerっていうのは僕まさにX-ray天文学で研究をやってた時に分析とかしたことがある観測装置で、
いまだに現役で動いています。 簡単に言うとX線でさらにめちゃめちゃ目の良い望遠鏡です。
光を集める能力が世界中で今のところ高くて一番。 でそれのおかげで遠くにあるX線天体の姿をくっきり綺麗に捉えることができるっていうところが大きな特徴として挙げられますね。
このChandler X-ray望遠鏡の能力に並んだというふうに言ってもいいのが 日本のクリズムです。
JAXAから打ち上がってスリムってあの月面着陸機の弟分みたいな形で 弟分じゃないスリムが弟分でクリズムが兄貴がっていうので
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打ち上がって今まさにデータ取得しまくっている段階なんですけど まあその中で
クリズムがメインで持っている観測能力っていうのは光を分けるっていうのだから結構別の角度 なんだけどサブ的なミッションで持っているその天体の撮影ができるっていう能力ですね
この能力っていうのが検証した結果これChandlerと結構並ぶぐらいすごいんじゃないか というのを前あの
JAXAでこのクリズムチームのトップで研究主品っていうの主催っていうのをやっている
パシロさんにインタビューさせていただいた時に言っていたので まあここGreat Observatoryにサブ能力で日本は追いついていると
メイン能力でさらに世界を牽引していくそんな形になっていくのがこのX線天文学の 立ち位置ですね今のところ
そしてもう一つがさらにX線よりも危険な ガンマ線を観測するっていうところでコンプトンガンマ線検出器
観測衛星っていうのが打ち上がったのがこれGreat Observatoryの3つ目です ただこれ打ち上げられたのが1991年で
2000年にはその姿勢制御機器っていうところは故障したため 大気圏に突入されてもう壊れてしまったというので正直僕はあんまり
この装置の観測結果とかもちゃんと見たことなければ 使ったこともないというようなので
なんかこうGreat Observatoryの中では一番僕の中では距離感が遠かったかなっていう感じですね ただ観測のその分野で言うと
ガンマ線っていうのは 僕たちが目で見える光があってそこからさらに先より
エネルギーが高いところにX線があって でX線からさらにエネルギーが高くて危険なところにガンマ線というのがあるので
ここらへんって高エネルギー宇宙物理とか高エネルギー天文学って言ったりする 内容だったりするので結構
なんて言うんだろうな 相性としてはいいし近くにガンマ線の検出やってる人とかもいるんですよね
ただやっぱこう次世代の装置とかが打ち上がってからは コンプトンガンマ線観測衛星っていうのそんなに結果として見ることがなかったかなっていうのが
印象的ですね だからでもう一個が
4つ紹介してから振り返っていくとスピッツァ宇宙望遠鏡っていうのがあります スピッツァ宇宙望遠鏡っていうのは逆にこうX線とかガンマ線とかではなくて
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紫外線 赤外線を観測するっていうところに特化した衛星で
スピッツァは確か2020年だったっけ とかまでは動いていた
装置なんですね だから 僕もデータとかは見たことがあって僕はフレアの研究をしていた時に
星の表面で送る爆発ですね これをやってた時に
赤外線とかだったらどうやって見れるんだろうなって思って 赤外線の研究やってる人と喋ったこともあったりして
赤外線も意外と有用なんだなぁ なんか使えたらいいなぁって思ってたりして調べたことはあった
そんな装置でした 実際に研究会とかでも喋っている方いたので
やっぱこう精力的に成果を残している そんなチームではあったのかなっていう印象ですね
まあなんか振り返ってみるとこのGreat Observatory計画っていうのは そもそも国家プロジェクトレベルでドカンと
NASAによって作られたミッションでお金も相当かかっていたので どの検出機も
世界をリードする能力っていうのを有している そんな感じになっていたわけですね
でそこから今の天文学の土台が作られて ここからじゃあハップルはさらにこう
ジェームスウェップとかそのあたりがかなり活躍する時代にも変わってきたし まあこれちょっとね
ハップルとジェームスウェップ若干光の種類違うから直で比較するのもあれなんですけど
まあそういうふうになってきたり さっき言ったみたいにチャンドラX線観測衛星っていうのは
今日本がじゃあクリズムっていうのを打ち上げて より進化したタイミングでまた次の世代を考えていて
っていうような次世代次世代につながっていく計画っていうのを 結果をしっかり残してくれていたっていうのが
かなりこう重要なポイントだったかなと 振り返ってみると思うわけです
そんな中で今回テーマになってたのは科学系ポッドキャストのトークテーマ next で
次世代ミッションについて話したかったんですけど ちょっとしゃべりすぎちゃったんで明日次世代ミッションお話ししていきたいと思います
Great Observatory 今話した4つがあった上で 次世代のNew Great Observatory 計画っていうのは3つの
衛星っていうのが検討されている 一体どんなものなのか一体どんな未来が待っているのか
次の世代を考えていくそんなお話になってますので ぜひ明日もチェックしてみてくださいよろしくお願い致します
ということでアフタートークです 一つですねコメントいただいているので読み上げさせていただきます
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リスナーネームしんちゃんさんからいただきました 毎日楽しく聞かせていただいています
車で聞くことも多いので通信データ量が少ないのもポッドキャストのメリットですが ビデオポッドキャストはデータ量が大きすぎます
通常のものも選択できる等のご配慮いただけるとありがたいのでよろしくお願い致します とコメントいただきました
しんちゃんありがとうございます そうですね
確かにポッドキャストのメリットはデータ通信量が少ないっていうところで じゃあこれがビデオポッドキャストになっちゃったらそのメリットを感じられないよっていう
特にスポティファイのユーザーの人ですよね ビデオだとってなるんですけどこれご安心いただきたくてですね
いくつか対策あります 1個はバックグラウンド再生って言って画面再生画面表示しなくても裏側で音楽みたいな感じで
聞かせれば基本的な画面のロードがされないというような状態です であとは
スポティファイのアプリの設定ですね アプリの設定からビデオポッドキャストは基本的に音だけでいきますっていうのもできたりするんですよ
なのであの そのあたりの設定をしていただいて好きなように楽しんでいただけたらと思います
しんちゃん毎日聞いてくれてるのにちょっとね あの手を煩わせてしまって申し訳ないんですがビデオポッドキャストじゃなくても通常配信で聞ける
モードあるのでぜひ聞いてみてください しんちゃんがこのエピソードまでしっかりたどり着いていることを祈っております
はいそんな感じでビデオポッドキャストに変わってみていかがでしたでしょうか 今のところ変な文句は出てきてないので少なくとも
いやお前そんな顔だったんかいみたいな変なツッコミとかはないのかなと思いますね とにかく
ポッドキャスト続けていくために省エネでね 実はビデオポッドキャスト省エネにするために始めたみたいなとこもあるので
ぜひぜひこちら楽しんでいただけたらと思います そして youtube の方にも動画を上げているので賑やかした程度に登録してみておいていただけたら嬉しいです
ということで今回は以上にしていきたいとおもいます 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー
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