1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2021-01-19 09:57

102. 太陽が二つ重なってぐるぐる回る星のハナシ

太陽は一つですが、宇宙を広く見ると星同士が近くでぐるぐる回っている

そんなちょっと不思議な状況が見つかります。

今回はそんな中でも、太陽にそっくりな星2つについてのお話です。

太陽系では考えられない不思議な星のハナシへ。


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00:05
始まりました、佐々木亮の宇宙話。
普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします、こちらのポッドキャスト。
本日はですね、二つの星が程よい距離感で回っている、ちょっと不思議な状況っていうのを皆さんにお届けできたらなと思っております。
これは、私たちがいるこの太陽系、太陽を中心に回っているこの惑星系は、中心に太陽が一つポツンといる状況で成り立っているじゃないですか。
そんな中で、宇宙で他の状況を見ていくと、あれなんですよね。
太陽みたいな自分で光っている星っていうのは、二つでぐるぐる回っている、そんな星の状況っていうのも実際に存在するとやったことがあるので、
今回はそんなちょっと太陽系からは想像がつかないような状況になっている星のお話をしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
今日の活動報告みたいな恒例になっておりますが、今日はなんとですね、12月31日とかに無事論文投稿しましたみたいなことを言っていたと思うんですね。
その後、論文の編集者の方といろいろやり取りして、こういう科学的な課題まだ残ってるよねとかっていうのをやり取りをし、
それもさらに日曜日返上して作業してましたって言ってて、
今日ですね、無事その論文が科学系の学術論文として受理されることが決定いたしました。
本当に長かったです。
この研究実は始まったのが2年前NASAで研究をしていた頃にスタートしたデータ解析というか結果になってるんですね。
ただそこから私の実力不足等もありつつ、いろいろ共同研究者の方と議論ああでもない、こうでもないと言いながらやって、
これは今後の研究に込めるときに作ったものでしょうか。
やっぱりその分野で研究の研究の機能があるというのかなと思いますね。
いろいろな機能があるっていうのが巻き込まれて、
いろいろな領域での自分の研究を見て、
やっぱりスタートしていく機能があるんですけども、
いいなと思っているところではあるんですが
やっぱり2年間もやってたので
ぜひいろんな人に読んでいただきたいと思っているところなので
03:00
YouTubeとか あとはこちらのポッドキャストだったりとか
ノートの記事だったりとかで
ガンガン解説していこうかなと
この論文 いつもは論文をもとにして
いろいろ最新の宇宙ニュースを報告してますが
今回のに関しては完全に自分が第一人者
世界でナンバーワン状態なので
その内容っていうのをしっかり皆さんにお伝えできればなと思っておりますので
今後そういう機会があると思います
ぜひお楽しみにしていていただけると嬉しいです
そういったところで 早速今日の本題に入っていきましょう
今日はですね 2つの星が程よい距離感で回っている
そんな状況についてのお話です
私たちの生活を支える太陽
こいつは単独で1人寂しく輝いているわけなんですが
星 他の星を見てみると
単独ではなく2つ3つの星がぐるぐる連携して動いている
そんな星も宇宙の中には存在しております
そんな中ですね 今回の論文の中で発見されたのは
2つの星が連携してぐるぐる回っている状況ですね
それが発見されました
さらにそれだけでなく
その2つが本当にくっつきそうなくらい近い状態で
回っていることも発見されたので
今回はですね そちらどういう状況になっているのかっていうのを
詳しくお話しできればなと思っております
で 例えば星同士が連携としてぐるぐる回っている
想像できますかね
単純に近いところで2つの星が生まれたときに
お互い近くにいるとお互い強い重力を持っているので
お互いが引き合って だんだん回転して
2つの星がぐるぐる回るみたいな状況になるんですね
で その中にはある程度距離が離れた状態だけど
重力は釣り合っているから
2つ一緒にぐるぐる回っているものもあれば
片方がすごい大きくて
そのガスっていうのがだんだんもう1個のほうに流れていきそうな
そんなような連星系があったりとか
で 今回注目なのは
お互いがくっつくギリギリの状態
若干お互いの星のガスとかが共有されているような
すごく密接に近くに存在する星2つっていうのが
発見されたっていうのが今回の研究なんですね
で 今回すごく近くにいるっていうのは
どれぐらい近くかっていうと
お互いの星の半径
星の大きさの2,3倍ぐらいのところにいると
06:02
いった感じですね
本当になんか
例えば教室とかで隣の席にいるとか
そのぐらいのレベルの近さってことですね
人間1人分空いて
もう1人お互い違う星があるみたいな
そんな感じでかなり近いと
で それぐらい近い星っていうのは実は意外と見つかっていて
今回注目なのはそんな密接に近くにいる
錬成系星の星が3つ発見されたうち2つですね
そのうちの2つっていうのがなんと
ほぼ太陽と同じ重さ
つまりほぼ太陽だったわけなんですね
実際の太陽の重さよりも前後10%ぐらい
太陽の90%ぐらいの重さかもしれないし
110%ぐらいの重さかもしれないしみたいな感じなんですけど
つまりすごい太陽に似た星が2つ近くでぐるぐる回ってる
これはまた不思議な現象が起きてるんですね
これ太陽系で想像したらわけわかんないですよね
確実に重力のバランスが崩れて
太陽系 地球とか火星とかはぐるぐる回らずに
太陽系は確実に崩壊します
しかも太陽2つっていうのはどれぐらい近くで回っているかというと
太陽から地球までの距離っていうのは
太陽の大きさのだいたい100倍ぐらいなんですよね
太陽系の一番内側の水星と太陽の距離っていうのは
だいたい太陽の大きさの40倍ぐらいの距離になっていて
そこよりも全然
結局は太陽の2、3倍ぐらいの距離で
お互いぐるぐる回ってるような感じなので
中には収まりはするんですけど太陽系の
ただ重力のバランスが崩れて完全に太陽系は崩壊すると
そんなところが見えてくるわけですね
そもそも2つの行星がぐるぐる回ってるような周りに
惑星系なんてできませんから
こんな綺麗な惑星系はできませんから太陽系みたいな
なのでそういうのは心配する必要はないかな
ただ太陽みたいに単独でいる星だけっていうことでもないんだよ
っていうお話を皆さんに覚えておいていただければ
嬉しいなと思っております
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09:00
早速Twitterのコメントを1つ読ませていただきます
Twitterネームにちこさんからいただきました
研究するってやっぱり隅々まで調べ上げるのが大事なんやろな
人間の目意外とハイスペックといったところで
これ昨日のお話を聞いてくださったんだと思うんですね
ブラックホールなんか気になる星があって
それを過去の文献とか10年間のデータを使って
ブラックホールだと決定してあげた
非常に泥臭いいい研究だったなと思って紹介したものなんですが
あとはやっぱり人間の目って実はカメラとかにも
引けを取らないぐらい最強のツールになっているので
皆さん目は大事にしてくださいといったところですかね
それではまた明日お会いいたしましょうさよなら
09:57

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