1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。今回は、40億年、50億年のタイムカプセルを開く、はやぶさ2が残した研究成果、それを隕石と比較する、そんなユニークな研究を紹介させていただきますので、ぜひ最後まで楽しんでください。
2024年1月5日、始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1183話目を迎えております。
基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたらと思います。
前回は、野党半島地震で災害が発生したところに対して、宇宙から提供されているサービス、この辺りの話をさせていただきましたし、
それの前は、ブラックホールに最終的には吸い込まれていくというか、近づいていった100億年宇宙空間を旅した天体の話とかさせていただいておりますので、
気になるところからぜひ聞いていただければと思います。
聞いていただけたらいいんじゃないかなと、個人的には思っております。
ということでね、1183話も更新しているので、本当好きな宇宙のトピックとか、気になる話とか1個ぐらいあるんじゃないかなと思いますので、
検索とかしたら、大体引っかかってくるかなと思います。ぜひ楽しんでいってください。
そんな感じで、じゃあ今回の本題に行きましょう。
今回の本題はこちら、早草2。
日本のお家芸であるサンプルリターンを行った早草2ですね。
この早草2が持って帰ってきたサンプル、リュウグーです。
このリュウグーのサンプルが、やっぱり太陽系の誕生した直後の情報を持っているんじゃないか、
そういったところの裏付けが一つされた、そんな研究結果を紹介させていただきたいと思います。
今回は、これ、大人気宇宙ポータルサイト、
とのコラボ企画っていうところで、
文字でも、音声でも、写真でも、宇宙が楽しめるようにというところで、
概要欄に記事のリンクがあってありますので、その記事読みながら、ぜひこの音声も楽しんでいただけたらというふうに思っております。
はい、そんな感じで、じゃあ行きたいと思いますね。
で、今回の話、どういうふうに楽しんで聞けばいいのかなっていうところを先にお伝えしておくと、
こう、ハヤブサとかハヤブサ2とか、世間的にめちゃめちゃ盛り上がっている流れがあるものの、
みんなこう、ん?なんで?みたいな、なんでそんなに話題になってるの?って分かんない人も多いと思うんですよ。
で、これは、まあ簡単に言うと、今、40億年、50億年で太陽系ができてから経ってます。
で、地球もその中で成長していって、僕たちは、こうやって今、地球上に生きることができているわけなんです。
なんですけど、この太陽系ができた直後の宇宙空間って、どういうふうになっていたのか、そこを探るための情報を秘めているのが、このハヤブサとかのハヤブサ2で向かった小惑星なんですよね。
つまり、昔、40億年前に仕込まれたタイムカプセルを、今、まさに開けようとしている。
そんな状態が続いているのが、
これは、近年の宇宙開発のホットトピックの一つになってるんですよね。
で、僕たちが、こうやって、今、地球上に生きているっていう状態、この状態を、まあラッキーだよねって捉えたらそれまでなんですけど、
科学研究っていうのは、そういうところをガンガン深掘っていって、何の役に立つかは分からんけどっていう前提のもとですね。
とにかく、真理を解明していく、究明していく。
こういったところに、まあ、研究の面白さっていうのがあるわけなんですよ。
だから、まあ、今回の話っていうのも、そのタイムカプセルを開くことの重要さ、妥当さみたいな、そういったところを感じてもらえるような内容になっていればいいんじゃないかなというところですね。
はい、じゃあやっていきたいと思いますね。
で、今回は、ある2つの小惑星の3分。
サンプルを研究対象としていきます。
今回紹介するのは、ハヤブサ2が向かってサンプルリターン成功させました。
2020年に。
これ、小惑星リュウグーから持って帰ってきたサンプル。
まあ、物質ですね。
で、もう1つが、オルゲイユ隕石と呼ばれるもの。
で、これは1864年にフランスに落下した隕石で、
まあ、代表的な、
C.I.コンドライトって呼ばれるような、
まあ、簡単に言うと、こう、太陽系の初期の情報を豊富に含んでいると思われている隕石の種類ですね。
で、これ、なんで小惑星と隕石を比較するのかっていうのを疑問に思う方いるんじゃないかなと思います。
これは、実は隕石も小惑星もほぼ同じようなもので、
地球にこう、落ちてきているかどうかっていうところが大きく違うんですよね。
小惑星は、まあ、簡単に言うと、ふわふわ宇宙空間に浮いているもので、
隕石は地球に落ちてきたもの。
だから、その小惑星とかが落ちてきたら、隕石って名前に変わるんですよね。
で、ただただ、こう、じゃあ、もし宇宙に同じように存在していたら、
それぞれ、こう、太陽系の初期の情報を持っているタイムカプセルとして、
役割を、
に、
なってくれそうなものなんですけど、
まあ、近年、こう、ハヤブサ、ハヤブサ2っていうところが成功させた、
その小惑星から物を持って帰ってくるっていう、
そういう技術が発達するまでは、そこら辺、研究対象にならなかったんですよね。
だから、どうしても、地球に落ちてきた隕石を調べるしか、
太陽系の初期の情報を得ることはできなかったんですよ。
だから、ハヤブサ以前って、
というのは、隕石研究っていうのが、かなり盛んに行われていた。
で、これ、そもそも、なんで隕石を見たら、太陽系の初期の情報を得られるのかっていうと、
これ、熱による活動とか、そういったものが一切発生していないからっていうのが、
一個大きな特徴になりますね。
どういうことかっていうと、
まあ、隕石って、隕石じゃないや、
太陽とか、あとは地球も、
地球もそうですけど、地球も中で、どろどろに、こう、溶岩みたいなのがあるじゃないですか。
ああいう、地面が持っている熱とかで、
科学的な性質が変わってしまっているんですよね。
その太陽系ができた当時の状態と。
別にこれが悪いことだっていう話ではなくて、
ま、あくまで、この、今、なんていうんだろうな、
地球の環境で変化していたから、それはそれでOKとして、
ただ、太陽系の初期の情報は失われちゃってるよっていうのが、地球上の状態なんですよ。
で、これは、マグマがあったと思われてる月とかも同じで、
やっぱ、近くで、その初期の情報っていうのが、
熱の影響とかを受けずに残っているものって、なかなかないんですよね。
で、そんな中で、じゃあ、熱が発生するのって、ある程度質量のある天体だからっていう、
そういう背景もあるので、
ま、軽い、それこそ、小惑星とか、隕石とかを見れば、
その当時の情報っていうのが、残っているんじゃないかっていうふうに考えられている。
それが、こう、タイムカプセルって呼ばれるような、ゆえんですね。
で、ま、そんな中で、
隕石、じゃあ、調べればいいじゃんっていう話になるんですが、
ま、そんな単純な話でもないと。
なぜかっていうと、
隕石っていうのは、
地球に落ちてくる。
その過程で、ある程度の熱が加わるっていうのもあるし、
地球上に入ってきた時点で、
地球環境からの、これ表現面白いですね。汚染。
地球による汚染が発生している。
っていうふうに考えられるから、
ピュアに、こう、宇宙空間がどうなっていたかっていうのではなくて、
地球に少し汚されてしまったサンプルだけど、こう考えられるみたいなね。
だからね。
そういう目線で、隕石って見られてしまうんですよ。
だから、
盛んに行われてきた、隕石研究っていうのも、
最終的には、そこの懸念が拭えない状態で、
つまり、面白い研究結果が出ても、
これは、地球に汚染されたせいなんじゃないか。
酸素見つけたよ。
いや、地球の酸素がくっついたんじゃないの。
水見つけたよ。
地球表面の水があったんじゃないの。みたいなね。
そういうふうに考えると、
そういうふうになっていたと。
ただ、日本が技術をガーって伸ばして、
はやぶさ、はやぶさ2っていうところで、
勝負を仕掛けに行って、成功させたことによって、
地球の汚染が入っていない、
ものすごく純粋な小惑星の情報っていうのを、
得ることができたというところになるわけなんですよね。
なので、この2つを比較する。
隕石と、はやぶさ。
はやぶさ2が持って帰ってきたサンプルと比較するっていうところが、
最終的には、総合的に、
太陽系の歴史っていうのを紐解いていく。
そんな材料になっていくというところで、
今回は、1864年にフランスに落下したオルゲイユ隕石と、
はやぶさ2が持って帰ってきた竜宮を比較してあげるという手法が、
開発されたって感じなんですよね。
で、最終、これ、
じゃあ、今回どういう研究結果が得られたかっていうと、
ざっくり言うと、この隕石として落ちてきたものを、
300度に熱すると、
これ、隕石と竜宮っていうのは、
サンプルとして非常に似通った結果を示してくれる。
そんな研究結果が出てきたんですよ。
で、これ、何が面白いポイントかっていうと、
まあ、汚染を加わ、汚染が加わっていない、
竜宮のサンプルに対して、汚染されてしまっている隕石っていうところの汚染を、
一種、こう、熱で排除することができると。
で、しかも、この天体にとっては、300度なんていうのは、
そんなに高い温度ではないので、僕たちの感覚とは違ってね。
なので、その300度っていうので、いい感じに、
地球の汚染を剥ぎ取ることができているっていう解釈なんですよ。
つまり、やっぱこう、隕石の中でも、
温度でそうやって、ある程度調整をしてあげることによって、
そうですね、なんかその膨大な情報を地上で蓄積しているのか、
という話で言うと、蓄積はしていますね。
画像データで言っても、地上のハードウェアとかだったら全然カバーできるし、
今時だったら多分、クラウドで大体管理されているんじゃないかなと思います。
そこの管理コストだったり、これまで打ち上げるまでの費用だったり、
諸々考えると、やっぱり衛星画像っていうのは、今利用しようとすると、
比較的大きなお金が必要だったりする。
そんな状態もあるので、ここら辺はね、今後どうやって改善されていくかっていうのがポイントになるかなと思いますね。
ただこう、やっぱずっと、この画像をどんどん蓄積していくっていう、
このデータの蓄積自体が、衛星運用とかをする会社の一つ大きな資産になると。
で、これらを使うことで、将来的にできることが増えていったり、
自分たちで取得したデータだからね、好きに扱えることができる。
そういったメリットも、だんだんだんだん増えてくる。
だからこう、衛星打ち上げるまでがゴールなんじゃなくて、
衛星を打ち上げた後に、そのデータを使えるようにしっかりと保全していく、みたいな。
そこがかなり重要になってくるのが、こう、データ利用をする会社の特徴になってますね。
まあ、僕自身も、データサイエンティストで、
データサイエンティストで、
データサイエンティストっていうような仕事をやっている人間なので、
データ関連の価値っていうのは、相当出てくるんじゃないかなと、
ワクワクしている面も、実はあったりします。
それにしても、アクセルスペース、ニュースとかで名前出てたのは、かなりポジティブだなと思いましたね。
こうやって、普段のニュースとかに出てくるとなると、
宇宙開発というか、宇宙企業の存在感というのが増えて、
世界全体が盛り上がって、っていう流れになってくるんじゃないかなと思うので、
ぜひ皆さんね、そういうニュースはチェックしてみて、
もし何かやってたら、お知らせいただけたら嬉しいなと思っております。
はい、ということで、皆さん今日もお仕事されている方いると思います。
ここから3連休なのでね、ぜひ最後1日、ゆっくり頑張ってください。
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